CDA2次試験「はじめの3分が合格の分かれ道」

2015年07月19日 07:00

今朝は雨模様です、そろそろ梅雨明けと思いますが・・・

さて、これまで合格するために何が大事かあれこれブログを書いてきましたが、ある方と話を聴いて大切なことを思い出しました。

はじめに面談ですべきことは、CLの最初の言葉「キーワード」を頭に留めることです。

前回の例ですと

CDA:桐原さん、今日はどういったご相談でいらっしゃったんでしょうか?
CL1:はい、あのースーパーに勤めてるんですね、いわゆる大手のスーパーで誰でもわかるスーパーなんです。
それで、そこで高校を卒業して22年間勤めてます、でー今は店長やってるわけですね
最近、コンピュータによる商品管理がはいってきていましてね・・・・なかなか馴染めないですね

ここで頭に留めるのは「馴染めない」というキーワードです。

同時に気持ちにつき合う『心』です(こちらを参考に)
「馴染めないと思うのは何があったのだろうか?」
「何がこの人に馴染めないと感じさせているのだろうか?」
「馴染めないと思うこの人はどういう人なのだろう?」

この「馴染めない」気持ちを脳に貼り付けて、CLの心に打ち込み(伝え返し)ます。

つづけます。

CDA1:桐原さんは、高校卒業後大手のスーパーに就職されて22年間勤務し、現在は店長をやっていらっしゃるんですね。しかし、最近コンピュータによる商品管理が入ってきてなかなか馴染めないでいらっしゃると・・・
もう少し詳しくお話を伺えますか?

経験の長い人はこの「高校卒業後大手のスーパーに就職されて22年間勤務し、
現在は店長をやっていらっしゃるんですね」
「はげまし」を忘れないでください。
つづけます。

CL2:えーそうですね、コンピュータはね、昔から入ってるのは勿論なんですけど、
何が嫌かというとですね我々はこう現場で主婦の方からお話を聞いたりしながらですね、
いろんな商品仕入れをやってきたんですよ、それがですねゴロンと変わりましてね
もうすべてコンピュータ任せなんですね、だからこちらの、現場の店長の意向というのはほとんど通じなくて、
仕入れは我々がやるんじゃなくて、本部のコンピュータの指示によって「これを仕入れてください」「あれを仕入れてください」「今度特売やりますからこれどうぞ」なんて言って指示が来るんですよ、
そういうのにちょっとなんかついていけないなー・・・そんな気持ちですね。

CLの感情、強い思いはしっかり拾い「伝え返し」します。
つづけます。

CDA2:そうしますと何が嫌かと言うと、これまで現場の主婦の方からの話を聞いたりしながら商品の仕入れをしていたことが変ったことなんですね。
今では全てコンピュータ任せで本部のコンピュータの指示によるもので、現場の店長の意向が通じないという事で、ついていけないお気持ちなんですね。
それがはじめにおっしゃった「馴染めない」という意味なのでしょうか?

ここまでで約3分ですが、いかがですか?

CDAは「馴染めない」気持ちに添って「伝え返し」、CLに寄り添っていますね。
CDAはCLの気持ちを正確に捉え「伝え返し」をしていることがお分かりでしょう。
ここまで来れれば大きな山の1つが越えられたと思います。

合格の分かれ道は面談の3分間で「勝負」が決まると言っていいでしょう。
それは決して後戻りができない3分間と思ってください。
それくらい大切で恐ろしい3分間と思って下さい。

CDA2次試験「はじめの3分が合格の分かれ道」と思ってロープレに励んでください。

では!

(つづきはこちら)