CDA2次試験カウンセリングの意図
ロープレは順調に進んでいますか?
口頭試問に入ろうかと思っていましたが、その前に大切な「カウンセリングの意図」について考えてみます。
CDA養成講座で先生に「2次試験ではマイクロ技法のかかわり行動とかかわり技法を身に付けなさい」と言われました。
あの三角形の下の部分ですね。
これを読んでテクニックは何となくわかりますが、
皆さんは実際CLを前にして戸惑いませんでしたか?
このテクニックを身に付け2次試験で合格できる自信はありますか?
それでは決して合格できません。
それはカウンセリングという意図を持って進めなければならないからです。
カウンセリングの意図とは何でしょうか?
ロージャーズは「自己概念と経験の重なり合いが少ない不一致(未分化)の状態」
その経験を受け入れられず不安・悩み・苦しむと理解されましたね。
たとえばCLが面談にやってきます。
転勤の内示がでて不安(来談目的)
↓
(カウンセリング)
↓
コミュニケーションがにがてで新任地でやっていけるのか(主訴)
カウンセリングによってCLの「不安」の意味は初対面の人はコミュニケーションがにがてという自己概念がわかってきます。
そして不安の意味が分れば、新任地でどう対応すればよいか前向きに考えられます。
・新任地でも自分の役割と目標を考える
・どのような人が部下で、どうのような人が上司であるのか人事に確認する
・コミュニケーションが取れるように新任地の歴史・文化などを調べる
など、やるべき事がわかれば実現にむけて行動でき自己概念の成長がみられます。
これがカウンセリングの役割であり意図ですね。
以上のことを前提にCDA2次試験における意図とは何でしょうか?
それは
1つはCLと関係構築に努める
2つは自己探索の支援に努める
3つは主訴・問題の把握に努める
ですね。
もう1つが、経験代謝のコンセプトを理解していることが前提です。
CDAがCLの経験の再現を促し、やがて意味の出現がみられる「この図」ですね
さらに経験代謝サイクルを回すことで自己概念の成長を促す。
つまりカウンセリングの役割である自己概念の成長を促すことを理解していることが必要です。
私は経験代謝サイクルを回す意味は「自己概念と経験の重なり合いを深める(ロジャーズ)」ことではないかと思っています。
CDAが身に付けたテクニックを駆使し意図を持ってCLにカウンセリングを行うこと
このことを理解して実のあるロープレに臨んで頂きたいと思うからです。
次回はロールプレイでどうすれば向上できるのか?
どうすればCLに寄り添って面談をすすめられるのか?
どうすればロジャーズのいうCL中心療法(3つの態度)で面談をすすめられるのか?
私の経験から考えたいと思います。
では!