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カウンセリング力を高める②「自己一致」

2025年06月01日 07:52
今日はカウンセリングで「自己一致」をどう行っているのか私のやり方を説明します。CC:織田様、今日はどのようなご相談でいらっしゃいましたか?CL:私は飲食店のチェーン展開する会社に勤めているのですが、(はい)昨年の10月まで関連会社に出向していました。(えーえー)戻ってきたら本社の業務かと思っていたら、(はい)エリアマネージャー職だったんです。(えー)夜も遅くや休日の対応も多くて、(はい)家のことも妻に任せてばかりで全然できていなくて。(えー)転職した方が良いかとも思っていて、(えー)どうしたら良いかわからなくてきました。(そうでしたか)CC1:織田様のお話で…「戻ってきたら本社の業務かと思って

カウンセリング力を高める①「今ここのリアル感」

2025年05月28日 11:38
6月に入るとまもなく第34回2級実技試験が始まりますね。そこで今日のテーマは「カウンセリング力を高める」です。カウンセリング力を高めるには「今ここのリアル感→自己一致→関係を深める→問題の把握→展開力(意識変容、方向性)」が求められます。今日はその中の「リアル感」についてお話しします。リアル感とはなんでしょうか?クライアント(CL)を目の前に効果が発揮されるのは、挨拶から始まり、特に顔の表情を見ながら動作、声の高さ・質、匂い、ヘアスタイル、服装、年齢等を観察しますね。また、CLが発した名前からロールプレイケースを思い浮かべ、少し戸惑い(歳の差、姿、顔)ますね。これもリアル感です。一瞬(1〜2秒

Q1-1:カウンセリングの役割を教えて?

2025年05月09日 08:59
A1-1:お答えします。コーヒーカップ方式を命名された國分康孝著『カウンセリングの原理』の「カウンセリングの定義」がカウンセリングの役割と思いご紹介します。カウンセリングとは、第一が「援助的人間関係」である。もう一つが「開発的カウンセリング」である。援助とは何か、つまり何を援助するのかというと「行動変容」を援助する。行動変容には、一つは問題解決。いわゆる治療的カウンセリングのめざす行動変容である。もう一つは人間として、あるいは職業人としての成長。いわゆる開発的カウンセリングのめざす行動変容である。カウンセリングでいう問題解決の「問題」とは、人生途上で誰もが遭遇し通過していく「問題」のことである

Q1-2:「インテーク面談」を教えて?

2025年05月09日 08:58
A1ー2:お答えします。特に捉えて欲しいキャリアカウンセリングの進め方「インテーク面談」についてご紹介します。1.カウンセラー...

Q1-3:「インテーク面談」を逐語録で教えて?

2025年05月09日 08:57
A1ー3:お答えします。インテーク面談を私なりに行っている方法をロールプレイ(逐語録)で説明したいと思います。「インテーク面談」1を説明します。インテーク面談 1.カウンセラー...

Q1-4:積極技法について教えて?

2025年05月09日 08:56
 A1-4:お答えします。カウンセリングにおける積極技法今日はマイクロカウンセリング技法-福原眞智子監修より「カウンセリングにおける積極技法」について考えます。1.積極性技法を積極性の弱いものから順に並べると①情報提供、教示、助言・示唆:CLにCCの考え方や情報を伝える。CL...

Q1ー5:リフレーミングの活用について教えて?

2025年05月09日 08:55
A1ー5:お答えします。リフレーミングの活用について●相談者:小林新一 61歳 家族:妻(55歳 書道教室主宰)と同居。長女(26歳)は独立して別居。 四年制大学卒業後、大手消費材メーカーに入社。定年退職後、現在の会社に再就職し、1年半。相談したいこと:定年退職後は、OBの紹介で健康食品会社へ再就職した。待遇など条件は悪くはないが、仕事の進め方になじめず、モチベーションが下がっている。今までの経験を活かしながら働けるうちは働きたいので、転職した方がいいという思いもある。どう考えればいいのかわからないため、相談したい。◆序盤:来談目的から主訴(できるだけ忠実に再現)相談者は海外事業の経験を買われ

Q1ー6:動機付け(MI)面接について教えて?

2025年05月09日 08:54
A1-6:お答えします。2級技能士第32回学科試験、論述試験が終わり、今週末あたりから面接試験が始まりますね。最後の最後まで粘り強く頑張ってください。応援しています!今日は学科試験についてですが、結構難しかった印象を受けました。その中のミラーとロルニックが開発した「動機付け面接(MI)」が今日のテーマです。※1級技能士問題解説集抜粋1.動機づけ面接は、ロジャーズの来談者中心的アプローチの歴史的系譜に位置づくものであり、来談者中心的な面と、準指示的な面の両方を有するものであるが、伝統的なロジャーズ流のアプローチとは指示的な面に違いがある。2.動機づけ面接は、相談者の中にある矛盾を拡大し、両面性を

Q1-7:行動変容から観た動機付け面接とリフレーミングについて教えて?

2025年05月09日 08:53
A1ー7:お答えします。2級技能士の試験、国キャリ試験も(ほぼ)終わりましたね。今日は「行動変容から観た動機づけ面接とリフレーミング」をテーマに考えてみます。国キャリ面接試験ではあまり問題にされませんが、実際のキャリアカウンセリングの現場では避けて通ることができません。(^^;2級技能士面接試験、特に1級技能士面接試験では避けて通ることができないと思っています。そのためには、以下のカウンセリングが進んでいること。◎①カウンセラーがクライアントとラポールの形成(関係構築)ができていること。(必須)◎②カウンセラーが主訴を理解できていること。(必須) ③カウンセラー視点のクライアントの問題が共有し

Q1-8:動機付け面接(MI)の補足

2025年05月09日 08:52
A1ー8:お答えします。第27回国キャリ受験申請が終わり、次はキャリアコンサルティング技能士1級第14回、2級33回の受験申請が始まりますね。今日も動機付け面接(MI)をテーマに補足したいと思います。クライアント(事例相談者も含む)の関わりの中で問題解決(治療的関わり)が求められています。とは言っても面接試験は初回面談ですから、初回面談が終わり「相談者が果たして次の面談にあなたを尋ねてくるか?」が求められていますね。一般的に問題解決までには時間がかかりますので、初回面談はクライアントとのラポールの形成、そのためには基本的態度、主訴がわかり、相談者の抱えている問題が見えてくる。技能士であれば相談
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