記事のアーカイブ
ロジャーズの来談者中心療法
2023年10月07日 15:06
今日はこれまでのまとめとして、「ロジャーズの来談者中心療法」をご紹介します。1.ロジャーズは、来談者の生来的な適応、成長能力を信頼し、来談者の持つ自己実現傾向を信頼することを強調した。そして、カウンセリングを来談者主導のもとに進めていくことを主眼とし、来談者中心的カウンセリングとした。2.相談者とカウンセラーの間に温かで受容的な雰囲気を醸し出すことで、相談者はそれまで意識することを否定してきた内面の危険な領域にも一歩一歩踏み入れ、あるがままの自分を受け入れ、新しい目標を選び、より大きな心理的成長と成熟へ向かうことができる。3.クライエントの人生においてはクライエントこそが主人公であり、カウンセ
CC2級論述試験の傾向の振り返り②
2023年10月02日 17:30
CC2級第31回試験申請手続きの締め切りが明日ですね。さて、今日は前回つづきで論述試験の「傾向」を私になりに振り返ってみたいと思います。■ 目標と具体的な方策について①相談者が学生の場合に陥りやすいことかもしれませんが、「指導する、教えてあげる」というような評価的な視点とも感じられる発言が散見されたことが気になりました。②方策について、この相談者に合致しないと感じられる理論の引用やアセスメントの...
CC2級論述試験の傾向の振り返り①
2023年09月23日 14:05
CC2級第31回試験申請手続きに入りましたね。今日は論述試験の傾向について私になりに振り返ってみたいと思います。■「相談者がこの面談で相談したい『問題』は何か」について①相談者の発言を転記するだけに留まり、要点をまとめた書き方ができていないものがいくつか見られました。②また問1と問2の内容を混同した解答があったことも気になりました。③相談者が訴えたこととキャリアコンサルタントの見立てについて整理できていることが、相談場面においては重要であると考えます。〈上記の振り返り〉①ここは逐語録記録よりCLが言ったことのなかで、特に「感情」その他、CLの言葉に「この人ならではの言葉」を拾う。②CCの言った
再び「受容」と「共感」について
2023年09月11日 20:15
「一致」について書いてきましたが、「受容」と「共感」についてCC視点で表現されており、わかり易いと思い紹介します。受容(無条件の積極的関心)とは「クライアントがどんなことを言っても嫌な気持ちにはなりません」「クライアントについても、その話すことについても、肯定したり否定したりする気持ちは起こりません。ただ受容するだけです。」「私はクライアントに対して、ただ温かな気持ちを持っています。その人の可能性についても、その人の弱点や問題についても温かい気持ちを抱いています。」「クライアントが話すことについて、判断を下そうという気はありません」共感(共感的理解)とは (※セラピストをカウンセラー、患者をク
第23回キャリアコンサルタント国家試験合格者(HMさん)の声
2023年09月03日 14:57
第23回キャリアコンサルタント国家試験合格者(HMさん)の声が届きましたのでご紹介します。養成講座を終え、これからどのように実技試験合格に向けてやっていこうかと自分に合う指導者を探した末、辿り着いたのが木原先生の所でした。直感でこの方しかいないと思え、ご指導を依頼しました。周囲に手本となる方が居なかった事もあり、初学者として全く自信が持てなかったのですが先生は「もっと自信を持たれていいですよ」と仰って下さる中で少しずつこんな感じでいいんだと思える様になってきました。面接試験当日は、練習通りに!と思っていましたが実際にそれは難しく反省ばかりで手応えは無かったのですが無事に合格していました。木原先
第23回キャリアコンサルタント国家試験合格者(NSさん)の声
2023年08月24日 19:14
今日は第23回キャリアコンサルタント国家試験合格者(NSさん)の声が届きましたので紹介します。この度、第23回試験に合格することができました。私は養成講座を受講している時からロープレがとても苦手でした。15分という時間がとても長く感じ、何を質問したらいいのかということばかり考えてしまい、試験を受けられるレベルではありませんでした。でも、この苦手を何とか克服しなくてはと思い、キャリアコンサルタントの資格を持つ友人が以前大変お世話になったと言っていた木原先生のことを教えてもらい、スカイプ塾に申し込みをしました。4月22日に初回。それから試験直前までの毎週土曜日。そして1ヶ月前からは日曜日もプラス。
ロジャーズの「実現傾向」概念『ア・ウェイ・オブ・ビーイング(在り方、生き方)』
2023年08月21日 09:23
今日は第23回キャリアコンサルタント国家試験合否発表の日ですね。結果はどちらも意味のあることだと思います。さて、今日はロジャーズ晩年の著作『ア・ウェイ・オブ・ビーイング』の中で示されたものをご紹介します。(「カール・ロジャーズ カウンセリングの原点」諸富祥彦著、角川選書より)「ありとあらゆる生命体は、自らの可能性を実現していくようにできている。(略)内的な刺激があろうとなかろうと、環境が好ましかろうとなかろうと、生命体の行動は自らを維持し強化し再生産する方向に向かっている。これが、私たちがいのちと呼んでいるプロセスの本質である。(Rogers,1980)」この世におけるすべてのいのちあるもの、
「自己は外側から内に向かって作られる。」
2023年08月19日 11:35
お盆は過ぎましたが、暑い日が続きますね。国キャリと2級試験結果が間も無く発表の日を迎えますね。今日はお盆休みに図書館の本を読んでいて出典を忘れましたが、気になる言葉がありましたのでご紹介します。「人は話すことによって自分自身を実在のものとするが、自己を構成するためには、人は言語だけではない何かを必要とする。人は内省する経験、特に対人関係の経験を必要とする。なぜなら自己は外側から内に向かって作られ、内側から外に向かって作られるものではないからである。」塾生さんからいろんな質問を受けますが、特にカウンセリングは本を読んだだけでは身につきません。上記の言葉に「人は内省する経験、特に対人関係を必要とす
「関係性を築く」について
2023年07月22日 10:07
今日はカウンセラーがクライエントと「関係性を築く」ことについて考えてみます。キャリアカウンセリングにおいては関係構築は最も重要ですね。それでは、クライエント側からカウンセラーをどう感じているのか。「この人は私のことを全力で分かろうとしている」「この人は私のことを全力で支えようとしている」「この人は何処までも本気で関わってくれる」「この人は私を認めてくれる」「この人は親でも先生でもなくこの人は違う」「この人は私の気持ちに寄り添ってくれ、自分が自分になれる」「この人は私の気持ちに寄り添ってくれるので、安心して話せる」「この人と話していると心地よい」「この人と話すことで、自分で気付く機会が増えた」「
キャリアカウンセリングの進め方「その人固有の内的世界」について
2023年07月17日 11:01
塾生さんに言ってきましたが、このサイトを見て頂いている方に改めてキャリアカウンセリングの進め方の「その人固有の内的世界」について紹介します。「ガイスバーズらは、…個別キャリアカウンセリングにおけるカウンセラーの行動あるいは役割を明確化した。個別カウンセリングの意義は「二人と同じ人はいない」という人間の個別性に依拠している。そのために、ここではカウンセラーは、クライエントの心理的側面、別の言い方をすれば、「その人固有の内的世界」に注目することによって、クライエントが自分自身への洞察を深めていくことを最優先する。…それは内的世界に目を注ぐこと自体がカウンセリングの目的なのではないということである。
アイテム: 161 - 170 / 543