キャリアコンサルタント面接試験よくあるご質問(FAQ)

Q1:キャリアコンサルタント面接試験を初めて受けるのですが、どうすればよいですか?

A1:それでは2次試験を初めて受ける方へ、インタビューを紹介します。

「初めての面接試験(1)受容しなさい」

私:試験ではどのように対応されますか?

Hさん:自然のままに・・・

私:自然のままにとは?例えば、やるべきことは?

Hさん:やるべきことは、感情のキーワードを落とさず聴いて、感情だけにとらわれず、最初は状況を確認しながら、感情について、プラスまた状況について進めていこうかなぁー・・・ですかね。

私:初対面であれば、この人と関係構築をする。
  だから、感情もあるけど関係構築ですね。どうしたらできますか?

Hさん:まず、差し障りのないことから聴くことですかねぇー。

私:ロジャーズさんは、まず、受容しなさいと言われています。
  「あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」
  初対面のCLさんが悩みをもってカウンセラーを尋ねてきたことをイメージすることが大切です

Hさん:試験であまりしゃべってくれないCLだったら、どうすればいいのでしょうか?

私:試験だったらではなく、普通だったらどう対応されますか?
  例えば「困っているんですよ」と言われたら?

Hさん:「どんなことに困っているのですか?」と言います。

私:まず受け止める。
  「困っていらっしゃるんですね?」「もう少し詳しく教えていただけますか?」
  CL中心療法でしょ?まずCLに寄り添い関係構築をしてください。

「初めての面接試験(2)一致(純粋)しなさい」

私:本番は試験だと思わないでその人を理解したい気持ちで聴くといいですよ。

Hさん:言っちゃいけないところで言ったり、逆に何かあるのか怖がらなく、そこにフォーカスしないで、たまたま間違って言っちゃったぐらいでいいんですか?

私:そうではありません。ロジャーズさんは「一致(純粋)しなさい」と言っています。
「私はあなたと一致したいのです」そんな思いがあれば、どんな質問でもいいんですよ。

Hさん:・・・・そっかー。

私:例えば、苦し紛れに「その仕事について、ご主人はどう思われていますか?」CL中心療法ではないことは言ってはいけません。その考え方は確かにあります。

Hさん:困って聴くことがなくなったらどうすれば、いいんでしょうか?

私:例えば、これまで話したことを要約し、振り返る。
CLとCCが互いに整理し確認することで「一致(純粋)」ができます。

「初めての面接試験(3)その人になりなさい」

私:何か困ったことがありましたか?

Hさん:昨日あまり話さないCL役とロープレ練習をやってみたんです。
「ただ、会社に行きたくないんです」とか、あまりしゃべってくれない感じで、
「15年位単調な仕事でつまらないんです・・・結婚もできないと思うし・・・」
とか言葉が出たので、それで聴くことがなくなり結婚にフォーカスして、
触れてはいけないと思いながら「結婚できないんですね・・・」と言ってしまいました。

私:今CL言った中で、意味はわかりますか?何かクエスチョンがいっぱい浮かびませんか?

Hさん:んー・・・どういう仕事をしているか聴いたら「事務」と言われました・・・

私:それでCLはおいくつですか?(むー・・・40歳くらい)独身ですか?(はい)経済的には?(聴いていません)1人の人間として立体像を描かないといけません。
「仕事がつまらない」「行きたくない」とは人間関係かな?共感的理解ですよ。

Hさん:聴いていません。

私:「行きたくないんですね?行きたくないのはどうしてですか?」

Hさん:「わからないんです」

私:「わからないんですね。今、どんなお仕事をされているのですか?」

私:CLのわからない思いは大事にしてもう少し後で聴く。
そして、上司、部下とCLの立場、いつ頃からそう思うのか時期やそう思う出来事がなかったかを聴くのもいいですね。

Hさん:んーん

私:分りたいと思うとその人になる。それが一致(純粋)です。

Hさん:その人になる?・・・・

私:その人になって考える。何があったのか聴いてみる。そうするとこんなことがあったと気づかれる。
心の結び目が解けて、理解していくのだと思います。

Hさん:そっかー

「初めての面接試験(4)カウンセリングする」

私:Hさんは今度初めての試験ですね。

Hさん:はい

私:試験と思わないで、「そこでカウンセリングする」そんな気持ちがいいですね。
「コレ言っちゃーダメ」「アレ言っちゃーダメ」ではなく、自分が「CCとしてCLにカウンセリングする。」

Hさん:あーそっかー

私:一ケ月支援した方のロープレは最後の方では自由にやっておられました。
「ちょっとわからないんですけど教えて頂けますか?」とそんな言葉を聞いて「すごいなー、本物になった。」と思いました。

Hさん:へー

私:本番に向けて、言えることは「ほんとうに困っておられるCLがそこに来ておられる。」
ロープレ中は面接官は眼中になく、「良い格好しよう」の気持ちもない。

Hさん:そうなんですか。

私:「CLの話をしっかり聴こう」そんな態度が良いと思いますよ。

Hさん:はい。

私:ロープレがうまく行ったとしても口頭試問で突っ込まれた時に堂々と答えられないといけません。
例えば試験官に「どうしてその質問をされたのですか?」の問いに「はい、そこにCLの自己概念があると思って聴いてみました」と堂々と答えると良いです。

「初めての面接試験(5)自己概念について」

Hさん:今出た自己概念は捉え方として「価値観」でいいですか?

私:それもありますね。例えば「悩む」というのは、自己概念が経験を受け入れられない状態です。

Hさん:拘りみたいなもの・・・

私:そうです。左に自己概念、右に経験(下図)があります。

私:例えば、CLが「最近、会社がつまらなくて・・・」と言います。
CCは「会社がつまらない?何かあったのですか?」と問います。
CLは「それが、もやもやしてよくわからないんです」と言い、本人もまだ見えていません。

私:その時の状態が上図の「自己概念」と「経験」が離れている「自己不一致」の状態です。

私:CCは「今どんなお仕事に就かれているのですか?」と問います。
しばらくCCがCLに仕事内容「事務職」や立場「5年目、部下2人」など状況を聴きます。
再びCCが「いつ頃からそう思うのですか?」と問います。
CLは「5月くらいですかね・・・・・」と言い、CCが「何かあったのですか?」と問います。
「5月に新しい上司に替わったんです。前の上司は私に任せて頂けてたんですが、今の上司は私のやることなすこと細かくチェックし、指示ばかりで任せてくれないんです」と経験の再現が回ってきます。

私:この段階ではまだCLの「自己概念」は見えてこないのですが、例えば『強い自負心』とします。

私:CLの自己概念がじゃまをして「自分を認めてもらえていない上司のやり方に不満」が主訴です。

私:やがて、CCがCLに「あなたの上司はどうして任せてくれないんでしょうか?」と問います。
「・・・そう言えば、月末月初では結構残業してましたが、上司が来てから残業も無くなって部下は喜んでいます。
・・・そうですね、私のやり方に改善の余地があったのかも知れません。・・・もう一度見直してみます。」

私:少し端折りましたが、カウンセリングによってCLに気づきがあり、上図の「自己概念」と「経験」が重なった状態です。
自問自答(自己探索の支援)を促し、経験を語ってもらい、自分に気づく。

私:Hさん、いかがですか?

Hさん:ふーん、そっかー

私:長くなりましたね。
CLとは初対面です、CLはCCだから話しをしようと思って来ているんです。
スタートラインの「受容」は忘れないでください。
この辺で終わりたいと思います。頑張ってください。

Hさん:わかりました。ありがとうございました。

いかがですか?

頑張ってください、応援しています。




Q2:キャリアコンサルタント面接試験「ロールプレイのイメージ図」を教えてください。

A2:暑い日が続きますが、9月のキャリアコンサルタント面接試験に向けてロープレ練習に励んでおられると思います。
養成講座を終了した塾生から「質問は短めに!」「核心を付いた質問をしなさい!」「感情を捉えなさい!」 「経験代謝をしなさい!」と言われどうすればよいのかと、初めによく質問を受けます。
また、このような指導をされるフォルダーもいらっしゃると聞きます。

まず、初心者の塾生を前に説明するのはマイクロ技法の傾聴と特にロジャーズの3つの態度CL中心療法をロープレでどうやればよいのか?
それから、キャリアコンサルティングとは何か?キャリアコンサルティングをどう進めればよいか?そして、キャリアコンサルタントの姿勢(心構え)です。
要はそれをロープレでどう身に付けるのかということですね。

今回はそのロープレをイメージ図にしてまとめてみました。

簡単に説明しますと、来談目的をしっかり押さえ、そう思う(来談目的)体験、時期、拘りなどを聴いていくことで主訴が現れてきます。

普通の会話と違いCLは悩んで、困って、自分では糸口が見つからない状態でCCの元を訪れます。
しかもCLとCCは初対面です。
だからこそ、CCは非言語的・言語的傾聴、CL中心療法の3つの姿勢(受容・共感・一致)でCLを受け止める必要があります。 
図から説明すると

来談目的が「車の営業に向いていない」であれば、「一致(純粋)」の心で聴いていくのです。

・どうして向いていないのか?

・いつからそう思うのか?

・どんな車の営業をされているのか?

・なぜ車の営業マンになったのか?

・車の営業に向いていないというこの人はどんなひとだろう?

大事なことは常に来談目的に戻ることです。

それは短い時間(15分の面接)でダイレクトにCLの心に入っていかざるを得ないためです。
そのためには受容し関係構築を強め、CLに傾聴(しゃべっていただく)し、主訴を語っていただくことが必要です。
もう一つCCが意識することはCLの拘り、価値観、大事にしている事「自己概念」と「経験」が受け入れられず離れているのは何か?
例えば、CCが自己探索の支援や経験を話してもらうことで、

・自己概念「人の役に立ちたい」

・経験「先輩の営業のやりかた」「新入社員が身内を回ってノルマを達成している」

この人の自己概念とこの人の経験が受け入れられない状態が徐々にわかってきます。

さて、次は見立てです。これまでの事を要約して見立てに対しCLの同意を得ます。
( 注)JCDA試験はここまで行くことはありませんでしたが、今後はわかりません。)

CC「上間さんは学生時代の体験から人の役に立ちたいと思って社会福祉協議会を受験されたが、希望が叶わなかった。(はい)

それで、就職できず卒業するとご両親に迷惑をかけると思って、営業を受けられ運よく車の営業に就かれたのですね。(えーそうです)

でも、営業の役割もわからず、何よりも人の役に立ちたい思いが強く、先輩や同僚の営業のやり方がどうしても受け入れられないのですね。」

CL「むー・・・そうだと思います。」(同意を得る)

CC「上間さんは、今の中途半端なまま営業を続けられますか?それとも社会福祉協議会を受け直されますか?」

CL「私はやはり"社協"を受け直したいと思っています!」(同意を得る)

最後に目標ですが、JCDAの面接試験ではここまで進むことはまずありません。
それで口頭試問で答えることになると思います。

「CLの社協を受け直したい思いを尊重し、受け直すとしても辞める時期、専門知識、専門的な資格、体験学習の機会、資金面等のリスクを一緒に洗い出し、自ら選択できるよう支援したいと思います。」

とキャリアコンサルタントとして堂々と応えましょう。

いかがですか?
「質問は短めに!」「核心を付いた質問をしなさい!」「感情を捉えなさい!」「経験代謝をしなさい!」 など小手先なこと(失礼!)に囚われず、もっと伸び伸びと自分らしく(自分の「一致・純水」な心を信じ)ロープレ練習に取り組んで頂きたいと思っています。
「合格」は勿論人生にとって「転機」です。
でも自動車学校のような合格のためのロープレはして欲しくないのです。
楽しく学び、困った仲間を助けながら、切磋琢磨して全員合格し「成長」して欲しいと願っています。

頑張りましょう!いつもブログで応援しています。

Q3:キャリアコンサルタント面接試験ロープレをどう進めたらよいですか?

A3:ロープレをどう進めて良いか分らない方に「新初めてのロールプレイの手引き」逐語録を紹介します。


CC こんにちは、キャリアコンサルタントの木原です。(こんにちはBです)Bさんですね。

  今日はどのようなご相談で見えられたのでしょうか?

キャリアコンサルタントと名乗り、この言い方に慣れましょう。
いつだったか受講生に「名乗る必要ないとCDAフォルダーに言われた」とおっしゃっていました。
その通りですが、自分をカウンセラーモードにスイッチを切り替える上で必要だと思います。
つまり、心を穏やかにし、目の前にいるCLの全てを受け入れる気持ちです。
それと、CLとCCの関係は患者と医者の関係ではありませんね。
自分をキャリアコンサルタントと呼びますが、関係は常にCLと対等です。

CL1 はい、あのー仕事をーあのースーパーで(はい)お総菜を作っているパートを3年くらいやっているんですけど(はい)ちょっと、もーなかなか365日毎日働いている感じで(う~ん)やめたいなぁーと思っているんですけど・・・・(沈黙3秒)

CC1 え~、スーパーで総菜のお仕事を3年くらいパートで働いておられる。(はい)それで365日毎日働いている感じでとても忙しく(えー)辞めたいと思っていらっしゃるのですね?(はい)

もう少し詳しく聴かせていただけますか?

ここはCLをしっかり受容して、来談目的をしっかり脳に刻み込んでください。
そして、「もう少し詳しく聴かせていただけますか?」は開かれた質問の定番です。

ある受講生の方から「CDAフォルダーから『毎回その言い方はしなくてよい』と言われました」とのこと。
確かに養成講座やトーレーニングジム等で配布される逐語録はあまり見かけません。
しかし、そこに書かれているロープレは熟練されたCCさんですから、真似もできませんので、手本にしない方が身のためです。

慣れない内は「もう少し詳しく聴かせていただけますか?」を使ってください。
その裏の意味は"あなたの話したいところからどうぞお聴かせください"でしたね。

この後の展開は端折りますが、関係構築、自己探索の支援、経験の再現を経て主訴の把握、CLの問題点の把握までがCDAの試験の範囲でした。

この次の展開は、CLの問題点を確認し、目標を設定します。そして選択肢を考えるシーンです。

CC11 Bさんが辞めると一緒に働いている同僚に仕事が行って、迷惑を掛けてしまうのでそれもいやだと思われるのですね。(はい)

(ここまでが実際の10分間のロープレですしたが、ここから新試験キャリアコンサルタントを意識して想像でロープレしてみます。)

少し整理させていただくと、自分が辞めると今の自分の様に、仕事が増え同僚に迷惑を掛けたくない気持ちが強く、「辞める」とは言えないのですね。(はい)でも、ご主人のことを考えるとこのまま仕事を続けることはできませんね。(はい)

では、退職を前提に、どんな選択肢が考えられるか一緒に考えたいと思いますが、よろしいですね?(はい)

退職するとしたらどんなことが考えられますか?

CL12  ・・・そうですね。まず主人に退職の相談してみます。(はい)

手術を控えており真っ先に話して、今後の事を話し合いたいと思います。

CC12 今後のことですね。どんなことを話し合われますか?

CL13 そうですね。こどもの塾の送り迎えのこと、(えー)手術の日程のこと、(はい)パートを辞めることでの家計の負担・・・こどもの学資保険のこと(はい)・・・・ほんとうに辞めて良いのかといったことでしょうか(はい)・・・

CC13 他にご心配なことはありませんか?

このようなCLの抱えている問題がCCによって解消されていくシーンが展開されると想像されます。

この「新初めてのロールプレイの手引き(逐語録)」が必要な方はこちらからリクエストしてください。

Q4:キャリアコンサルタント面接試験「意図と進め方」を教えてください。

A4:キャリアコンサルタントの意図と進め方をご紹介します。

キャリアコンサルタントは面談を意図を持って進めていきます。

【キャリアコンサルタントの進め方】
①CLの前でロールプレイを開始する時は一旦心をフラット(ZERO)に戻してください。
・「キャリアコンサルタントの桐原です。上間さん、今日はどのようなご相談で見えられましたか?」
 と言いながらCCとしての自覚、CLの関係を真っ白な(先入観のない)状態に戻す気持ちでロープレを開始します。

CLの話す来談目的に全力で集中し、「芯」で捉えます。
・営業に向いていない
・就職試験に全部落ち自信がなくなった
・定年退職を迎えるが不安だ。

主訴の把握
・来談目的を頭の前面に貼り付けCLの言っている言葉を傾聴し、CLの像を描きます。
・進め方はCL中心療法(受容・共感・一致)です。
・できれば主訴を要約すると良いでしょう。

見立て(CCから見たCLの問題)
・わかりにくい言葉ですが主訴が患者の訴えで、見立ては医者の診断と考えて下さい。
 患者が「お腹が痛い」訴えは医者の診察の結果「盲腸炎ですね」この診断が見立てのことです。

⑤方向性・具体策(「この先のロープレをどう進めるか?」の口頭試問対応)
・主訴と見立ての問題の解決・解消できる目標が方向性で、それを実現できる具体策となります。
 ただし、実際のロールプレイ15分では④に行くか行かないかで終了するケースが多いので、⑤は口頭試問で答えることになるでしょう。

具体的な展開
・面談全体を回す力と解釈しています。(詳しくはこちらへ

【キャリアコンサルタントの意図】
①関係構築を築く
・CLに寄り添うとはCLに話やすい雰囲気を醸し出し、聴く姿勢です。
・どのようなCLにもCL中心療法(受容・共感・一致)が最も効果的です。

②自己探索の支援を行う。
・あなたはそれをどう思いますか?(気づきを促す)
・上司はあなたをどう思っていますか?(気づきを促す)
・いつからそう思うのですか?(経験の再現)
・上司に昇進を打診された時どう思いましたか?(気づきを促す)
・人と接するのが好きとはどういう意味ですか?(自己概念の把握)
・営業に向いていないとは何かあったのですか?(経験の再現)

③気づきを促す
・自己探索の支援の意図は気づきを促すことにあります。

④成長を促す。
・気づきを促すことで、CLは面談中または後で「そうだったのか」と気づき、次の一歩を歩むことができれば結果的に成長することになります。

いかがでしょうか?
もし、上記のことでもう少し聴いてみたい方はスカイプ塾まで入塾ください。

Q5:キャリアコンサルタント面接試験はどのように進むのですか?

A5:私の想像と体験を思い出しながら追ってみます。
①試験会場は調べましたか?
・交通手段、到着時間余裕を持って会場に着くようにしましょう
・早めに行って会場の中やすぐ近くでコーヒーでも飲んでゆっくり待ちましょう。
②さて試験会場の受験生控え室です(ただし、用意されてない会場もあります)
・控え室とは言っても入室時間が決まっていますので下調べしましょう
・係りの人から説明会場に移動の案内です。
さあ、移動しましょう。
③説明会会場へ入場です
・入場したら空いた席に座ります。
 ロープレの順番は既に決まっていますのでどこに座っても変りません。
 受講者が多いと座る場所の指定があるかも知れません。
・座ったら受検票を机の上に置きましょう。
④説明会 時間がきたら説明が始まります
・出欠確認がありますので挙手して返事をします。
・携帯等の音のする電子機器は電源を切るように指示があります。
・机の上は受検票と受検案内(説明資料)の書いた説明書だけです。
・進め方と注意事項を説明されます。
・さて、説明が終わったら前半チームと後半チームに分かれます。
・まず前半チームの名前が呼ばれたら立ち上がりドアの外で整列します。
 (ここまでで20分位だと思います)
・後半チームのメンバーはさらに30分位じっと待ちます。
 トイレの案内があると思いますが、しっかり済ませて置きます。
(私は一度も前半チームに入ることはありませんでした。
この時間は何もできませんのでひたすら説明資料を何回も読むだけでした)
⑤いよいよ面接会場へ
・整列して待っていると「前進」の合図があります。
・一人一人ドアの前でクライエント(CL)役の方が待っておられます。
 女性が多いですが男性のCL役の方もチラホラ見えます。
・指示通りドアの前でCL役の方に会釈し、しばらくここで待ちます。
キャリ協は椅子に座って待つ間、ここでCL役のプロフィールを手渡され、確認できたら返す
・CL役に入室のOKがでるとCL役の後について入室します。
⑥面接室へ入室します
・「失礼します」と会釈しながら入室すると正面に、左右に面接官が二人いらっしゃいます。
・すぐに面接官から受検票を読みながら氏名を言うように指示されます。
 (すべて向かって左側の試面接官が指示されます)
・受検票を見ながら受験番号を読み上げ氏名を言い「今日はよろしくお願いします」と元気よく挨拶します。
・手荷物を部屋の隅に置くよう指示され置きます。
・面接官の前に2つ椅子があり、左の椅子に座るよう指示があります。
 同時に右の椅子にCL役の方が座ります。
⑦面談時の注意事項
・試験委員から注意事項を言われます。
 インテーク面談であること
 氏名、年齢、勤続年数、役職、家族構成等は前もって(プロフィール)資料を渡すので分っていることが前提であること
 無理に問題を解決しなくても良いことなど
⑧椅子の位置を変えます(JCDA)
椅子の位置を変えて良い旨の指示と注意(白線よりでないこと、CL役の確認等)があります。
・椅子を真横からハの字に変え、間隔などCL役に確認を得ます。
・二人揃って座ったところでプロフィールとメモ用紙付のクリップボードを試験委員からCL役経由で手渡されます。
⑧’面接官の正面に長テーブルが置いてあります(キャリ協)
・面接官の正面にCC役が座り、テーブルの角にCL役が座ります。
・長テーブルには時計とプロフィールが置いてあります。
⑨プロフィールの把握(JCDA)
・面談中はメモをとっても良いことが告げられます。
(仲間のCDAからは面談に入ったらメモは取らない方がよいと言われました。
 CLに集中できないし面接官からみて印象が悪いとのこと、
 しかし私は名前と年齢を覚えるのが苦手で大きくメモすることにしました。
 安心なのでしょうか不思議と面談に入ったら見なくても覚えていました)
・プロフィールを見るよう指示があります。
・与えられた30秒間で名前、役職、勤続年数、家族構成などを覚えながらイメージします。
⑩ロープレの開始
・やがて「はじめ」の合図があり、いよいよロープレの開始です。
「こんにちは、キャリアコンサルタントのAです。
 (こんにちは、Bです。)
 Bさんですね、今日はよろしくお願いします。
 (よろしくお願いします。)」
  ・・・・・・・・
⑪ロープレの終了
・15分経ったところでブザーが鳴り面接官から「やめ」の合図が入ります。
・椅子を元の位置に戻し座るように指示があります。
・座ったところでCLが静かに退室されます。
⑫口頭試問の開始
面接官の質問が始まります。
・良くできた点、改善点は何ですか?
・主訴は何だと思いますか?
・CC視点のCLの問題(見立て)は何ですか?(キャリ協のみ)
・このまま続けるとしたらどう進めますか(目標、方策をイメージして話す)?
・キャリアコンサルタントの資格を取得したらどう活かしますか?(準備した内容を自信を持って答えます)
その他にもあるようですがだいたいこの程度と思ってください。
⑬終了です。
・手荷物を持って退出します。
・ドアの外にCLさんが待機されています。
・「会釈」をして会場を後にします。
以上、60分弱位かかります。

Q6:キャリアコンサルタント面接試験で必要なスキルを全部教えてください。

A6:キャリアコンサルタント面接試験で必要なスキルまとめて説明します(最新)。
初受検の方は面接試験の指針として、複数回受検の方はどこを重点的に練習すればよいのか参考にしてください。

■3つの傾聴


①傾聴(非言語表現)姿勢、視線、顔の表情等 →「マイクロ技法の"かかわり行動"」をご参照ください
②傾聴(言語表現)いいかえ、反映、質問等  →「マイクロ技法の"かかわり技法"」をご参照ください
③傾聴(かかわり方)受容、共感、一致(純粋)→「クライエント中心療法」以下を参照ください。

■クライエント中心療法の3つの態度
「受容」無条件の肯定的尊重 あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること

「共感」共感的理解 その人(CL)のされたことと、私(CC)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく

「一致」(純粋) カウンセラーがCLの話に虚心(先入観を持たないで素直な心でいること)に耳を傾けながらも、同時に、自分自身の内側にも深く、やさしく、ていねいに、ふれながら、ふれながらしつつ、CLとともに進んでいく姿勢を保つことができていれば、CLのほうも安心して自分の内側にふれて、そのなかに深く入っていくことができます

■経験の再現と自己探索の支援
・経験の再現
「どんなやりとりがあったのでしょうか?」
「どんな話し合いがあったのでしょうか?」
「どんな思いで対応されたのでしょうか?」
など《ど活用》といいます
・自己探索の支援(自問自答を促す)
クライエントの問題の背景にある感情、思考(自己概念の影)をCL自身が把握できるように促す(伝え返す)
「CL:整理解雇をしてきて胸にしこりのような物が残りました」
「CC:整理解雇されてきて、しこりのような物が残ったとはどんな感じですか?」
または「CC:整理解雇されてきて、しこりのような物が残ったとはどんな気持ちですか?」
・意味の反映
経験の再現によってCLの考え方、信念、価値観が現れること
「CL:私は人事部長として解雇通達する立場ではありますが、彼らやその家族を含め人生を奪ったような気持ちで自分が許せません」
注)現在のマイクロ技法階層表には基本かかわり技法になく積極技法の直下にあるということは15分のロープレでは無理ということかも知れません。

■主訴・問題の把握(主訴と見立て)
CLの発した来談目的を基に面談を進め経験の再現と自己探索によってCLの価値観・考え・拘りが見えやがて主訴と背景にあるCLの問題が掴めるよう面談に務める
「CC:XXさんは人事部長という会社の立場で解雇してきたが、その人達の人生を奪った気持ちで自分が許せない、それがしこりとして残っていてお辛いのですね。

この先も解雇することを考えるとこれ以上耐えられない、いっそ辞めてしまいたい気持ちもおありなのですね」

いかがですか?

Q7:キャリアコンサルタント面接試験ロープレ虎の巻き(あんちょこ)はありませんか?

A7:キャリアコンサルタント面接試験ロープレ虎の巻き(あんちょこ)はこちら


Q8:クライエントを受け入れるとはどういうことか?教えてください

A8:クライエントを受け入れるとはどういうことか合格者(YYさん)の声「ああ、CLを受け入れるっていうのは、こういうことなんだな」からご紹介します。

第4回国家資格キャリアコンサルタント試験で、ようやく合格できたのですが、受験するにあたり、いろいろ葛藤がありました。

2回(たった2回なんですが、、、)不合格という結果を受け、自分には、この資格は必要なの?、今まで勉強してきた知識だけで十分じゃないの?って自分をいかに正当化して逃げようか考えていました。

でも、受験の申し込みは済ませ受験料も支払っていたので、ウダウダ考えていても仕方ないなと、何とか気持ちを奮い立たせ、で、とりあえず何か行動を起こそうと、約4か月、こちらからは何も連絡をせずいた木原塾長に突然、「5月8日に広島白島塾に参加します」って5月1日に連絡を入れて参加することにしました。

しかし、参加するって決めたのは良いが、長い間、連絡もとっていなかったのに、どの面さげて参加すればいいのかとか思いながら不安な気持ちでいた私に、木原先生が、穏やかに「よく決心されましたね」と暖かく向かい入れてくれました。

この時のことが、試験の数日前に、私の頭の中のモヤモヤを晴らしてくれました。

どういうことかというと、試験の数日前に、CLがCCのところに相談に来るときってどういうときだろうか?と考えたときに、

何の問題もなく、普通に生活していた

  ↓

何か問題が起きた

  ↓

迷ったり、悩んだりといろいろ考える

  ↓

対処しきれなくなる

  ↓

相談に来る

こんな流れかなって、想像し、じゃ、その時の精神状態は、どんなだろうかと考えると、否定的な自己概念に支配されているのでは?と

その時、私が思ったのが、参加するに当たって、どの面さげて参加すればいいのか(否定的な自己概念)、と思い込んでいた私を、木原先生が、穏やかに「よく決心されましたね」と暖かく向かい入れてくれたことでした。

「ああ、CLを受け入れるっていうのは、こういうことなんだな」と気づかされました。只、只、あれこれ尋ねるのではなく、穏やかに暖かく受け入れる姿勢を示せれば、私がそうだったように、「実は、・・・・なんですよ」とか「本当はですね、・・・で」とか、CLが勝手に話し出すんだということです。

ロープレ中に、何を聞こうかとか、余計なことを考えることなく、ひたすらにCLの話に集中していれば、それでOKなんだと思えたとき、頭の中のモヤモヤが晴れたんです。

「どうされましたか?」と温かく受け入れ、余計なことを考えることなく、ひたすらにCLの話に集中していれば、それでOKなんだ

いかがですか? 

Q9:キャリアコンサルタント面接試験「キャリアコンサルタントの心構え」を教えてください

A9:キャリアコンサルタント面接試験に向けてキャリアコンサルタントの心構えをまとめてみました。

面接試験に入った時のCLの気持ちは困ってあなたの前に訪れます。

あなたは『どうされましたか教えてください』気持ちを込めてあるがままのCLを温かく尊敬心をもって受け止めましょう。

あなたは、CLの訴え(来談目的)をしっかり芯でとらえたら、そこから15分間外れないこと。

CLの話が進むごとに主訴が現れてきます。

もし、時間があれば、主訴をまとめ確認するのも良いでしょう。

くれぐれもゆっくり落ち着いてCLを信じCLの気持ちを受け止めつつ進めてください。

ここまでで15分が終わることが多いと思いますが、

時間があればあなたの「見立て」を確認するのも良いでしょう。

今回の論述試験の問い3「キャリアコサルタントとして、あなたの考える相談者の問題」のことですね。

「上間さんは営業の仕事がよくわからないで入社されたのですね?」

「上間さんは人の役に立ちたい気持ちがとても強く、営業の仕事が受け入れられないのですね。」

自己理解不足、強い拘りですね。

最後は口頭試問です。

因みに論述試験の問い4「今後のやりとり」は口頭試問で聞かれます。 

面接官は質問に答えた後「うなずきもない」「まったく表情を変えない」方が多く、

反応がないのでこの答え方でよいのか不安になります。

(注)最近こういうタイプの面接官がいないとききます。合格率が上がった一因かも知れませんね。

しかし、動揺することなくキャリアコンサルタントとして堂々と答えてください。

Q10:キャリアコンサルタント面接試験「クライエントを信じる姿勢」を教えてください。

A10:尾長天満宮で合格祈願をしたせいなのかどうかわかりませんが、昨夜も塾生とお話ししていてあることに気がつきました。それは「クライエントを信じる姿勢」についてお応えします

クライエントは大小の悩み、不安、判断がつかない等困ってキャリアコンサルタントを尋ねて来ます。

・転勤を命じられ、なぜ私が行かなければならないのか?
・上司が変わり営業事務の私に、なぜ企画・アイデアの提案を要求されるのか?

etc

キャリアコンサルタントの態度の根本はCLを受止め支えることですね。
「クライエントの可能性を信じる心」「決して私はあなたを信じ諦めません」
というキャリアコンサルタントに信念や強い思いが必要ではないかと気がつきました。
ロジャーズの一致に通じるかも知れません。
いかがでしょうか?
どうぞこれからもCLの可能性を信じ面接試験に臨んでください。

Q11:キャリアコンサルタント面接試験「来談目的を芯で捉える」を教えてください。

A11:はい、「来談目的を芯で捉える」意味をお答えします。

これまで、「ロープレの進め方は"来談目的"を頭に置いて進めてください」と言ってきました。

では、例えば
(1)上間「車の営業マンをやっていまして、半年がたつんですね。自分は向いてないんじゃないかと思って相談にきました。」

(2)桐原「私、高校卒業後22年スーパ―に勤めていまして今店長やっているんですが、3か月前にコンピュータによる商品管理が導入されまして、なかなかなじめなくてご相談にきました」

(3)大城「先日上司に呼び出され、係長に昇進を打診されたんです。それはうれしいことでもあるんですが、昇進するにあったては、東京の本社に少なくとも3年は勤務してくれと言われ、私としては家族と一緒に転勤したいと思って、その晩話したんですね。ところが妻は『東京に行きたいんだったら、ひとりで行ってください。3人一緒に暮らしたいんだったら、昇進しないでいいから、沖縄にいてください』って、ぴしゃりと言われて、それ以上何も言えなくてですね、相談にきました。」

来談目的は短く要点を捉え頭に刻み込むように覚えます。

(1)車の営業に向いていない

(2)導入された商品管理が馴染めない

では(3)はどう捉えればよいでしょうか。

少し時間を差し上げますので考えて下さい。

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はい、時間です!

(3)家族3人で東京に転勤したいが妻の反対で困っている。

わかりましたか?
このように捉えるか捉えないかでスタートでぶれてしまう恐れがあります。

来談目的をコンパクトに捉え、CL中心療法(受容・共感・一致)で進めば良いです。

来談目的を捉えなさいと言ってきましたが、長いお話の時は的確に捉えないといけませんね。
私も良い勉強になりました。

後日談です。
ある塾生さんと話していたら「来談目的を芯で捉えるのですね」と言われハッとしました。
野球の選手がボールをバットの芯で捉えると、ボールが遠くへ飛んでいくのと似てますね。
「来談目的のとらえ方ー芯で捉えるー」
いかがでしょうか?

頑張りましょう。いつもブログで応援しています。

Q12:ロープレ中、何を話したら良いかわからなくなったらどうしたらよいですか?

A12:そんな時は「これまで話した事を要約し、その中で聴きたかった質問をする。」と応えます。
イメージにすると「困ったら要約の振り子」です。

一度これまでのことを要約(振り子を戻し)し、振りを付け押し出す(次の展開を図る)感覚です。

①困ったら要約:振り子のように一度戻す
②次の展開(質問、促し)を図る:振り子のように自然に押し出す

いかがですか?
面接試験頑張って下さい、いつもブログで応援しています。

Q13:キャリアコンサルタント面接試験でやってはいけないことは何ですか?

A13:キャリアコンサルタント面接試験でやってはいけないことを、私の失敗体験からお答えします。

失敗事例1)
育児休暇中のIT企業企画グループ長(女性)、復帰をしたいが仕事と育児(家庭)の両立が出来そうにない

このとき頭の中では「自分の経験からアドバイス」「解決してあげたい」思いが駆け巡っていました。

★やってはいけないこと(→理由)
自分の経験をベースに話しを進めた→①CCが主導してはいけない
アドバイスしたい気持ちで話した→①CCが主導してはいけない
解決したいしたい気持ちで話した→①CCが主導してはいけない
役に立ちたい気持ちで話した→①CCが主導してはいけない

失敗事例2)
銀行に就職(事務職、女性)し数年になるが自分には合っていないと思いはじめた

「はい」「ええ」としっかり傾聴を心掛けていたら、父親、姉の誘いで何となく銀行に入ったとのこと
それからどんどん辛い思いを話されいつの間にか10分経ってしまった

★やってはいけないこと(→理由)
あいづちだけで終わった→②具体的展開ができていない③④やるべきことができていない
口頭試問で主訴を自分の思いで答えた→⑤主訴が間違っている

失敗事例3)
定年を2年後にした図書館職員(女性)、義母の介護で辞めざるをえないが・・・

CC:そうすると定年前にやめて介護しようと思われている?
CL:えー・・・(困った顔)
(沈黙10秒)
CC:ところで娘さんが同居されていますね

★やってはいけないこと(→理由)
割り切れないCLの気持ちをくみ取れていない→①自己一致できていない
長い間勤務した仕事への思いが聴けていない→③経験を促していない
CLの感情を捉えられていない→④自己探索の支援ができていない
CLの沈黙に耐えられず話題を変えてしまった→①CCが主導してはいけない

★以上からのまとめ
①クライエント中心療法「受容」「共感」「一致」の3つの態度ができていない
②具体的展開ができていない
③経験の再現ができていない

④自己探索の支援ができていない
主訴の把握ができていない

第1ステップのスキルとして「クライエント中心療法の3つの態度」がいかに重要かおわかりでしょう


Q14:キャリアコンサルタント面接試験を車の運転に例えるとどうするのですか?

A14:キャリアコンサルタント面接試験を車の運転に例えてみましょう。

では、ロープレを車の運転に観立てて説明してみましょう。

車の運転に例えると、交通法規・運転マナー、ハンドルの操作、ブレーキ・アクセルの操作を身につける

◎CL中心療法「受容・共感・一致」の姿勢を身につけましょう。

・簡単に言えば、CLの言ったことを受け止め、同時に共感的に理解し、一致(純粋)の心でCLの言ったことを確認し問う。
・極端に言えばこれだけで、CLは心の結び目が解けてきて話をしてくれ、関係構築が強まります。

◎CLが話しやすい雰囲気を醸す技法

・傾聴(非言語表現)姿勢、視線、顔の表情等 (マイクロ技法の"かかわり行動")

◎CLにたくさん話して頂く技法
・傾聴(言語表現)いいかえ、反映、質問等(「マイクロ技法の"かかわり技法"」

◎CCが主導しない(ただし、目標設定、方策は別)

◎CLの可能性を信じる

車の運転に例えると、真っ暗闇の中でヘッドライトを点けてCLと共に道を進む

◎来談目的を芯で捉えたら心から決して離さない

・来談目的を頭においてCLの発した言葉を絡めながら進める。
         ↓

◎CLの主訴が出てきたら来談目的と絡め伝え返す。

・主訴は1つとは限りませんので、時間のある限り聴く
         ↓

◎同時に自己探索の支援を試みる

・自己概念(拘り・価値観・信念等)が現れる(問う)。
・「気づき」を促す。
         ↓

◎CC視点でCLの問題(見立て)を問う。

・必ずCLの合意を得ること。
         ↓

◎主訴と見立てを頭において目標(方向性)をCLに問う

・必ずCLの合意を得ること。
・目標に対し実現可能な選択肢を一緒に考える。


いかがでしょうか?

Q15:カウンセリングの基本プロセス(コーヒーカップ方式)を教えてください。

A15:諸富祥彦 著「新しいカウンセリングの技法」のカウンセリングの基本プロセス(コーヒーカップ方式)を紹介します。

皆さんは上図の①関係形成期②自己探索期③行動計画期の意味はおわかりですね。
今回はキャリアコンサルタント面接試験に求められている①関係形成期②自己探索期の話です。
まず、「カウンセリングとはCLが自分の心の声に耳を傾けることによって自分を取り戻して行く。そのプロセスのことを言う。(ロジャーズが語る自己実現の道)」

つまりCCはCLに寄り添い関係を構築し、自己探索で自分を振り返り、自分に気がついていくプロセスが求められています

次の逐語録から考えてみましょう。

CC:上間さん、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?

CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。

CC1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。
それで、ご自分は向いていないと感じておられる。もう少し詳しく教えていただけますか?

CL2:そうですね。あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ)
そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。

CC2:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。
それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。
しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?
少し何か違うとは?

①関係形成期の対応

・CL中心療法でCLを「受容」すること
・CCの「心をこめた伝え方」

例えば

「4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。(気持ちを込めて)
 それで、・・・ご自分は向いていないと感じておられる。・・・()・・・もう少し詳しく教えていただけますか?」

「上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。気持ちを込めて)(そして少し「間」を置く
 それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?(問うように)車の営業マンに採用された。(確認するような気持ち
 しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?(確認するような気持ち
 ・・・()・・・少し何か違うとは?」

関係構築を築けてくると徐々にCLの中に入り、自己探索や経験の再現によって気づきを促します

②自己探索期の対応

自己探索を深める言葉
・少し違うとはどういう意味ですか?
・営業職に向いていないとはどういう意味ですか?
・どうして営業職につかれたのですか?
・運良く営業に就いたとはどういう意味ですか?
経験の再現を促す言葉
・この半年どんなふうに営業をされているのですか?
・元々人と接するのが好きとは何かあったのですか?
・営業職に向いていないと思うようになったのはいつ頃からですか?
・営業職に向いていないと思うことがあったのですか?

そしてCLの発した言葉を丁寧に「共感的理解」と「一致」でCLを受け止めてあげてください。

例えば

「CC:少し違うとはどういう意味ですか?」

「CL:入社してすぐに上司と同行して営業するのですが、(えー)上司は口八丁手八丁でお客に売りつけるんですね。(はい)
 お客が200万円の車が欲しいと言えばオプションをあれやこれや付けて、結局280万円で売るんですよ。(んーん)
 その上司のやり方に何か違和感を感じるんです・・・・(んーん)」

「CC:上司が口八丁手八丁ですか?お客の要望以上に口車に乗せて高く売りつけるやり方に違和感を感じていらっしゃるのですね。
 上間さんは『そんなのは営業じゃない、お客のニーズをしっかり聴き、その客に相応しい車を売って喜んでいただくこと』と思っていらっしゃるのですね」

「CL:えー!そうなんです!私には上司の営業のやり方に納得できないんですよ。(そうなんですね)」

このようなロープレによってCCはCLの内面世界に少しづつ沈潜していくことが求められています。


Q16:面接試験で話さないクライアントはどう対応すればよいですか?

A16:わかりました。CLの心理状態をコーヒーカップ方式で説明しましょう。

下図を「カウンセリングの基本プロセス」これを「コーヒーカップ方式」と呼びます。
カウンセリングは①関係形成期→②自己探索期→③行動計画期を辿ります。


「話さないCL」と「話すCLの違い」は何でしょうか?

一言でいうと関係構築の違いです。
思い出してください。仲間とのロープレはいかがでしたか?
関係構築有りきだったのではないでしょうか?
試験でも実務でも初対面のCLはお互いしらない同士、緊張しています。
包み込むような笑顔で迎え「何を困っていらっしゃるのかどうぞ思いのまま話してください」態度と表情とゆっくりめのテンポで語りかけます。

CC:「こんにちは、キャリアコンサルタントの桐原と言います。(玉里です)玉理様ですね。今日はどのようなご相談で見えられましたか?」

CL:「はい、私は今SEをしており、先日上司から主任への昇進を打診されたのですが、責任も重くなるし、残業も今以上増えるし、ストレスも大きくなると思い、返事を悩んでいます。それで相談に参りました」

CC:「玉理様は、上司から主任への昇進を打診されたのですね。(はい...(間))でも受けると、責任も重くなるし、残業も今以上増えるし、ストレスも大きくなると思い、返事に悩んでおられるのですね。(えー...(間))もう少し詳しく教えていただけますか?」

このようなスタートが切れるかどうかで関係構築が「できはじめるか」「できないままか」の分かれ道ではないでしょうか?

結論はCLが話してくれないと思ったのは関係構築が深まらないのでCLは話したくても話せないのです。

コーヒーカップ底に行くためには上記の姿勢でスタートし、 CLの話をしっかり受け止め、関係性を深める必要があるからです。

いかがでしょうか? 

Q17:伝え返しの良いところは何ですか?

A17:私はこうやって「伝え返し」を身に付け思いました。

私の悪い癖は
「まずCLの置かれている状況を知りたがる」
「自分の経験に基づいてCLに確認しないで想定で話をしてしまう」
「自分の価値観や経験がCLと相違があると無視して進めるか、拘ってそこに留まってしまう」
どうしてもCC中心に進めてしまうことでした。

そんな中でCDAの仲間から「伝え返し」を薦められました。

その前に「伝え返し」について以下のブログで紹介しています。
「伝え返し」ロジャーズの論文はこちらをご覧ください。
「伝え返し」の意味はこちらをご覧下さい。
もう1つが「CDA2次試験「共感」について補足」に「伝え返し」のことが少し書かれています。

さて実際のロープレで「伝え返し」を説明します。

プロフィール:
桐原昭夫(きりはら あきお)40歳
妻と中学1年の娘と3人暮らし
高校卒業後大手のスーパーに22年勤務

CC:桐原さん、今日はどういったご相談でいらっしゃったんでしょうか?
CL1:はい、まぁねあのースーパーに勤めてるんですね(はい)まぁーいわゆる大手のスーパーなんで(ええ)えー誰でもわかるスーパーなんです(はい)
それで、そこで高校を卒業して22年間勤めてます(はい)
でー今は店長やってるわけですね(ええー)
で、最近ですねーどーもあの、コンピューターによるですね、商品管理がはいってきていましてね(ええ)
・・(沈黙1秒)なかなか馴染めないですねー(うーんん)

CC1:大手のスーパーにお勤めされていて(ええー)店長さんをやってらっしゃるんですね(はい)
だけど最近コンピューターがいろいろ入ってきて(うーん)、
ちょっと困ってらっしゃるという事でしょうか?

これは「伝え返し」の悪い例ですが皆さんはおわかりですか?

・「高校を卒業して22年間勤めている」←キャリアが拾えていない、「はげまし」にも通じる
・「商品管理が入ってきて」←馴染めない理由をCLの言葉で拾えていない
・「なかなか馴染めない」←「感情」を正確に拾えていない
・「ちょっと困ってらっしゃるという事でしょうか?」←CLの言っていないことを伝えている

次が「伝え返し」の良い例です。

CC1:桐原さんは、高校卒業後大手のスーパーに就職されて22年間勤務し、
現在は店長をやっていらっしゃるんですね。
しかし、最近コンピューターによる商品管理が入ってきてなかなか馴染めないでいらっしゃると・・・
もう少し詳しくお話を伺えますか?

CLの言ったことを正確に拾い伝え返していますね
このことでCLはしっかり受け止められたと感じ、関係構築がスムーズにスタートできます
また、最後の「もう少し詳しくお話を伺えますか」は重要です。
CLは不安や不満で一杯で頭がまとまっていません。
この開かれた質問「CLの話したいところからどうぞ話してください」の意味で次の展開につづく重要な言葉です。

さて「伝え返し」の効用は
・CLの言葉をそのまま使うことでCLに寄り添って話しを進めることができる
・CLの言葉をそのまま使うことで脇道に逸れる恐れが少ない
・CLの言葉をしっかり受け止めることができ、記憶の定着が進む
・CLの言葉に集中し専念することで次の質問などよけいな事を考える必要がないので楽だ
・CLの言葉を受け止め自分の心と比較し違和感があればそれを言葉で確認する
・特にCLの考え、感情を受け止めることでCLの考え、価値観が見えてくる

まとめますと
◎CLの傾聴が進む(これまで以上傾聴ができる)
◎CLの肯定的尊重が進む(これまで以上受容できる)
◎CLと共感的理解が進む(これまで以上共感できる)
◎CLと自己一致が進む(これまで以上一致ができる)
◎結果としてCL中心に進めることができる
◎結果としてCLとの関係がとてもスムーズに関係構築できる

良いことずくめでしょ?

CLの言葉に集中できない方、
中盤になるとCLが初めに言った言葉、来談目的をすっかり忘れて口頭試問で答えられない方、
CC主導に陥る方、

少し時間は掛りますが、是非身に付けていただきたいと思っています。

Q18:トレーニングに伝え返しは必要か?

A18:以下の通り伝え返しの意味と効用から必要性を説明します。
(1)ロジャーズの「伝え返し」の意味
ロジャーズは「伝え返し」が〈感情の伝え返し〉ではなく、〈理解の確かめ〉とか〈受け取りのチェック〉であること。
その一方、クライアントの側から見れば、現在体験しつつあることの鏡を提供している。
その鏡に映し出され、別の人の目を通して見られた感情や個人的意味は、よりシャープになっていくとのことです。

(2)「伝え返し」の効用
・相手に話した内容(事実)を拾い伝える。
 そのことで、CLの話題に集中でき、CLの思いに寄り添える。
・CLの話した事実を伝えることにより、CLは安心して話せる(雰囲気になれる)
 CCが〈鏡〉を提供することで、CLは感情や個人的意味がより研ぎ澄まされる(シャープ)。
・伝え返した後、CL中心に次の展開へスムーズに移れる。
・これが出来ると、感情の確認、要約、自己探索への質問がスムーズに出せるとおもいます。

例えばこんな感じです。
CL:そうですね~。(えー)わりと最初から思ったのと違ったのですけど、(はい)。
 あのー最初は結構土日とかでも(えー)ランダムに休めるみたいに聞いてたんで(う~ん)
 そのつもりでいたんですけど、(う~ん)なんか、土日祝日は出ないといけないような状態(う~ん)、
 あっ最初からそうなんです。
CC:そうすると最初はある程度こちらが思うような曜日に休めると思っていらっしゃったんですね(はい)。
 ところが実際仕事に就いてみると土日祝も出ないといけない?(そうです)
 思ったように休みが取れず、非常にお忙しい?
CL:そうです。土日だけじゃなくて(はい)朝がすごく早い時が多くて(はい)朝3時に出勤とか・・・

(3)「伝え返し」の必要性
いかがですか、CLが話したいことが次から次へ移りCL中心に話が展開されて行くことがおわかりでしょう。
私はこの「伝え返し」ができることがキャリアコンサルタント面接試験合格のカギを握っていると思っています。
私の経験では
①言語的追跡ができるようになった。
②来談目的が頭に残るようになった
③主訴を追っかけられるようになってきた。
是非、トレーニングで「伝え返し」を身に付けてください。

Q19:では「伝え返しの意味」とは何ですか?

A19:わかりました「伝え返しの意味」に迫ってみましょう。
Aさんから依頼があり、私がCDA役をやった後のインタビューを紹介します。

私「Aさん、クライエント役をやられてどう感じられましたか?」

Aさん「そうですね。今CL役をやって思ったのは、ほんとうに伝え返しとういうのが多くって、CDAが確認したり聴いて行かれたのですが、CLの立場で伝え返しを丁寧していただけると、ほんとうに丁寧に丁寧に話を聴いてくださっているのだと感じました」
Aさん「それにプラス、自分が使った言葉が入っているので、『自分の気持ちがここにあって、こういう言葉で表現しているのだ』というのを相手から聞き直す感じですね」

私「そうなんですね。"ミラーリング=伝え返し"と言って、何か自分の言った言葉がエコーして返ってくる」
「そうすると自分の胸にスーと留まってくる感じです」
私「CDAが意識しているわけではないのですが"CLに
丁寧に返すとCLに返っていく"この感覚がCDAは必要です。ただ技法だけでやっているわけではないのです」

いかがですか?
以前、ブログで紹介した「ロジャーズの伝え返し」を覚えていますか?

「クライアントの側から見れば、現在体験しつつあることの鏡を提供している。その鏡に映し出され、別の人の目を通して見られた感情や個人的意味は、よりシャープになっていくとのことです」

Aさんが感じた事が何となくというより同じ感じですね。
シャープとは「鋭い」という意味ですが、私は「より深く自分を見つめられる」という意味だと思います。
同時にCDAに対しては「受け入れていただいた思い〈受容〉」を感じ、信頼構築が進むのでしょうね。

ロープレ10分の序盤は「伝え返し」を意識しましたが、良い出来とは言えませんでした。
でも、Aさんには「伝え返し」の意味が十分伝わったと思いました。

一度試してみる価値があると思いませんか?

Q20:もう1つの伝え返しとは?

A20:今日は「もう1つの伝え返し」の話です。
CLの話した事をそのまま伝え返すのではなく、自分なりに解釈して伝え返します

ロジャーズのCL中心療法をご存じですね。
CCは「受容・共感・一致」の3つの姿勢でCLに関わることが求められていますね。
CCはCLに「一致」や「共感」の姿勢で質問をし、CLはそれに答えます。
その時CCは自分なりに解釈し伝え返して下さい。
例えば(前回の逐語録)

「CL:入社してすぐに上司と同行して営業するのですが、(えー)上司は口八丁手八丁でお客に売りつけるんですね。(はい)
 お客が200万円の車が欲しいと言えばオプションをあれやこれや付けて、結局280万円で売るんですよ。(んーん)
 その上司のやり方に何か違和感を感じるんです・・・・(んーん)」

「CC:上司が口八丁手八丁ですか?お客の要望以上に口車に乗せて高く売りつけるやり方に違和感を感じていらっしゃるのですね。
 上間さんはそんなのは営業じゃない、お客のニーズをしっかり聴き、その客に相応しい車を売って喜んでいただくことと思っていらっしゃるのですね」

「CL:えー!そうなんです!私には上司の営業のやり方に納得できないんですよ。(そうなんですね)」

これ(上記アンダーライン部)が「もう1つの伝え返し」です。

そうすることによってCCはCLの立体像を描きながら「CLになる」のです。
CCがCLになる(または近づく)と、CLの発する言葉を敏感に受け止めることができます。
そして、CCは自己探索や経験代謝によって、CLに気づきを促していくことができるのです。

伝え返しが上手に出来るだけでは、CLの心を掴むことができません。
是非、「もう1つの伝え返し」を意識しロープレで試してください。


Q21:「キャリアコンサルタントの心をこめた伝え方」とはなんですか?

A21:今までに話していないことが1つあったことに気がつきました。
それは「キャリアコンサルタントの心をこめた伝え方」です。

諸富祥彦著「ほんものの傾聴」を読み直し、レッスン⑪「クライアントの暗さ、つらさの次元に踏みとどまること」を紹介します。

クライアントが抱えている「寄る辺なさ(身を寄せるあてがない)」「未来への不安」「もう自分ではどうしようもない、という、途方にくれた感じ」・・・この心の世界にしっかりと踏みとどまり、こころをこめて「いっしょにいる」ことが何よりも大切なのです。

つづけます

「うん・・・そうですか・・・あなたが、もう恋も結婚もあきらめたほうがいいと前からおっしゃっていた・・・その背景には、五年前に別れた彼のことがあって・・・今でもたましいは彼のもので・・・もう一生、そのままかもしれない・・・彼のこと、いつか忘れることができる日がやってくののかどうか・・・誰か、教えてほしい・・・もう、自分ではどうしようもなくて・・・どうしていいか、わからなくて・・・誰か、教えて欲しい・・・そんな、お気持ちが、ご自分のなかに、おありになる・・・」

こんなふうに言って、クライアントさんの「気持ちの表現」を受け止めて、伝え返します
カウンセラーが「何を言うか」は、あまり大切ではありません。

いかがですか?
「カウンセラーが"何を言うか"は、あまり大切ではありません。」とはちょっと極端ですが、著者が言いたいのはどのように言うかつまりこころをこめて"いっしょにいる"ことが何よりも大切だと思います。

初めて読んだ時は「ふーん」という感じで分かりませんでしたが、改めて読んで今は理解できます。
これまでロジャーズの3つの姿勢(または態度)「受容」「共感」「一致」しか書いて来なかった気がします。
CCはこころをこめて"CLといっしょにいる"伝え方を加えたいと思います。

Q22:逐語録の添削からどんなことがわかりますか?

A22:逐語録の作成は結構、労力を費やすので始めの3分間からやってみて下さい。
早速事例を紹介し添削してみます。

CC:上間さん、さっそくですが、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)半年、そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。

CC1:はぁ、向いてないなーと感じておられる。
CL2:んー(はぁ)
CC2:何かありましたか?

出だしは非常に重要です。
ではCC1、CC2を添削してみましょう。

 CC1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね〈受容〉〈伝え返す〉
~CC2 ご自分は向いていないと感じておられる。〈感情〉〈伝え返す〉=〈来談目的〉
    もう少し詳しく教えていただけますか?〈心〉〈王道〉

・丁寧に〈受容〉を心掛け、まず〈伝え返す〉こと。CLとの距離感はグッと縮まります。
・「自分は向いていないと感じている」
〈感情〉は必ず捉え〈伝え返す〉
・〈来談目的〉はしっかり捉え、決して心から離さないことは重要です。
・CLの言った〈感情〉は漠然として分らないので、ここは〈王道〉〈開かれた質問〉で答える。
・その
〈心〉は、『あなたの話したいところからどうぞ話してください』という意味です。

いかがですか?
もう少し添削をつづけましょうね。

CL3:そうですね・・・・・・・あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ) そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。

CC3:はぁ、実際にやってみられると、違うなーと感じられる
CL4:んー
CC4:そうですか、どのような時に「違うなー」と感じられるんですかね、少し詳しくお話いただけますか?

再びここでCC3,CC4を添削してみましょう。

 CC3:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。〈受容〉〈伝え返す〉
~CC4 それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。〈受容〉〈伝え返す〉
 それで実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?〈感情〉〈伝え返す〉
 (1~2秒間をおいて)少し何か違うとはどういう意味でしょうか?〈自己探索〉〈開かれた質問〉

・ここでも〈尊敬心〉を持ってお名前を言い〈受容〉し、丁寧に丁寧に〈伝え返す〉
・「それで実際やってみると、少し何か違う?」〈感情〉を必ず捉え〈伝え返す〉
・少し間をおいて、「少し何か違うとはどういう意味でしょうか?」〈自己探索〉につながる〈開かれた質問〉で返すこと。ここは大変重要な箇所です。
・また、序盤なので「どうのような時に」とかまだ限定しないくてもいいと思います。

ここまでたった2分ですが、CCの課題が見えてきましたか?
・受容し伝え返すこと
・感情はしっかり捉え伝え返すこと
・伝え返した後は自己探索をうながすこと

CLはしっかり寄り添って聴いて頂いていると感じ、信頼関係が進んでいくと思います
CCは〈感情〉をとらえ〈自己探索〉で自問自答をうながし「CLの価値観、考え」を導くことで、より早く「CLの主訴・問題」につながると思います。

いかがでしょうか?

Q23:来談目的をすぐ忘れてしまうのですが?

A23:さて、皆さんの中で来談目的をロープレ中に忘れて困る人はいませんか?

私もそうでした。
先に受かった仲間のCDAから秘技を伝授されました。

本番でもクリップボードを渡されますよね。
練習中はクリップボードに名前と年齢を書いていましたが、
ロープレ中に来談目的を書いたら?と勧められました。

ただし、じっくり書くとそちらに集中してロープレがうまく行きませんので
こんな感じでサインします。

「向いていないんです」と言えば、手元を見ないで大きく「む」とサインします。
はじめは見るかも知れませんが、手元にあると思えば安心できます。
そうやってロープレ練習をやっていると、本番では来談目的を忘れることはありませんでした。

「向いていない」の「む」
「プレッシャー」の「プ」
「馴染めないんです」の「な」
「辛い」の「辛(つ)」
「迷っている」の「迷(ま)」
「不安なんです」の「不(ふ)」
「ついていけない」の「つ」

いかがですか、簡単でしょ?

Q24:「受容」について教えてください

A24:ロジャーズの3つの態度の最後にキャリアコンサルタント面接試験「無条件の肯定的尊重:受容」についても書いてみました。
「無条件の積極的関心」や「無条件の肯定的配慮」と書いている本もありますが、ここではCDAのテキストに従います。
いろいろ著書を比べてみましたが、テキストが一番わかりやすいですね。
「あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」

これとよく似た感覚を思い出しました。
私は学生に面接練習をしていますが、答えにくい質問があります。

面接官「あなたの苦手なタイプを教えてください」
学生「自分の意見を押しつけてくるタイプの人です」
面接官「もし、入社して直属の上司がそういうタイプの人だったらどう対応されますか?」
学生「むー・・・・それは・・・・・我慢して従います・・・・」

非常に答えにくい質問にとっさに答えたのですが、面接官は「これではこの人は長続きしない」と思うでしょう。

私が学生にフィードバックをします。
「豊かな経験を持たれた上司を尊敬心と思いやりを持ってかかわるのではないですか?」
「あーっ、そうです!そうです!」
と即納得してくれます。

皆さんは苦手なタイプの人でもこのような気持ちで付き合えばうまくやっていけることを心得ておられますね(行動は簡単ではありませんが・・・)。

いろいろな著者の説明をあげようと考えましたが、テキストの表現で十分だと思いましたので、これはこれで終わります。

Q25:「受容によって心の糸がほぐれる」意味は?

A25:最初の受容が十分であるのかないのかによって展開が大きく変ることです
つまり「受容によって心の糸がほぐれる」ことです。

皆さんの中にはCLの感情、主訴の把握に神経が行ってしまって、受容がなおざりになっていませんか?

次の逐語録から考えてみましょう。

CC:上間さん、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。

CC1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね
ご自分は向いていないと感じておられる。    *アンダーラインが「受容」です。
もう少し詳しく教えていただけますか?

CL2:そうですね・・・・・・・あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ)
そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。

CC2:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。
それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。
しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる? *アンダーラインが「受容」です。
・・・(間)・・少し何か違うとは?

いかがでしょうか?
ロジャーズは「受容とはあるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」と言っています。

具体的には
1.CLの言葉を使って丁寧に伝え返し受け入れる。
2.CLの価値観、思い、感情は正確に伝え返し受け止める。
3.そして捉えた来談目的に心を置き、自問自答を促す。

これだけでCLの心の結び目がほぐれ、CCに話したい気持ちが芽生えてきます。
カウンセリングは言葉のキャッチボールではなく、心のキャッチボールだと思います。

いかがですか?

Q26:「共感」について教えて下さい

A26:共感できない時はどうしたらよいのでしょうか?の問いにお答えます
故・河合隼雄著「カウンセリングの実際問題」にこんなことが書かれています。

「われわれ(カウンセラー)の態度として共感したいという態度は持っています。
そして、絶対、本当のというまでは分からなかったとしても、自分のやってきた体験を共通の因子として、それにつながっていこうとしています
共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CC)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る

さらに続きます。

「家出をしたいという子どもの、家出をしたい気持ちがそのままわかるのでなく、もっと自分の体験を底の方へ深めていこうとすると、共通の因子として『自立』というものがでてくる。自立の意志は誰にでもある。そのところで子どもと接することができる。そういうのがむしろ共感的理解といってよい」

さて、キャリアコンサルタント面接試験においてはどうでしょうか?
15分のロープレで「共感」できないと右往左往されますか?
例えばロープレの序盤、
「退職後のことを考えると不安なお気持ちで夜も眠れないのですね」
「もう少し詳しく教えていただけますか?」

ここで、「退職の体験」です。
「自分に体験はないが学生時代に感じた『将来に漠然とした不安』だろうか」
「自分に体験はあるが結局新しいことにチャレンジできた『選択肢が見つかる前の不安』だろうか」
どちらも自分の体験を通して共通の因子を感じています。
その時CLの体験を自分の共通の因子を頭に置いて「伝え返し」し確かめます。

「仕事一筋に経理部長を33年もやってこられたのですね」
「ご自分を振り返ってどう思われますか?」
確認しているうちに
「趣味もなく仕事一筋に働いてきた経理部長の席がなくなることへの喪失感」
が主訴だということに気づいてきます。

キャリアコンサルタント面接試験では「共感」しているかではなく「共感的理解」を試み理解が深まっているか
が問われているのではないでしょうか。
ロジャーズが「共感」ではなく、「共感的理解」と言った意味がわかります。

いかがでしょうか?

Q27:「共感」について教えて下さい(補足)

A27:キャリアコンサルタント面接試験「共感的理解」を補足してみました。
今回は諸富祥彦著「ほんものの傾聴を学ぶ」から考えてみます。

「共感的理解 CLの私的な世界を、その微妙なニュアンスまで、あたかもその人自身になったかのような姿勢でーつまり、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりでその人の心の世界をその人自身の内側からー感じとり、そこで感じとったことをていねいに相手に『伝え返していく』こと」

と書かれています。
再度河合隼雄氏と比較してみましょう。

「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CC)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る」

諸富祥彦氏はより具体的に示されていますね。
例えば「その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりで(略)感じとったことをていねいに相手に伝え返していく」
しかし、「その人の心の世界をその人自身の内側から感じとり」を初めて読んだときさっぱり理解できませんでした。

そこで私なりに上記2つをミックスしてみました。

「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CC)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく」

いかがですか?
少しわかり易くなりましたか?

Q28:共感(共感的理解)を実際のロープレではどう考えればよいですか?

A28:共感(共感的理解)を実際のロープレではリアル感を持って対応することだと思います。

共感(共感的理解)の意味は

その人(CL)のされたことと、私(CC)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく

でしたね。

では、実際のロープレでどうすればよいのでしょう。

ケース1:

プロフィール1:上間 光 23歳(男性)、4大卒、車の営業マン。独身。

来談目的1:「この4月に入社して半年、車の営業マンをやっています。自分はこの職に向いていないと感じています。」

ケース2:

プロフィール2:山本 武 55歳(男性)、4大卒、大手電機メーカー勤務。妻と二人暮らし、子供二人は既に自立。

来談目的2:「私、今経理部長をやっていますが、後5年で定年退職を向かえるんです。そのことを考えると不安でしょうがないんですよ!」

ケース3:

プロフィール3:桐原 幸 10歳(男性)、小学校4年生。両親と弟の家族4人。

来談目的3:担任「この子昨日家出したんです!ご両親から依頼があって聴いてもらえませんか?」

では上記のケースではどう共感(共感的に理解)するか?
皆さんはプロフィールを読んでどう感じますか?
皆さんは来談目的を読んでどう思いますか?

それぞれのケースについて一緒に考えてみましょう。

ケース1

プロフィール1:上間 光 23歳(男性)、4大卒、車の営業マン。独身。

『私も社会人一年生の時は右も左もわからず、がむしゃらにやっていたなぁー、上間さんもそんな状態かなぁー』

CL「この4月に入社して半年、車の営業マンをやっています。自分はこの職に向いていないと感じています。」

『上間さんは半年車の営業マンをやられて、向いてないとはどういうことだろう?聴いてみよう!』

CC「上間様は、この4月入社され半年、車の営業をされているのですね。(はい)

でもご自分はこの職に向いていないと感じていらっしゃる?(ええー)...もう少し詳しく教えていただけますか?」

ケース2

プロフィール2:山本武 55歳(男性)、4大卒、大手電機メーカー勤務。妻と二人暮らし、子供二人は既に自立。

『そろそろ定年で第二の人生について考える時期かな?大手電機メーカーだから、経済的には大丈夫かな?』

CL「私、今経理部長をやっていますが、後5年で定年退職を向かえるんです。そのことを考えると不安でしょうがないんですよ!」

『やっぱり、後5年で定年退職されるんだ、何が不安なのかな?再雇用はうけられないのかな?聴いてみよう!』

CC「山本様は、今経理部長をなさっており、後5年で定年退職を向かえられるのですね。(はい)...で、そのことを考えると不安でしょうがないと...(そうなんです)...もう少し詳しく教えていただけますか?」

ケース3

プロフィール3:桐原 幸 10歳(男性)、小学校4年生。両親と弟の家族4人。

担任:この子昨日家出したんです!ご両親から依頼があって聴いてもらえませんか?」

『へー最近10歳の子の家出ってあまりきかないが、昔私も家出したことがあるけど、あの時はよく反抗していたなぁ...今思えば"自立心"だったような気がする。桐原君もそうなのかな?』

CC「桐原君、その椅子へ掛けてね。(座る)...どうしたの?」

共感的に理解しようとする姿勢は私の体験、私が勉強してきた知識、小説、映画、上司、先輩、後輩、両親の事などを総動員して決してCLとは違うかもしれないが、リアル感を持って対応するとき、CLは『この人は私のことを理解しようとしている』と感じ始めるのではないか?

プロフィールに書かれていることを決して物語と捉えるのではなく、リアル感をもって捉えようとする姿勢で臨むことを共感的に理解することではないかと思っています。

いかがですか?

ロープレが分からなくて困っている方へ、是非、試して頂き、リアル感を持って対応する時、CLがどう変わったか、実感して頂きたいと願っています。


Q29:「一致(純粋)」について教えて下さい。

A29:一致(純粋)はどう解釈すればよいのかなかなか難しいですね。以下のように整理してみました。

これについては河合隼雄著「カウンセリングの実際」から紹介します。

「たとえば、私が今日は五時からCLと会うのはつらい、疲れているからやめたいと思っている。すると、CLが来たときに、「今日はあなたに会いたくない」と言うのが『自己一致』だという人があります。(略)そういう単純なことを言っているのではなく、自分の心のなかに動いていることはすべて、これを取り上げようというのが『自己一致』ということだと思います」

つづきます。

「そうすると、五時にCLが来たときに、疲れているから会いたくないという気持ちと、せっかく約束しているのだから合わねばならないという気持ちもあるはずです。(略)本心は「会いたくない」というのと、「会わねばならない」という両方があるわけです。(略)その相反するふたつのものが高まって、ふたつの音がそのままひとつのハーモニーにとけこんでいるというような態度ができれば、『一致』だと思います」

いかがでしょうか?
後半ちょっとわかりずらいですが、CLの矛盾した2つの本心をあるがままに受け止める態度を言っているのでしょう。

次に「一致」について私の失敗例から考えてみたいと思います。
キャリアコンサルタント面接試験でのことです。

《設定》中川(女性)58歳 公務員 図書館勤務、主人、長女、義母の4人家族

CC)今日はどんなご相談で見えられたのですか?
CL1)はい、実は今の仕事を辞めようかどうしようか迷っています。
CC1)今の仕事を辞めようか迷っていらっしゃる?もう少し詳しく教えて頂けますか?
CL2)えー、今図書館に勤めていて早出や遅出や土曜日も出ないといけない中で、義理の母のことで、このまま続けられそうにないなぁーと
CC2)今、図書館に勤めていらっしゃって、早く出る日や遅く帰る日があり、土曜日も出ないといけない、不規則なのですね。(えー)それで義母様とは今同居されている・・・
CL3)えーそれが脳溢血で倒れて入院をしていて・・(いつ)1ヶ月前です。それで右半身の麻痺が残ってしまって、リハビリに入らなければなりません。
CC3)義理のお母さんが1ヶ月前に脳溢血で倒れられて右半身に麻痺が残って、リハビリや介護が必要なんですね。(えー)それで退職して介護しなければと。

CL4)えー、残り2年で定年なんです。(何か求めていらっしゃる顔)
CC4)そうでしたか。定年前に退職しようかと。(えー)
   ご主人とは共働きなんですか(えー)
   ご主人はどう思われているのか教えてもらえますか?

CLの来談目的は「今の仕事を辞めようかどうしようか迷っています」です。
ところがCC3で「退職して介護しなければと」と決めつけています。
CL4の「えー」を「Yes」と思い込んだのが原因ですが、よく考えると
CLは「介護しなければならない」と思う一方「仕事をつづけたい」気持ちがあったと思います。
だからこそ悩んで相談に来ているのだと思います。
CLの「本心」を見抜けぬままCCは「一致(純粋)」に至っていないダメな例ですね。

では、どういう態度で臨めばよかったか「一致(純粋)」を諸富祥彦氏は「ほんものの傾聴を学ぶ」でこう言っています。

「カウンセラーがCLの話に虚心(先入観を持たないで素直な心でいること)に耳を傾けながらも、同時に、自分自身の内側にも深く、やさしく、ていねいに、ふれながら、ふれながらしつつ、CLとともに進んでいく姿勢を保つことができていれば、CLのほうも安心して自分の内側にふれて、そのなかに深く入っていくことができます」

いかがですか?
抽象的な表現ですが感じは掴めますね。

Q30:「一致(純粋)」についてイメージで教えて下さい。

A30:わかりました「一致(純粋)」のイメージ図で説明します。

この図の説明を諸富祥彦著「ほんものの傾聴を学ぶ」から紹介します。

カウンセラーは自分の心を空にして、CLの心のひだをていねいに聴いていくと同時に、CLの視点に立って、その心の中に深く沈潜していくとき、同時に自分自身の心の深いところで発せられてくるさまざまな心の声や動きに、ていねいに意識を向けて、耳を澄ませていく、という二つのことを同時進行で進めていきます。

つづけます

つまり、自分の心を「空」にして、CLのこころに耳を澄ませるとともに、自分を捨ててCL自身になりきり、CLの心の中に深く沈潜していくそのときにこそ、自分自身の深いところから発せらてくる声にも同時に耳を澄ませていく。この、一見矛盾する二つの傾聴(CLの心の内側への傾聴と、自分の心を空にしてCLの話を聴いているときの自分自身の心の内側への傾聴)を同時に行なっていくいくのです。このような姿勢を「一致(純粋)」と言います。

いかがでしょうか?・・・少し感じは分りますね。

ところで、Iさんから「自己一致は二つあるのですか?」と質問を受けました。
上記のようなカウンセラーの姿勢の「一致(純粋)」とカウンセリングが成功した時のCLの自己概念と経験の「自己一致」と混同しますね。
本日から「一致(純粋)」と「自己一致」を区別して使うことにします。

Q31:キャリアコンサルタント面接試験ロープレことわざ集

A31:遊び心でロープレことわざを考えて見ましたので紹介します。

「沈黙は禁」ロープレ中わからなくなって沈黙するのはダメですよ 

「いそがば、おそめ」ロープレはくれぐれもゆっくり目がよいですよ。 

「転ばぬ先の来談目的」ロープレは来談目的を杖として進めましょう。 

「溺れる者はCL中心療法を掴め」試験前にあたふたする前にしっかりCL中心療法を身に付けましょう。 

「案ずるよりロープレ易し」いろいろ本で読んだことを案ずるよりロープレで身に付けましょう。 

「一を聴いて十を思う」CLが1つ言ったこと聴いて10思うくらいがよいですね。
「どうしてそう思うの」「いつからそう思い始めたの」「何があったの」「あなたはどういう人」

「三人寄れば1人はホルダー」三人寄れば必ず1人は有資格者を入れたロープレをしましょう。 

「ロープレあればうれいなし」ロープレで備えていれば憂いはありませんね。 

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               鏡山から見た虹の松原(唐津市)