キャリアコンサルタントを目指している方へようこそ!

このWebは私がキャリアコンサルタントなって、今歩いている道を皆様と共有し理解を深め合うことを目的とし、それをノウハウ集にまとめました。
私はこの春に1級キャリアコンサルティング技能士になることができました。長い間、皆様と関わることができたお陰だと感謝を申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。塾長 木原厚二 R5.4.1

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CDA2次試験クライエントに対するCDAの態度と試み(まとめ)

2015年05月31日 08:53

第47回CDA2次試験(8月22日・23日)に向けて準備されていると思います。
これまで述べてきたことをイメージにしまとめました。
初受検の方は2次試験の指針として、複数回受検の方はどこを重点的に練習すればよいのか参考にしてください。


(1)CDA2次試験身に付けなければならない知識とスキル:労力割合(%)
・ロジャーズの3つの態度と3つの傾聴(マイクロ技法の基本的かかわり技法):70%
・経験代謝のコンセプトと自己探索の支援:20%
・主訴・問題の把握:10%

(2)CDA2次試験ロープレでしなければならないこと(試み)
・信頼関係を構築するよう努める
・経験代謝を試み自己探索を支援するよう努める
・主訴や問題を把握するよう努める

(3)CDA2次試験口頭試問の答え方(◎重要)
・できた点、できなかった点を教えて下さい
・来談目的を覚えていますか(◎)
・主訴は何んだと思いますか(◎)
・この後50分、続けるとしたらどう進めますか(◎)
・今回何に心掛け試験に臨みましたか(複数回の受検者のみ)
・CDAの資格を取得したらどう活かしますか
注)◎重要とはポイントをはずすと不合格の可能性大です

次回はこれを基に説明して行きたいと思っています。

頑張りましょう!

(つづきはこちら)

CDA2次試験「無条件の肯定的尊重:受容」について

2015年05月28日 08:00

ロジャーズの3つの態度の最後にCDA2次試験「無条件の肯定的尊重:受容」についても書いてみました。
「無条件の積極的関心」や「無条件の肯定的配慮」と書いている本もありますが、ここではCDAのテキストに従います。
いろいろ著書を比べてみましたが、テキストが一番わかりやすいですね。
「あるがままにCLをあたたかく受け入れて、尊敬心と思いやりを持ってCLにかかわること」

これとよく似た感覚を思い出しました。
私は学生に面接練習をしていますが、答えにくい質問があります。

面接官「あなたの苦手なタイプを教えてください」
学生「自分の意見を押しつけてくるタイプの人です」
面接官「もし、入社して直属の上司がそういうタイプの人だったらどう対応されますか?」
学生「むー・・・・それは・・・・・我慢して従います・・・・」

非常に答えにくい質問にとっさに答えたのですが、面接官は「これではこの人は長続きしない」と思うでしょう。

私が学生にフィードバックをします。
「豊かな経験を持たれた上司を尊敬心と思いやりを持ってかかわるのではないですか?」
「あーっ、そうです!そうです!」
と即納得してくれます。

皆さんは苦手なタイプの人でもこのような気持ちで付き合えばうまくやっていけることを心得ておられますね(行動は簡単ではありませんが・・・)。

いろいろな著者の説明をあげようと考えましたが、テキストの表現で十分だと思いましたので、これはこれで終わります。

CDA2次試験「自己一致」について

2015年05月25日 06:40

自己一致について、なかなか難しいですね。
ここ数週間考え以下のように整理してみました。

これについては河合隼雄著「カウンセリングの実際」から紹介します。

「たとえば、私が今日は五時からCLと会うのはつらい、疲れているからやめたいと思っている。すると、CLが来たときに、「今日はあなたに会いたくない」と言うのが『自己一致』だという人があります。(略)そういう単純なことを言っているのではなく、自分の心のなかに動いていることはすべて、これを取り上げようというのが『自己一致』ということだと思います」

つづきます。

「そうすると、五時にCLが来たときに、疲れているから会いたくないという気持ちと、せっかく約束しているのだから合わねばならないという気持ちもあるはずです。(略)本心は「会いたくない」というのと、「会わねばならない」という両方があるわけです。(略)その相反するふたつのものが高まって、ふたつの音がそのままひとつのハーモニーにとけこんでいるというような態度ができれば、『自己一致』だと思います」

いかがでしょうか?
後半ちょっとわかりずらいですが、CLの矛盾した2つの本心をあるがままに受け止める態度を言っているのでしょう。

次に「自己一致」について私の失敗例から考えてみたいと思います。
CDA2次試験でのことです。

《設定》中川(女性)58歳 公務員 図書館勤務、主人、長女、義母の4人家族

CDA)今日はどんなご相談で見えられたのですか?
CL1)はい、実は今の仕事を辞めようかどうしようか迷っています。
CDA1)今の仕事を辞めようか迷っていらっしゃる?もう少し詳しく教えて頂けますか?
CL2)えー、今図書館に勤めていて早出や遅出や土曜日も出ないといけない中で、義理の母のことで、このまま続けられそうにないなぁーと
CDA2)今、図書館に勤めていらっしゃって、早く出る日や遅く帰る日があり、土曜日も出ないといけない、不規則なのですね。(えー)それで義母様とは今同居されている・・・
CL3)えーそれが脳溢血で倒れて入院をしていて・・(いつ)1ヶ月前です。それで右半身の麻痺が残ってしまって、リハビリに入らなければなりません。
CDA3)義理のお母さんが1ヶ月前に脳溢血で倒れられて右半身に麻痺が残って、リハビリや介護が必要なんですね。(えー)それで退職して介護しなければと。

CL4)えー、残り2年で定年なんです。(何か求めていらっしゃる顔)
CDA4)そうでしたか。定年前に退職しようかと。(えー)
   ご主人とは共働きなんですか(えー)
   ご主人はどう思われているのか教えてもらえますか?

CLの来談目的は「今の仕事を辞めようかどうしようか迷っています」です。
ところがCDA3で「退職して介護しなければと」と決めつけています。
CL4の「えー」を「Yes」と思い込んだのが原因ですが、よく考えると
CLは「介護しなければならない」と思う一方「仕事をつづけたい」気持ちがあったと思います。
だからこそ悩んで相談に来ているのだと思います。
CLの「本心」を見抜けぬままCDAは「自己一致」に至っていないダメな例ですね。

では、どういう態度で臨めばよかったか「自己一致」を諸富祥彦氏は「ほんものの傾聴を学ぶ」でこう言っています。

「カウンセラーがCLの話に虚心(先入観を持たないで素直な心でいること)に耳を傾けながらも、同時に、自分自身の内側にも深く、やさしく、ていねいに、ふれながら、ふれながらしつつ、CLとともに進んでいく姿勢を保つことができていれば、CLのほうも安心して自分の内側にふれて、そのなかに深く入っていくことができます」

いかがですか?
抽象的な表現ですが感じは掴めますね。

CDA2次試験「共感」について補足

2015年05月24日 19:00

CDA2次試験「共感的理解」を補足してみました。
今回は諸富祥彦著「ほんものの傾聴を学ぶ」から考えてみます。

「共感的理解 CLの私的な世界を、その微妙なニュアンスまで、あたかもその人自身になったかのような姿勢でーつまり、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりでその人の心の世界をその人自身の内側からー感じとり、そこで感じとったことをていねいに相手に『伝え返していく』こと」

と書かれています。
再度河合隼雄氏と比較してみましょう。

「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る」

諸富祥彦氏はより具体的に示されていますね。
例えば「その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりで(略)感じとったことをていねいに相手に伝え返していく」
しかし、「その人の心の世界をその人自身の内側から感じとり」を初めて読んだときさっぱり理解できませんでした。

そこで私なりに上記2つをミックスしてみました。

「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく」

いかがですか?
少しわかり易くなりましたか?

CDAスーパービジョンを受けました。

2015年05月23日 09:35

切っ掛けはCDA養成講座の平良先生から打診がありました。
手を挙げたのが早かったのか私と仲間の2人が決まりました。

「スーパービジョンとはスーパーバイジー(援助者)がスーパーバイザー(CDA指導者)から教育を受ける過程であり、スーパーバイザーがスーパーバイジーと規則的に面接を行い、継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させることを目的としています」

つまり上記のようにスーパーバイザーから教育を受ける機会を得ました。
1月中旬面談を実施後、逐語録に落としそれを基に3月中旬スーパービジョンを受けました。

手順はこうです。
①CDA(私)がCLと15分間面談をします。
②録音から逐語録に落とします。
③逐語録は一字一句漏らさず書きます。
④その時CLの口調、雰囲気、感じたこと、どうしてその質問をしたかを書きます。
⑤それをJCDAの担当者に送り、スーパービジョンの日時が指定されます。
⑦1時間を掛け、1対1でスーパービジョンを受けました。

逐語録とまとめ
逐語録を書くのに思った以上手間がかかります。
特に相づちを含め忠実に書きますので、何度も録音を聞き直します。
CLの言った事にどう感じたか。
CDAとしてどうしてそう答えたのか。
そして主訴、良かった点/改善点、気になる点。
「CLはあなたの関わりをどのように感じていますか?」の問が一番難しかったです。

スーパービジョン
スーパーバイザからたっぷり1時間、逐語録より1つ1つ丁寧に聴かれます。
こんな感じです。
「CL2の場面でCDA2はどうしてそう答えたのですか?」
「CL3の場面のCLの感情を拾えなかったのはなぜですか?」
「CDA4でCLの言った言葉と違う言葉で結論づけているのはどうしてですか?」
「CLの状況を確認したがる木原さんがいらっしゃるようですが」
・・・・・・・・・・でも決して責められている感じはありません。
問いはすべて自分に向かいます。

振り返り
「基本を忘れるべからず」に尽きます。
また、逐語録を書きながら自分のいたらない点や癖に徐々に気づいてきます。
そして、スーパービジョンを受けながらそれが「浮き彫り」になり、自分を見つめることができました。
正直に言いますとCDAとして「基本を忘れかけていた」「うぬぼれもあった」と思います。

最近「広島CDAひよこの会(主宰:河内理)」に入りましたがこんな表題(コンセプト)があります。

「ひよこの会」は、
~カウンセリングの癖(くせ)や垢(あか)を落とす場~として

~キャリアカウンセリングの初心に戻れる場~として
開催される自主勉強会です。

私たちCDAは常に「基本に返る」ことを自分に問い続けないといけない。
それが「スーパービジョンの役割」だと思いました。

CDAの皆さん、私のように「うぬぼれ」はありませんか?

第46回CDA2次試験の結果が届いたようですね。

2015年05月17日 19:03

合格された方へ
おめでとうございます。
支えてこられたご家族、仲間、先輩CDA、先生方に感謝の気持ちを忘れず、
CDAとしてスタートをきり「豊かな人生へ」手助けしましょう。

残念ながら不合格だった方へ
講評から何が不足していたのか徹底的に自分の課題を分析してください。
それが分かったら徹底的にロープレ練習と内省をくり返しましょう。
次回CDA2次試験8月22日・23日まで一緒に頑張りましょう。

苦労されておられる方に一言。
1日に集中的にロープレ回数を重ねるより、週1回~2週間1回のロープレ後、
逐語録に落とし内省を重ねる方が力がつくと思います。

3ヶ月を掛け再チャレンジしてください。

どうしてよいか迷っておられましたらこちらまでお問い合せください

第47回CDA試験に応募される皆様へ(有効期限)

2015年05月10日 11:09

昨日・今日も五月晴れで良い天気ですねぇー。
でも今週は台風の影響が!5月なのに!

さて今日はこれからCDA47回試験を受検される人へ。
また受ける前から躊躇されている人へ、そして1次試験を合格し2次試験を躊躇されている人へ。
"先の心配"を「CDA試験の有効期限」から考えてみました。
まず下の図をご覧下さい。


CDA養成講座修了後5年を経過した場合、認定試験への受験資格は無効とあります。
つまり第61回CDA1次試験(2020年2月)の受検までOKです。
受検猶予期間はたっぷりあり心配ありませんが、現実的にはここまでモチベーションが維持できませんね。

では、第47回1次試験6月受検して一発合格したとしたらどうでしょう。
CDA2次試験の有効期間は2年とあります。
つまり第47回CDA2次試験(2015年8月)から第52回CDA2次試験(2017年4月)まで、回数にして計6回で合格しなければなりません。
十分期間がありますね。

・・・・・果たしてそうでしょうか?

私の体験では2次試験は受験対策(ロープレトレーニング等)をしないと受検を何回重ねても1センチも進みません。
養成講座の仲間もどんどん離れたり、仕事、転勤、子育て、介護と環境もどんどん変ります。

「1次試験を受ける前から考えられません・・・」と声が聞こえてきそうですね。

言いたいのは1次試験を決意したら2次試験対策まで周到に計画し、サッサと合格してください。
それは
1次試験合格から2次試験の受験日まで期間が短く、合格してから2次試験の受験対策に入っても間に合いません
2次試験はCDAの熟練者に付いてロープレ指導を受けないと合格できません。
③2次試験対策は都会では有料講座が豊富にありますが、経費もかかるし地方ではそうもいきません
CDA養成講座の仲間や先輩CDAが大きな力になるでしょうが、合格が遠ざかると厳しいものがあります。
と思うからです。

いかがですか?

Webを涼しくしてみました!

2015年05月04日 11:42

もうすぐ立夏ですね!
Webも涼しくしてみました!

アンガーマネジメントの勉強会に参加しました

2015年04月28日 07:25

先日、広島のCDA「ひよこの会」(主宰:河内理氏)に初参加しアンガーマネジメントを学びました。
講師は梶田多恵子さん(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会シニアファシリテーター)。
声も良く通り元気ハツラツな方でした。

講義の合間にワークを交えながら理解していき、最後の質疑応答まで2時間半、
久しぶりに充実した時間を体験しました。

さて、アンガーマネジメントをおおざっぱにまとめてみました
○怒らないことが悪いのではなく怒る必要のないことは怒らないようマネジメントしましょう。
○問題となる4つの怒り

 1.強度が高い
 2.頻度が高い
 3.持続性がある
 4.攻撃性がある
○怒りは「第2の感情」である
 第1の感情:不安、つらい、痛い、悲しい、寂しい、嫌だ、虚しい、疲れた、苦しい等
 第2の感情:「第1の感情」が続く(または強い)とやがて「怒り」となって現れる
○私たちを怒らせるものの正体は「べき
 「あたりまえでしょ!」「常識でしょ!」「とうぜんでしょ!」
 怒る理由は自分の「理想」と「現実」のギャップにある
○「怒り」思い込みの分かれ道
 1.変えられること(コントロール可):会議の予定、姿勢、仕事の手順(私案です)
   重要→今すぐする、とにかくする
   重要でない→後回しする
 2.変えられないこと(コントロール不可):交通渋滞、台風、雨
   重要→受け入れる
   重要でない→スルーする
○怒りの4つの性質
 1.対象が身近なほど強くなる:身近な存在ほど、コントロールできると思い込みがち
 2.伝染しやすい:情動伝染人の気持ちは感染し、特に負の感情は伝染しやすい。
 3.高い所から低い所へ流れる:怒りの連鎖、強い者から弱い者へ流れる。
 4.エネルギーになる:行動をおこすモチベーションにもなる
○怒りの連鎖を断ち切ろう
 すべての人が自分の感情に責任を持てれば、私達は怒りの連鎖を断ち切ることができると信じています

○その他怒りのマネジメント
 《アンガーログを書いてみよう》
  ○月○日 場所:XXXXX
  出来事:XXXXXXX
  その人が言ったこと、やったこと
  自分がしてほしかったこと
  怒りの温度、傾向、冷静に自分を見つめることができる。
以上です。

いかですか?

CDA1次試験を目指されている方へ

2015年04月24日 07:00

これから2ヶ月弱受験勉強に時間を確保できるかに掛ってきます。

仕事を持ち、家事、子育て、介護の中で毎日1時間半から3時間、受検1ヶ月前は休みの日は全部と言っていいくらい受験勉強に費やさなければ合格はできません。
自宅、トイレ、通勤中、珈琲店、図書館、交流プラザなど利用してください。
しかし、受験日直前になっても「せめて後1週間あったら・・」と思われるでしょう。
やれるだけのことはやってください。

皆さんはCDA養成講座の勉強を通し以前と比べ遙かに成長されたと思います。
私も「目から鱗が落ちる」体験を何度もしました。
しかし、これに満足されず1次試験2次試験に合格し目的のCDAの資格を取得してください。

働く場所はハローワーク、自治体(就労支援等)、小中高校、大学等のキャリアセンター、人材派遣会社、大企業の人事部等と限られている現状があります。

しかし、一般の職場でも長く仕事を続けていると相談されたり人とかかわることが非常に増えてきます。
「あの人が元気になった」「あの人が明るくなった」「人の役に立てた」などたくさんの思いを経験されたことでしょう。
手助けしたことで反対に多くを教えられた事に気づかれたでしょう。

キャリアカウンセラーCDAとしてスタートをきって「豊かな人生へ」手助けをしませんか?

(つづきはこちらへ)


CDA1次試験対策の取組みーまとめー

2015年04月24日 06:55

CDA1次試験は6月14日(CDA2次試験が8月22日・23日)ですね。

CDA1次試験の願書は出されましたか?
いよいよ自分との戦いが始りますね。

CDA1次試験対策をまとめてみました。
①4肢択一問題対策(50問)
対策:「Web版答案練習システム」を利用されることをお勧めします。

断言はできませんがすべてここから出るといって良いでしょう。
400問、くり返しコンスタントに満点取れるのが理想ですが95%取れればOKです。

②記述式問題2問
2問といってもテーマ(理論等)が2つあり、記述ヶ所は全部で10ヶ所(問)位あります
対策1:テキストを読みこんでおくことが必須です。
対策2:私はすべての理論をワードにまとめA5サイズのノートに貼り付けて覚えることにしました。

それはテキストは直訳が多く(今はどうでしょうか?)丸覚えができませんでした。

時々見かけますが中高生が歩きながら勉強していますね。
ノートはとても軽くサッと取り出してあれができます。
それに野外だと声を出してもさほど目立ちません。
自分の声を通して脳に刺激され不思議と記憶に残ります。

こんなエピソードを思い出しました。
ある雨の日に後ろから自転車に(軽く)追突されたことがありました。
「何んだぁ!」と振り向くと自転車に乗った中学生が「すみませーん」と。
その瞬間「気をつけようねー」と自分も反省です。
くれぐれも混雑したところでは注意を!

③論述式問題
2問のうちどちらか1問を選択し例えば400字以上500字以内で答えます。
対策1:Web版答案練習システムの付録活用
論述問題と解答(PDF)が25問
付いています。
これを記述問題対策と同様A5サイズのノートの左半分貼り付け、右半分に文字だけでなく図や絵を入れまとめ覚えます。
対策2:過去の問題や仲間の意見を参考(山を張る)にさらに論述問題と解答を追加し覚えました。

最後に本番のポイントは以下の3つ
1.4肢択一問題対策(50問)は時間との勝負です。
  マークシートを意識し1問50秒以内40分以内で終えるようにしてください
  最低90%以上点をとれること
  つまり50問(1問1点想定)50×0.9=45点
2.記述式問題
  記述、論述併せて21点以上が合格の必須条件ですので、
  記述問題で最低80%以上点をとれること
  つまり10問(1問2点想定)20×0.8=16点
3.論述式問題
  0点は決して取らないこと。つまり、指定字数は書き上げる
  満点は必要なく部分点狙いで9点以上であれば(45+16+9=70点)合格
  しかし、間違いだらけであれば差し引き0点では元も子もありません。
  30点満点とすると最低70%以上点をとれること
  つまり30×0.7=21点

上記1,2,3の合計82点で堂々の合格です。
いかがですか?
※記述問題でワード文章でまとめた私の資料が必要な方はこちらからリクエストしてください(無料で差し上げます)。
(つづきはこちら)

CDA2次試験「共感」について(つづき)

2015年04月20日 06:54

今日も雨です。葉桜雨?(いえいえ)どしゃ降りです。

さて、前回の続き、CDA2次試験においてはどうでしょうか?
10分のロープレで「共感」できないと右往左往されますか?
例えばロープレの序盤、
「退職後のことを考えると不安なお気持ちで夜も眠れないのですね」
「もう少し詳しく教えていただけますか?」

ここで、「退職の体験」です。
「自分に体験はないが学生時代に感じた『将来に漠然とした不安』だろうか」
「自分に体験はあるが結局新しいことにチャレンジできた『選択肢が見つかる前の不安』だろうか」
どちらも自分の体験を通して共通の因子を感じています。
その時CLの体験を自分の共通の因子を頭に置いて「伝え返し」確かめます。

「仕事一筋に経理部長を33年もやってこられたのですね」
「ご自分を振り返ってどう思われますか?」

確認しているうちに
「趣味もなく仕事一筋に働いてきた経理部長の席がなくなることへの喪失感」
が主訴だということに気づいてきます。

「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る」河合隼雄著「カウンセリングの実際問題」より

CDA2次試験では「共感」しているかではなく「共感的理解」を試み理解が深まっているか?
が問われているのではないでしょうか。
ロジャーズが「共感」ではなく、「共感的理解」と言った意味がわかります。

いかがでしょうか?
(つづきはこちら)

CDA2次試験「共感」について

2015年04月19日 06:53

今日は雨模様です。
皆さんはこんな質問にどう答えられますか。

「共感できない時はどうしたらよいのでしょうか?」
私は「まず、CLの言ったことをしっかり伝え返し確認してください」
「そうしたら自然と共感が生まれます」と伝えました。

しかし、「共感」のことが気になっていました。
故・河合隼雄著「カウンセリングの実際問題」にこんなことが書かれています。

「われわれ(カウンセラー)の態度として共感したいという態度は持っています。
そして、絶対、本当のというまでは分からなかったとしても、自分のやってきた体験を共通の因子として、それにつながっていこうとしています
共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る

さらに続きます。

「家出をしたいという子どもの、家出をしたい気持ちがそのままわかるのでなく、もっと自分の体験を底の方へ深めていこうとすると、共通の因子として『自立』というものがでてくる。自立の意志は誰にでもある。そのところで子どもと接することができる。そういうのがむしろ共感的理解といってよい」

いかがですか?
私のアドバイスは間違っていたのでしょうか?
次回にしたいと思います。
(つづきはこちら)

CDA2次試験いよいよ明日、明後日ですね。

2015年04月17日 07:25

試験直前に読んで心を落ち着かせてみてください。

□心は空っぽ(フラット)にして待つ
□CLのプロフィール(氏名、職業、年齢、家族構成)から立場をイメージする
□CLの言葉に全力集中して記憶に留める努力をする
□特にCLの来談目的は頭にポーンと入れておく
□CLの気持ちに付き合う

 この人は何が不安で何に悩み何を困っているのだろう?
□はい、えー、へ~、んーんー、えーえー、それで?
 CLが話しやすいようにうなずく
□CLの言葉を正確に伝え返す
□特に感情、情動、ふだん話さない言葉はしっかり拾い確認し返す
□間をとる 焦らない

□何もなければ要約して返す
□そして何もなければ自己探索に繋がる言葉を返す

「どんなやりとりがあったのでしょうか?」
「どんな話し合いがあったのでしょうか?」
「どんな思いで対応されたのでしょうか?」
「むなしいとはどんな時に感じるのですか?」
□少しずつCLの価値観、拘り、考えが見えてくる
□そこでCLのいまの主訴・問題を確認する
 かならず矛盾をかかえている それは何か?
「やりたかった仕事と違い辛く辞めたいが新入社員の身分で弱音を吐きたくない気持ちなのですね?」
「介護をしなければならないのはわかるが、長い間務めてきた会社を辞めることに諦めきれない気持ちがあるのですね?」
「育児と仕事を両立できると思っていたが、思った以上育児は大変で、復帰しても以前のようには働けず会社に迷惑を掛けると思っていらっしゃるのですね?」
「長い間家族の世話を頼んできたご主人にこれ以上迷惑をかけたくないと思う一方、今のパートを辞めることで同僚に迷惑を掛けたくない気持ちもあるのですね?」

CDA2次試験残り1週間ですね。

2015年04月12日 21:05

CDA2次試験残り1週間ですね。
そこで、いまの気持ちを大切にし試験の範囲をもう一度振り返ってみましょう。

(1)ロジャーズのカウンセラーに必要な3つの姿勢
↓①「無条件の肯定的尊重=受容」:あるがままのクライエント(以下CL)を受け入れる
↓②「共感的理解」:正確に理解したCLの思いを伝え返す
↓③「自己一致」:偽りのない心

もし順序があるとしたら①②そして③(これが一番難しいと思います)
復習:「自己一致」とはCLが発した言葉、思いを丁寧に聴き(ちょっと間を置いて)自分の心と一致しているか言葉を返して進めて行く
この①②③の姿勢をクライエント中心療法と呼び、ロジャーズのカウンセラーに必要な3つの姿勢ですね。

(2)CDAの基本コンセプトである経験代謝の理解を踏まえたロールプレイができること。
↓「経験代謝」によって自己概念の成長を促すよう心掛ける
 CLに経験を語ってもらい、その中に映し出される自分と見えるようにする。

心掛ける必要があります
しかし、CLが一方的に話される場合、チャンスが少ないかも知れません。
その時は(Kさんのように)口頭試問で答えるのも手だと思いました。
「現時点では何よりもCL気持ちに寄り添うことを大切に感じ、自己探索を促す機会が少くなくなりましたが、今後50分の中で確認して行きたいと考えています・・・」

(3)マイクロ技法の面接の5段階:2次試験のロールプレイの範囲
 ◎第1段階:場面の構成・ラポールの形成
 ○第2段階:問題の定義化  10分間の試験ではここまで行くか行かないか程度です

※以下は2次試験では必要ありません
 ×第3段階:目標設定
 ×第4段階:選択の探求
 ×第5段階:学習の一般化・日常生活への転移

(4)マイクロ技法の基本的かかわり技法
 ↓◎傾聴(非言語表現) 姿勢、視線、顔の表情、等
 ↓◎傾聴(言語表現)  いいかえ、反映、質問、等
 ↓◎傾聴(かかわり方) 共感、受容的態度、好意的関心
 ↓○自己探索の支援 CLの問題の背景にある感情、考え、価値観等をCL自身が把握出来るよう促したか
 ↓○主訴・問題の把握 CLの問題を適切に把握するよう努めたか

私は◎の傾聴は必須であり、もし○が上手く出来たとしても不合格だと思っています。
従って①傾聴をベースに②自己探索の支援を促し、③主訴・問題の把握に努めたか
ということです。

CDA試験は上記に合致している(点数にして70点以上)かを問っています。
試験の日まで「良いイメージでできたロープレ」を大切にしイメージトレーニングに取り組んでください。

話は変りますが、ある方から「見立て」とはどういう意味かと質問がありました。
即答できませんでしたので「宿題にさせてください」と言いました。

広辞苑を見ると「見て選び定めること」とあり「選定」「鑑定」「診断」とあります。
もっと見ると「遊客が相方の遊女を選ぶこと」・・・うーむ、目が肥えてるってことか・・・

私は「問題の定義化」ではないかと思っています。
つまり、主訴・問題の把握を前提に「問題を定義化」することが「見立て」ではないでしょうか?
いかがですか?

CDA1次試験当日の話

2015年03月09日 11:25

CDA1次試験当日の話

その当時私は唐津市に赴任していて、福岡試験会場で受けることにしました。

電車を降りると200メートル位先に会場が見えました。
ぞろぞろと受験生が歩いています。

そんな中隣のグループの話が聞こえてきます。
「今日もこの日が来て、この先何回通えば良いやら・・・嫌になる・・・」「ホントホント」
心の中で『何回も通われているのかなぁ・・1回合格は厳しいのかなぁ・・』
会場が近づくにつれ不安になってきました。

会場の入り口の前に仲間のSさん、Nさん、Iさんが待ち合わせのようです。
お互い厳しい表情で挨拶が精一杯です。
私は「お先に!」とソソクサと会場に入りました。

場所は忘れましたが入口の案内板を見るとA(小)会場とB(大)会場があり、私はA会場でした。

会場へ入ると定員100人位で私の席は左4列目の一番前、集中してできそうです。
受検票と筆記用具と腕時計を机の上に置きます。
試験官から注意事項の説明があり、やがて「始め!」の合図です。

真っ先に論述問題を見ると1問が「エリクソンの発達理論」です。
驚きながら予定通り「4肢択一問題」に取り組みます。
早速あちこちから「カリカリ」「カツカツ」鉛筆の音が聞こえてきます。
「論述問題」から始められているのでしょうか。
少し迷いましたが予定通り「4肢択一問題」に集中しました。

退出可能時間の合図があり、答案用紙を前の試験官に提出し退出される人がチラホラ見られます。
その中に仲間のKさんの姿がちらっと見えました。
『すごいなぁー』と思うと同時に焦ります。

腕時計の秒針をにらみながら「4肢択一問題」1分以内の目標で快調に進みました。
「記述問題」も何とか進み、最後の「論述問題」です。
残り時間30分、しかも「エリクソンの発達理論」です。

しかし3行を書いたところで次の言葉が出てきません。
頭が真っ白になり『えーどうして???』

少し落ち着いたところで乾いた雑巾を絞るように脳を絞ります。
乳児期、幼児期、青年期、確立期?、下降期?・・・
だんだんスーパーのことと混同してきます。
とにかく思い出したキーワードを元に論文らしく書くことにしました。
何とか指定字数をクリアしました。

やがて「やめ!」の合図。
とにかく部分点狙いの最後のあがきでした。

会場を出ると偶然仲間のKAさんに出会い駅までご一緒しました。
お互いどんな方法で勉強したのか健闘を讃えながら帰りました。

結果は一発合格でしたが、誤算は次の2次試験の対策の準備ができませんでした。
言いたいのは
養成講座受講終了までには1次試験だけでなく2次試験のことまで情報収集し計画を立てて頂きたい
と思うからです。
そんな思いでブログを書いています。

では、また!
(つづきはこちら)

CDA1次試験対策の取組みー本番を振り返ってー

2015年02月25日 20:20

前回の続きです。

4肢択一問題50問は快調に進みました。
記述問題も何とか進み、最後の論述問題です。
時間も残り30分はあったと思います。
しかも「エリクソンの発達理論」です。
しかし3行を書いたところで次の言葉が出てきません。
「頭が真っ白」です。
残り20分です。乾いた雑巾を絞るように脳を絞ります。
乳児期、幼児期、青年期、確立期、下降期
だんだんスーパーのことと混同してきます。
それでも書きます。
何とか指定字数以上をクリアしまし、「やめ!」の合図。
とにかく部分点狙いの最後のあがきでした。

家に帰って自己採点です。
・4肢択一問題 45点~48点/50点
・記述問題   16点~18点/20点
・論述問題    ?点/30点
もし論述問題がプラス/マイナスで0点であれば不合格
部分点9点以上あれば合格。

不安一杯でしたが結果は合格でした。
部分点を頂けたようです。
最後の最後まで諦めなかったのがよかったと思います。

最後の論述問題で、もし、わからなくなっても部分点狙いでとにかく指定字数書き上げてください
と言いたいのです。

では!
(つづきはこちら)

CDA1次試験対策の取組みー④論述問題ー

2015年02月24日 19:34

CDA1次試験対策の取組みー④論述問題ー
次は難関の論述問題ですね。
Web版答案練習システムを購入すると論述問題と解答がPDFで25問付いています
それをA5サイズのノートの左半分に貼ります。
次に右半分に図や絵と文字で自分なりに要約してまとめます。
不足部分はテキストよりコピーや手書きして左半分に作成します。
同様に右半分に要約しまとめます。
後はひたすら寝ても覚めても歩いてもノートを見ながら記憶していきます。

以上が私の1次試験の対策です。
ノートは全部で3冊になり常にこれを持ち歩いて覚えることに努めました。

最後にエピソードです。
仲間との飲み会の席でこんなことがありました。
3時起きの彼が「今の予想だと論述問題にエリクソンの発達理論が出るような気がする」
「おーーっ」半信半疑でしたが一様論述対策ノートに追加し覚えることにしました。
本番の「開始!」の合図でまず論述問題を見ると果たして2問の1つが「おっエリクソン!」が出題されていました。
最後の論述に入り・・・・・3行位書いたところでその後が「真っ白」、まったく思い出しません・・・・・

つづきは次回で、では!

CDA1次試験対策の取組みー③記述問題ー

2015年02月23日 22:02

CDA1次試験対策の取組みー③記述問題ー

次はこれです。

③記述問題対策
・カードを作る
テキストを読みながらわからない言葉、人物、理論を片っ端からカードにし、
裏に解説を書いていました。
しかし、これは1ヶ月足らずでやめました。
書く手間の割に利用頻度が限られ、記述問題にはもの足りません。

・問題/解答表(Excel)
講座の仲間から問題/解答表を入手
単語表よりは詳しいですが、あまり利用しませんでした。

各理論をワードにまとめ、A5サイズのノートに貼る
テキストからノートにまとめ直していたのですが、
ワードで作成しA5サイズノートに貼ることにしました。
なぜテキストをまとめ直したかというと、
直訳が多くどうしても丸覚えできないのが理由でした。

それによって、ノートだからすぐ取り出せ、
通勤時歩きながら、散歩しながら、家に帰って
どのような状態でもすぐに取り出して読めるからです。

また、ワードですからプリントアウトし家中の壁に貼り、
いつでも覚えられるよう工夫しました

(つづきはこちら)

CDA1次試験対策の取組みー②4肢択一問題対策(50問)ー

2015年02月22日 18:20

次の取組みです。

②4肢択一問題対策(50問)
過去問題を入手し取り組む
2週間位経ちテキスト読みが一通り終えた頃、
仲間から過去問題を入手していましたので、
土日は朝から図書館に籠もり、中高生の中で過去問に取り組みました。

初めは50点も満たなく愕然としました。
悔しさをよそにテキストを調べながらどこが間違っていたのか確かめます。
絶対にうろ覚えでは点が取れないことがわかります。

Web版答案練習システムの購入 受講料6,480円(税込)

次はこれを取り入れました。
インターネットで現金(クレジット)振込みが終わるとID,パスワードが送られてきます。
ただし、使用期間が次の1次試験開始までと期限があります。
また、試験問題や結果をプリントアウトし残すことはできません。
インターネットとパソコンが必要ですのでどこでもできるわけではありません。

すべてWeb上で答え、採点結果が記録に残り、解答と解説が表示され復習できます。
1回50問セットで、テキストに添って5,6セット、総合問題(本番形式)が1、2セット
今見ると400問とありますので8セット(50問)と思いますが、変っているかも知れません。
1セットくり返し5回(だった?)までOKです。

ポイントは
テキストが丸ごと入っていると考えてください。
4肢択一問題対策はこれで制覇できます。
したがって、
90点以上(できれば満点)はコンスタントに取れるようになること

もう1つはスピードです。
本番は90分ですので1問1分だと50分、
残り40分を記述・論述問題をこなさなければなりません。
また、本番はマークシート記入ですので1問50秒で答えると42分
残り48分(半分強)で記述・論述問題に余裕が生まれます。
私は本番では40分位で終えたと思います。

次は記述・論述の対策ですがこれが一番の難関です。
長くなりそうなのでこの辺にします。
では!
(つづきはこちら)

CDA1次試験対策の取組みー①毎日テキストを読み込むー

2015年02月22日 18:16

CDA1次試験対策の取組み

いよいよCDA1次試験対策の話です。

①毎日テキストを読み込む
朝6時目覚めるとともにテキストを読みます。
1時間から2時間読み込むと不思議と頭に残ります。
この習慣は(年のせいもありますが)今も続き完全に朝方人間に変りました。

受検前に仲間と飲み会でこの話をしたら
「5時起き!」「4時起き!」と声が上がり、最高は「3時起き」でした。
後でその彼に聞くと親の介護があるとのこと。
次の日から「5時起き」にしました。

では!
(・・・ちょっと短いのですぐ続けます)

CDA1次試験対策をブログに書き始めた理由

2015年02月22日 10:07

今日はCDA1次試験対策をブログに書き始めた話です。

CDA1次試験対策をブログで書き始めたのは、
受験生の半分が不合格という事実と
養成講座受講終了後次の受験日までが短いことです。

ほとんどの人が仕事や家事・子育てまた家族の介護など非常に忙しく、
CDA1次の受験勉強に時間を割けられない現実があります。

CDA養成講座受講を通じ私が一番心配だったのは1次試験でした。
定年退職を機に取組んだのはいいのですが記憶力にまったく自信がないことでした。

結果は養成講座終了後1次は一発合格で自分でも信じられませんでした。
反対に何とかなると思っていた2次は4回目の合格で苦労しました。
一番は身近にCDAの指導者がいなかったことですが甘く見ていました。

さて、CDA1次試験対策は相当集中的に要領よく覚えないと合格点は取れません。
私の経験や受講仲間とどう取り組んだかをお話したいと思います。
では!
(つづきはこちら)

CDA1次試験の合格基準について

2015年02月21日 20:09

まず出題科目と合格基準をご覧ください。

◇出題科目 学科(筆記)試験/90分
・試験範囲:CDAが習得すべき12の能力の基礎知識
・4肢択一問題(50問)
・記述式2問 (計10問程度)
・論述式1問(400字~800字程度)
◇合格基準
7割程度の正解率を合格とする。
ただし、記述式問題と論述式問題の合計が40%に満たない場合(20点以下)は、不合格とする。

とあります。配点しますと、
・4肢択一問題(50問)1問1点 配点50点
・記述式問題(計10問)1問2点 配点20点(想定)
・論述式1問(400字~800字)配点30点(想定) 
以上計100点満点と設定すると、
正答70点以上が合格ということです。

また、記述・論述合わせ21点ないと不合格ということは、
4肢択一問題は最低49点は必要で現実的ではありませんね。

私は4肢択一問題は45点以上はコンスタントに取れることを目指しました。
そうすると記述・論述が半分の25点とれれば70点で合格です。

つまり
4肢択一問題を9割以上取ること目標45点
記述問題を8割以上を目標16点
とすると残り
論述問題は9点以上とれば良いので楽になります。

論述問題9点はちょっと寂しいので8割以上目標24点
堂々の85点で合格です

いかがですか、何とかなる気がしませんか?

次回はどうやって1次試験を勉強し合格したか、
私を含めいろんな人の体験をまとめてみます。
では!
(つづきはこちら)

CDA養成講座と試験

2015年02月21日 10:29

CDA養成講座と試験の関係を調べてみました。


これを見ると
養成講座が終了し次の1次試験まで約2ヶ月。
1次試験の結果から次の2次試験まで約1.5ヶ月。
以上から相当な短期決戦を強いられます。

1次試験は養成講座で習ったことがそのまま活かせますが、
2次試験は養成講座で習った理論だけでは活かせません。

言いたいのは養成講座修了後一発合格を目指すなら、
1次試験は2ヶ月で覚えるべきことを覚え
2次試験は1次試験の結果を待たず2ヶ月でやるべきことをやること。

養成講座修了後次の試験を目指さないのなら、
その次の1次試験まで最低3ヶ月前から試験対策に費やし余裕ができます。
しかし、2次試験は1次試験の結果を待たず2ヶ月の短期決戦になります。
2次試験に合格するためには1人では不可能です。

前もって熟練CDAチームとロープレスケジュールを確保できますか?
お金を払って2次試験対策講座に通いますか?
2次試験対策のことまで綿密に計画してください。

次こそ1次試験対策に入りますね。
では!
(つづきはこちら)

CDA試験の合格率について考察

2015年02月16日 21:14

今月の日経キャリアマガジンにCDAの資格のことが載っていましたね。
ご覧になりましたか?

今日はこの話ではありません。
CDA試験の合格率について考察です。
一番古い記録から見てみると

第 6回1次79%2次98% 214名受検166名合格
第10回1次76%2次91% 528名受検388名合格
第15回1次72%2次73% 715名受検463名合格
第20回1次61%2次51% 709名受検363名合格
第25回1次52%2次47% 677名受検326名合格
第30回1次49%2次48% 833名受検321名合格
第40回1次50%2次45%1340名受検576名合格
第45回1次50%2次42%1171名受検460名合格
                 (※JCDA資料より)


第6回~第15回位までは合格率がずいぶん高いですね。
早く取り組んだ方はやはり得をしていますね。

さて、第30回位から現在まで1次は50%と変らず、2次は42%と少し下がって来ています。
しかし、
約32万円の受講料と1次約1.6万円、2次約2.1万円の受験料
を考えるとモチベーションも高い方が多いはずです。
2次は40回から試験に「口頭諮問に"先の見通し"」「合格基準の設定」「経験代謝コンセプト」が入り少しづつ合格率が落ちてきていますが、42%とこの辺が下げ止まりではないでしょうか。

誰でも受けられる試験と比較すると決して合格率50%は高いとは言えないと思います。
例えばキャリコン2級では養成講座というものがなく一定の経験があればだれでも受験できるので実技の合格率(26年度学科試験合格率:58.8%、実技合格率:18.9%)は低いのではないかと思います。
反対に、産業カウンセラーのように講座の面接実習で一定の成績に達した場合、実技試験免除を受けることができる制度があると合格率(2014年学科試験合格率:68.2%、実技試験合格率:66.1%)は高くなるのではないかと思います。

CDA1次試験の合格率50%。
半分の人が落ち、次の1次を目指しまた半分が落ちる現実があります。
次回はCDA1次試験対策を考えてみます。
では!
(つづきはこちら)

CDA2次試験に向けて準備

2015年02月14日 10:58

先週CDA1次試験も終わり4月の2次試験に向けて準備されていると思います。
また、残念ながら前回の2次試験に不合格の方も同様ですね。

そこで、くり返しになりますが1次試験は一人で対策が出来ますが2次試験は一人ではできません。

1.CDA熟練者の指導を受ける。
都会では有料の対策講座が盛んですが経費もかかりますし、地方だとそうはいきませんね。
そこで、ボランティアで活動されているCDAがいらっしゃいますので、そのチームに入ることをお勧めします。
私は転勤でチームが見つからず、先にCDAを取った同期からSKYPEでロープレとフィードバックを受けましたが、最後はリアルのロープレが必要です。
くれぐれも受検生同士だけでロープレやフィードバックは止めて下さい。

2.合格に必要なスキルをロープレで身に付ける。
理論の裏打ちされたCDAのフィードバックで理解しながらロープレで身に付けていきます。
・ロジャーズのクライエント中心療法
・マイクロカウンセリングのかかわり技法
・JCDAの経験代謝
・CDAの代表ロープレ
・合格ポイント 何をどうロープレするか、口頭試問の答え方

3.ロープレ後の内省
とても大事にして欲しい時間です。
1次試験で当てていた時間をロープレ後の内省に当てて下さい。
・録音から始めの3分を逐語録に落とす。
・CDAのフィードバックを参考に逐語録をコーディネート(添削、工夫)してみる。
・なぜ言語的追跡ができなかったのか、なぜ感情をとらえられなかったのか、なぜ指導したい気持ちのなったのか等
・CDAの代表ロープレをお手本にする。
・内省ができたら次のロープレに向けてイメージトレーニングしてみる。

言うのは簡単ですが大変なエネルギーを使います。
頑張って下さい。


CDAピア・トレに参加しました。

2015年01月31日 18:56

先週の日曜日CDAピア・トレに参加しました。

第45回CDA合格者の参加者もあって15名とちょうどよい感じ。
ファシリテーターも前回同様で小村先生です。
自己紹介の後「経験代謝」の講義があり代表ロープレと続きます。

小村先生から「だれか?」2回目の声に促されCDA役を買ってでました。
前回代表ロープレの犬山さんから「次回は是非!」と言われてたからです。
すぐにCL役の方の手が挙がり輪になってロープレの開始です。

10分のロープレが終わりCL役は一旦後ろを向きます。
どうだったか?どうすれば良かったか?何を問うべきか?みんなで話し合います。
それをCDA役が受けて10分間のロープレの再開です。
ロープレが終わり今度はCL役が前半どう感じたか?
後半どうだったか?
フィードバックし、先生が参加者の意見・感想を共有し代表ロープレは終了です。

そうなんです、CDA役は参加者の代表で代理なんです。
CDAが代理となりCLがどう感じどう変ったか「経験代謝」の共有が大切だとわかりました。
そして今度はチームに分かれCDA役、CL役、アドバイザー交代でロープレを実践します。

中々できない体験でした。
では、また!

CDA2次試験の結果が届いたようですね。

2015年01月17日 18:25

合格された方おめでとうございます。
仕事をしながら受講からの道のりは長く、喜びも一入だと思います。

残念ながら不合格になられた方、次の試験は4月です。
合格のためのトレーニングを積めば必ず合格できると思います。
気持ちの整理ができましたら再チャレンジしてください。

Webをイメージチェンジしました!

2015年01月11日 10:59

だいぶ見やすく読みやすくそれらしくなってきました。
タイトル名が少し切れていますが・・・・・・・

ところでこの週末にかけてCDA2次試験の結果通知が届きますね。
以前にも話しましたがCDA2次試験までのプロセスが大切です。
不合格だったとしても熟練者のもとでトレーニングを積めば必ず合格できます。
次回(4月)もありますので決して心が折れないように諦めないでください。
そして合格したからと言って一人前のキャリアカウンセラーにはなれません。
とても奥が深い仕事だと思っています。

私はプロとしてやってはいますがどう究めたらよいか迷っていたところ、年末に
以前指導していただいた平良先生からスーパービジョン参加の打診を受けました。
早速参加の申し込みをしたところ、承認していただきました。
数ヶ月後になりますがいずれ話す機会があると思います。

では!

CDA2次試験逐語録からのフィードバック

2014年12月18日 20:57

逐語録を送った後届いた3人の仲間からのフィードバックを紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
CDA Gさん
CLは家族から押しつけられているような思いが強いのではないかと感じます。
義理の母親の介護をするために仕事を辞めることを納得してないのではないでしょうか?
夫、娘など周りの協力でみんなでやって行く道もあるのではないかと悩んでいるのではないかと思います。
特に、ご主人の言葉は、CLがどう受け止めているかというCLの気持ちを聞いてもよかったのではないか。
そこの掘り下げが足りないのではないか、と感じます。

CDA Hさん
あと2年で定年なんです。という言葉は、あと2年はやり遂げたい、というCLの思いが強いのではないかと思います。
そこをもっとき聞いてよかったのではないか、と思います。
その言葉の後で、何か求めているような顔をしていたようなのであれば、そこをスルーせずにその感情にもっと寄り添うべき質問や投げかけをするべきではなかったかと感じました。

CDA Nさん
・まず、手法的にはCDA6番目の発言で、「退職して介護しなければと」と言われている部分は、それまでのCLの言葉に、そんな発言や言葉はないように思います。思い込みでは?
まず、気持ちをCLの言葉で聞き、それを返すことから始めることが基本だと思います。
・CLの3番目の発言で、「このまま続けられそうにないなぁと・・・」を受けて、「・・・不規則なんですね」と返しておられ、もう少しCLの沈黙を待つか、「このまま続けられそうにない」という気持ちを聞くべきであったと感じます。
・逐語録で、CDAの発言部分だけを抜き取って見てみると、CLの事実や事情を繰り返しておられ、CLの感情や気持ちを伝え返している部分や言葉がとても少ないと感じます。
共感的理解の点でどうかと感じます。
つまり、そのCLの感情の言葉を伝え返してないのでCLの自己探索が続かないのではないか、そこを講評で指摘されているような気がしました。
・多分、CLは、結局、自分が、義理の母親のために仕事を辞めて世話をしなければいけないとは、なんとなくは多分感じてはいるが、自分がしてきた今までの仕事人生自体や、夫の一方的な言葉に対して、イマイチ素直に受け入れられないさみしさがあるのではないかと思います。
それをカウンセラーか、家族か誰かが、認めて共感してもらえれば、CL自身は受け入れられるのではないかと私は感じました。
・最後に、多くのCLは何かに悩み、意思決定できずに相談に来ます。
それは何なのか?どんな感情なのか?に関心を寄せることに注意されることをお勧めします。
口頭試問で答えられているように、介護しなければ、と決心ができておればここに相談には来てない様にも思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それぞれの視点でとてもありがたいフィードバックでした。
特にNさんは1から教示していただいており、この時もとても具体的で理論的なフィードバックで納得できます。

以前も紹介しましたがCDA2次試験不合格通知は以下の通りでした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロールプレィの今後の課題
■2.自己探索の支援 :クライエントの問題の背景にある感情、考え、
    価値観などをクライエント自身が把握できるように促す
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
試験委員からのコメント
・リラックスしており、受容的、共感的な態度は良かったと思います。
今後は、問題を深めるような自己探索の支援を、もう少し深めて展開して
ほしいと思います。
・しっかり聴こうとする姿勢やうなずきは好感が持てました。
今回、最初にクライエントが「もやもや」している気持ちを訴えましたが、
そのことについて深く、クライエントが自分のことを見つめる促しや、
きっかけがほしかったです。娘さんの話題などに問題を解決しようとする
姿勢が感じられ、少し気になりました。
振り返りで言っていた「やめてでも母を支援したい」という気持ちには、
まだなっていないようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今更ながら試験官の方はつくづくよく見ておられ指摘も納得できます。

もし、不合格で納得いかない方がいらっしゃるかも知れません。
その時までに逐語録に作成しておくことをお勧めします。
また、不合格になったとしてもどこをどう改善すればよいのか理解でき、次回に活かせるからです。
そして合格されても決してまぐれではないことが理解でき、CDAとして自信が持てると思っています。

いかがですか?

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       Carmel's beach(California)