CDA2次試験「CDAの心をこめた伝え方」

2016年01月02日 13:00

今までに話していないことが1つあったことに気がつきました。
それは「CDAの心をこめた伝え方」です。

昨日から諸富祥彦著「ほんものの傾聴」を読み直し、
レッスン⑪「クライアントの暗さ、つらさの次元に踏みとどまること」を紹介します。

クライアントが抱えている「寄る辺なさ(身を寄せるあてがない)」「未来への不安」「もう自分ではどうしようもない、という、途方にくれた感じ」・・・この心の世界にしっかりと踏みとどまり、こころをこめて「いっしょにいる」ことが何よりも大切なのです。

つづけます

「うん・・・そうですか・・・あなたが、もう恋も結婚もあきらめたほうがいいと前からおっしゃっていた・・・その背景には、五年前に別れた彼のことがあって・・・今でもたましいは彼のもので・・・もう一生、そのままかもしれない・・・彼のこと、いつか忘れることができる日がやってくののかどうか・・・誰か、教えてほしい・・・もう、自分ではどうしようもなくて・・・どうしていいか、わからなくて・・・誰か、教えて欲しい・・・そんな、お気持ちが、ご自分のなかに、おありになる・・・」

こんなふうに言って、クライアントさんの「気持ちの表現」を受け止めて、伝え返します
カウンセラーが「何を言うか」は、あまり大切ではありません。

いかがですか?
「カウンセラーが”何を言うか”は、あまり大切ではありません。」とはちょっと極端ですが、著者が言いたいのはどのように言うかつまりこころをこめて”いっしょにいる”ことが何よりも大切だと思います。

初めて読んだ時は「ふーん」という感じで分かりませんでしたが、改めて読んで今は理解できます。
これまでロジャーズの3つの姿勢(または態度)「受容」「共感」「一致」しか書いて来なかった気がします。
CDAはこころをこめて"CLといっしょにいる"伝え方を加えたいと思います。

頑張ってください、応援しています。

(つづきはこちら)