第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験間もなく!③面接試験の終盤の関わり方

2023年01月03日 21:03

第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験まで時間がないので、次へ移ります。

③面接試験の終盤の関わり方

9.次はCLの気付いていない問題にCLに気付きを促し、CLに気づいてもらうことです。 
 私はこの辺りから積極技法を使いますが、以下のことが条件です。
 ・関係構築が築けていること。
 ・CLの問題を深く理解できていること。
 ・ある程度CLのやりがい、自己概念(興味、能力、価値観等)、キャリアアンカーが分かっていること。

10.積極技法について
 私は結構「助言、情報提供、教示」「解釈」「フィードバック」 「自己開示」等を使います。
 これは後でわかったのですが『マイクロカウンセリング技法の本(福原眞智子監修)』の
 「基本的傾聴技法と積極技法の連鎖」の「良い例」が参考になります。 
 私はCLに気づきを促すことを意識し、「情報提供」や「自己開示」(軽めの積極技法)辺りから行います。

11.次がCLの明るい方向性について一緒に考え、これが目標に繋がりますのでCLに同意を得ることです。
 ・CLの「なりたい姿」を一緒に考える。
 ・CLが「こうだったら行動できると思える」こと。
 ・CLが「やってみたいと思える」こと。
 実際は手をかえ品をかえ、CLに同意を得ることは簡単ではなく、抵抗があることを覚悟してください。
 決して「相談したらどうですか?」と方策は言いません。
 もし、20分のタイムオーバーになったとしても口頭試問で目標と方策を答えてください。

12.目標の設定を行い、CLと合意に至ること。
 ここまでで20分の時間に達したら、残りの方策は口頭試問で答えることになります。
 
序盤、中盤ができ終盤でCLに気付きが生まれて初めて可能となりますので、無理やり合意はできません。

13.方策の設定とクロージング
 目の前のCLに確認しながら方策を述べましょう。
 「CLが次の面談の機会までに方策を実行した成果を伺うこと」を約束して終了します。
 私の実際の試験ではCLと次の面談期日までに方策を約束し、クロージングし、20分間で終了しましたが、
 CLの気持ちに合わせ絶対に無理やり進めないで、最後までCLとの関係を維持してください。

14.残りの口頭試問は行ったロールプレイに捕捉しながら答えましょう。
口頭試問はとても大切ですね。挽回することができますので最後まで諦めず頑張ってください。
以上、序盤、中盤、終盤に対し、私の経験をベースにCLの関わり方を述べました。


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