キャリアコンサルタントを目指している方へようこそ!
このWebは私がキャリアコンサルタントなって、今歩いている道を皆様と共有し理解を深め合うことを目的とし、それをノウハウ集にまとめました。
私はこの春に1級キャリアコンサルティング技能士になることができました。長い間、皆様と関わることができたお陰だと感謝を申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。塾長 木原厚二 R5.4.1
ブログ
第33回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(MHさん)の声「自己一致の姿勢」
2025年03月30日 15:49合格の振返りの後、後進の指導の意味を込めてお願いし、合格者の声を頂きましたので、ご紹介いたします。
この度、ようやく2級技能士に合格できました。近々の3回は、具体的展開力での5点不足で泣かされ、今回は崖っぷちでの合格(挑戦6回目)です。
木原先生には、第31回、第33回の実技指導をしていただきました。
実技指導での「自己一致」をすることにより関係構築が深まるという教えの通り、指導いただいた2回は、関係構築力の点数が若干良かったです。
今回の合格は、改めて「自己一致」についてご指導いただいた結果、これまで以上に関係構築が深まり、問題の共有と方向性の同意がうまくいったと思います。
特に、「では、これからは〇〇について一緒に考えてみませんか?」との方向性についての問いに、これまでにはなかった前向きで迷いの無い、「ぜひ、お願いします。」と返答をされたときはビックリしました。
スカイプ塾を卒業させていただきますが、今後、一級技能士を目指す準備ができましたら、また、ご指導いただければと思います。
ご指導いただき、ありがとうございました。
MH様、合格おめでとうございます。
踏み込む勇気の中に「自己一致」の姿勢をご自分のモノにされましたね。
是非、この経験を活かされ指導者への道を歩んで頂きたいと願っています。
その時は、またスカイプ塾でお待ちしています!
第33回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(WAさん)の声「救世主、再び現る!」
2025年03月29日 20:24合格の振返りの後、合格者の声を頂きましたので、ご紹介いたします。
救世主再び現る!木原先生&白島塾の皆様に心より感謝申し上げます!
国キャリ取得から早8年。いつかは2級をと思っていましたが、
今だ!と思うタイミングが訪れ、受験申込。と同時に、国キャリ資格取得時に
ご指導いただいた木原先生に再びご連絡させていただきました。
国キャリ時には実技不合格を経験し、それを機に先生のご指導を受け、
まさに"救世主現る‼"という感じで実技試験を突破。そして、この度もまさに
"救世主、再び現る‼"という感覚で、先生のみならずそのお仲間である白島塾の皆様からも
ご指導いただき、一発合格という嬉しい結果となりました。
2級合格に向けた学びの時間は、私にとって、とても大切な時間でした。
ロープレの際には、実務で課題だと感じていた堂々巡りに陥るなど、
出来ない自分と向き合うツライ日々が続きました。
しかし、木原先生、白島塾の皆様からサポートいただき、
厳しくも温かく、とてもありがたいご助言をいただきながら、
練習と実務を重ねることで、試験には落ち着いて臨むことができました。
木原先生とサポートくださった白島塾の皆様には感謝しかありません。
ご指導をいただいて以降、現在の実務においても、
自分自身の若干の成長、スキルアップを実感をしています。
これからも少しでもクライエントのお力になれるよう日々精進いたします。
この度はご指導いただき、本当にありがとうございました!
ーーーーーーーー
今後は1級に向けて、まずは自力で勉強しながら、実務にも励みながら、
白島塾にも参加させていただきながら、1級に向けた準備を進めて参ります。
また折を見て先生にご指導いただきたく思っておりますので、
その際はどうぞよろしくお願いいたします!
まだまだこれからもお世話になります!
どうかいつまでもお身体をお大事に、お元気でお過ごしください!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
再びスカイプ塾を尋ねて頂き、1発合格という快挙を達成されました。
WAさん合格おめでとうございます!
WAさんはロールプレイではいつも明るくさわやかで人を和ませる生来の力を持っておられます。
あらためて文面を拝見し、辛い思いの中で常に前を向いて、切磋琢磨されていたのですね。
白島塾の仲間に代って心より祝福致します。
これからも1級合格に向けて、スカイプ塾、白島塾でお会いしましょう!
お待ちしています!(^^♪
第27回合格者MYさんの声「自分に合ったキャリアコンサルティングの実技を学ぶ」
2024年12月30日 16:58この度、後進の指導の意味を込めてお願いしたところ合格者の声が届きましたのでご紹介します。
実技試験オールA合格できました!
受講講座では、ロールプレイングの機会は限られており、回を重ねても不安が増すばかりでした。
講座終了後に有志のロールプレイング研修への参加が一般的なようで、勧められるがままに参加したところ、更に苦手意識が強くなり、これでは実技は受かる事が出来ないと途方に暮れていました。
そこで、なにか自分に合ったキャリアコンサルティングの実技を学べる手立ては無いものかと探していたところ、木原先生の指導を受けられ、合格された方の合格の声に辿り着き、「ここしかない!」と思い、藁をも掴む思いで初回の予約をさせていただきました。
それまでのロールプレイング研修とは全く違い、質問を恐れることなくクライアントに尋ねても良い、ということ。
なにより、クライアントに寄り添うとはどんな感覚なのか、初めて体感することができました。木原先生は様々なクライアントとしてロールプレイングをしてくださるので、毎回異なる気づきが得られました。
試験当日は、学んだ通り自然に取り組めたと思いますし、合格できて本当に安心しました。
ありがとうございました。
MYさん、合格おめでとうございます。
スカイプ塾の後半では楽しんでおられるようにロールプレイを行われ、口頭試問は自信を持って答えられるまでになられました。
成長されましたね(^^♪
これからのお仕事に是非活かして頂きたいと思っています。
困った時には、いつでもスカイプ塾のご利用をお待ちしています(^^♪
第27回合格者HMさんの声「その先にいる“本物の”CL」
2024年12月27日 10:48この度、後進の指導の意味を込めてお願いし、合格者の声が届きましたのでご紹介します。
最初に木原さんにロールプレイングのご指導を受けたのは、実技試験まで1か月を切った日のことでした。
平日、週末共に働いている私は、平日夜にも対応くださる先生がいるとキャリコンスクールの仲間から木原先生のことを聞き、申し込みをしました。
それまではキャリコンyoutuberのロープレを何度も見ていたし、zoom上で何回か受験生とロープレをしていたこともあり手応えはそれなりに感じていたので、本番まで日程は少ないけど大丈夫だろうと高を括っていた私は、撃沈することになります笑。
まず、受験生同士のロープレは「優しい」。CL役はCC役が話を展開できそうなワードを置き土産のように言ってくれることが多いのです。ですから、そこから話を深めていくのは難しいことではない。ただ、木原先生は違いました。実際のカウンセリングに近い形で(それでも受験生用にずいぶん分かりやすくお話ししてくださいましたが)お話しされ、私はどう展開していったらいいのかハラハラしながら進めていました。1回目のスカイプ塾が終わって、やっとこのままじゃまずい!と気がついて焦り始めました。仮に実技が受かったとしても、大切なのはその先にいる"本物の"CLさんです。木原先生はそれを教えてくださっていたのだと思います。
全部で5回ご指導いただいたのですが、ラストのご指導の際はそれまでで一番うまくいき、少しだけ自信を持って本番に臨むことができました。
私は受験前キャリコンスクールに行っていた時、家庭の事情で息子を連れて逃げるように家を出て発達障害を持っている息子との2人暮らしが始まりました。そのような余裕のない中で木原先生とのロープレ中、うまくできない不甲斐なさや合格しなければ後がないというプレッシャーも加わり、大泣きしてしまいました。
木原先生は心配してロープレではなくカウンセリングに切り替えてくださり、私は落ち着きを取り戻すことができました。先生、あの時は申し訳ありませんでした。
今後はこの資格を活かし、そしてさらに広げ、発達障害の学生や女性支援などを視野に入れてさらに学んでいきたいと思っております。
木原先生、ありがとうございました。
HMさん合格おめでとうございます。
あの時、良く気持ちを切り替えられましたね。
その結果『今の自分で良い』と自信を取り戻されたと感じました。
それが、合格に繋がったと思います。
これからも目標に向かって取り組んで頂きたいと思っています。
困った時には、いつでもスカイプ塾でお待ちしています。 (^^♪
第33回2級面接試験「具体的展開力55点の壁を乗り越える!」
2024年12月21日 11:30今日のテーマ「具体的展開力55点の壁を乗り越える!」を私なりに考えてみました。
ロールプレイの後半で無理やり目標設定されていませんか?
私なら目標の前に方向性を考えます。
その合意が得られれば目標を出しやすいし、時間内に納まらなければ、口頭試問で答えればよいと思っています。
但し、前提(◎)は以下の通りです。
①◎関係構築が十分深まっていること。
②◎主訴が十分自己一致できていること。
③◎見立てが深まっていること。
④アンビバレンスや見立てに気づきを促し、解消に導く行動変容(意識変容)が求められます。
ここで、③は十分でなくても気づきを促しながら、方向性は出せますし、合意(意識変容)も得られやすいと思います。
⑤合意があれば目標設定も可能です。
⑥④の行動変容によって⑤目標を設定し、問題解決に向かいます。
初回面談の20分では問題解決は厳しいと思いますので、残りは口頭試問で答えることになります。
いかがでしょうか?
2級は特に「あなたはカウンセリングの役割がわかっていますね。」が問われています。
1.クライアント自ら問題に気づき行動変容が生まれ問題解決に結びつくための援助です。
2.それによってクライアントの成長の援助です。
以上です。
2級技能士面接試験 クライアントにどう自己一致するか?(続き)
2024年10月26日 12:40◎次のCLの問題は「現在は念願の教員として働いているので辞める決断もできないし、夫の郷里で新しい生活をすることにも不安がある。」
・自己一致姿勢
念願の教員とは? 教員生活をどう思っているのか? 辞める決断もできないとは? 新しい生活とは? どんな不安か?
・リアル感
念願とはいつから教員になりたいと思っていたか? 夫の郷里で新しい生活をするのはいつか?
◎最後の問題は「夫の実家にはいずれ戻る可能性も考えていたが、まだ先のことだと思っていた。」
・自己一致の姿勢
夫の実家にはいずれ戻る可能性とは?
・リアル感
可能性を考えていたのはいつのことか? まだ先とはどれくらい先か?
以上ですが面談を進める中で、かなりの部分で自己一致が進ん行き絞られると思います。
・アンビバレンス
現実味を帯びてきて、早急定年退職を考えている夫のあり様(混乱)に戸惑うCLが見えてきましたね。
例えばCLに以下のような矛盾が見えてきたとしたら、ここからあなたはどう関わるか。
・教員を続けたい ≠ 辞める決断もできない
・今のところで生活したい ≠ 夫の郷里で新しい生活
・夫の実家にはいずれ戻る可能性 ≠ まだ先のこと
これを「アンビバレンス※」と呼びます。※同じ対象に対して相反する感情や態度、思考などを同時にまたは交互に抱いたりすること。
答えは常にクライアントの中にありますね。
来談目的の「今後どうのように考えれば良いかわからない」の答えがCLに浮かび、同時にCCにも見える。(これこそが自己一致です。)
私たちキャリアコンサルタントはクライアントがそれに気づくように関わることで、冷静になって考えられるようになる(意識変容)と思います。
是非、面接試験の中でこのような関わりができるようになって頂きたいと思っています。
いかがでしょうか?
2級技能士面接試験 クライアントにどう自己一致するか?
2024年10月25日 12:48第32回の面接試験のケースを振り返り、どう自己一致されていましたか?
例えば、鈴木さんのケースを一緒に考えてみましょう!
◎来談目的の「今後どのように考えればよいのかわからないため相談したい。」は最後まで(ロールプレイから口頭試問)忘れず、これを道しるべにしてください。
◎大きな問題から捉え関わる。「先日夫から『早期退職制度を利用して実家に帰ろうかと思うので、一緒についてきて欲しい』と言われた。」
◎目の前のCLを前にして、リアル感を持って、思いやりを持ってやさしく、自己一致の姿勢で関わり(問いかけ)ます。
・夫からそう言われCLはどう思ったか? :自己一致の姿勢で感情を捉え、深める。
・夫はなぜ実家に戻りたいのか?:自己一致の姿勢で事実関係を捉え、CLが夫の気持ちをどこまで理解しているか深める。
・夫に「ついてきてくれ」と言われどう思ったか?:自己一致の姿勢でCLの気持ちを捉え、深める。
・先日とはいつ夫から話があったか? その後現在までの話した状況・進み具合はどうなのか?:「今ここ」のリアル感
・夫の実家とはどこか? 夫は実家にいつ帰るつもりなのか? 夫は実家に帰って何をどうしたいのか?:「今ここ」のリアル感
いかがでしょうか?
CCの姿勢は決して面接試験(合格したい、2人の面接官が気になる等)と思わないで、目の前のCLの初回面談のキャリアカウンセリングと同じ態度で関わって下さい。
頑張ってください。
動機付け面接の補足
2024年09月16日 13:11第27回国キャリ受験申請が終わり、次はキャリアコンサルティング技能士1級第14回、2級33回の受験申請が始まりますね。
今日も動機付け面接をテーマに補足したいと思います。
クライアント(事例相談者も含む)の関わりの中で問題解決(治療的関わり)が求められています。
とは言っても面接試験は初回面談ですから、初回面談が終わり「相談者が果たして次の面談にあなたを尋ねてくるか?」が求められていますね。
一般的に問題解決までには時間がかかりますので、初回面談はクライアントとのラポールの形成、そのためには基本的態度、主訴がわかり、相談者の抱えている問題が見えてくる。技能士であれば相談者の問題に深く関わり方向性が見え合意が求められます。
この合意に至るまでにカウンセリング力が試されます。その方法の一つとして「動機付け面接」は有効だと思います。
それでは、本題に進んでみましょう。(※「心理学用語の学習」サイトより引用)
◆動機付け面接の4つの原理
「クライエント自身の内的動機付けを治療者(カウンセラー)が積極的に引き出し、かかわることによって、行動変化が生じるようする特定のコミュニケーションスタイル」とされています。
◆面接のプロセス
面接の進め方は①「かかわる(ラポール形成)」、②「フォーカスする(対象を絞る)」、③「引き出す(動機付けを引き出す)」、④「計画する(具体的な情報提供を行う)」となります。
「引き出す」のプロセスでは、クライエント自身の言葉である「チェンジトーク(準備言語)」を活用します。
禁煙に関するチェンジトークの例)たばこをやめたい(願望)、以前3ヶ月やめたことがある(能力)、病気になりたくない(理由)、そろそろやめなければ(必要性)
◆特徴
・ゴール指向的であり、フォーカスする対象と目標が明確。
・クライエント中心のカウンセリングスタイルだが、治療者(カウンセラー)が積極的に関与し、クライエントが自分で判断できるように選択肢の提示や情報を提供する。
・クライエントの矛盾した行動に寄り添う。
クライエントの隠れた感情や背景を探り、矛盾を解消して前に進むようにしていく。
「両価性」の理解と解消していく(やめたいけど、やめたくない)
その結果、クライエントは意識(行動)変容し、カウンセラーはクライエントの問題の解消・解決に導く役割を担っています。
特にキャリアカウンセリング技能士試験はカウンセリングと口頭試問で「あなたはそれがわかっている」ことが求められています。
いかがでしょうか?
論述試験対策のための用語集
2024年09月07日 12:16間もなく国キャリア、2級技能士、1級技能士試験の応募が始まりますね。
今日は合格を左右する「論述試験対策のための用語集」として、用語の意味やその活用例(☞)をアップしました。
・現実吟味とは
現実に存在している・起こっている事柄と客観的・合理的に適合した認知を成立させることであり、現実と非現実を区別する働きである。
具体的には,自分のおかれた状態、自分と他者との関係、現在とるべき行動目標などについて、現実と対応した認識、 判断を行えることである。
☞活用例「不協和や葛藤を伴うかも知れない現実吟味に対峙できないでいる。」
・観察、洞察とは
観察はあくまで「表面的な部分を注意深く見る」という行為ですが、洞察は「物事の見 えていない部分まで見抜く」という行為を指します。
☞活用例「問 2(見立て)
に上げた問題点について観察、洞察する」
・職業観とは
職業や勤労についての知識・理解及びそれらが人生で果たす意義や役割についての個々人の認識であり、職業・勤労に対する見方・考え方、態度等を内容とする価値観である。
☞活用例「職業観や働くことに関する意識が浅く…」
・意識(行動)変容とは
人の行動が変わることです。行動するという意識や習慣が変わるには、5つの段階があります。
段階に沿って適切な介入を行い、相手が自発的に行動を起こすよう促すことを「行動変容を促す」と言います。
行動ステージ1:無関心期→現状を認識させる。行動を変えたら起こるポジティブな変化を示す。
行動ステージ2:関心期→課題を認識し、変化する必要性を自ら意識する。ビジョンを描く。
行動ステージ3:準備期→具体的な行動のアプローチを考える(ステップを理解させ、自分にもできそうだと思わせる) 。
行動ステージ4:行動期→行動を褒める。変化を認める。成功体験にする。
行動ステージ5:維持期→適切なフィードバックや効果測定を行い、スキルの定着を促す。
・計画的偶発性とは
個人のキャリアは偶然の出来事の積み重ねによって決定されるという前提のもと、その偶然をチャンスと捉え活かすことで、自分のキャリアを良くしていく考え方を指します。(ジョン・D・クランボルツ)
・積極的不確実性とは
将来の不確実性をありのままに受け入れて前向きに捉えることで、新たな意思決定を行っていく考え方のこと。 (ハリィ・ジェラット)
・キャリア・サバイバルとは
クライアントが働く中で譲れない価値観やキャリアアンカーと、組織のニーズのすり合わせを意味する。(エドガー・シャイン)
クライアントはキャリア・サバイバルの問題を抱えており、管理職かスペシャリストかプランニングが不足している。
☞管理職とスペシャリストのそれぞれに選択した場合、キャリアアンカーに照らし合わせ、プランニング(予測)をしてみる。
・自己理解不足の活用例
苦労を乗り越えて積み上げてきた経験や強みに対する認識が弱く自己理解が不足 している。
☞キャリアの棚卸しを行い、これまでの成功体験をヒアリングすることで強みについて 気付きを促し、自己理解を深める。
・仕事理解不足の活用例
営業成績を上げられないのは経営の知識が不足していると思い込み、なぜ先輩たちが堂々とお客様と渡り合えるのか、仕事の進め方や自身の役割についての認識が十分でなく仕事理解が不足している。
☞上司に今の自分に期待する役割を確認するとともに活躍している先輩に仕事の進め方についてインタビューすることで自分に求められていることは何か、それを実現するために不足していることは何かを考えていくことで仕事理解を促す。
・コミュニケーション不足の活用例
上司や同僚、家族と仕事や介護についての相談ができておらず、周囲とのコミュニケーションが不十分である。
☞父の世話について家族で話し合ったり、地域包括センターに相談するなど、周囲の支援を受ける情報を収集していただく。
・ライフキャリアビジョンの活用例
実家に戻った後の生活や仕事について「田舎は生活費が安い」とか「30年の営業経験で仕事は何とかなる」と考えており、中長期視点のライフキャリアビジョンが描けていない。
☞ 地元での介護や転職に関する情報を収集し、意思決定する上での選択肢の幅を広げるための行動を促す。将来のありたい姿の実現に向けてライフキャリアビジョンを描く。
その他の良く使う用語
・モラトリアム:猶予期間(エリクソン)
・リフレーミング:思い込みや固定観念を別の視点から捉え直すことで、新しい見方を得る思考方法を指します。
・準拠枠: 対象を認識する際に使われる判断の枠組みのこと。
・アイデンティティ: 自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚のこと。自我同一性とも呼ばれている。
・自己覚知: 自分自身の考えや感情、知識や技量などを客観的に理解し、把握しておくことです。自己覚知をすると、自分の感情の変化や反応を予測したり、他者に対する自分の考え方や対応の根拠を自覚したりすることができます。
・ロールモデル: 一般的に「模範となる人物」のこと。
次回も追記していきますのでお楽しみに!(^^♪
具体的展開の意識(行動)変容について
2024年09月04日 18:30第26回国キャリ、第32回2級技能士の試験結果が発表されましたが、合格率は例年通りの印象です。
2級技能士実技試験(31回15.14%→32回16.81%)は厳しいことに変わりませんね。
面接試験は1基本的態度、2関係構築力、3問題把握力、特に2級技能士は4具体的展開で気づき等の意識(行動)変容が求められます。
今日は具体的展開の意識(行動)変容をテーマにしてみます。
段階に沿って適切な介入を行い、相手が自発的に行動を起こすよう促すことを「行動変容を促す」と言い、人の行動が変わることです。
行動するという意識や習慣が変わるには、5つの段階があります。
行動ステージ1:無関心期→現状を認識させる。行動を変えたら起こるポジティブな変化を示す。
行動ステージ2:関心期→課題を認識し、変化する必要性を自ら意識する。ビジョンを描く。
行動ステージ3:準備期→具体的な行動のアプローチを考える(ステップを理解させ、自分にもできそうだと思わせる) 。
行動ステージ4:行動期→行動を褒める。変化を認める。成功体験にする。
行動ステージ5:維持期→適切なフィードバックや効果測定を行い、スキルの定着を促す。
技能士面接試験は行動ステージ1、行動ステージ2、行動ステージ3が求められると思います。
ロールプレイ上で最低限行動ステージ1が完了し、残りは口頭試問で行動ステージ2、行動ステージ3が求められていると思います。
いかがでしょうか?
1級技能士を振り返って「総括編③あなたは行動変容をもたらすカウンセリングができますか?」
2024年08月21日 15:50間もなく国キャリア(8/23)、2級技能士(9/2)試験結果が発表されますね。
そこでこれからも引き続きカウンセリング力を磨く意味でブログに書いてみました。
⒈これまでのカウンセリングのまとめ
「カウンセリングとは、①問題解決の援助、②パーソナリティ成長の援助のいずれかを主目標にした人間関係である。」
もう少し具体化すると、
①は治療的カウンセリングのめざす行動変容によって問題を解決すること。
②は開発的カウンセリングによって成長を援助し、「思考の変容によって今まで考えなかったことを考えるようになる。」「行動の変容によって今までしなかったことをするようになる。」「感情の変化によって感情表現が豊かになる。」
⒉行動変容をもたらすカウンセリング技法
ここで最も大事なことは、相談者との関係構築が出来ていることです。
◎具体的には、相談者の主訴が理解(自己一致)できていること。カウンセラーから見た相談者の問題(自己概念と環境の不一致)が理解できていること。
そこで次が私が身につけて欲しいのは、以下の2つの技法です。
特に軽めの順で「情報提供」「自己開示:アイメッセージ」「解釈:リフレーミング」「フィードバック」は有効です。
相談者の中にある矛盾を抽出し、両面性を持った複雑な感情であるアンビバレンス(例えば、旧友と会う約束をしたが、会いたい気持ちと会いたくない気持ち)を探って明らかにし、矛盾を解消する方向に相談者が向かう(行動変容)ようにしていく。
以上2つは1級技能士(2級技能士から身につけて欲しい)に求められるカウンセリングスキルだと思っています。
普段のカウンセリングやロールプレイを通し身につけて頂きたいと思います。(^^♪
行動変容から観た動機付け面接とリフレーミング
2024年07月15日 13:002級技能士の試験、国キャリ試験も(ほぼ)終わりましたね。
今日は「行動変容から観た動機づけ面接とリフレーミング」をテーマに考えてみます。
国キャリ面接試験ではあまり問題にされませんが、実際のキャリアカウンセリングの現場では避けて通ることができません。(^^;
2級技能士面接試験、特に1級技能士面接試験では避けて通ることができないと思っています。
そのためには、以下のカウンセリングが進んでいること。
◎①カウンセラーがクライアントとラポールの形成(関係構築)ができていること。(必須)
◎②カウンセラーが主訴を理解できていること。(必須)
③カウンセラー視点のクライアントの問題が共有しつつあること。(完全ではない)
さて、この段階のカウンセリングは治療的な支援によってクライアントが行動変容すること。
ただし、行動変容は以下のステップを踏みます。
1.気持ちが前向きになる。
2.行動する気持ちが起こる。
3.実際行動する。
時間的な問題があるので面接試験では1,2の段階に入れば、展開の段階に達し、口頭試問で十分合格点に達すると思います。
実際のカウンセリングの現場では、1,2,3は必須条件ですね。
私の面接試験を振り返ると、以下のような動機づけ面接とリフレーミングを行っていたことが分かります。
◆中盤:転職について 動機づけ面接
私「転職を考えられておられますが、稟議書が承認されたらどうされますか?」
相談者「勿論、海外事業部を立ち上げたい。
前の会社で継続雇用の選択もあったが、チャンスと思い今の会社に再就職した。」
と相談者の「今の海外事業部を立ち上げたい」強い思いを聞くことができた。
つまり、「稟議書を若社長に承認してもらいたい」が「なぜか承認してもらえない」このアンビバレンスの「承認してもらいたい」に焦点を当て、動機づけを呼び覚ましています。
◆次がリフレーミングです。
1.環境面 相談者が以前勤めていた会社は大手で、海外事業部の立ち上げ企画書の承認で苦労した経験はあったが、稟議書の承認までの行程は比較的スムーズであったこと。
2.立場・責任 現在の会社の社長は40代半ばで会社を引き継いだばかりで経験が乏しく、しかもオーナー社長であることは?
3.世代間ギャップ(価値観) 社長だけでなく、会社の役員、事業部長も若くコミュニケーションの取り方は?
4.プライド 若社長との間に確執はなかったか?
◆終盤 動機づけ面接
1.環境面→2.立場→3.世代間ギャップ(価値観)→4.プライド の順に進め、相談者に振り返って頂く。
私「ここまで、いかがでしょうか?」
相談者「そうですね・・・・・・(少し苦しそう)」
私「何か言い足りないことはなかったでしょうか?」
相談者「そうですね・・・・・・・(振り返えられる)」「前職とは全然違いますね?」
私「前職と全然違うとは?」
相談者「会社の規模、企業文化も違うし・・・私の立場も違う・・・」
私「それをどう思いますか?」
相談者「今の若社長は正直よく知らないですね」
私「よく知らない・・・とは?」
相談者「む~1対1で話したことはありませんね。」
私「小林さん・・・心を開く・・・できそうですか?」
相談者「・・・できるかな?」
私「(社長に)歩み寄ることはできそうですか?」
相談者「こちらから何が問題なのか、真摯に社長に向き合う・・・ですね・・・やってみます!」
以上のような行動変容(意識変容)がありました。
いかがでしょうか?
動機付け面接について(追記)
2024年06月27日 20:102級技能士第32回学科試験、論述試験が終わり、今週末あたりから面接試験が始まりますね。
最後の最後まで粘り強く頑張ってください。応援しています!
今日は学科試験についてですが、結構難しかった印象を受けました。
その中のミラーとロルニックが開発した「動機付け面接」が今日のテーマです。※1級技能士問題解説集抜粋
1.動機づけ面接は、ロジャーズの来談者中心的アプローチの歴史的系譜に位置づくものであり、来談者中心的な面と、準指示的な面の両方を有するものであるが、伝統的なロジャーズ流のアプローチとは指示的な面に違いがある。
2.動機づけ面接は、相談者の中にある矛盾を拡大し、両面性を持った複雑な感情であるアンビバレンス(同じ対象に相反する感情を同時に盛ったり、交互に抱いたりすること)を探って明らかにし、矛盾を解消する方向に相談者が向かうようにしていく。
3.動機づけ面接ではアンビバレンスこそが動機づけにつながる源泉であると考え、これを相談の中で丁寧に浮き彫りすることによって、相談者の矛盾を解消したくなるエネルギー、つまり動機づけを呼び覚まし、行動を自ら変えていく方向に持って行くことができる。
4.動機づけ面接には①共感表出、②矛盾模索、③抵抗転用、④自力支援という4つの原則がある。
①共感表出:共感を表現する。振り返りの傾聴を行い、クライエントを受容します。そしてその人が変わることを促進します。
②矛盾模索:矛盾を拡大する。変わりたい自分と現実の自分とのギャップに気づいてもらう。行動をかえることの価値を本人から気づいてもらう。
③抵抗転用:抵抗に巻き込まれ転がりながら進む。相談者の変わりたくないという気持ちやためらい、本音と建て前を否定せず、それを自然なことであると肯定しながら、相談者の言葉に込められた"できれば変わりたい(だけど難しい)"というニュアンスのうち、"できれば変わりたい"に焦点を当てていくようにしていく。やりたくないことを無理やりやらせることはない。
④自力支援:自己効力感を援助する。クライエントの自己決定を尊重し、自信をもってうまく変わっていけるように援助する。
5.動機づけ面接のスピリット(基本哲学)として、自律、協働、喚起があり、すべてに 通底する土台となっている。
動機づけ面接の主たるゴールは、相談者と支援者の間の信頼関係を確立し、自己動機づけ発言を引き出し、それによって変化に必要な実際の行動計画、随行を導くことにある。
私は、特に「来談者中心的な面と、準指示的な面の両方」のところが印象に残りました。
キャリアカウンセリングにおいて、気付きを促す以上に悩みの中の「アンビバレンスを明らかにし、矛盾を解消する」ところが、準指示的なのでしょうね。
1級キャリアコンサルティング技能士を振り返って「総括編②あなたはほんとうに『来談者中心療法』を身につけていますか?」
2024年05月29日 10:27私がロールプレイで身につけて欲しいのは「来談者中心療法」です。
国キャリに合格したとしても2級の面接試験で苦労されている方の多くを知っています。
「あなたはほんとうに『来談者中心療法』を身につけていますか?」が今日のテーマです。
「再び「受容」と「共感」について教えてください。」私のノウハウ集より
「受容(無条件の積極的関心)とは」
・「クライアントがどんなことを言っても嫌な気持ちにはなりません」
・「クライアントについても、その話すことについても、肯定したり否定したりする気持ちは起こりません。ただ受容するだけです。」
・「私はクライアントに対して、ただ温かな気持ちを持っています。その人の可能性についても、その人の弱点や問題についても温かい気持ちを抱いています。」
・「クライアントが話すことについて、判断を下そうという気はありません」
「共感(共感的理解)とは」
・「セラピスト(以下カウンセラー)は、自分がクライアントの内側のフレームに立って、クライアントを内側の視点から、共感的に理解していることを体験している。またクライアントにこの自分の体験を伝えようとしている」
・「カウンセラーは、クライアントの感情をよく理解することができる」
・「カウンセラーは、クライアントの述べている意味について決して疑いを持たない」
・「カウンセラーの言葉は、クライアントの気分やその述べている内容にぴったり適合している」
・「カウンセラーの声の調子は、クライアントの感情を理解する完璧な力を持っていることを示している」
まず、これを知ってロールプレイを通し身につけてください。
そして次が「一致」です。
「一致(純粋)」とは
ロジャーズはカウンセラーがクライアントに深い「受容」と「共感的理解」をおこなっているときに、同時に自分自身に対してもつねに深い「受容」「共感的理解」をおこなっていることである。
つまり、「一致」とは、カウンセラーの「自分自身に対する深い受容と共感である」。
と言っています。できていますか?
もう一つが
「今ここ」のリアル感を持ってクライアントに関われるかです。
「一致」とは「リアルであること(being real)」とも言っています。
クライアントの①「今」をしっかり受け止め、②「今」何があったのか、③「今」何が問題なのか、④「今」をどうしたいのか聴くこと。
例えば、クライアントが④に対し「わからない」のであれば、②を十分傾聴し、③を十分吟味し、④自己一致すること。
決して面接試験と思わない(リアル感)で、目の前のクライアント(の今)を正面から受け入れてください。
CC視点やSV視点ではなく、目の前のクライアント(1級であれば事例相談者)中心に関わることが最も大切な姿勢です。
これもロールプレイで是非身につけてください。
最後に、今は亡き木村周氏の「キャリアカウンセラーにとって基本的必要条件」をご紹介します。
(1)カウンセリングに不可欠なものは、「温かい信頼に満ちた人間関係」である。
(2)カウンセラーは、受容、共感的理解、自己一致などの基本的態度を身につけなければならない。
(3)カウンセラーは、主として言語によるコミュニケーションの技能を身につけなければならない。
以上、いかがでしょうか(^^♪
1級キャリアコンサルティング技能士を振り返って「総括編①受験の動機」
2024年05月22日 20:25これから何回になるかは分かりませんが、1級キャリアコンサルティング技能士合格から1年を振り返って「総括」したいと思います。
さて、1級を受験される動機はさまざまですが、
①2級キャリアコンサルタント技能士の資格はとったがもっと上を目指したい(挑戦)。
②教える機会が増えた(立場)。
③もっとキャリアコンサルタント仲間を増やしたい(貢献)。
④誘われたから(好奇心)。
⑤組織から求められている(待遇)。
⑥コスパ・タイパの可能性が見えた(コスト)。
等が考えられますね。
私の当時の優先順位は④⑥②でした。
⑥コストは重要な要素ですよね。
でも、振り返ってみて、もともと目指していたのは③だったはずです。
1級に合格してこの1年を振り返り、原点に立ち返ることができました。
合格は「人生の転機」だと思っています。
ただし、合格するためだけの勉強ではなく、仲間と切磋琢磨しながらキャリアコンサルタントの経験を活かし、熟練レベル2級を目指す。
さらに指導者レベル1級を目指すことで自己研鑽を積み、仲間と切磋琢磨し、これからもキャリアコンサルタント仲間を増やす。
そして、できるだけコスパ・タイパが良いこと。
今はこれが私の役割だと思っています。
引き続き、次回も総括編をよろしくお願いします。(^^♪
カウンセリングにおける積極技法のリフレーミングの活用について
2024年05月11日 16:39カウンセリングにおける積極技法
今日はマイクロカウンセリング技法-福原眞智子監修より「カウンセリングにおける積極技法」の軽めのリフレーミングについて考えます。
1.積極性技法を積極性の強いものから順に並べると
①指示技法:効果的に CC が CL にどのような行動をとってほしいか指示を与え、
↓ 問題解決へ新しい選択肢を提供する。
②論理的帰結法:ある行動をとった場合にどのようなけっかがもたらせるかを予測させ、 他の選択肢をとった場合にはどのような結果になるかを予測させ、いずれの行動をと った方がより良い効果をもたらすかを比較して判断させる方法である。
↓
③解釈:リフレーミング。CC から見る新しい枠組みから意見を述べる。
↓
④フィードバック法:事実に基づき、他者が CL をどう見ているかという情報を非審判的態度で本人に伝え、気づかせることである。
↓
⑤自己開示:アイメッセージ。CC 自身の感情や理解したことを積極的に伝える。
↓ 行動変容のためのよいモデルとなることもある。
⑥ 情報提供、教示、助言・示唆:CL に CC の考え方や情報を伝える。CL に新しい助 言や新しい情報に目をむけさせることを可能にする。
2.積極技法には共通している3段階の基本パターンがある。
第1は、まず『かかわり行動』や『かかわり技法』を用いて CL にかかわる。
第2は、それぞれの技法の使用は、具体的かつ明確に。
第3は、用いた技法が CL に与えた影響を観察する。うまくいかない場合は、原則として最初に戻る。
3.積極技法は CL のニードを尊重してはじめて有効になる。CC の価値観で押し付けることではない。
4.積極性の弱いものであっても、積極技法の使用には、しっかりとした信頼関係の形成が必須である。
リフレーミングの活用について
●相談者:小林新一 61歳 家族:妻(55歳 書道教室主宰)と同居。長女(26歳)は独立して別居。
四年制大学卒業後、大手消費材メーカーに入社。定年退職後、現在の会社に再就職し、1年半。
相談したいこと:定年退職後は、OBの紹介で健康食品会社へ再就職した。待遇など条件は悪くはないが、仕事の進め方になじめず、モチベーションが下がっている。今までの経験を活かしながら働けるうちは働きたいので、転職した方がいいという思いもある。どう考えればいいのかわからないため、相談したい。
◆序盤:来談目的から主訴(できるだけ忠実に再現)
相談者は海外事業の経験を買われ、海外進出を目指している健康食品会社へ海外事業部長として再就職した。
そこでは、海外事業部を立ち上げるための企画書を作成し、途中社長が相談役に退き、全面的に息子が社長を引き継いだ。
一年をかけ海外事業部の企画書を書き上げ、社内での説明会を重ねた結果、承認が得られたので稟議書(予算措置)にした。
それから、稟議書の承認手続きが進んだが、最後に若社長から承認の印鑑がもらえず3ヶ月が立ち現在に至る。
その間も役員会議で説明会は開いてきたが、社長の承認が得られない状況が続いている。
それが来談目的の「仕事の進め方になじめず、モチベーションが下がっている。今までの経験を活かしながら働けるうちは働きたいので、転職した方がいいという思いもある。どう考えればいいのかわからないため、相談したい。」理由であった。
◆中盤:転職について
私「もし、稟議書が承認されたらどうされますか?」
相談者「勿論、海外事業部を立ち上げたい。前の会社で継続雇用の選択もあったが、チャンスと思い今の会社に再就職した。」
と相談者の「今の海外事業部を立ち上げたい」強い思いを聞くことができた。
◆さて、ここから私が行ったリフレーミングです。
1.環境面 相談者が以前勤めていた会社は大手で、海外事業部の立ち上げ企画書の承認で苦労した経験はあったが、稟議書の承認までの行程は比較的スムーズであったこと。
2.立場・責任 現在の会社の社長は40代半ばで会社を引き継いだばかりで経験が乏しく、しかもオーナー社長であることは?
3.世代間ギャップ(価値観) 社長だけでなく、会社の役員、事業部長も若くコミュニケーションの取り方は?
4.プライドは? 若社長との間に確執はなかったか?
◆終盤
1.環境面→2.立場→3.世代間ギャップ(価値観)→4.プライドを進め、相談者に振り返って頂く。
私「ここまで、いかがでしょうか?」
相談者「そうですね・・・・・・(少し苦しそう)」
私「何か言い足りないことはなかったでしょうか?」
相談者「そうですね・・・・・・・(振り返えられる)」「前職とは全然違いますね?」
私「前職と全然違うとは?」
相談者「会社の規模、企業文化も違うし・・・私の立場も違う・・・」
私「それをどう思いますか?」
相談者「今の若社長は正直よく知らないですね」
私「よく知らない・・・とは?」
相談者「む~1対1で話したことはありませんね。」
私「小林さん・・・心を開く・・・できそうですか?」
相談者「・・・できるかな?」
私「(社長に)歩み寄ることはできそうですか?」
相談者「こちらから何が問題なのか、真摯に社長に向き合う・・・ですね・・・やってみます!」
以上のような行動変容(意識変容)がありました。
◆クロージング
私「これから社長さんと話す機会を持たれた後に、次回の面談でどうだったかお聞かせ願いますか?」
相談者「わかりました。とにかく社長と話してみます。また、面談をお願いします!」
◆余り
残り数秒でしたが、ライフプランで奥様のことを伺うと「大丈夫です!」でブザーが鳴り終了しました。
第25回キャリアコンサルタント国家試験合格者(MTさん)の声
2024年05月08日 20:41後進の指導の意味を込めてお願いしたところ、「第25回キャリアコンサルタント国家試験合格者(MTさん)の声」が届きましたのでご紹介します。
昨年の11月に養成講座を終えた後、12月に有料ロープレ練習会に2回参加、その後、とある有料の試験サポートに入り年明けから週1-2回実技練習を始めました。有資格者の方達からのフィードバックはいずれも目立って悪くはありませんでした。
しかし、1月末に養成講座の資格校の面接試験対策講座を受講した際、全然順調にできた感がありませんでした。その後も実技練習に参加していたのですが、経験代謝での面談がやはりできていない気がして、経験代謝について理解をされている方からの指摘をいただきたいと思いました。
学科・論述試験を終え、自己採点で学科は合格していることがわかりました。そのため面接対策を何とかしたく、以前、経験代謝についてネットで調べていた際に木原先生のブログを読んだことを思い出し、試験直前でしたがロープレをお願いしました。
仕事が期末で残業もピークでしたが逐語録を作成しロープレ内容を見直し夜中に先生に提出、体力的にも精神的にもしんどかったですが、先生からの逐語録のフィードバックを読んだときに思わず目がじわっとしました。できていないことに対してははっきりと指摘があるのですが、全体的に丁寧に添削してくださっていることが伝わってきました。最後まで絶対に諦めたくなかったので試験前日にもう1本ロープレを行っていただき、口頭試問も含めアドバイスと励ましをいただきました。
試験当日は逐語録を持っていき読み返し、先生からのご指摘「受容し、話を広げずに深める」を心がけました。いざ試験開始、緊張していないと思っていたのですがCLが話している言葉が驚くぐらいに頭に残らず、まさに右から左状態で抜けて行ってしまい、5秒前に聞いたことすら正確に思い出せないのです。その時自分がいかに緊張しているかを認識し「受容、広げず深める」の一点集中、しかしながら全然話が展開している感じもなく、口頭試問も全然答えられず、今までのロープレの中で2,3番目くらいに不出来だった気がして、試験の部屋を出た瞬間に激しく落胆してしまいました。それでも木原先生にはお礼申し上げたく帰りの電車ですぐに先生にメッセージを送りました。
結果は学科・実技共に合格でした。実技合格があまりにも信じられず木原先生にも番号を確かめていただいたほどでした。論述は経験代謝理論で構成し40点、面接は傾聴がBで他はA判定でした。緊張にのまれていることを認識し、先生からのご指摘をなんとか最後まで守る思いでCLに向き合ったことでギリギリ合格に滑り込んだのかもしれません。しかし、まだ基礎が不十分なため、今後も指導を受けたいと思います。
木原先生、本当にありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
MTさん合格おめでとうございます。
合格者の声を読ませていただき真摯に自分を見つめていらっしゃる姿勢は私だけでなく、これから受験される人にとって、厳しい現実と向き合うことだと、リアル感を持って身を引き締めてチャレンジされることでしょう。
ありがとうございました。
MTさんもこの思いを忘れずキャリアコンサルタントとして、これからもご活躍をお祈りいたします。
PS.いつでもスカイプ塾でお相手致しますので、よろしくお願いします。(^^♪
カウンセリングの基本について思う
2024年05月03日 14:30キャリアコンサルタント国家資格、キャリアコンサルティング技能士を目指されている方へ
これから受験される方、合格され業務につかれている方へ、カウンセリングの基本を忘れていませんか?
カウンセリングの役割はカウンセラーに行動変容を援助することですね。
①治療的的カウンセリングを目指す行動変容「問題解決」
②開発的カウンセリングを目指す行動変容「成長の援助」
これはコーヒーカップ方式を命名された国分康孝著「カウンセリングの原理」のここにアップしました。
例えば、面接試験の場面でクライアントに向き合う時や論述試験問題を解く時に主訴やCLの問題には、
まず①の治療的カウンセリングを行い、②開発的カウンセリングを目指しており、混同しないことです。
さて、①治療的カウンセリングについて皆さんは
1.初めてお会いした目の前のクライアントにどうやって関わりますか?
2.どうやって心を開いて頂きますか?
3.どうやってラポールを形成しますか?
4.どうやってC Lの本質的な問題がわかりますか?
5.どうやってCLに気づきを促しますか?
6.どうやって行動変容しますか?
7.どうやって方向性や目標にクライアントの合意を得られますか?
論述試験の採点官や面接試験の試験官は上記をみて(読んで)評価しています。
さて、1から7に対応するためにどのカウンセリング理論を元に身につけられましたか?
(1)「来談者中心療法」(byロジャーズ)を理解し、どの程度身につけられていますか?
(2)「マイクロカウンセリング技法」(byアイビー)を理解し、どの程度身につけられていますか?
(3)「システマチック・アプローチ」(byベザンソン&デコフ)を理解し、どの程度身につけられていますか?
キャリアコンサルタント合格を目指している方。
キャリアコンサルタントに合格して実務に就き、すっかり忘れて2級にチャレンジされる方。
1級にチャレンジされる方。
向き合うクライアントに違いがありますが、求められる基本的カウンセリング力は実は同じだと思っています。
まとめです。
上記①②を理解し、1から7を行うスキルを身につけるには、(1)(2)(3)の基本的カウンセリング能力を磨いてください。
受験生の皆様へ
これから始まろとしてる資格取得(国キャリ、2級技能士、1級技能士)を目指し頑張ってください。
応援しています(^^♪
フォーカシングについて
2024年04月11日 14:26キャリアカウンセリングの勉強を始めた頃に初めて手にした本「はじめてカウンセリング入門(下)ーほんものの傾聴を学ぶ」諸富祥彦著を久しぶりに読んで「フォーカシング」の説明を改めて紹介したいと思います。
フォーカシングとのつながりで言えば、「カウンセラー自身が自らフォーカシングしながら、クライアントを傾聴していく姿勢」
フォーカシングとは、一言で言えば、クライアントが自分自身の内側に深くていねいにふれていく姿勢のこと
うまくいくカウンセリングと失敗するカウンセリングとでは、その最初の数回のうちにははっきりとした違いが出てきます。
その違いとは、カウンセラーの技術のレベルでも、クライアントの自己理解の程度でもありません。
実は、重要なのはクライアントの「話の内容」ではなく、「話し方」、すなわち、クライアントが「自分の内側にていねいにふれながら話すような話し方をしているかどうか」であること、
この結果をもとに、ジェンドリンらは、・・ (略)・・すなわち「内面的な自己探索をともなう語り」こそ、カウンセリングの核心があると考えて、そこに焦点を当て始めたのです。
5つのスキル(byアンワイザー・コーネル)
①「認める」何が出てきても、認める。ただそのまま、認める。(もっとも重要な姿勢)
②「間を取る」何が出てきても、ただそのまま認める、ながめる姿勢を保持していくと、おのずと、自分とそれらの「感じ」とのあいだに「距離」「間」がとれてきます。
③「思いやりを持って、問いかける。そして何かが出てくるのを待つ」
④「受け取る」自分の内側にある感じ(フェルトセンス:なぜか気になる感じ、漠然とした違和感)が何かを語り始めたら、それがどんなものであれ、やさしくていねいに受け止める。
⑤「内側に響かせる」自分が内側から出てきた言葉や、イメージ、動作などを、まずそのまま受け取ったら、次にそれがほんとうに自分にしっくりくるかどうか、確かめるようにして内側に響かせる。
こうして、①から⑤を順不同で繰り返しながら、内的な自己探索をおこなっていくのが、フォーカシングなのです。
以上です。いかがでしょうか?
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(9)
2024年03月30日 14:35今回の論述試験対策は「解き方の指標」として一旦終わりますが、思い出したらこのWebにアップしたいと思います。
9.1級キャリアコンサルティング技能士論述試験対策
(3)第13回論述問題の解き方の指標
問1は2級の論述問題と同じですね。
指標1:相談者Aが訴えた「問題」つまり主訴を3行のスペースにまとめて書きます。
(1)相談者Aの状況、感情、選択肢を元にコンパクトにまとめる。
(2)「相談者は・・・・・・以上のことから・・・・・の事が問題である。」
問2も2級の論述問題の問2、問3と同じですね。
指標2:この相談者には今、何が必要かという視点に立って、あなたが考える見立にもとづきAの問題を解決するための方策(目標)を述べる。
(1)スペースが5行しかありませんので相当コンパクトにまとめて書きます。
問3からは1級ならではの問いですね。
指標3:前段の設問に連動して相談者Aの取り組みをSV視点で必要なネットワークと環境への働きかけを述べる。
(1)相談者Aを支援するために事例相談者Bの必要なネットワーク(部門、関係機関)を記述する。
(2)相談者Aの置かれた環境への働きかけについて、根拠と方策を関係機関や関係者との連携も考慮し記述する。
問4は事例相談者Bの相談者Aへの対応ついての「問題」も1級ならではの問いですね。
指標4:事例指導者(SV)の視点で事例相談者B(CC)の問題を一般化・概念化して書く。
(1)CCが認識している問題を捉える。
(2)CCが認識していない問題を大きな問題から捉える。
問5は「問題4で挙げた事例相談者Bの問題だと思うことの中から優先するものを取り上げ、具体的な指導方法」も1級ならではの問いですね。
指標5:(1)論述試験問題を読んだ直後のロールプレイを意識し、目の前の事例相談者Bの目標と方策を具体的に書く。
(2)問4に即した問5として一貫性を持つ。
以上ですが、特に問4と問5の考え方は面接試験に共有出来ますので、論述問題を解きながら活かして下さい。
マーク・L・サビカスは「自己は外側から内に向かって作られ、内側から外に向かって作られるものではない。」と言っています。
SVがCCに関わることで、CCが振り返り、自己実現に向けて行動変容(気持ちが変わり、行動喚起し、行動する)し、結果的に成長することなんでしょうね。
ここから先は、個別指導のスカイプ塾(Skype)、勉強会形式の広島白島塾(Teams)でスキルと指導力を切磋琢磨しながら身につけて頂きたいと思っています。
お待ちしています。(^^♪
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(8)
2024年03月24日 10:011級の合否結果が発表されましたね。
今回は論述試験対策ですが、第13回でどう変わったか分析から入ってみます。
8.1級キャリアコンサルティング技能士論述試験対策
(1)第12回論述問題と第13回論述問題の比較
・解答制限時間:第12回までは120分でしたが、第13回から80分に短くなりました。
・問題数:第12回が必須問題3問、選択問題3問で計6問でしたが、第13回から5問に減りました。
・問題を読む量:第12回が必須問題、選択問題で計4ページでしたが、第13回から2ページに半減しました。
・解答欄の行数:第12回が必須問題22行、選択問題17行計39行でしたが、第13回から26行に減りました。
・問題の説明内容:第12回に比べ第13回から【相談者A】に加え、【事例相談者B】、【事例相談者Bが事例指導者に相談したいこと】【事例】、【事例相談者Bの所感】となり、文章全体がA、Bに分けて書かれ少しスッキリしています。
以上、時間的なプレッシャー(2問120分が1問80分)が少し緩和したのではないかと思います。
(2)論述問題(問い)中身の比較
第12回左図から第13回右図に以下のように変わりました。
第13回は第12回の必須問題と選択問題を合わせたような【問い】に変わっています。
・問1は第12回の必須問題の問1の一部です。
・問2は第12回の必須問題の問1の一部+必須問題の問3です。
ここまでは2級問題と同じですが、ここからが2級にはない問いです。
・問3は第12回の選択問題の問3ほぼ同じです。
・問4は第12回の必須問題の問2または選択問題の問1と同じです。
・問5は第12回の選択問題の問2と同じです。
以上、1級と2級の違いは、1級は事例相談者Bが相談者Aにどのようなカウンセリングを行ったか事例相談者Bの問題が問われています。
同時に相談者Aの問題もあなただったらどうするかを問われています。
論述試験問題はこの考え方が面接試験(ロールプレイと口頭試問)に繋がっていることが分かると思います。
次回はどう問題を解けば良いのか考えてみます。
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(7)
2024年03月17日 15:25前回で面接試験はラストと言いましたが、今回はロールプレイをケースから考えてみます。
7.1級キャリアコンサルティング技能士面接試験対策
(6)ロールプレイケース内容から考える実際の面接試験
面接試験ロールプレイケース内容
事例相談者:キャリアコンサルタント(相談歴2年)
相談者:Bさん、男性(59歳)
相談者が相談したこと:会社から定年後の再雇用の話があったが、受ける気はない。
大学の友人が社会保険労務士として起業したとの話を聞き、自分もその道で独立できれば、とも考えるようになった。今後どのように進めていけばよいのかわからず、また気持ちの整理もしたいため、相談に来た。
キャリアコンサルタントが相談したいこと(事例相談者のことです):社会保険労務士にこだわらずに視野を広げた方がよいと考えたため、他の資格についても検討することを勧め、情報提供を行ったところ喜んでくれた様子だった。
次回は、今後のことについて具体的に検討しようと話して面談を終了したが、その後来談はない。どのような対応をすべきだったのか、指導を受けたい。
上記が受験者に事前に送られるケースの1つ「ケース2」が私に当たりました。
前回のブログのステップ①で書いたように実際の面接試験では「自己紹介」から振り返ってみます。
事例相談者は50代位の女性方でしたが、
名札が裏返しになっており、自己紹介の時に初めて名札を表にされ「松本です。」と言われました。
気が付いたら中盤くらいで名札が裏返しになっており、事前に用意された白紙のメモ用紙に名前を書いておいて良かったと思いました。
もうひとつ忘れないで欲しいのは事例相談者に「これまで何を大切にされて来ましたか?」の質問に答えて頂きこれもメモしました。
そして、事例相談者から頂いたケース記録はA4用紙にビッシリ詳しく書かれているものを頂き、そのケース記録を事例相談者に「読んで頂けますか?」とお願いしたところ、快く一字一句を時間(8分位?)を掛けて丁寧に読んで頂きました。
ケース記録には1級論述問題のように事例相談者がどう関わったか丁寧に書いてあり、逐語録を添削してきた経験が役にたちました。
この経験を生かし、違和感のあるところにチェックマークを入れながら、しっかり頭にイメージできる機会を頂けたと思っています。
実際のケース記録は「ケース2」を元に作成されたものでしたが、我々がロールプレイ練習で想定したケース内容とは相当違っていました。
それが幸いして、事例相談者に真白い状態でカウンセリングをすることができました。
今思えばケース内容からの練習で30分間のロールプレイに慣れ、10分の口頭試問の答え方に慣れ、何回か振り返る経験を積みました。
また、1級論述試験の対策とその内容を元にロールプレイを重ねた経験も活かせたと思っています。
改めて「ケース2」のアンダーライン部分からは
・相談者に深めるカウンセリングができたか?
・事例相談者がなぜそのようにしたのか?
そして、事例相談者の問題の本質に関わるカウンセリングが求められている事は間違いありません。
☞追記1:面接試験のケース内容は本番では相当違っていましたので、早い時期から1級論述過去問題を解くことと、これをベースにしたロールプレイ練習は一石二鳥だったのでお勧めします。
☞追記2: 私が面接試験対策で一番最初に参考にしたのは「1級キャリアコンサルティング技能士の会」の面接編のDVDでしたので紹介します。
以上です。
次回はそろそろ論述試験対策に入りたいと思っています。お楽しみに(^^♪
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(6)
2024年03月13日 21:33面接試験についてはひとまずラストになると思います。
6.1級キャリアコンサルティング技能士面接試験対策
今日は事例指導者の役割を理解し、面接試験官から観た受験者の傾向から吟味したいと思います。
(4)事例指導者の役割
事例指導とは、相談者へのよりよい支援と、事例相談者のキャリアコンサルタントとしての成長を目的に、事例相談者の担当する事例を通して指導を行うものです。具体的には、相談者に対する面談過程、事例の見立てや対応の方針、組織への働きかけ、リファーやコンサルテーション、事例相談者に不足する態度、役割意識、知識やスキル等について、気づきを促し情報提供や助言を行うこと。
と1級面接試験の概要に謳っています。
「相談者へのより良い支援」で「アレ!」って思われるかも知れませんが事例相談者(CC)を通した支援になるので相談者のことも理解します。
例えば、2級で面接試験が合格できなかった方に相談に乗る時、どのようなカウンセリングだったのだろうと同時にどのようなクライアントだったか聞くシーンがありますね。そのことを言っていると思います。
なぜ合格できなかったか関係構築しながら、関わりを通して共に成長して行く温かい関わりでカウンセリングしたり、時には役割交代しながら深め、気づいてもらう関わりです。
また、逐語録に整理してもらっていると、ご自分で気づきがあったり、私の添削から気づきが生まれることも多いです。
私は塾生に関わる時のカウンセリングはいつも『合格してさらに活躍してもらいたい(成長を願う)気持ち』が本番で活かせたからだと思っています。
その関わる中で、自分も成長させて頂いている「共に成長」の意味だと思います。
(5)1級実技(面接)試験面接試験官から観た受検者の傾向
以下はそれぞれの評価ですが、大事なところは総評に語られています。<面接試験全体(ロールプレイと口頭試問)について(総評)>
受検者自身が何をしたらいいのかに一所懸命で、「相談者へのより良い支援と、事例相談者のキャリアコンサルタントとしての成長」という事例指導の目的を理解していないと感じるロールプレイが散見されたこと、また傾向として、カウンセリングの知識・スキルについての理解不足、力不足が気になりました。自己紹介や場面構成に必要以上の時間をかけているケースも見受けられました。事例指導においては、事例相談者をよく知り、共に成長していくプロセスが大切です。事例相談者が事例を通して自身の課題に気づけるような関わり方が求められます。
■ 基本的態度について:事例相談者の成長に関心をもって臨む受検者も多い一方で、受検者自身をよく見せるための表面的な指導に受け取られるようなケースもあった。多くの受検者は「基本的態度」について、ロールプレイで実施されたことと、口頭試問での振り返りに乖離がある(受検者自身の「自己一致」が十分ではない)ケースが散見された。
■ 関係構築について:事例相談者から提示された事例について理解を深めるために積極的に関わろうと努めた受検者もいた一方で、予め示された概要に基づいて課題の予想や解決等の対策を講じることで、練習してきた成果を発表する場になってしまったケースも散見された。目の前にいる事例相談者を蔑ろにしてしまい、準備してきた解釈、解決策の提示によって本質的な課題の理解や事例相談者自身の「気づき」に繋がりにくいと感じられる場面が多かった。
■ 問題把握について:事例相談者が自身の課題について把握していない(共有できていない)状態で、受検者が得意な分野(理論等)で進めようとする様子が散見された。キャリアコンサルティングプロセスをきちんと理解していない、また質問力が弱いため、問題の本質に迫り切れない受検者が見受けられた。事例相談者の課題に対し、育成的な関わりを意識している受検者は少ない印象だった。受検者の見立てについて、事例相談者の合意無しに指導を進めてしまう、また事例相談者との協同作業の中で明確化することができていない受検者も少なくなかった。
■ 具体的展開について:事例相談者とのやりとりから課題を抽出し、目標設定するプロセスについての力不足を感じた。指導で用いた理論や技法が、事例から離れてしまっているケースが多く見受けられた。システムアプローチ、来談者中心療法、コーヒーカップ・モデル等の用語が散見されたが、これらの説明に終始し、また自分の準拠枠、或いは事前に準備してきたシナリオに当てはめ、強制的、 一方的な進行になってしまうケースも少なくなかった。
何が言いたいのか、私の経験から解説したいと思います。
ステップ①:CCがCLにどう関わったのかをSVが傾聴を重ね理解を深めます。
まず、事例指導者(SV)から自己紹介をします。
「初めまして、本日事例指導を担当させて頂きます木原と申します。(松本です)松本さんですね。今日はよろしくお願いします。
松本さんとは初対面ですので簡単に自己紹介をさせて頂いてよろしいでしょうか?」(1分で答えます。)
総評(下から3行目)で「自己紹介が長い」といっているのはこのことです。
以前は守秘義務のことなど言って長くなっていたと思います。
(2級は当初は自己紹介がありましたが、今は無くなりましたね。)
ですから今は自己紹介を簡潔に言わなければいけません。
名前、職業、キャリア、『カウンセリングで大事にしている事』等。
事例相談者にも『何を大事にしているか』自己紹介を求めながら聴いてください。
さて、次に事例相談者(CC)は2年のキャリしかありませんので、ご自分の経験と重ねCCからケース記録を読んで頂く。
そして、CCからどんな面談をしたかカウンセリングを行う。
「今ここ」のリアル感をもって、自己一致の姿勢で関係構築を深め、来談目的のCCのうまく行かなかった問題を共有します。
ステップ②:CCの問題点がどこにあるのかSVが本質的問題を理解し、SVの関わりによってCCが問題に気付く。
このステップが1番の肝だとおもいます。
事例指導者(SV)は事例相談者(CC)が相談者(CL)に対し、どこをどうすれば良かったか順を追って話して頂きます。
狙いはSVからみたCCの問題は何なのか理解するところです。
CCはCLに対するカウンセリングの何が不足していたのか、一緒に考えます。
面接試験の概要「相談者に対する面談過程、事例の見立てや対応の方針、組織への働きかけ、リファーやコ ンサルテーション、事例相談者に不足する態度、役割意識、知識やスキル等について、気づきを促し情報提供や助言を行うこと。」のところですね。
ケース記録を再度見直したり、その場面でどうすれば良かった深めます。
ヒアリングを重ねCLとの関係構築はどうだったのか、目標はどうだったのか、気づきを促すかカウンセリングはできたのか、行動変容の段階まで行ったのか、目標の合意は取れたのか、CLの主訴、CCの見立ては相応しいのかを聴きながら、最終的にはCCの本質的な問題は何かを理解する。
山場はSVが上記の関わりでCCが自分の問題に気づき、行動変容があり、どうしたいか一緒に考え方向性が出せることです。
・SVとCCの間で関係構築が十分深まっており、主訴が共有できていること。
・SVはキャリア理論とカウンセリング理論を活用してCCが理解できるように説明し、行動変容があるかどうかカウンセリング能力が試されます。
・また、指導者として共に成長して行く温かい人間性が試されます。
ステップ③:SVの目標設定にCCとの合意が得られ、方策を一緒に考えクロージングに至る。
ここは、ステップ②があって初めて、SVはCCと今後どのような支援をしていきたいか目標にし、合意を得ることができると思います。
残りは方策を立て、クロージングをします。
ただし、私の経験では方向性の合意から目標設定はできました。
ステップ③では再度目標設定し、ロールプレイで時間が来てしまったら残りの方策は口頭試問で答えましょう。
また、口頭試問はロールプレイでできなかったことも乖離がないよう正直に答えてください。
ざっと面接試験について、進め方のステップから考えてみました。いかがだったでしょうか?
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(5)
2024年03月10日 20:51今日も面接試験についてお話します。
5.1級キャリアコンサルティング技能士面接試験対策
今日は2級と1級の評価区分の比較から考えてみましょう。
(3)【2 級実技(面接)試験の評価区分とその内容】
基本的態度:キャリアコンサルタントとして自分をありのままに受容し、言語・非言語で表現し、多くの場合、一致していること。また、必要に応じて相談者の個別問題に応じた支援(助言・情報提供等)を適切に行うことができること。
関係構築力:キャリアコンサルタントとして、相談者に対する受容的・共感的な態度及び誠実な態度を維持しつつ、様々なカウンセリングの理論とスキルを用いて、相談者との人格的相互関係の中で相談者が自分に気づき、成長するような相談を安定的に進めることができること。
問題把握力:相談者が表現した内容から、相談者が相談したいことを把握し理解するとともに、相談者が訴えている以外の相談者の問題を把握しており、推論の根拠も説明できること。
具体的展開力:相談者との関係性を意識しながら面談を進め、相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定し、キャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、自分または重要な他者に対する認知の変化、自己の表面的な表現から内面表現への変化、具体的行動や意欲の変化など)が起こること。
となっています。では1級と何が違うか私の経験を踏まえ考えてみます。
(4)【1 級実技(面接)試験の評価区分とその内容】から2級との違いと1級の視点
基本的態度:自分の強みや弱み、自分の感情と相手の自分への感情を受容し、指導中の自分の行動の適切性を評価できること。キャリアコンサルタントとしてのあるべき姿を理解し、それに近づく努力を実践するとともに、周囲への啓発を行っていること。自分の改善点に気づき、向上のために自らのゴールを定め、学ぶとともに実行していること。
☞ここは2級と相当違うと感じられると思いますが、私は2級と同様来談者中心療法の自己一致の姿勢でロールプレイを通し、事例相談者への関わりをキャリアコンサルタントとして実践し、口頭試問でそれを上記の考えに基づき面接官に答えられたかによると思います。私の事例相談者に対する関わり方は指導者だからと言って「上から目線の指導ではなく、温かい人間性を持って共に成長していく態度」で関わっていただきたいと思います。
関係構築力:相談者との人間関係(職業専門家に向けた育成効果の高い関係)を構築し、事例相談者に気づきや成長を促す関係を作ることができること。キャリアコンサルティングの進め方を体系的に理解したうえで、キャリアコンサルタントとして、事例相談者に対する受容的・共感的な態度や誠実な態度を維持しつつ、事例相談者が面接の課題に気づき成長できるよう、様々な理論とスキルを用いることができること。
☞ここは基本的には2級と同様にロールプレイを通し、キャリアコンサルタントとして、事例相談者に対する受容的・共感的な態度や誠実な態度を維持しつつ、事例相談者が相談者への面接の課題に気づき成長できるよう、様々な理論とスキルを用いることができることです。そのためには自分のカウンセリングの強みを最低1つはマスターしてください。面接官を前にそれを実践し、口頭試問でも答えられれば良いと思います。私は事例相談者に気づきを促すためには、情報提供や自己開示などの軽めの積極技法を使います。本質的な問題に入り関係構築ができていれば「そうなんですよね」と言って頂けることが多いです。間違ってもこの段階で『提案』はしません。
問題把握力:事例相談者が担当している相談者や事例相談者の状況を客観的に把握し、事例の本質を掴むことができること。事例相談者の能力やスキルを客観的に把握し、育成的な視点で事例相談者が取り組むべき問題を特定することができること。事例相談者の問題を明確化し、状況や環境に適した問題を共有化することができること。
☞2級と同様ですが違いは、事例指導者が事例相談者の行ったカウンセリングの本質的な問題を掴み、事例相談者が取り組むべき問題を特定し明確化すること。それを般化し共有できること。私は事例相談者の「一致の姿勢」ができていないことを説明し、ケース記録から具体的にはどこかを一つひとつ説明し、事例相談者自身がそれに気づかれ、「わかりました」「どうすればよいか」と言われたので理論的な考え方と実際のスキルを身振り手振りで真剣に説明し、行動変容(気持ちが前向きに変わる)の手応えを感じました。目標設定後、般化の途中で終わりましたので残りを口頭試問で答えました。
具体的展開力:事例相談者の問題を解決するために、適切な目標を設定し、効果的な指導を企画することができること。事例相談者に対して、適切でわかりやすく、理論的・具体的な説明を行うことができること。指導プロセスにおける個々のセッションの中で、事例指導者が企画した指導方法を効果的に遂行するために、専門的な介入を行うことができること。
☞事例相談者に対し、問題を解決するために適切な目標を設定し、効果的な指導を企画することができること。となっていますが、私はロールプレイ上でできなくても、目標設定(最低限の方向性)に事例相談者の合意が得られれば般化の途中でも、残りは口頭試問で答え、事例指導者に適した指導方法ができれば、基本的態度、関係構築力、問題把握力を含め総合的に判断され、合格点は頂ける可能性があると思っています。
いかがでしょうか?
ここに書かれている【評価区分とその内容】は2級とは相当違い厳しいと思われるかもしれませんが、各評価の合格点は60点以上です。
2級と同様必須と思われることは外さず、残りは口頭試問で答えられるように、自己研鑽を重ねて頂きたいと思います。
必須とは最低限の基本的態度、関係構築、問題把握は外さないようにしていただきたいと思います。
次回も引き続き対応したいと思います。
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(4)
2024年03月07日 18:54。今日は面接試験についてお話します。
4.1級キャリアコンサルティング技能士面接試験対策
(1)1級技能士と国キャリや2級との違い
国キャリや2級はCC(あなた)がCL(相談者)にどう関わりロールプレイを行うか。
そして面接官の口頭試問を受け、面接官の評価を受けるのが面接試験ですね。
ところが、1級の違いは以下のイメージです。
事例相談者(CC)が相談者(CL)にどう関わり、どのようなカウンセリングをしたか。
その結果がうまくいかなかった(次の約束の面談に来なかったetc)のではないかと悩む事例相談者(CC)が事例指導者のあなた(SV)を尋ねてくるという設定でロールプレイが始まります。
実際には自己紹介後、事例相談者(CC)からA41枚にびっしり書かれたケース記録を受け取り、事例相談者からその説明を受けました。
簡単に言えば、CCがCLに関わったか結果、何かしっくりこないので、あなた(SV)にカウンセリングをお願いに来て、SVは相談にのり、CCとの関係構築を維持しながら、CLにどう関わったか丁寧に聴き、CCの問題を深め、気づきを促し、CCの行動変容を図り、目標設定の合意を得て、これからの方策を一緒に考え、クロージングする。
これって、国キャリアや2級の面接試験とかなり似ていますね。
違いは、CCがCLに関わり、CCのカウンセリングに問題がある点です。
また、対象の事例相談者(CC)は相談歴2年のキャリアしかない相手に相談に乗ります。
つまり、事例相談者(CC)が事例指導者(あなたSV)にスーパーバイジング(指導)を受けに来ると言った方がわかり易いかもしれませんね。
(2)ロールプレイの進め方
SVがCCを対象に関わりますが、以下のような3段階のステップを踏みます。
①CCがCLにどう関わったのかをSVが傾聴を重ね理解を深めます。
⇩
②CCの問題点がどこにあるのかSVが本質的問題を理解し、SVの関わりによってCCが問題に気付く。
⇩
③SVの目標設定にCCとの合意が得られ、方策を一緒に考えクロージングに至る。
30分のロールプレイ(練習)を実際にやってみると、①の中でグルグルと回り抜け出せなかったり、②へ進んだが途中で①に戻ったり、③最悪はSVが指示的に強引に進めてしまって関係構築に至っていなかったなど、簡単ではありません。
本番ではその後、お二人の面接官から持ち分10分以内の口頭試問に答えます。口頭試問は2級と同様、評価(採点)のウェイトを占めていると思いました。
以上が1級の面接試験のロールプレイについてお話ししましたが、次回も面接試験について考えたいと思います。
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(3)
2024年03月01日 21:14今日は学科試験についてお話しします。
3.1級キャリアコンサルティング技能士学科試験対策
筆記試験の中身は50問を100分でマークシートに記入、70点以上で合格します。
2級と同じですね。
例によって、「最も適している/最も適していないもの」、プラス「組み合わせ」を1つ選択します。
違いは出題範囲の広さと中身の濃さです。
2級は、1問あたり4つから1つを選択しますが、1級は1問あたり5つから1つを選択します。
しかも、文章が少し長く、よく読まないと落とし穴のように間違い箇所が(隠されているように)あります。
最初は過去問題を解いているうちに「1級学科試験は落とすための試験か!」と思いました。
学科試験は『覚える』だけでなく『体系的に理解する』。そして『教えられること(指導者)』の意図を感じます。
一番参考にした書籍は『1級キャリアコンサルティング技能士検定解説集』(キャリアカウンセリング協議会編)でした。
問題解答の【解説】を読むと、以下のことが分かってきました。
・何を身につけなければならないか?
・そのためには何を読み学ばなければならないか?
・指導者として何が求められているか?
私の中では今もバイブルです。
◆参考にした書籍は以下の通りです。
◎「1級キャリアカウンセリング技能士検定解説集(第1~第8回) キャリアカウンセリング協議会編¥3520
◎「新版キャリアの心理学」 渡辺三枝子編著 ナカニシヤ出版 ¥2200
◎「キャリアコンサルティング理論と実践」木村周/下村英雄著 ¥3520
◎「キャリアカウンセリング入門 人と仕事の橋渡し」渡辺三枝子・エドウィン L ナカニシヤ出版 ¥2420
◎「カール・ロジャーズ カウンセリングの原点」諸富祥彦著角川選書¥2530
◎「人生にいかすカウンセリング」諸富祥彦編 ¥2090
◎「カウンセリングの原理」國分康孝著誠信書房 ¥2200
〇「マイクロカウンセリング技法」渡辺眞知子監修 風間書房 ¥3850
〇「サビカス キャリア・カウンセリング理論」マーク・L・サビカス著 福村出版¥3080
〇「キャリア・ダイナミクス:キャリアとは生涯を通しての人間の生き方表現である」シャイン白桃書房¥4180
〇「キャリア・アンカー」¥1760/「キャリア・サバイバル」¥1650 シャイン白桃書房
・「構成的グループエンカウンターの理論と方法」國分康孝 ¥1980
・「人事管理入門」<第 2 版>今野浩一郎 日経文庫¥913
◆図書館に置いてある以下の事典も活用しました。
・カウンセリング大事典
・認知行動療法事典
・構成的グループエンカウンター事典
・ロジャーズ辞典
これからも指導者として必要な内容を以下の「1級キャリアコンサルティング技能士学科試験対策ノート」
にまとめ今も活用しています。
以上ですが、読む速さ、物覚え、理解力、記憶の定着等は個人差がありますので一概には言えませんね。
そこで、
1.キャリア理論、カウンセリング理論は体系的に覚える。
2.過去問題から間違いやすい箇所はその都度ノートにまとめる。(その結果、対策ノートになりました)
3.試験までに90点以上を目標に、過去問題を一定期間空けて繰り返し行い記憶の定着を計る。
例えば週一回毎順次、第12回→第11回→第10回→第9回→第8回→第7回→第6回を繰り返す。
4.出題が広範囲で詳細な分、内容の変化の少ない以下は得意分野として押さえて置く。
・キャリア 理論/カウンセリング理論/キャリアコンサルティングの社会的意義/キャリアコンサルタントの倫理と行動他
次回もよろしくお願いします。
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士になれた?(2)
2024年02月29日 07:56今日は合格率から1級試験を考えてみます。
2.合格率から1級キャリアコンサルティング技能士試験を考える。
ここで、以下の合格率を見て学科はともかく実技は「無理!無理!」と思われるかも知れませんね。
(※1回から4回までは申込者が少なく省きます。)
このグラフを見ると学科試験の合格率の傾向は第5回48.13%,第6回53.41%,第8回61.67%,第11回62.56%と高い時期と、次の第7回29%、第10回14.57%と低くなる傾向はありますが、何とかなりそうですね。
一方、実技試験の合格率の傾向は第6回が8%、第10回が7.25%、第11回が9.62%、第13回が8.97%と少し高い回もありますね。
実技試験の合格率が低いことに変わりありませんが、過度に恐れる必要もありません。
これまで1級キャリアコンサルティング技能士になられた方は以下の通りです。
Aさん
1回目 学科:合格 論述:合格 面接:不合格
2回目 論述:不合格 面接:不合格
3回目 論述:不合格 面接:合格
4回目 学科:合格 論述:不合格 面接:合格
5回目 論述:合格 面接:不合格
6回目 論述:合格 面接:合格 →1級キャリアコンサルティング技能士合格
Bさん
1回目 学科:不合格 論述:合格 面接:不合格
2回目 学科:合格 論述:合格 面接:不合格
3回目 論述:合格 面接:合格 →1級キャリアコンサルティング技能士合格
Cさん
1回目 論述:合格 面接:合格
2回目 学科:合格 →1級キャリアコンサルティング技能士合格
Aさんのように早い時期から受験され、
苦労された方を他にも何人か知っています。
2級もそうでしたが、どうすれば合格するのか落ち着かない時期だったのかも知れません。
Cは私ですが、1級実技試験を初チャレンジで合格し、次の受験で1級学科を初チャレンジで合格し、1級キャリアコンサルティング技能士になりました。
なぜそうしたかというと、受験にあたり無料のオンライン講座で1級に合格された人の中に、まず1級実技試験に合格後、1級学科試験を2回受け3回目で合格された方が印象に残りました。
今思うとその方は1級学科試験を2回受けたということはラストチャンスだったことがわかります。
これに合格しないと全てがチャラになり、再度、一から受験しなければなりませんね。
私はそのことを考えず、実技試験に専念し合格後、残り1年を掛けて学科試験に専念すれば良いと軽く考えていました。
が、問い合わせて初めてそれを知り、学科合格率が高い回の次の年は低くなっており焦りました。
Bさんのように学科試験、論述試験に合格点を出し、徐々に力を付け面接試験に合格する方が理想的な気がします。
実は私は実技試験の合格率が一番高い時期に当たっており、運もありますので挑戦して頂きたいと思っています。
いかがでしょうか?次回はそろそろ中身に入りたいと思っています。
どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(1)
2024年02月28日 12:32これから何回になるかわかりませんが、私がどうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか振り返ってみます。
1.1級キャリアコンサルティング技能士試験の中身
ご存じのようにキャリアコンサルタント国家試験と2級キャリアコンサルティング技能士試験と同様に1級キャリアコンサルティング技能士試験も①学科試験、②論述試験、③面接試験にわかれ、②と③を実技試験(④)と呼びます。
また、学科試験は70点以上(共通)、実技試験は国キャリが合計点90点以上、2級、1級は論述試験が60点以上でしかも、面接試験は各評価(基本的態度、関係構築力、問題把握力、具体的展開力)が60点以上ないと合格になりません。
そして、学科試験、実技試験のどちらかに合格すると「一部合格者」として、次の受験機会に残りを受験し、合格すれば技能士合格者となります。
ただし、国キャリは免除期間の制限はありませんが、技能士は合格した試験実施日の翌々年度末までとなっており、2級は試験が年2回なので残されたチャンスは5回です。1級は試験が年1回なのでチャンスは2回しか残されていません。
試験内容以外に合格のチャンスが制限されています。
チャンスといえば学科・論述試験は主要都市(札幌、仙台、東京*、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄)で開催されていますが、1級の面接試験は東京と大阪に開催場所が限られています。
さて、キャリアコンサルタント国家資格者がいきなり1級キャリアコンサルティング技能士試験を受けるのは可能だと思いますか?
受験資格が「10年以上の実務経験を有する者」「8年以上の実務経験を有する者で、キャリアコンサルタント試験に合格したもの、又はキャリアコンサルタントであるもの」「2級の技能検定に合格した者で、その後、3年以上の実務経験を有するもの」などとなっていますので、該当すれば可能です。
その上で考えると①学科試験は時間を掛ければ合格は可能だと思いますし、②論述試験は時間を掛けてコツさえ掴めれば合格の可能性はあると思います。
問題は③面接試験ですね。「指導者レベル」となっているので、そのスキルをどうやって身につけるかとういことです。
私は2級キャリアコンサルティング技能士に合格してから1級キャリアコンサルティング技能士を目指されるのが早道だと思います。
それは問題に共通点(評価基準、カウンセリングの進め方、システマチックアプローチ等)が多いので、それを熟練レベルの2級で身につけ、教える力も養って頂きたいと思うからです。
今回はさわりでしたが少しずつ中身に入っていきますので、次回も楽しみにお待ちください。
2級キャリアコンサルティング技能士面接試験に苦労されている方へ
2024年02月23日 16:25残り1ヶ月足らずでCC2級キャリアコンサルティング技能士試験の結果が分かりますね。
今日はこれまでブログで紹介したことを総括してお話ししたいと思います。
以下の◎印は必ず身につけて下さい。
◎多くの場合面談の最初の5分が合否の分かれ道です。相談者に「今ここ」の気持ちで「リアル感」を持って対応して下さい。
◎一にも二にも来談者と信頼関係を築くことに最後まで(20分間)継続・維持して下さい。
◎来談者の内的世界を理解するために「受容」「共感的理解」し、「自己一致」の姿勢を維持して下さい。
◎来談者の抱えている問題に直線的に深く関わって、わざわざなぜ相談に来たのか「主訴」を理解して下さい。
◎そのためには、自己探索の支援(気づきを促す関わり)を行い来談者の問題(気づいていない)を理解して下さい。
◎来談者の問題が見えてきたとしても「相談されましたか?」とか「提案」するなど問題解決に入らないで「気づきを促す」こと。
以上ができて初めて、来談者の本質的な問題に対し情報提供、自己開示等の軽めの積極技法が効果を発揮します。
それによって来談者が問題に気づきが生まれた(行動変容)なら、初めて相談者に「問題解決の方向性」の合意が得られる可能性が高いです。
◎20分のロールプレイが途中で終わったとしても、10分の口頭試問でリカバリーしながら答えましょう。
以下は私のやり方を逐語録でご紹介(主訴まで)していますので、参考にどうぞ!
カウンセリングの定義について
2024年02月17日 14:25コーヒーカップ方式を命名された國分康孝著『カウンセリングの原理』を読んでいましたら、「カウンセリングの定義」の箇所が改めて考えさせられましたのでご紹介します。
カウンセリングとは、第一が「援助的人間関係」である。もう一つが「開発的カウンセリング」である。
援助とは何か、つまり何を援助するのかというと「行動変容」を援助する。
行動変容には、一つは問題解決。いわゆる治療的カウンセリングのめざす行動変容である。
もう一つは人間として、あるいは職業人としての成長。いわゆる開発的カウンセリングのめざす行動変容である。
カウンセリングでいう問題解決の「問題」とは、人生途上で誰もが遭遇し通過していく「問題」のことである。
第一は、生涯発達課題あるいはライフサイクルごとの問題。
第二は、生き方(life style)の問題。
第三は、選択の問題。
治療的カウンセリングのねらいが問題解決だとすれば、開発的カウンセリングのねらいはこれとは対照的に、問題の意識化ともいうべきものである。
「これからどんな人生を生きようとしているのか」「卒業してからどんな仕事をどんな考えで選ぶのか」と問うのが開発的カウンセリングの一例である。
いわゆる悩みがあるわけではないが、人間として、あるいは職業人として成長するのを援助する。
成長の援助とは何か。
①思考の変容:今まで考えなかったことを考えるようになる。ビリーフが修正される。洞察が起こる。
②行動の変容:今までしなかったことをするようになる。今まではできなかったことができるようになる。立ち振る舞いが変化する。スキルの学習。
③感情の変化:感情表現が豊かになる。あるいは逆に、感情のコントロールができるようになる。今までとはちがう感じ方ができるようになる。
以上を要約すると、カウンセリングとは、①問題解決の援助と、②パーソナリティ成長の援助のいずれかを主目標にした人間関係である。
いかがでしょうか。
改めてカウンセリングを考えると抱えていらっしゃるクライエントさん、論述試験問題上のクライエントの方向性が整理整頓しやすいと思います。