第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験間もなく!②面接試験の中盤の関わり方
第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験まで時間がないので早速次へ移ります。
②面接試験の中盤の関わり方
5.関係構築の継続。
私がCL役になって困るのは、誰にも相談できなくて来ているのにCCから「相談されましたか?」と問わ
れ、次に「なぜですか?」とたたみ込まれると一気に心が萎え、関係が離れて行きます。
なぜCLは(上司、妻等に)相談できない気持ちなのかわかってあげ、CCは自己一致の姿勢で伝えること
の方が大切です。
6.CLの問題を深め、CCはそれを理解する姿勢。
私はここでもロジャーズの来談中心療法の「自己一致の姿勢」が有効だと思います。
同時にCLの気付いていない問題が見え隠れします。
注意)質問は、単にキャリアコンサルタントが情報を得るためではなく、相談者が自身の問題を援助するために用いること。
7.CLの大切にしている事を逃さない。
自己概念(興味・価値観・能力等)やキャリアアンカーと言っても良いと思います。
コーヒーカップ理論で言えばコーヒーカップの底(中心)に何があるか、把握しましょう。
私なら来談目的にも多く語られていますので「XXXXをどのように思われますか?」と問いかけます。
・アルバイトをしているが、きちんと就職したい。
・仕事に面白みを感じている。
・趣味の料理を活かしたい。
・店長として営業所を任された。
・人事・労務の仕事に関わってきた。
ここにはCLが頑張って来られたことや成功体験がありますので称賛してあげてください。
8.ここでCLの問題を自己一致の姿勢で要約して伝えましょう。
「来談目的+α(アルファ)=主訴」
CC「あなたは…来談目的+アルファ(CLの深い問題)…で相談に来られたのですね。」と伝えましょう。
以上が中盤の関り方です。次回がいよいよ終盤です。頑張りましょう!