「インテーク面談」1についての説明

2023年11月27日 19:18

2級面接試験のロールプレイケースが受験票と共に送られてきましたね。
そこで、今日は「インテーク面談」から私なりに行っている方法をロールプレイ(逐語録)で説明したいと思います。

インテーク面談 
.カウンセラー の質問は、クライエントの気持ちの流れに添っていくことが必要で、事実や状況についての理解がまだ不十分だと思われたときに、質問して確認するという姿勢が大切である。 

私が行っているCLに関わるイメージはクライアントの言葉の波長(リズム)に合わせ、特に気持ちの部分は「はい」「えーえー」「打診・・・」と相槌と促しで、CLが話易いように流れに添って、言葉で繋げる『樋を繋げて流す』感覚です。

以下の事例を参考にどうぞ!

CC1:宇梶様、今日はどのようなご相談で見えられましたか?

CL1:はい、私は今ですね、化学素材メーカーの研究所に勤めてるんですね(はい)、それで取り組んでいる研究も順調に進んでおりましてねえ(はい)、やりがいを持って働けていたんですけれど、...先日ですね(はい)、知的財産部の方へ異動の打診があったんですね(打診...)。えー、私はこれからもずっと研究職の仕事を続けられると思ってたんですけど(えーえー)、戸惑っていましてね(戸惑う...)、えー、私自身は専門の研究者を続けられるところに(はい)、転職した方が良いのか、今の会社に残るべきか(えーえー)...迷ってまして、相談に来ました。

いかがでしょうか?

CC1から優しく丁寧に関わり、CL1の「クライエントの気持ちの流れに添う」気持ちが感じられますでしょうか。「はい」はYES。「えーえー」はもっと続けてください。「打診...」「戸惑う...」CLの気持ちを理解したい気持ちを持って続けてもらう時に使います。

では続けて、ここからがCCにとって非常に重要な「リフレクション(伝え返し)」です。

CC2:宇梶様は化学素材メーカーの研究所にお勤めで、取り組んでおられる研究も順調に進んでおられ、やりがいを持って働かれていたが...先日、知的財産部の方へ異動の打診があったのですね。...ご自身はこれからもずっと研究職の仕事を続けられると思ってたが、戸惑っておらる。...それで、専門の研究者を続けられるところに転職した方が良いのか、今の会社に残るべきか、...迷っておられ、相談に来られたのですね。

これは理想的な伝え返しですが、コツはCLの言った特に「感情の言葉」「大事な事柄」をそのまま返すことで、CLは振り返っています。そして、...「間」や一本調子にならず「抑揚」も大切ですね。
私自身は最近はこのような理想的な伝え返しをやらず(^^♪、CL1からCLにとって大事な事柄や感情を受け止め、次に問いかけています。
「ここから次は何を問うか?」最初の問いかけですね。
最初に述べたインテーク面談の事実や状況についての理解がまだ不十分だと思われたときに、質問して確認する」のところですね。

次回をお楽しみに!