CDA2次試験「初めての試験(5)自己概念について」

2015年12月30日 08:27

今日から年末年始休み・・・いかがお過しですか?

さて、今日も2次試験を初めて受ける方へ、インタビューをつづけます。

Hさん:今出た自己概念は捉え方として「価値観」でいいですか?

私:それもありますね。例えば「悩む」というのは、自己概念が経験を受け入れられない状態です。

Hさん:拘りみたいなもの・・・

私:そうです。左に自己概念、右に経験(下図)があります。

私:例えば、CLが「最近、会社がつまらなくて・・・」と言います。
CDAは「会社がつまらない?何かあったのですか?」と問います。
CLは「それが、もやもやしてよくわからないんです」と言い、本人もまだ見えていません。

私:その時の状態が上図の「自己概念」と「経験」が離れている「自己不一致」の状態です。

私:CDAは「今どんなお仕事に着かれているのですか?」と問います。
しばらくCDAがCLに仕事内容「事務職」や立場「5年目、部下2人」など状況を聴きます。
再びCDAが「いつ頃からそう思うのですか?」と問います。
CLは「5月くらいですかね・・・・・」と言い、CDAが「何かあったのですか?」と問います。
「5月に新しい上司に替わったんです。前の上司は私に任せて頂けてたんですが、今の上司は私のやることなすこと細かくチェックし、指示ばかりで任せてくれないんです」と経験代謝が回ってきます。

私:この段階ではまだCLの「自己概念」は見えてこないのですが、例えば『強い自負心』とします。

私:CLの自己概念がじゃまをして「自分を認めてもらえていない上司のやり方に不満」が主訴です。

私:やがて、CDAがCLに「あなたの上司はどうして任せてくれないんでしょうか?」と問います。
「・・・そう言えば、月末月初では結構残業してましたが、上司が来てから残業も無くなって部下は喜んでいます。
・・・そうですね、私のやり方に改善の余地があったのかも知れません。・・・もう一度見直してみます。」

私:少し端折りましたが、カウンセリングによってCLに気づきがあり、上図の「自己概念」と「経験」が重なった状態です。
自問自答(自己探索の支援)を促し、経験を語って(経験代謝)もらい、自分に気づく。

私:Hさん、いかがですか?

Hさん:ふーん、そっかー

私:長くなりましたね。
CLとは初対面です、CLはCDAだから話しをしようと思って来ているんです。
スタートラインの「受容」は忘れないでください。
この辺で終わりたいと思います。頑張ってください。

Hさん:わかりました。ありがとうございました。

いかがですか?

頑張ってください、応援しています。

(つづきは、こちら)