キャリアコンサルタントを目指している方へようこそ!
このWebは私がキャリアコンサルタントなって、今歩いている道を皆様と共有し理解を深め合うことを目的とし、それをノウハウ集にまとめました。
私はこの春に1級キャリアコンサルティング技能士になることができました。長い間、皆様と関わることができたお陰だと感謝を申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。塾長 木原厚二 R5.4.1
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第49回CDA2次試験の日に向けたメッセージ
2016年02月25日 06:59第49回2次試験の日まで残り少なくなってきましたね。
私からのメッセージです。
・ゆっくりと落ちついた気持ちでCLの話を聴きましょう
・来談目的(CLの訴え)をしっかり記憶に留めましょう。
10分のロープレはこれを軸に進める気持ちがよいでしょう。
・ありのままのCLをまず受止めること、そして感情も状況もすべて受け入れること
・「それについてどう思いますか?」と自問自答を促すこと
・「何かあったのですか」と経験を促すこと
・「それはXXXでしょうか」と自分の言葉で解釈し伝え返すこと
・少し展開が止まったら
「では、上間さんはXXXXXXXとお考えなのですね」とこれまでの事を要約すること
・決して欲張らないこと、残りは次の50分でやると思えばよいのですから
この辺りのブログをご参考にどうぞ!
CDA2次試験「初めての試験(1)受容しなさい」
CDA2次試験「初めての試験(2)自己一致しなさい」
CDA2次試験「初めての試験(3)その人になりなさい」
CDA2次試験「初めての試験(4)CDAとしてカウンセリングする」
CDA2次試験「初めての試験(5)自己概念について」
風邪など引かれないよう体調管理に気を付け、心穏やかに試験に臨んでください。
頑張って下さい、応援しています。
CDA2次試験「もう1つの伝え返し」
2016年02月13日 07:43今日は朝から雨です。立春後暖かい日が続いていますね。
でも、週明けから寒さが戻ってきますが、これを余寒(よかん)というそうです。
さて、今日は「もう1つの伝え返し」の話です。
CLの話した事をそのまま伝え返すのではなく、自分なりに解釈して伝え返します。
ロジャーズのCL中心療法をご存じですね。
CDAは「受容・共感・一致」の3つの姿勢でCLに関わることが求められていますね。
CDAはCLに「一致」や「共感」の姿勢で質問をし、CLはそれに答えます。
その時CDAは自分なりに解釈し伝え返して下さい。
例えば(前回の逐語録)
「CL:入社してすぐに上司と同行して営業するのですが、(えー)上司は口八丁手八丁でお客に売りつけるんですね。(はい)
お客が200万円の車が欲しいと言えばオプションをあれやこれや付けて、結局280万円で売るんですよ。(んーん)
その上司のやり方に何か違和感を感じるんです・・・・(んーん)」
「CDA:上司が口八丁手八丁ですか?お客の要望以上に口車に乗せて高く売りつけるやり方に違和感を感じていらっしゃるのですね。
上間さんは『そんなのは営業じゃない、お客のニーズをしっかり聴き、その客に相応しい車を売って喜んでいただくこと』と思っていらっしゃるのですね」
「CL:えー!そうなんです!私には上司の営業のやり方に納得できないんですよ。(そうなんですね)」
これ(上記アンダーライン部)が「もう1つの伝え返し」です。
そうすることによってCDAはCLの立体像を描きながら「CLになる」のです。
CDAがCLになる(または近づく)と、CLの発する言葉を敏感に受け止めることができます。
そして、CDAは自己探索や経験代謝によって、CLに気づきを促していくことができるのです。
伝え返しが上手に出来るだけでは、CLの心を掴むことができません。
是非、「もう1つの伝え返し」を意識しロープレで試してください。
春(ひらめき)の「よかん」がしてきませんか?
頑張って下さい、応援しています。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「カウンセリングの基本プロセス(コーヒーカップ方式)」
2016年02月07日 20:01立春を迎えたとたん今日はポカポカ陽気でした。
さて、ロールプレイ・トレーニングは順調に進んでいますか?
ほとんどの方が手応えが感じられない思いで苦労されているのではないでしょうか。
そこで今回は諸富祥彦 著「新しいカウンセリングの技法」のカウンセリングの基本プロセス(コーヒーカップ方式)を紹介します。
皆さんは上図の①関係形成期と②自己探索期と③行動計画期の意味はおわかりですね。
今回はCDA2次試験に求められている①関係形成期と②自己探索期の話です。
まず、「カウンセリングとはCLが自分の心の声に耳を傾けることによって自分を取り戻して行く。そのプロセスのことを言う。(ロジャーズが語る自己実現の道)」
つまりCDAはCLに寄り添い関係を構築し、自己探索で自分を振り返り、自分に気がついていくプロセスが求められています。
次の逐語録から考えてみましょう。
CDA:上間さん、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。
CDA1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。
それで、ご自分は向いていないと感じておられる。もう少し詳しく教えていただけますか?
CL2:そうですね。あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ)
そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。
CDA2:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。
それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。
しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?
少し何か違うとは?
①関係形成期の対応
・CL中心療法でCLを「受容」すること
・CDAの「心をこめた伝え方」
例えば
「4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。(気持ちを込めて)
それで、・・・ご自分は向いていないと感じておられる。・・・(間)・・・もう少し詳しく教えていただけますか?」
「上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。(気持ちを込めて)(そして少し「間」を置く)
それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?(問うように)車の営業マンに採用された。(確認するような気持ち)
しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?(確認するような気持ち)
・・・(間)・・・少し何か違うとは?」
関係構築を築けてくると徐々にCLの中に入り、自己探索や経験の再現によって気づきを促します
②自己探索期の対応
《自己探索を深める言葉》
・少し違うとはどういう意味ですか?
・営業職に向いていないとはどういう意味ですか?
・どうして営業職につかれたのですか?
・運良く営業に就いたとはどういう意味ですか?
《経験の再現を促す言葉》
・この半年どんなふうに営業をされているのですか?
・元々人と接するのが好きとは何かあったのですか?
・営業職に向いていないと思うようになったのはいつ頃からですか?
・営業職に向いていないと思うことがあったのですか?
そしてCLの発した言葉を丁寧に「共感的理解」と「一致」でCLを受け止めてあげてください。
例えば
「CDA:少し違うとはどういう意味ですか?」
「CL:入社してすぐに上司と同行して営業するのですが、(えー)上司は口八丁手八丁でお客に売りつけるんですね。(はい)
お客が200万円の車が欲しいと言えばオプションをあれやこれや付けて、結局280万円で売るんですよ。(んーん)
その上司のやり方に何か違和感を感じるんです・・・・(んーん)」
「CDA:上司が口八丁手八丁ですか?お客の要望以上に口車に乗せて高く売りつけるやり方に違和感を感じていらっしゃるのですね。
上間さんは『そんなのは営業じゃない、お客のニーズをしっかり聴き、その客に相応しい車を売って喜んでいただくこと』と思っていらっしゃるのですね」
「CL:えー!そうなんです!私には上司の営業のやり方に納得できないんですよ。(そうなんですね)」
このようなロープレによってCDAはCLの内面世界に少しづつ沈潜していくことが求められています。
いかがでしょうか?
(つづきはこちら)
第49回CDA2次試験に向けて
2016年01月11日 10:52第48回CDA2次試験の結果が出揃ったようですね。
合格された方へ
合格おめでとうございます。
これからがCDAとしてスタートになります。
CLに寄り添う姿勢を失わず、地域社会に貢献していただきたいと思います。
不合格になられた方へ
残念な結果ですが、これからもご支援したいと思います。
しかし、合格された方との差はほとんどないと思っています。
その差は
○ロジャーズのCL中心療法を理解しているか
○試験の場でCDAとしてのCLにカウンセリングをやれたか
だったと思います。
これができれば、試験の場でどのようなCLに対しても構える必要はありません。
これがあってはじめて
○自己探索の支援
○経験代謝
が生きてくるのだと思います。
自信がなくなった方へ
私は孤立無援の中でわからないまま2次試験に落ち苦労しました。
当時、CDAの指導者に出会わなかったと合格した仲間をうらやましく思っていました。
今、言えることは
1人では決してわかりません、CDAのフィードバックを受けること。
そして、「ロジャーズのCL中心療法」を理解し実践し「試験にいかに臨む」かだったと思います。
もう1つが仲間や信頼できるCDAからの「励まし」です。
この先どう進めてよいかわからない方へのカウンセリングという「言葉の力」を改めて理解することができました。
頑張ってください、応援しています。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「CDAの心をこめた伝え方」
2016年01月02日 13:00今までに話していないことが1つあったことに気がつきました。
それは「CDAの心をこめた伝え方」です。
昨日から諸富祥彦著「ほんものの傾聴」を読み直し、
レッスン⑪「クライアントの暗さ、つらさの次元に踏みとどまること」を紹介します。
クライアントが抱えている「寄る辺なさ(身を寄せるあてがない)」「未来への不安」「もう自分ではどうしようもない、という、途方にくれた感じ」・・・この心の世界にしっかりと踏みとどまり、こころをこめて「いっしょにいる」ことが何よりも大切なのです。
つづけます
「うん・・・そうですか・・・あなたが、もう恋も結婚もあきらめたほうがいいと前からおっしゃっていた・・・その背景には、五年前に別れた彼のことがあって・・・今でもたましいは彼のもので・・・もう一生、そのままかもしれない・・・彼のこと、いつか忘れることができる日がやってくののかどうか・・・誰か、教えてほしい・・・もう、自分ではどうしようもなくて・・・どうしていいか、わからなくて・・・誰か、教えて欲しい・・・そんな、お気持ちが、ご自分のなかに、おありになる・・・」
こんなふうに言って、クライアントさんの「気持ちの表現」を受け止めて、伝え返します。
カウンセラーが「何を言うか」は、あまり大切ではありません。
いかがですか?
「カウンセラーが”何を言うか”は、あまり大切ではありません。」とはちょっと極端ですが、著者が言いたいのは「どのように言うか」つまり「こころをこめて”いっしょにいる”ことが何よりも大切」だと思います。
初めて読んだ時は「ふーん」という感じで分かりませんでしたが、改めて読んで今は理解できます。
これまでロジャーズの3つの姿勢(または態度)「受容」「共感」「一致」しか書いて来なかった気がします。
「CDAはこころをこめて"CLといっしょにいる"伝え方」を加えたいと思います。
頑張ってください、応援しています。
CDA2次試験「一致について」
2016年01月01日 11:38明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末から「一致」のイメージ図を作っていました。本日初公開します。
この図の説明を諸富祥彦著「ほんものの傾聴を学ぶ」から紹介します。
カウンセラーは自分の心を空にして、CLの心のひだをていねいに聴いていくと同時に、CLの視点に立って、その心の中に深く沈潜していくとき、同時に自分自身の心の深いところで発せられてくるさまざまな心の声や動きに、ていねいに意識を向けて、耳を澄ませていく、という二つのことを同時進行で進めていきます。
つづけます
つまり、自分の心を「空」にして、CLのこころに耳を澄ませるとともに、自分を捨ててCL自身になりきり、CLの心の中に深く沈潜していくそのときにこそ、自分自身の深いところから発せらてくる声にも同時に耳を澄ませていく。この、一見矛盾する二つの傾聴(CLの心の内側への傾聴と、自分の心を空にしてCLの話を聴いているときの自分自身の心の内側への傾聴)を同時に行なっていくいくのです。このような姿勢を「一致」と言います。
いかがでしょうか?・・・少し感じは分りますね。
ところで、年末Iさんから「自己一致は二つあるのですか?」と質問を受けました。
上記のようなカウンセラーの姿勢の「自己一致」とカウンセリングが成功した時のCLの自己概念と経験の「自己一致」と混同しますね。
本日から「一致」と「自己一致」を区別して使うことにします。
今年も頑張りましょう。応援しています。
CDA2次試験「初めての試験(5)自己概念について」
2015年12月30日 08:27今日から年末年始休み・・・いかがお過しですか?
さて、今日も2次試験を初めて受ける方へ、インタビューをつづけます。
Hさん:今出た自己概念は捉え方として「価値観」でいいですか?
私:それもありますね。例えば「悩む」というのは、自己概念が経験を受け入れられない状態です。
Hさん:拘りみたいなもの・・・
私:そうです。左に自己概念、右に経験(下図)があります。
私:例えば、CLが「最近、会社がつまらなくて・・・」と言います。
CDAは「会社がつまらない?何かあったのですか?」と問います。
CLは「それが、もやもやしてよくわからないんです」と言い、本人もまだ見えていません。
私:その時の状態が上図の「自己概念」と「経験」が離れている「自己不一致」の状態です。
私:CDAは「今どんなお仕事に着かれているのですか?」と問います。
しばらくCDAがCLに仕事内容「事務職」や立場「5年目、部下2人」など状況を聴きます。
再びCDAが「いつ頃からそう思うのですか?」と問います。
CLは「5月くらいですかね・・・・・」と言い、CDAが「何かあったのですか?」と問います。
「5月に新しい上司に替わったんです。前の上司は私に任せて頂けてたんですが、今の上司は私のやることなすこと細かくチェックし、指示ばかりで任せてくれないんです」と経験代謝が回ってきます。
私:この段階ではまだCLの「自己概念」は見えてこないのですが、例えば『強い自負心』とします。
私:CLの自己概念がじゃまをして「自分を認めてもらえていない上司のやり方に不満」が主訴です。
私:やがて、CDAがCLに「あなたの上司はどうして任せてくれないんでしょうか?」と問います。
「・・・そう言えば、月末月初では結構残業してましたが、上司が来てから残業も無くなって部下は喜んでいます。
・・・そうですね、私のやり方に改善の余地があったのかも知れません。・・・もう一度見直してみます。」
私:少し端折りましたが、カウンセリングによってCLに気づきがあり、上図の「自己概念」と「経験」が重なった状態です。
自問自答(自己探索の支援)を促し、経験を語って(経験代謝)もらい、自分に気づく。
私:Hさん、いかがですか?
Hさん:ふーん、そっかー
私:長くなりましたね。
CLとは初対面です、CLはCDAだから話しをしようと思って来ているんです。
スタートラインの「受容」は忘れないでください。
この辺で終わりたいと思います。頑張ってください。
Hさん:わかりました。ありがとうございました。
いかがですか?
頑張ってください、応援しています。
CDA2次試験「初めての試験(4)CDAとしてカウンセリングする」
2015年12月29日 07:00今日も2次試験を初めて受ける方へ、インタビューをつづけます。
私:Hさんは今度初めての試験ですね。
Hさん:はい
私:試験と思わないで、「そこでカウンセリングする」そんな気持ちがいいですね。
「コレ言っちゃーダメ」「アレ言っちゃーダメ」ではなく、自分が「CDAとしてCLにカウンセリングする。」
Hさん:あーそっかー
私:一ケ月支援した方のロープレは最後の方では自由にやっておられました。
「ちょっとわからないんですけど教えて頂けますか?」とそんな言葉を聞いて「すごいなー、本物になった。」と思いました。
Hさん:へー
私:本番に向けて、言えることは「ほんとうに困っておられるCLがそこに来ておられる。」
ロープレ中は面接官は眼中になく、「良い格好しよう」の気持ちもない。
Hさん:そうなんですか。
私:「CLの話をしっかり聴こう」そんな態度が良いと思いますよ。
Hさん:はい。
私:ロープレがうまく行ったとしても口頭試問で突っ込まれた時に堂々と答えられないといけません。
例えば試験官に「どうしてその質問をされたのですか?」の問いに「はい、そこにCLの自己概念があると思って聴いてみました」と堂々と答えると良いです。
CDA2次試験「初めての試験(3)その人になりなさい」
2015年12月27日 08:04今日も2次試験を初めて受ける方へ、インタビューをつづけます。
私:何か困ったことがありましたか?
Hさん:昨日あまり話さないCL役とロープレ練習をやってみたんです。
「ただ、会社に行きたくないんです」とか、あまりしゃべってくれない感じで、
「15年位単調な仕事でつまらないんです・・・結婚もできないと思うし・・・」
とか言葉が出たので、それで聴くことがなくなり結婚にフォーカスして、
触れてはいけないと思いながら「結婚できないんですね・・・」と言ってしまいました。
私:今CL言った中で、意味はわかりますか?何かクエスチョンがいっぱい浮かびませんか?
Hさん:んー・・・どういう仕事をしているか聴いたら「事務」と言われました・・・
私:それでCLはおいくつですか?(むー・・・40歳くらい)独身ですか?(はい)経済的には?(聴いていません)1人の人間として立体像を描かないといけません。
「仕事がつまらない」「行きたくない」とは人間関係かな?共感的理解ですよ。
Hさん:聴いていません。
私:「行きたくないんですね?行きたくないのはどうしてですか?」
Hさん:「わからないんです」
私:「わからないんですね。今、どんなお仕事をされているのですか?」
私:CLのわからない思いは大事にしてもう少し後で聴く。
そして、上司、部下とCLの立場、いつ頃からそう思うのか時期やそう思う出来事がなかったかを聴くのもいいですね。
Hさん:んーん
私:分りたいと思うとその人になる。それが自己一致です。
Hさん:その人になる?・・・・
私:その人になって考える。何があったのか聴いてみる。そうするとこんなことがあったと気づかれる。
心の結び目が解けて、理解していくのだと思います。
Hさん:そっかー
CDA2次試験「初めての試験(2)自己一致しなさい」
2015年12月26日 18:08今日も2次試験を初めて受ける方へ、インタビューをつづけます。
私:本番は試験だと思わないでその人を理解したい気持ちで聴くといいですよ。
Hさん:言っちゃいけないところで言ったり、逆に何かあるのか怖がらなく、そこにフォーカスしないで、たまたま間違って言っちゃったぐらいでいいんですか?
私:そうではありません。ロジャーズさんは「自己一致しなさい」と言っています。
「私はあなたと一致したいのです」そんな思いがあれば、どんな質問でもいいんですよ。
Hさん:・・・・そっかー。
私:例えば、苦し紛れに「その仕事について、ご主人はどう思われていますか?」CL中心療法ではないことは言ってはいけません。その考え方は確かにあります。
Hさん:困って聴くことがなくなったらどうすれば、いいんでしょうか?
私:例えば、これまで話したことを要約し、振り返る。
CLとCDAが互いに整理し確認することで「自己一致」ができます。
CDA2次試験「初めての試験(1)受容しなさい」
2015年12月24日 07:05第48回CDA2次試験が終了し、合否発表が1月7日(木)ともうしばらくですね。
そして、第49回2次試験が2月27日(土)・28日(日)の両日です。
今日は2次試験を初めて受ける方へ、参考になればと思いインタビューを紹介します。
私:試験ではどのように対応されますか?
Hさん:自然のままに・・・
私:自然のままにとは?例えば、やるべきことは?
Hさん:やるべきことは、感情のキーワードを落とさず聴いて、感情だけにとらわれず、最初は状況を確認しながら、感情について、プラスまた状況について進めていこうかなぁー・・・ですかね。
私:初対面であれば、この人と関係構築をする。
だから、感情もあるけど関係構築ですね。どうしたらできますか?
Hさん:まず、差し障りのないことから聴くことですかねぇー。
私:ロジャーズさんは、まず、受容しなさいと言われています。
「あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」
初対面のCLさんが悩みをもってカウンセラーを尋ねてきたことをイメージすることが大切です。
Hさん:試験であまりしゃべってくれないCLだったら、どうすればいいのでしょうか?
私:試験だったらではなく、普通だったらどう対応されますか?
例えば「困っているんですよ」と言われたら?
Hさん:「どんなことに困っているのですか?」と言います。
私:まず受け止める。
「困っていらっしゃるんですね?」「もう少し詳しく教えていただけますか?」
CL中心療法でしょ?まずCLに寄り添い関係構築をしてください。
CDA2次試験「答えを求めるのではない」
2015年12月18日 07:08やっと冬らしくなってきましたね・・・でもやっぱり寒いですね~。
さて、久しぶりのブログになってしまいました。
書こう書こうと思っていましたら、第48回CDA2次試験の日が明日、明後日ですね。
多くの人が焦るばかりで、自信をもってその日を迎えられる人はおられないと思います。
エールを送るとしたら
「答えを求めるのではなくCLの話を丁寧に聴く姿勢を貫く」
・悩んで来られた1人のCLを前に、しっかり受け止め受容しましょう
『あなたはどうしてそう悩むのですか?』
『悩むあなたはどんな人ですか?』
『悩んでいるあなたはどんな仕事をされているのですか?』
『悩むあなたを私は知りたいのです、教えて下さい』
・受け止めた後は常に自己一致と共感的理解の態度で問いましょう
『私はこう感じるのですが違いますか?』
『私の経験ではこう思うのですがいかがですか?』
試験はCDAとして堂々と「自分らしく」臨んで頂きたいと思っています。
頑張って下さい、応援しています。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「受容によって心の糸がほぐれる」
2015年11月28日 10:49今日は一段と寒いですね。
さて、最近CLをやる機会が多くあり、あることに気がつきました。
それは、最初の受容が十分であるのかないのかによって展開が大きく変ることです。
皆さんの中にはCLの感情、主訴の把握に神経が行ってしまって、受容がなおざりになっていませんか?
次の逐語録から考えてみましょう。
CDA:上間さん、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。
CDA1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。
ご自分は向いていないと感じておられる。 *アンダーラインが「受容」です。
もう少し詳しく教えていただけますか?
CL2:そうですね・・・・・・・あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ)
そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。
CDA2:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。
それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。
しかし、実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる? *アンダーラインが「受容」です。
・・・(間)・・少し何か違うとは?
いかがでしょうか?
ロジャーズは「受容とはあるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」と言っています。
具体的には
1.CLの言葉を使って丁寧に伝え返し受け入れる。
2.CLの価値観、思い、感情は正確に伝え返し受け止める。
3.そして捉えた来談目的に心を置き、自問自答を促す。
これだけでCLの心の結び目がほぐれ、CDAに話したい気持ちが芽生えてきます。
カウンセリングは言葉のキャッチボールではなく、心のキャッチボールだと思います。
いかがですか?
頑張りましょう、応援しています。
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CDA2次試験「口頭試問は10%ではない」
2015年11月25日 07:53CDA2次試験の評価項目の判定ポイントに
□振り返り ロールプレィの中で出来たこと/出来なかったことを明確化する(5%)
今後の面談の進め方を適切に捉えたか。
◇将来の展望 CDAの資格の活用・将来展望の内容が明確か(5%)
とありますね。
口頭試問の判定ポイントはこれを合わせた10%だと決して勘違いしないこと。
口頭試問でしか分らないことは勿論以下の2つですね。
□振り返り □5%
◇将来展望 ◇5%
ロープレを通してチェックできるのは以下の5つですね。
○傾聴(非言語表現) ○40%
○傾聴(言語表現)
○傾聴(かかわり方)
◎自己探索の支援 ◎50%
◎主訴・問題の把握
この中で以下の2つは受験者に尋ねないとわかりませんね。
・主訴・問題の把握の程度
・自己探索の支援によってCLの価値観、考え、自己概念の把握の程度
従って
5%+5%+50% = 60%
と、かなり高いウェイトですね。
つまり、ロープレと口頭試問がセットで合否が問われているのです。
ロープレをベースに口頭試問によって
「あなたはこの10分でCLとの関係構築とCLの主訴・問題の把握に努めましたね?」
「さらに、次の50分でやるべき事を理解していますね?」
「また、あなたは今後CDAとして何をすべきかわかっていますね?」
が問われているのだと思います。
「初めてのロールプレイ手引き」の一部「口頭試問」を参考にしてください。
いかがですか?
頑張りましょう、応援しています。
CDA2次試験「ロープレの進め方のキーワードは来談目的」
2015年11月23日 21:35皆さんの中にはロープレをどう進めたらよいのか、わからない方はいらっしゃいませんか?
たとえば
CDA:上間さん、さっそくですが、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)
で、車の営業マンとして(えぇ)半年、そろそろ半年たつんですが、(はい)
もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。
ここのキーワードは「向いていない」です。
そこで
CDA1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。
ご自分は向いていないと感じておられる。
向いていないとはどういうことですか?
とすると
CL2:そうですね。向いていないというか、違うという感じでしょうか。
とCLが答えるでしょう。
それは、CLが混乱してまだ気づかないでいるからです。
ですから、CDAはCLにしっかり《受容》《共感》《一致》し寄り添い
《経験代謝》、《自己探索の支援》の中でCL自身《自己概念》が気づいていくのだと思います。
ここは、
CDA1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。
ご自分は向いていないと感じておられる。
もう少し詳しく教えていただけますか?
というのが王道です。
しかし、「向いていない」キーワードはどう展開しても決して忘れないでください。
これが暗いトンネルの中で「方向を示す光」です。
迷路に迷いそうになったら、「向いていない」キーワードに戻ることができます。
(中盤)
CL11:そうです。それ1つだけなんですねぇ(えぇえぇ)あのーまぁ私の仲間ですねぇ、同僚ですけど彼らはねぇ、やっぱり売上立ててますね。車をもう月に一台は達成してますしねぇ。(うーん)もう、そういうの見るとねぇ、もうなんか向いてないかなぁっと自分では思ってるんですよ。
中盤で再びキーワード
CDA11:上間さんのお仲間や同僚の方は車を売って売上をたて達成しているのを目にすると、比べてしまって、向いてないかなぁと思ってらっしゃるんですね?
上間さんは向いていないと思われる営業になぜ就かれたのですか?
と次のチャンスに掛けるのです。
きっと
CL12:そうですね、実は学生時代たくさんボランティア活動に参加しました。
困っておられる人とかかわり、奉仕し喜んで頂いた経験がありました。
それ以来人とかかわることが好きで、それがあって運良く営業職に就くことができました。・・・・・・
今思うと、私には営業職の役割である売上を立てノルマを達成する意識が薄かったような気がします。
上間さんに気づきがあったようですね。
今日は来談目的について2つ書いて見ました。
頑張って下さい、応援しています。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「来談目的をすぐ忘れる方へ」
2015年11月23日 20:42今週はいよいよ寒くなりそうですね。
さて、皆さんの中で来談目的をロープレ中に忘れて困る人はいませんか?
私もそうでした。
先に受かった仲間のCDAから秘技を伝授されました。
本番でもクリップボードを渡されますよね。
練習中はクリップボードに名前と年齢を書いていましたが、
ロープレ中に来談目的を書いたら?と勧められました。
ただし、じっくり書くとそちらに集中してロープレがうまく行きませんので
こんな感じでサインします。
「向いていないんです」と言えば、手元を見ないで大きく「む」とサインします。
はじめは見るかも知れませんが、手元にあると思えば安心できます。
そうやってロープレ練習をやっていると、本番では来談目的を忘れることはありませんでした。
「向いていない」の「む」
「プレッシャー」の「プ」
「馴染めないんです」の「な」
「辛い」の「辛(つ)」
「迷っている」の「迷(ま)」
「不安なんです」の「不(ふ)」
「ついていけない」の「つ」
いかがですか、簡単でしょ?
CDA2次試験「苦労されている方へのメッセージ」
2015年11月22日 20:05第48回2次試験の日まで1ヶ月を切りましたね。
先日、第47回2次試験に合格されたNさんから「私の事をブログにアップして構いません」とメッセ―ジが届きました。
これからのお話しは、私の自慢話でもなくNさんと私のかかわりを通して、今2次試験で苦労されている方へ一助になればと思ったからです。
初めての出会いは今年3月末に「スカイプでCL役をお願いできないか?」とのメールが届きました。
Nさんによれば2次試験の4回目の不合格通知が届き、ネットを頼って私のブログにたどり着いたとのこと。
早速4月初めスカイプで今までの講評結果を拝見し、どんなロープレされてきたのか何が不足しているのかヒアリングをしました。
4回目(第45回2次試験)の講評は1(主訴・問題の把握),2(自己探索の支援),3(傾聴・非言語),4(傾聴・言語),5(傾聴・かかわり方)全てにチェックが入っていました。
かなり厳しいことを予想しながら、その日のうちに第1回目のロープレに入りました。
有料の講座を2回受けたとの事でしたが、結果はロープレの基本をまったくご存じないことでした。
それからロジャーズのCL中心療法と伝え返しを中心にロープレ+逐語録+添削を8回実施。
結果は、5回目(第46回)の2次試験も不合格でしたが、講評のチェックが2つ(傾聴)減っていました。
次の受験がNさん曰く「崖っぷち」でした。
つまり、6回目で不合格だったら、再度1次試験からやり直すしかありません。
その気力は誰も残っていないでしょう、CDAを断念するでしょう。
そこから、また、毎週の木曜日ロープレと逐語録の添削を13回実施。
ここまでやっても厳しい結果が予想できました。
1つはリアルのロープレをできる環境がないと固持されたこと。
2つは傾聴はある程度できてきたが、毎回添削のチェックを入れなければならず安定していない。
3つは特に主訴の把握にムラ(できたり、できなかったり)がある。
そして第47回2次試験の受験前後にメールが届きました。
試験直前のメッセージ
「本日も有り難う御座いました。
出来が悪い生徒で、それなのに長く付き合って頂き、沢山の事も教えていただきました。
感謝しております。当日は力を出しきって終わらせたいと思います。」
試験直後のメッセージ
「自己採点65点。
何度やっても別世界の位置に座らされてる様な気分になります。
特に緊張はしません。CLさんは意外にCDAの顔を見て話をしません。
なので目線を合わせるのは難しいです。
そこに違和感を感じると恐らく試験に影響を与え始めます。」
このメールを受取って意味がよく分らないまま、厳しい結果を予感しました。
結果は「崖っぷち」で「桜咲く」CDA2次試験合格の報告を受けました。
合格後スカイプで報告を受けたとき、はじめてNさんの凄さが理解できました。
私とのロープレ以外に息子さんとロープレ練習をされていたこと
CL役の声を私の声にイメージ変換しロープレに臨んだこと
CL役の顔を初め真っ白にイメージし、ロープレしながら自分で色を付け確認して行ったこと。
「ダメだったらまたCDA1次試験を受ける気で準備をしていました」
と最後にサラっと言われたことでした。
Nさんからの2次試験対策で苦労されている方へのメッセージは
・決して諦めないこと
・日々自分なりに工夫しロープレを重ねること
だったと思います。
頑張りましょう、応援しています。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「初めてのロールプレイの手引き」
2015年11月16日 07:47第48回CDA1次試験の結果
2015年11月02日 07:37CDA2次試験「感情を拾う意味」
2015年10月29日 07:36朝晩が寒くなってきましたね。
さて、今日は「感情を拾う意味」を考えてみます。
来談者の情動の世界を正確に感じとる技法は、共感を高めるに、もっとも重要な技法といえよう。
とアイビーは「マイクロカウンセリング」の"感情の反映"で答えています。(つづけます)
一般に私たちは情動的・感情的レベルを語ることは困難である。
というのは、私たちは人生の早い時期から、感情をコントロールするということを教えられている。
事実、感情は私たちの知的作業を邪魔し、しばしば曖昧で、その思考過程を混乱させる。
それゆえ、有能なカウンセラーには、理論的背景には関係なく、クライエント自身がその生活における情動面を理解し、それに取り組むことができるよう援助することが必要とされる。
非常に有効な方法の1つは、クライエントを聴き、またそれに応える。
"あなたが感じ知覚している世界を正確に感じとることができます"ということをクライエントに伝え返すのです。
そうすればカウンセラーは、クライエントを、より完全な自己への気づきや自己理解の方向へ促すことができる。
もっと明確にいうなら、この技法では、クライエントの話す内容や決定に、ただかかわるというのではなく、むしろ表現される感情に気づき、それに反応する(伝え返す)ということが重要なのである。
クライエントが言語化していることは、メッセージの内容部分なのである。
カウンセラーはそのメッセージをどのように伝えているのかを聴かなければならない。
たとえば、クライエントがその熱意を伝えるときには早口に、そして落胆を語るときにはもっとゆっくり話すかもしれない。
カウンセラーが注目しなければならないのは、コミュニケーションにおけるこのような感情部分である。
「感情を拾い伝え返すことはもっとも共感を高める技法」とアイビーは言っています。
JCDAの「経験代謝」ではCLの語る経験で表われた感情や思考(自己概念の影)に問いかけることで自己概念が表われてくる(意味の出現)。
傾聴で感情を捉えることは「深い共感」と「自己概念を知る」ことにつながる「大切なキーワード」であることが理解できます。
いかがですか?
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CDA2次試験「伝え返しの意味に迫る」
2015年10月22日 06:54夕暮れが早く、通り越して冬が近いと感じますが、もう少し秋を楽しみたいですね。
さて今日のテーマは「伝え返しの意味に迫る」です。
先日、Aさんから依頼があり、久しぶりに私がCDA役をやった後のインタビューを紹介します。
私「Aさん、クライエント役をやられてどう感じられましたか?」
Aさん「そうですね。今CL役をやって思ったのは、ほんとうに伝え返しとういうのが多くって、CDAが確認したり聴いて行かれたのですが、CLの立場で伝え返しを丁寧していただけると、ほんとうに丁寧に丁寧に話を聴いてくださっているのだと感じました」
Aさん「それにプラス、自分が使った言葉が入っているので、『自分の気持ちがここにあって、こういう言葉で表現しているのだ』というのを相手から聞き直す感じですね」
私「そうなんですね。”ミラーリング=伝え返し”と言って、何か自分の言った言葉がエコーして返ってくる」
「そうすると自分の胸にスーと留まってくる感じです」
私「CDAが意識しているわけではないのですが”CLに丁寧に返すとCLに返っていく"この感覚がCDAは必要です。ただ技法だけでやっているわけではないのです」
いかがですか?
以前、ブログで紹介した「ロジャーズの伝え返し」を覚えていますか?
「クライアントの側から見れば、現在体験しつつあることの鏡を提供している。その鏡に映し出され、別の人の目を通して見られた感情や個人的意味は、よりシャープになっていくとのことです」
Aさんが感じた事が何となくというより同じ感じですね。
シャープとは「鋭い」という意味ですが、私は「より深く自分を見つめられる」という意味だと思います。
同時にCDAに対しては「受け入れていただいた思い〈受容〉」を感じ、信頼構築が進むのでしょうね。
ロープレ10分の序盤は「伝え返し」を意識しましたが、良い出来とは言えませんでした。
でも、Aさんには「伝え返し」の意味が十分伝わったと思いました。
一度試してみる価値があると思いませんか?
CDA2次試験「逐語録の添削からわかること」
2015年10月18日 10:26今日は地元碇神社のお祭りで、花火の音と神輿のかけ声が聞えてきます。
さて、逐語録に落とされてみられましたか?
結構、労力を費やすので始めの3分間からやってみて下さい。
早速事例を紹介し添削してみます。
CDA:上間さん、さっそくですが、今日はどのようなご相談でお見えでしょうか?
CL1:そうですね。入社がこの4月だったんですね。(はい)で、車の営業マンとして(えぇ)半年、そろそろ半年たつんですが、(はい)、もう、自分、向いていないんじゃないかなーと感じているんですよ。
CDA1:はぁ、向いてないなーと感じておられる。
CL2:んー(はぁ)
CDA2:何かありましたか?
出だしは非常に重要です。
ではCDA1、CDA2を添削してみましょう。
CDA1:4月に入社され車の営業マンに就かれ、そろそろ半年が経つのですね。〈受容〉〈伝え返す〉
~CDA2 ご自分は向いていないと感じておられる。〈感情〉〈伝え返す〉=〈来談目的〉
もう少し詳しく教えていただけますか?〈心〉〈王道〉
・丁寧に〈受容〉を心掛け、まず〈伝え返す〉こと。CLとの距離感はグッと縮まります。
・「自分は向いていないと感じている」〈感情〉は必ず捉え〈伝え返す〉
・〈来談目的〉はしっかり捉え、決して心から離さないことは重要です。
・CLの言った〈感情〉は漠然として分らないので、ここは〈王道〉で〈開かれた質問〉で答える。
・その〈心〉は、『あなたの話したいところからどうぞ話してください』という意味です。
いかがですか?
もう少し添削をつづけましょうね。
CL3:そうですね・・・・・・・あのー、元々は、人と接するのが好きなんですね。(あぁ) そういうのが営業かなと思って、いろいろ就活して、運よく車の営業マンとして採用されたんですよ。
それがですね、実際にやってみると、少し何か違うなーと感じてるんですよ。
CDA3:はぁ、実際にやってみられると、違うなーと感じられる
CL4:んー
CDA4:そうですか、どのような時に「違うなー」と感じられるんですかね、少し詳しくお話いただけますか?
再びここでCDA3,CDA4を添削してみましょう。
CDA3:上間さんは、人と接するのがお好きなんですね。〈受容〉〈伝え返す〉
~CDA4 それで営業職を目指していたところ「運良く」ですか?車の営業マンに採用された。〈受容〉〈伝え返す〉
それで実際やってみると、少し何か違うと感じていらっしゃる?〈感情〉〈伝え返す〉
(1~2秒間をおいて)少し何か違うとはどういう意味でしょうか?〈自己探索〉〈開かれた質問〉
・ここでも〈尊敬心〉を持ってお名前を言い〈受容〉し、丁寧に丁寧に〈伝え返す〉
・「それで実際やってみると、少し何か違う?」〈感情〉を必ず捉え〈伝え返す〉
・少し間をおいて、「少し何か違うとはどういう意味でしょうか?」〈自己探索〉につながる〈開かれた質問〉で返すこと。ここは大変重要な箇所です。
・また、序盤なので「どうのような時に」とかまだ限定しないくてもいいと思います。
ここまでたった2分ですが、CDAの課題が見えてきましたか?
・受容し伝え返すこと
・感情はしっかり捉え伝え返すこと
・伝え返した後は自己探索をうながすこと
CLはしっかり寄り添って聴いて頂いていると感じ、信頼関係が進んでいくと思います。
CDAは〈感情〉をとらえ〈自己探索〉で自問自答をうながし「CLの価値観、考え」を導くことで、より早く「CLの主訴・問題」につながると思います。
いかがでしょうか?
次回もこの後を続けてみましょう。
(つづきはこちら)
CDA2次試験「逐語録からわかる気づきの発見」
2015年10月17日 19:26すっかり秋らしくなり、こちら広島市は「フードフェスティバル」で賑わっています。
天高く馬肥ゆる秋って感じでしょうか。
本当の意味は、夏に草をたくさん食べた匈奴(北方)の馬たちが攻め込んでくるという警告の意味とか。
第48回CDA2次試験に向けて動かれている方、第48回CDA1次試験の結果を待たれている方、そして第49回養成講座を受けながらCDA1次試験対策に入られている方など、お祭りどころではなく「試験」が攻め込でくる感じでしょうね。
さて、今日は「逐語録からわかる気づきの発見」について考えます。
複数回受験の方の講評を見せて頂く機会があり、どの方も傾聴にチェックが入っています。
その方の抱えておられる悩みは
・ロープレと口頭試問のフィードバックを受け、録音もし、改善もしたのにそれでも不合格だった。
・10分間のロープレのどの部分が悪いのかわからない。
・問題はわかるがどう改善したら良いかわからない。
・自分のどこに問題があるのかわからない。
・わからないから次の試験までにどこをどう直せばよいのか八方ふさがりだ。
そのような方は、過去のロープレ録音を逐語録に落とすことを強くお勧めします。
最初に断言します!
自分では気づかれなかった多くの発見に驚かれるでしょう。
・CLの言葉にただ返すだけで気持ちに寄り添っていない
・感情や価値観や考えを言っているのに拾えていない。
・CLが何度も同じ言葉を発しているのに気がつかない
逐語録に落としたら自分なりに改善すべき個所を言い直しましょう。
どうして拾えなかったのか自分なりに内省することが極めて重要です。
そして、指導を受けたCDAの方に見てもらいヒアリングを受けると良いでしょう。
自分の課題が分ったら必ず改善できると思います。
八方ふさがりの方へ、試してみる価値があるとは思いませんか?
次回は逐語録の事例で具体的に説明したいと思っています。
頑張りましょう、応援しています。
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CDA2次試験で必要なスキルまとめて説明(最新)
2015年10月12日 10:00さて、ここでもう一度CDA2次試験で必要なスキルをまとめて説明してみます。
■クライエント中心療法の3つの態度
「受容」無条件の肯定的尊重 あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること
「共感」共感的理解 その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく
「一致」自己一致 カウンセラーがCLの話に虚心(先入観を持たないで素直な心でいること)に耳を傾けながらも、同時に、自分自身の内側にも深く、やさしく、ていねいに、ふれながら、ふれながらしつつ、CLとともに進んでいく姿勢を保つことができていれば、CLのほうも安心して自分の内側にふれて、そのなかに深く入っていくことができます
■3つの傾聴
・傾聴(非言語表現)姿勢、視線、顔の表情等 →「マイクロ技法の"かかわり行動"」をご参照ください
・傾聴(言語表現)いいかえ、反映、質問等 →「マイクロ技法の"かかわり技法"」をご参照ください
・傾聴(かかわり方)共感、受容的態度、好意的関心→「クライエント中心療法」と考えてください。
■経験代謝のコンセプト 「CDA2次試験経験代謝の考え方について」はこちらをご参照ください
・経験代謝とはCLに経験を語ってもらい、その中に写し出される自分(自己概念)と見えるように心掛ける。
・CDAはこのサイクルを回すことで自己概念の成長を促すことを心掛ける。
・自己概念とは個人の大切にしたいこと(価値観、信念、自分らしさ)、よりよく生きたいエネルギーが詰まっている。
・この自己概念が明確になると
①自分が向いたい方向性が見えて気やすくなる
②実現したい未来が見えて気やすくなる
③動機が高まり主体的な行動を起こすことが可能となる
■経験代謝と自己探索の支援
・経験の再現(経験代謝を促す質問)
「どんなやりとりがあったのでしょうか?」
「どんな話し合いがあったのでしょうか?」
「どんな思いで対応されたのでしょうか?」
など《ど活用》といいます
・自己概念の影
経験の再現によって、CLの"思考"や"感情"が現れることを自己概念の影と呼びます。
・自己探索の支援(自問自答を促す)
クライエントの問題の背景にある感情、思考(自己概念の影)をCL自身が把握できるように促す(伝え返す)」
「CL:整理解雇をしてきて胸にしこりのような物が残りました」
「CDA:整理解雇されてきて、しこりのような物が残ったとはどんな感じですか?」
または「CDA:整理解雇されてきて、しこりのような物が残ったとはどんな気持ちですか?」
・意味の出現
経験代謝によってCLの考え方、信念、価値観が現れること
「CL:私は人事部長として解雇通達する立場ではありますが、彼らやその家族を含め人生を奪ったような気持ちで自分が許せません」
■主訴・問題の把握
CLの発した来談目的を基に面談を進め経験代謝と自己探索によってCLの価値観・考え・拘りが見えやがて主訴と背景にあるCLの問題が掴めるよう面談に務める
「CDA:XXさんは人事部長という会社の立場で解雇してきたが、その人達の人生を奪った気持ちで自分が許せない、それがしこりとして残っていてお辛いのですね。
この先も解雇することを考えるとこれ以上耐えられない、いっそ辞めてしまいたい気持ちもおありなのですね」
いかがですか?
(つづきはこちら)
CDA2次試験「3つの傾聴」その2
2015年10月12日 09:49次もCDAの3つの傾聴をテキストのアイビーのマイクロ技法と照らし合わせまとめました。
2.傾聴(言語表現)いいかえ、反映、質問等
マイクロ技法の「かかわり技法」(上図黄色部分)には、「CL観察技法」「質問」「はげまし」「いいかえ」「要約」「感情の反映」「意味の反映」に種別され説明します。
・CL観察技法(言語):CLの言語によるコミュニケーション(キーワード、言語パターン、矛盾、込み入ったメッセージ等)を観察し、相手の波長に合わせたコミュニケーションを通じてCLとの関係に調和が生じます。
・質問:質問は情報収集のためだけに行うのではなく、むしろCLの自己探索を深めるために使います。
〈質問の種類〉
①開かれた質問:「今日はどのようなことでおみえになりましたか?」「その点についてもっと話してもらえますか?」「具体的にはどんなものでしょうか?」「このことを話しながら、今、どんな風に感じていらっしゃいますか?」
②閉ざされた質問:「結婚していますか」「事務職について何年ですか」
・はげまし:「がんばれ」などと励ますのではなく、CLの語りを促す技法です。
「それで?」「それから?」「たとえば?」「もっと続けて話して下さい」なども効果的です。
ときには「沈黙」が価値のあるはげましになることもあります。
・いいかえ:CLが言ったことを正確に把握しているということをCLに伝える上で効果的です。
〈いいかえの効果〉
①CLに、CDAが今一緒にいて、CLの世界を理解しようとしていることを伝えることができる。
②CLの発言をより簡潔に整理することができる。
③CDAが正しく認識しているかをチェックすることができる。
また、いいかえは新しい話題への展開にも役立ちます。
・要約:いいかえよりも長い時間のCLの話をまとめることをいいます。
要約により、CLの話のすべてを統合できるように援助します。
つまり、いくつかの発言をまとめそのエッセンスやテーマをとらえ、混乱したものを明瞭にするのに役立ちます。
正確な要約は、CLを尊重することにつながります。
〈要約する際のポイント〉
①正確に聴いていることを相手に示します。
②面談を通じて一貫したパターンの存在に注意します。
③全体のストーリーの中で、中心的な道筋には特に注意をはらいます。
〈要約のタイミングと効果〉
①はじめ:カウンセリングの目標を改めて認識させて、レディネス(*)を高める効果があります。
*レディネス:学習活動に効果的に従事することを可能ならしめる学習者の心身の準備状態をいう。
②CLの話が混乱しているとき:漠然としていた感情が1つにまとまりのあるものとして体験できるようになります。
また、CLの話が断片的で途切れがちであったり、沈黙が多くなったときには、それまでの内容を要約してみると、会話の発展につながります。
・感情の反映:CLの情動(*)面に焦点をあててこれに「かかわる」技法です。
CDAは、理論的背景に関係なく、CLが生活の中で感じる自身の情動を理解し、それに取り組めるよう援助することが求められます。
CL個人の認知やその背景的なものから噴出する、特定の事柄や人物に対する多種の情動や感情に選択的にかかわることは、問題を深く掘り下げるということにつながります。
*情動とは恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情で、急激で一時的なもの。情緒。
〈感情の反映のためのステップ〉
①感情を命名します。実際に言語化された言葉を通して、または非言語のコミュニケーションを通して伝わってくるCLの感情を言語化します。
②CDAは「あなたは・・・と感じているように聞こえます」「・・・のように受け取れますが」というように、断定するのではなく、確認を含めた表現でCLの情動を指摘します。
③いいかえと併用し、状況を特定しながらさらに明確にします。例えば、「あなたは・・・のとき・・・と感じるようですね」など
④面接場面において即座に「今のここ」の感情を指摘し、それに働きかけることができれば、最も有効なものとなります。
・意味の反映:体験に隠された真髄、「意味」を探求することを促します。
意味は感情と同様に、あるいはそれ以上に、個人の生きざまを形成する基礎となっています。
そして、内言(*)を使って比喩(ひゆ:たとえ)的に自分自身に語りかけ(自問自答)、秩序立てるのです。
言い換えると意味づけをすることにより、出来事を自分の人生のあらすじとして取り込むのです。
*内言(ないげん):発声を伴わずに自分自身の心のなかで用いる言葉。
〈意味の反映のための技法〉
①CLの言葉、表明される価値意識や態度(CLにとって大切なこと)に注目します。
②CLが最も大切な側面を述べていると思われるもの、もしくは、拘りを述べていると思われるものが見えてきたら、CLの言葉「キーワード」を用いて、その表現したことをとらえます。
③「意味」「価値」「意図」などを用いて明確にします。
「それはあなたにとってどんな意味をもちますか?」「それはあなたにとって重要なのですか?」「ここで話したことで重要だと思われるものは何ですか?」「あなたには、どんな意図があってそうしたのですか?」
④CDAは、決めつけずに自分の聞き方があっているかをチェックします。
3.傾聴(かかわり方) 共感、受容的態度、好意的関心
これはCL中心療法の「3つの態度」をご参照ください。
「CL観察技法」がどっちに入るか迷いましたが、傾聴(非言語)と傾聴(言語)に分けて記述しました。
また、「感情の反映」と「意味の反映」はCDA2次試験の「自己探索の支援」とかぶったところが多いですね。
こうやって書いてみると3つの傾聴はCDA2次試験ではマスターすべき必須技法だと思われませんか?
CDA2次試験「3つの傾聴」その1
2015年10月12日 09:20外に出るとしめ縄に紙垂(しで)がヒラヒラと、地元碇神社のお祭りのようです。
さて、2次試験不合格者には必ず傾聴3,4,5(講評)のどれかにチェックが付いています。
今更ながら傾聴の基本の重要さに気がつき、CDA2次試験3つの傾聴をマイクロ技法と照らし合わしてみました。
1.傾聴(非言語表現)姿勢、視線、顔の表情等
マイクロ技法の「かかわり行動」(上図の一番下)といって、信頼や共感、敬意、尊重、誠実さやあたたかみを伝えることができ、CLとの信頼関係を構築することにつながります。
・視線:本当にその人の話に関心があるときは、相手の目を見ます。
視線を合わせる(アイコンタクト)ということは、あなたに関心があるということの現れです。
・身体言語:人は相手の表情、視線、動作などの身体言語(ボディーランゲージ)からさまざまなメッセージを受取っているのです。
姿勢や動作にも十分に注意できるようになると、CLに自分の感じていることをきちんと伝えることができます。
・声の調子:話すスピード、声の大きさ、調子、話し方やその変化は、相手の話に関心を持っているかいないかを表現します。
大切なのは、相手の気持ちと共にあるということです。
・言語的追跡:CLの発言に自然に応答し、CLが話しやすいように話せる環境をつくることも、安心できる環境をつくる上では大切です。
相づちを打ったり、「ええ」や「うんうん」だけでも相手を話しやすくさせることができます。
CDAは何を言うべきか思いをめぐらす必要はなく、CLが話していることに気持ちを集中させることが大切です。
・CL観察技法(非言語):CLの非言語によるコミュニケーション(顔の表情、姿勢、動作、などの身体言語)を観察し、
相手の波長に合わせたコミュニケーションを通じてCLとの関係に調和が生じます。
テキストから拾い出しましたが今読むとなかなか良いことが書いてありますね。
傾聴の基礎ですね。チェックが入っている方は少し見直したらいかがでしょうか。
第48回CDA2次試験に向けて
2015年10月11日 18:37今日、第48回CDA1次試験が終わりましたね。
しばらくは、心を休め鋭気を養っていただきたいと思います。
さて、試験の結果は「できた」方より「わからない」方のほうが多いと思います。
私のように結果を待ってから2次試験対策に入る方が多いと思いますが、
それでは「遅い」と言いたいのです。
第48回1次試験の合格発表が10月29日(木)、
結果が届くのは、早くて10月30日(金)遅くて11月1日(日)です。
第48回2次試験が12月19日(土)12月20日(日)の両日。
発表から試験日まで1ヶ月と19日間、何とかなりそうですね?
いえ、いえ、それでは何ともなりません。
1次試験対策は1人でできますが、2次試験対策は1人ではできないからです。
CDA2次試験対策を指導できるCDAの方1人に対し受験生1~3人の形が理想です。
①CDA2次試験対策ロープレ・口頭試問を指導できるCDAが確保できるか
②ロープレのできる場所が確保できるか
③2次試験は当日どんな形で行われるのか情報収集ができるか
④2次試験対策で身に付けるべき理論(知識)は何か
⑤ロープレで何を身に付け2次試験で何をしなければならないのか
⑥ロープレで何をしてはならないのか、それはどうしてか etc
そして、
経験のある人ほど苦労され、むしろ経験の少ない人ほどスムーズに合格されるでしょう。
それは、
CDA2次試験はアドバイスも方向を示すことも解決をはかることもしてはならないからです。
ひたすら
①ロジャーズの来談者中心療法の3つの態度
②マイクロ技法のかかわり行動とかかわり技法
③自己探索の支援
④経験代謝のコンセプトを理解しかかわる
を身に付け、
試験の10分間のロープレで意図を持ってCLにかかわること
また、
⑤口頭試問の意図を理解し、いかに答えれば良いのか
以上のことをこれまでブログで書いたことを含め考えてみたいと思います。
落ち着く暇もありませんが、次のCDAの本丸(2次試験)に向けて準備を進めてくださいね。
頑張りましょう、応援しています。
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第48回CDA1次試験の日が残り一週間に迫ってきました。
2015年10月04日 11:38すっかり秋らしくなりましたね。
今朝第49回養成講座受講生の方からスカイプで質問をお受けましたが、第49回CDA1次試験が12月に前倒しになったことを知りました。
養成講座を受講しながら、1次試験対策に入らざるを得ず、大変な状況であることがわかりました。
さて、第48回CDA1次試験の日が残り一週間に迫ってきましたね。
言えるとしたら最後の一週間は大変重要です。
まだまだ得点力が伸びる時期だからです。
最後は論述問題に掛ってきますね。
1.文章内に重要キーワードが入っているか
2.問われたことに答えているか
3.記載された内容に整合性があるか(矛盾や間違った内容など)
4.指定文字数をクリアしているか
5.その他(誤字・脱字はないか、読みやすい など)
上記4は必ずキープすること。
上記1のキーワードが入っていること。
決して0点はとらないことが重要です。
さらに、2と3と5に心掛け、C評価(18点)以上を狙ってください。
そして、試験の終わりの合図まで全力で挑み、合格点に執着して頑張って下さい。
応援しています。
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第48回CDA1次試験勉強方法の質問にお答え(3)
2015年09月26日 11:26今日も曇り空です。それにしても連休中は良い天気でしたね・・・(何を今更思い出して)。
さて、今日のご質問は
Q3:勉強は朝一が良いのか就寝前がよいのか?
A3:ブログでは朝一と書いてきましたがどちらでもよいと思います。
要は毎日まとまった時間が2時間以上とれれば良いと思います。
・子育て中のお母さん、お父さん、どうしても早朝しか勉強時間が取れない方
・介護中で勉強時間がどうしても早朝しか取れない方。
・普段の仕事が忙しく帰ってからの勉強時間が取りにくい方。
を対象に考えていましたが、ご質問された人は夜を勉強時間に充てられていました。
そう言えば高校、大学からずっと40代まで勉強は夜だったことを思い出しました。
今考えると社会人になり仕事と家庭の中で集中して勉強できていたか疑問が残ります。
その思いもあり、朝一を薦めていたのかも知れません。
あるブログには「就寝前の勉強が記憶の定着に良い」と書いています。
「ただし、暗記する量には注意が必要です。ここぞとばかりに大量に暗記しようとすると、脳が覚醒してしまい、眠れなくなる可能性も十分にあるのです。睡眠時間を十分に確保しないと、記憶の定着が効率的に行われないので本末転倒です。就寝前はサラッと勉強するぐらいが丁度良いでしょう。」
*「記憶術のやり方 暗記する方法のまとめ」より
とも書いています。
CDA1次試験はサラッと勉強するくらいでは合格できませんよね。
やはり、それぞれの環境の中で、自分に相応しいやり方でよいのだと思います。
頑張りましょう、応援しています。
(つづきはこちら)
第48回CDA1次試験勉強方法の質問にお答え(2)
2015年09月23日 09:28今日は朝から秋晴れです。
さて、今回もブログを見て頂いた方からの質問にお答えします。
Q2:「Web答練」の勉強のやり方について詳しく教えて下さい。
A2:これまで「4肢択一問題」はこれでマスター出来ますと言ってきました。
私は日本マンパワーさんの回し者ではありませんが、本番の試験問題と同じ形式であるところを評価しています。
・4つの問題から「”正解”ヶ所」または「”間違い”ヶ所」を1つ選ぶ「4肢択一問題形式」であること
・解説があるので、いちいちテキストを確認する必要がない
・1セット終えると瞬時に点数が表われ弱点の傾向が把握できる
本来はテキストを読み込みそれが身についたか「Web答練」で自分の習得レベルを測り、弱い部分を集中的に行いマスターしていきます。
また、残り1ヶ月で模試の結果が合格点に達していない方でも「Web答練」をくり返しやるだけで「4肢択一問題」はマスターできますと言ってきました。
しかし、時系列的にどう勉強すれば良いか説明してきませんでしたので今回イメージにしました。
まとめますと
・同じ問題(セット)の実施間隔は3日以上開け、記憶の定着を図る。
・高得点が取れる得意なセットは5回やる必要はない。
・10月11日(日)の試験日1週間前には14セット正答率の平均点は95%以上とれること。
(お詫び:今のWeb答練は14セットとのご指摘があり訂正しました)
いかがですか?
(つづきはこちら)