キャリアコンサルタントを目指している方へようこそ!

このWebは私がキャリアコンサルタントなって、今歩いている道を皆様と共有し理解を深め合うことを目的とし、それをノウハウ集にまとめました。「こちらのサイト内検索」のご活用もどうぞ!
私はこの春に1級キャリアコンサルティング技能士になることができました。長い間、皆様と関わることができたお陰だと感謝を申し上げます。引き続き宜しくお願い致します。塾長 木原厚二 R5.4.1

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1級キャリアコンサルティング技能士(SuperVisor)に必要なスキルと進め方

2026年09月27日 13:30

1級キャリアコンサルティング技能士(SuperVisor)に必要なスキルと進め方をまとめてみました。


面接試験は上図のイメージで事例指導者(SV)は事例相談者(CC)のケース記録を手掛かりにどのような相談者(CL)にどのようにキャリアカウンセリングを行ったのか「一致」の姿勢で進めていきます。
事例指導者の役割  カウンセリングの役割 参照

面接の進め方は上図のように事例指導者(SV)が音頭を取って事例相談者(CC)へ「来談者中心療法」「マイクロカウンセリング技法」で「コーヒーカップ理論」「システマチックアプローチ」の考え方に従って進めていきます。

【場面設定】少し説明するとSVから自己紹介と大事にしている理論を説明し、同様にCCに自己紹介と大事にしている理論を説明していただきます。
関係構築の第一歩ですが最近は本番(面接試験)は時間が割けません。どのような面談だったかCCにケース記録の提出をお願いします。
ケース記録を受け取ったらSVが音頭を取り、CCの相談歴に続いて相談者(CL)の名前、性別、年齢、職歴、家族構成、そして【相談者が相談したいこと】に続いて【キャリアコンサルタントが相談したいこと】【その後の経過】を音読します。
試験前にロールプレイケース内容が送られてきますので、何番目のケースか心の中で確認ができます。

【事例相談者CC視点の問題】さて、ここからが大事なところです。CCに【面談経過】 を読んでいただきCLにどのようなロールプレイを行ったか「一致」させながら問題点をメモします。この段階の目的はCLの訴えた問題をCCがどのようなカウンセリングを行なったのか問題を把握することです。
CCが【面談経過】を読み終わったらSVが「一致」の姿勢で問題点、疑問点を丁寧に確認していきます。
そして、CC視点の問題をSVが要約し伝えCCから承認を得ます。

【事例指導者SV視点の問題】次にSV視点の問題をCCに一つ一つ「一致」の姿勢で尋ねますが、CCのスキル不足だけでなくCCの置かれている立場・環境の問題を含め共有していきます。
CLへカウンセリングができているところ、できていないところを確認しますが、山場はどうやってCCの理解が進むか、ここがSVの腕の見せ所です。
①そのためには軽めの積極技法から:論理の矛盾を突く(例えば、CCの大事にしている理論を例に)
②動機付け面接(MI):2つの矛盾を解消する
詳しくは説明を省きますが、RPを通して身につけてください。

CCができていないことがわかるとCCから「どうすればよかったか」尋ねられ、SVがCCに「わかりました」と答えるまで「理論」「誠意」を持って説明します。
これができるよう受験者は理論と実践を通し腕を磨いてください。

【目標設定】次の目標設定は「課題を見極め概念化ができること」と書きましたが、CCから「わかりました(Yes)」がもらえるようにRPで身につけてください。
【方策の実行】は時間切れになっても、【口頭試問】で答えられるように練習を重ねてください。

ざっと以上ですが、何よりもRP(実践)を通して腕を磨いてください。

第32回国家試験合格・第36回2級実技試験合格者(TMさん)の声「焦らず本質的な自己一致までCLの深い理解を1番に意識」

2026年09月09日 18:36

第32回国家試験合格・第36回2級実技試験合格者(TMさん)の声が届きましたのでご紹介します。

今回木原先生のご指導のもと、独学での国キャリ合格・2級キャリアコンサルティング技能士試験実技合格(実技一部合格)を達成することができました。
改めてとなりますが、ご報告と御礼を申し上げます。

◆受講のきっかけ
私が木原先生の指導を受けたキッカケは、育休中に出会ったママ友で同じように人材業界で転職支援の実務経験をもち、独学での国キャリ&2級合格を果たしたUSさんからのご紹介でした。独学で国キャリ&2級のダブル受験という高い目標での受験を勧めてくれたのもUSさんで、木原先生の元で練習をされた体験談をお聞きし、一人での実技練習は不安も大きかったため是非お願いしたいとご紹介いただきました。

◆学びと気づき
指導頂いた実技(論述・面接)対策は、共に先に受検となる2級から実施していただきました。
論述対策では、毎回丁寧な添削とフィードバックと共に、木原先生自身の模範解答も添えていただくことで「自身の足りていなかった視点や記述方法」について具体的なイメージを持つことができ、論述に苦手意識があった私にとって大きな学びとなりました。
またカウンセリングの展開方法や基本的な考え方のレクチャーも併せて実施いただき、論述試験の重要性(論述の点数も面接官は見られており、しっかりとバランスよく点数を取ること)を目標とすることができました。

面接対策では、主に一回目での合格を目標としていた国キャリをメインに実施いただきました。まったく意識せずに実施した1回目(2事例)のロールプレイでは、木原先生から「CCに向いている」とお褒めの言葉をいただき、安堵したのも束の間、それ以降のロールプレイでは様々な知識(頭でっかち)が影響し「自己一致不足」で「クライアント中心」の視点から離れてしまい、ついつい「問題解決」に向かいがちな提案をしてしまうという弱点を指摘いただきました。
計8回の実技(論述・面接)対策のご指導をいただき、本番に臨みました。
試験当日は、 自身の弱点を理解したうえで焦らず、本質的な「自己一致」まで、CLの深い理解を1番に意識し面接を実施いたしました。

◆受験を終えて
結果として1回目で目標としていた「国キャリ実技:論述/実技共(オールA)での一発合格」と「2級技能士:実技合格」を果たすことができました。
先生との試験後の振り返り面談では「基本的態度・関係構築力」の点数の高さが合格に届いた成功要因とご評価いただきました。
振り返りの中で、先生に教えて頂いた「自己一致/今目の前にいるCLの悩みを本当に理解できる状態」まで集中してカウンセリングを実施することで、CLとの信頼関係が構築でき、後半の展開まで進めることができたと感じました。
2級は論述試験後「論述の手ごたえから今回は実技は不合格だと思うので、国キャリ合格に切り替えて指導をお願いします」と先生にお伝えしたほど、手ごたえは全くありませんでしたが、しっかりと基本姿勢を大切に、最後まで諦めずに取り組んで本当に良かったと思います。
2級の学科試験は、惜しくも4点足らず不合格だったため、次回必ず合格できるように改めて自己学習に取り組みたいと思います。

最後に、平日ワンオペ育児の関係で夜22時開始のロールプレイ実施等をお願いさせていただくことも多くありましたが、嫌な顔一つせず、毎回じっくり時間を取っていただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。
今回は短期集中での準備だったため個別指導を中心にお願いをさせていただきましたが、今後機会がありましたら白島塾にも参加させていただき、受験生同士でのロールプレイからカウンセリングへの学びを深めていきたいと思っております。
その際には、改めてご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。

TMさん一発合格をおめでとうございます。
今回の2級実技合格率が14.48%と異例の低さの中で頑張られました。
合格後TMさんから1級受験の話を伺い将来を見据えとてもチャレンジ精神と行動力旺盛の方です。
元塾生のUSさんの応援もあり勉強会形式の白島塾につながっていることが理解できました。
今のお気持ちを大切にし頑張っておられる方の期待に応えられるよう白島塾でも頑張ります。(^^♪ 
今回の合格が人生の大きな転機となりますよう益々のご活躍を祈念いたします。 

2級キャリアコンサルティング技能士に必要なスキルと活用

2026年09月06日 14:05

第36回2級キャリアコンサルティング技能士の合格発表がありましたが合格率が低いのには驚きました。
今日は熟練レベル「2級キャリアコンサルティング技能士に必要なスキルと活用」をテーマに考えてみます。


① 「今ここ」のリアル感を持って対応「マインドフルネス」「ゲシュタルト療法」の活用
・目の前のクライアントを過去の後悔や未来の不安にとらわれず、現在の瞬間「今ここ」をリアル感を持ってクライアントを優しく受け止めること
・
インテーク面談であること。(※面接試験と思わないでカウンセリングができること)

②ロジャーズの来談者中心療法
・ほんものの受容・共感・一致の姿勢を身につけていること
*カウンセラーが、みずからの内側の深いところと「一致」しながらカウンセリングをしていくことで、クライアントも安心してみずからの内側の深いところ、まだ言葉にならないそこに意識を向けるようになっていく。
*諸富祥彦氏の「カウンセリングの理論(上)」を参考
・クライアントが自分で「問題に対して建設的な方法で立ち向かう能力」を獲得すること。

③スーパーの自己概念の考え方を活用
・カウンセラーはクライアントの自己概念(その他経験・価値観)を自己探索の支援で理解すること。
 以下の肯定的資質やナラティブアプローチに繋がります。

④マイクロカウンセリング技法の活用
・クライアントの肯定的資質を認め、ナラティブアプローチ(傾聴)によってクライアントの成りたいストーリーを引き出す
・クライアントと関係性を築き、その場に応じた積極技法が使えること

⑤動機付け面接(MI)の活用
・クライアントの「両価性(アンビバレンス)」を明確にした上で、チェンジ・トーク(行動変容)を引き出すことだといってよい。

⑥全体の流れはシステマチックアプローチ(一部コーヒーカップ理論)の活用

・信頼関係→問題の把握→目標の設定→方策の実行→結果の評価

<私のイメージのまとめ>
・過去の後悔や未来の不安にとらわれず、現在の瞬間「今ここ」をリアル感を持ってクライアントを優しく受け止め、一致の姿勢で関係構築に務める。
・自己探索の支援でクライアントの自己概念を把握し、クライアントのナラティブ(語り)を通し、クライアントの肯定的資質を把握しながら、明るい将来を想像する力(右脳)で問題を捉える。
・必要に応じ積極技法(マイクロカウンセリング技法やMI)を活用し、相応しい言葉(や身振り手振りを交え)でクライアントに行動変容を促す。
・クライアントの同意が得られたら目標設定を行った上で、具体的な方策をクライアントと一緒に立てる(左脳)こと。
ここまでいかがでしょうか?

今回の第36回2級キャリアコンサルティング技能士の実技試験の合格率が14.48%と低いことを皆様お一人お一人が振り返っておられますね。
① 「今ここ」のリアル感でクライアントに関わることで良いスタートが切れましたか?
②
来談者中心療法でクライアントに寄り添い最後まで信頼関係の構築はできましたか?
③クライアントの自己概念を理解することでかかえている問題がわかりましたか?
④クライアントの肯定的資質を共有し、ナラティブアプローチ(傾聴)によってクライアントの成りたいストーリーを引き出すことができましたか?
⑤無理なくクライアントに気付き・
なりたい姿 (行動変容)がありましたか?
口頭試問も含め上記①~⑤まで合格点(60点以上)が取れたか冷静になって振り返ってみてください。
今一度「カウンセリングの役割」を思い出してください。

次回は1級キャリアコンサルティング技能士(SuperVisor)から見た事例指導者(CC)と相談者(CL)を考えてみます。(^^♪

1級キャリアコンサルティング技能士と2級キャリアコンサルティング技能士面接試験の特徴と違い

2026年07月23日 15:00

2級キャリアコンサルティング技能士面接試験は簡単ではありませんがキャリアコンサルタント国家資格の延長線にありますね。


では1級キャリアコンサルタント技能士面接試験はCCの出来ていないところを指導すれば良いと思いますが簡単ではありません。


この2つの違いは何でしょうか?

1つは事例指導者(SV)は事例相談者(CC)と初対面であるため関係構築を築くところから初めてください。

2つは大抵の場合事例相談者(CC)は2年~3年のキャリア(能力、経験)なので、CCのレベルに応じた指導能力が必要とされます。

3つは事例指導者(SV) は直接クライアントに関わりませんが、事例相談者(CC)を通したクライアントであることを忘れてはいけません。

4つは事例指導者(SV)はリアル感を持って事例相談者(CC)はどのような環境(組織、置かれている身分、立場等)で働いている方なのか把握する。

 そこで事例指導者(SV)の必要なかかわり方は以下の通りです。

1.自己紹介は単なる礼儀作法だけでなく事例相談者(CC)を初学者として受け入れ、関係を築く第一歩ですので非常に重要なステップです。

2.次に事例相談者(CC)は2年~3年のキャリア(能力、経験)とケースには書かれていますが、実際の第一印象は直観的に数多くのキャリアを持たれている方かも知れないのでカウンセリングを通し、できていないところを冷静に摑んでいただき、その上で先生のように教えるのではなく、事例相談者(CC)自ら「考え」「学び」「気づき」「成長する方向に導く」姿勢で関っていただきたいと思います。

3.事例相談者(CC)を通したCLを見る目とは、どのようにCCはCLに関わったのか、事例相談者が準備した「面談経過」はCCに読んでいただくことが欠かせません。事例指導者(SV)はCCが一字一句 読んでいただくことで、CCがCLにどうかかわったのかロールプレイをするようにイメージし「自己一致」させていきます。ここがCCのCLの関わり方の問題を把握するところですね。

4.相談者(CL)と事例相談者(CC)も含めどのような環境で仕事をしているのか、必要最低限の情報は「わかってあげる」姿勢で関係構築に生かしていただきたいと思います。

※事例指導者の役割(まとめ) 事例指導とは、相談者(CL)へのよりよい支援と事例相談者(CC)のキャリアコンサルタントとしての成長を目的に、事例相談者(CC)の担当する事例を通して指導を行うものです。
具体的には、相談者に対する面談過程、事例の見立てや対応の方針、組織への働きかけ、リファーやコンサルテーション、事例相談者(CC)に不足する態度、役割意識、知識やスキル等について、気づきを促し情報提供や助言を行うこと。

いかがでしょうか?

合格率から見た1級キャリアコンサルティング技能士ページを新しくしました

2026年07月14日 20:03

兼ねてより気になっていた「合格率から見た1級キャリアコンサルティング技能士ページ」を新しくしました。

第15回の合格率を追記しただけですが、実技試験申し込み者が1000人を超えた他、合格者が92人と過去最高を更新し、100人に迫っていましたね。

私の塾生さん2人が92人の合格者の中におられたと思うと、引き続き1級キャリアコンサルティング技能士を目指す方の合格を「ライフワーク」にして頑張りたいと思っています。

第35回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(MMさん)の声「目の前のクライエントとリアル感を持って向き合うことに集中できた」

2026年07月01日 21:34

第35回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(MMさん)の声が届きましたのでご紹介します。

木原先生、このたびはご指導いただき、本当にありがとうございました。

2級キャリアコンサルティング技能士を初めて受験した際は不合格となり、「自己流では限界がある」と感じて指導者を探していたところ、木原先生のホームページにたどり着きました。

その後、2回目・3回目の受験に向けて、論述・面接ともに一貫して温かくご指導いただきました。

また、白島塾ではロールプレイングを何度も練習させていただき、受験生の皆様やご協力くださった先輩方から貴重なフィードバックをいただきました。

この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

受験期間中には苦しい時期もあり、「自分にはキャリアカウンセリングが向いていないのではないか」と感じたこともありました。

そんな時も木原先生は寄り添ってくださり、ロープレ指導で「クライエントを体験してみますか?」と声をかけてくださいました。

その時の真剣勝負の20分間のロールプレイは、今でも強く印象に残っています。

木原先生からご指導を受ける中で、論述で行う「見立て」と、面接での実践が少しずつつながっていく感覚を得ることができました。

そして、合格することだけにとらわれず、目の前のクライエントとリアル感を持って向き合うことに集中できた時、苦戦した面接実技でも、想定以上の得点で合格することができました。

今回の2級技能士合格を一つの転機として、新たな目標や今後の展望も見えてきました。

まだまだ研鑽が必要ですが、自分らしい支援者の在り方を模索しながら、一歩ずつ成長していきたいと思います。

MMさん合格おめでとうございます。
また、論述から面接試験まですべて70点以上の高得点を達成されました!
文面にもありましたが「目の前のクライエントとリアル感を持って向き合うことに集中できた」時に本物のキャリアコンサルタントに成られた証しだと思います。
これからも「新しい目標に向って」頑張っていただきますよう心から祈念致します。

第31回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KZさん)の声「自分の型を確立し、オールAで一発合格!」

2026年05月10日 16:30

第31回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KZさん)の声が届きましたのでご紹介します。

1. 受講のきっかけ 職場での研修や先輩、家族との練習を重ねてきましたが、客観的な視点を持つ外部の有資格者からのフィードバックも重要だと考え、本番直前まで計3回利用させていただきました。

2. 学びと気づき 特に大きな収穫は、当初抱いていた「深掘りしなければ」という焦りが消えたことです。先生との練習を通じ、まずは丁寧な状況確認から信頼関係を構築する重要性を再確認し、自分なりの「型」を作ることができました。

3. 苦手意識の克服 苦手だった「感情反映」についても、「キャリアコンサルティングのすべてが感情反映ではない」ということを先生のフィードバックを通じて確信しました。これを機に自分のスタイルに自信を持てるようになり、精神的に余裕を持って本番に挑むことができました。

4. 受験を終えて 本番の手応え以上に、20回を超える練習の積み重ねを出し切れたという自負がありました。結果はオールAでの合格。職場内だけの練習では気づけなかった視点を得られたことが、合格の決め手になったと感じています。
2級技能士試験を受ける機会がありましたら、またご指導よろしくお願いします。

KZさん、合格おめでとうございます!
計3回お相手しましたが打てば響くように上達されましたね。
私もAIの活用の話しなど楽しく学ぶことができましたよ。
鉄は熱いうちに打て!ですね。2級合格へのチャレンジをお待ちしています(^^♪
これからも益々のご活躍を心より祈念いたします。

動機付け面接(MI)の逐語事例

2026年05月02日 11:45

今日は「行動変容」には有効に働くカウンセリング技法 「動機付け面接(MI)」を逐語事例で紹介します。
MIの目標は、クライアントの「✳︎両価性(アンビバレンス)」を明確にした上で、チェンジ・トークを引き出すことだといってよい。カウンセラーは、クライアントの変化の兆しのチェンジ・トークを認識し、それを強化することが求められる。

CC「渡辺さんは安定した仕事に就きたいが、今はアルバイトに就き3ヶ月経つのですね。これからどうされたいのですか?」開かれた質問
CL「面接試験で正社員登用制度はあるとお聞きしたのですが、2年働いた実績が必要で受かる自信はありません」両価性(アンビバレンス)
CC「正社員登用制度を受けたいが、受かる自信がない……これまでのお仕事はいかがですか?」開かれた質問
CL「入社当初すぐにフォークリフトの免許をとらされました。休みも休憩もしっかり取れるし、アルバイトながら給与は良いです。先輩方から声をかけられるので、わからないことは丁寧に教えていただけるので、コミュニケーションが取れていると感じています」引き出す
CC「フォークリフトの免許を取得され、給与も良いし、コミュニケーションも取れている……他にご心配はありますか?」是認→聞き返す
CL「大手の物流会社なので正社員登用制度を受けるまで続けられるか…正直不安です…」フォーカスする
CC「正社員登用制度の具体的な中身はご存知ですか?」助言
CL「いえ、まだ聞いていませんが良く声をかけられる先輩がアルバイトから正社員になられたと伺いました…」引き出す
CC「そうでしたか!良いロールモデルではありませんか?しっかり情報収集しつつ働き続けること『継続は力なり』ですよ!頑張ってください!」サマライズ
CL「先輩をロールモデルにして継続して働くことですね。わかりました!頑張ります!」チェンジトーク→引き出す

いかがでしたか?ちょっと出来すぎですが、「チェンジトーク」からCL渡辺さんの気持ちが明るくなりましたね(行動変容)!

動機付け面接(MI)について

2026年04月23日 15:15

1級でも2級でもカウンセリングにあたって常に「行動変容」を意識して対応してきました。
特に動機付け面接は「行動変容」には有効に働くカウンセリング技法だと思っています。
そこで今日は動機付け面接(以下MI)の考え方とスキルについて『カウンセリング心理学ハンドブック』から紹介します。

1、両価性、チェンジ・トークと維持トーク
変化へ向かおうとする言葉は「チェンジ・トーク」と呼び、現状維持をよしとする言葉は「維持トーク」と呼ぶ。
MIの目標は、クライアントの「両価性(アンビバレンス)」を明確にした上で、チェンジ・トークを引き出すことだといってよい。
カウンセラーには、クライアントの変化の兆しのチェンジ・トークを認識し、それを強化することが求められる。

2、5つのカウンセリングスキル
MIで用いられる、コアなカウンセリングスキルには「開かれた質問」、「是認」、「聞き返し」、「サマライズ」、「許可を得ての情報提供と助言」の5つがある。

1)開かれた質問
「はい」「いいえ」で答えられない質問である。クライアントが自由に答えを選ぶことができる質問だ。
2)是認
クライアントが持っている強みやリソースといった面に目を向け、ポジティブなコメントを発信することである。
3)聞き返し
クライアントの言葉をそのまま、あるいは別の表現に言い換えて返すことである。聞き返しは、MIの全プロセスにおける要である。
聞き返しの神髄はクライアントの言葉の意味を推測することにある。
4)サマライズ
クライアントが今までに話したことをカウンセラーが簡潔にまとめることである。
5)許可を得ての情報提供と助言
MIではカウンセラーがクライアントに情報提供やアドバイスを行う場合、事前に許可を得る必要がある。
与えられた情報をどう活かすかをクライアントが自分で考え、自分で選択するのを大切にしなくてはならない。

3、4つのプロセス
MIでは、「関わる」、「フォーカスする」、「引き出す」、「計画する」というプロセスをとる。

1)関わる
カウンセラーとクライアントの間で信頼関係に基づいた作業同盟を確立する段階である。
2)フォーカスする
クライアントが話そうとしているトピックを特定し、焦点を絞っていくことである。
3)引き出す
変化を支持する意見を、クライアント自身の口から引き出すことである。クライアントの変化への動機づけを確認することであり、MIの中核となるプロセスである。
4)計画する
クライアントが変化の方向に動き出した段階で、具体的な行動計画を立てることである。
MIでのカウンセラーの役割は、クライアントの内部にある深い井戸から水を汲み上げるように引き出すことにある。決してクライアントの空のカップに、カウンセラーが水を注ぎ与えるのではない。

以上をご紹介しましたが、来談者中心療法療法、マイクロカウンセリング技法、システマチックアプローチにも通じる考え方ですね。
次回は、具体的に逐語録に起こしてみたいと思います。お楽しみに!(^^♪

第35回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(TAさん)の声「型に拘りすぎたと大きな気づきを得る」

2026年04月08日 13:17

第35回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(TAさん)の声が届きましたのでご紹介します。

木原先生へ
2級キャリアコンサルティング技能士合格のご報告と御礼を申し上げます。

2級キャリアコンサルティング技能士の合格を目指す中で、結果が出ず悩んでいた際、「キャリアコンサルタントへの道を歩いて」のサイトに出会いました。
ノウハウ集を拝見して学びが深まり、その後、木原先生のスカイプ塾や白島塾にも参加させていただきました。
ロールプレイでは、「リアル感」や「相談者に自由に語っていただくこと」、「内面を聴いていくこと」など、多くの温かいご助言をいただきました。
それまでの私は「型」にこだわりすぎていたのだと、大きな気づきを得ることができました。
試験当日も、先生から教わったことを一歩ずつ意識して取り組んだ結果、無事に合格することができました。
今後も、相談者とのリアルな対話を大切に、支援に励んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました!

T Aさん、2級キャリアコンサルティング技能士合格!おめでとうございます。
これまでの迷いを克服され自分らしさを身につけられた結果だと思います。
国キャリアと2級の違いはキャリアコンサルティングを自分のものとしてCLにどう関われるかと言うことです。
CCさんへ関わられる機会をお持ちだと伺いましたので、これからも困っておられる多くの2級受験生に関わられ、指導者SV(1級)を目指していただきたいと願っています。
その時はいつでもスカイプ塾&白島塾でお待ちしています(^^♪

第15回1級キャリアコンサルティング技能士合格者(MHさん)の声「振返りから次のロールプレイへ繋ぐ」

2026年03月30日 17:00

第15回1級キャリアコンサルティング技能士合格者(MHさん)の声が届きましたのでご紹介します。

昨年3月に2級技能士に合格し、スカイプ塾を卒業します、と言ったのですが、再び入門し、木原先生のご指導をいただきました。

冒頭から「一発合格を目指しましょう」と言われましたので、気合を入れて取り組んだと思います。

実技対策のRPのみでしたが手厚くご指導いただきました。

特に他のRPでは、なんとなくやりっぱなし感がありましたが、先生とのRPで、良かった点、悪かった点、本当はこうしたかったがなぜか理由がわからずできなかったことなどを、こうしたらどうか、こういったやり方もあるのではないか等、振り返りをしていただいたことが次のRPへつなげることができ、さらにスキルアップにつながったのではないか、と思っています。

先生からの最後にいただいた「後進の育成への思いも込めての合格ではないですか」との言葉を胸に秘め、新たな道を歩んでまいりたいと思います。

改めて、先生に感謝申し上げますとともに、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りたくお願いいたします。

MHさん、1級を一発で合格され、おめでとうございます!
2級では合格までサポートさせていただき、ご縁があって1級もサポートさせていただきました。
RPサポートは
年明けから始まり2回目から徐々に力を付けられ最後のRPは合格の手応えを感じていました。
当然それだけでは合格に繋がるものではなく、多くの準備をされたと伺いました。
それに指導者として素養のある方だと思っていましたが、日々の実務で培い厳しさの中にやさしさを秘められ、それがSVとして花開いた結果だと感じています。
これからは後進の育成にご指導していただき、仲間として切磋琢磨して行きましょう!(^^♪

今日は「CCの問に相応しい指導力を発揮できましたか?「傾聴技法」「積極技法」「動機付け面接技法」」です

2026年03月21日 15:19

合格発表後、まだ見られていない人にとって手元に届くハガキが待ち遠しいですが、不安も一杯ですね。

さて、今日は前回の続き「CCの問に相応しい指導力を発揮できましたか?→「傾聴技法」「積極技法」「動機付け面接技法」」から入ります。

これはCCであればCLに、SVであればCCに行動変容を促すために用います。

最初に「傾聴技法」と言えば代表的な受容・共感・一致の「来談者中心療法」ですが、あなたは2から3年目のCCに説明できますか?

「求められる力」は特に一致の姿勢を説明し、その場でカウンセリングしながら実演し説明ができますか?

1級キャリアコンサルティング面接試験ではそこまで求めれれます。

次に「積極技法」はマイクロカウンセリング技法が知られていますが、あなたは使ったことがありますか?

関係構築が築けていないと使えませんので、まず軽め積極技法から入るのですがタイミングが求められます。

最後が「動機付け面接技法」です。

説明では「相談者の中にある矛盾を拡大し、両面性を持った複雑な感情であるアンビバレンスを探って明らかにし、矛盾を解消する方向に相談者が向かうようにし、行動を変える。」

あなたが1級のロールプレイ中「どうしたら良かったでしょうか?」「何が足りなかったでしょうか?」

とCCから質問されことはありませんか?

これが変わりたい切っ掛けになる「チャンスボール」です。

以上、今回は説明だけでしたが、次回は私が行った事例を逐語録で説明してみます。

1級キャリアコンサルティング面接試験「スーパーバイザの役割」

2026年03月15日 13:27

まもなく1級キャリアコンサルティング試験の合格発表がありますね。

今回スカイプ塾で1級キャリアコンサルティングの受験生に関わり、その結果を振り返ってみました。

そこで今日は「スーパーバイザの役割」から振り返ってみます。 
「スーパーバイザの役割とは、
コンサルタントに対し、面談の記録(ケース)をもとに教育的指導、管理、支持を行う専門職で、自己の成長とケース理解を深める役割」となっています。

1.CCの間違いを正す前に関係を深める。→最後までSVとCCとのラポール形成はできていましたか?

2.間違いをCCが認め「どうしたらよかったか?」→CCの経験不足だけでなくCCの環境まで配慮したか?

3.2のCCの問に相応しい指導力を発揮できましたか?→「傾聴技法」「積極技法」「動機付け面接技法」等

4.3に対し、CCの行動変容に導くことはできましたか?→「やってみます!」「頑張ってみます!」等

5.間違っても「面接試験モード」に終わらない→「今ここ」「CCの味方」「互いの成長の場」であること!

今日は以上ですが、次回は3番当たりから考えてみます。

今思えば、私は2級キャリアコンサルティング面接試験でも1級キャリアコンサルティング面接試験でも動機付け面接を活用し行動変容を行いました。 

キャリアコンサルタントへの道を歩いてWebの「サイト内検索の活用」

2026年03月14日 15:00

間もなく1級及び2級キャリアコンサルティングの合格発表ですね。

さて、既にご利用されている方もいらっしゃると思いますが、辞典のように活用できる
キャリアコンサルタントへの道を歩いてWebの「サイト内検索の活用」についてです。


例えば、上記赤丸のサイト内検索から「動機付け面接」と入力すると下記の結果が全て表示されます。


スマホからはこちらからどうぞ! https://walk-way.webnode.jp/search/?

または最後のページの「表示:携帯|PC版」をPC版に切替て検索してください。(^^♪

第28回合格者(YKさん)の声「CLの『今ここ』を丁寧に聴く」

2026年02月01日 19:59

第28回合格者(YKさん)の声を送っていただきましたので、紹介いたします。

養成講座を受講している頃から、ロールプレイングには苦手意識があり、講座終了後に有志と続けていたロープレ勉強会に参加しても ますます苦手意識が増長するばかりで、当時の私はまさに迷走しかけておりました。そんな中、職場の先輩から信頼できる先生がいると教えていただき、木原先生にご指導をお願いしました。

木原先生の教えはいつも暖かく、とにかく安心して学べる場所でした。毎回のように自分の中で気づきがあり、あんなに苦手意識を持っていたロープレを初めて「楽しい」と思えたのも木原先生とのロープレの中でした。

教科書を読んで何となく理解した感覚になっていただけの「自己一致」や、「"今ここ"を大事にすること」「CLが元気になれるようなかかわりを心掛けること」をきちんと腹落ちするように丁寧にご指導くださり、合格のその先をも見据えた教えは、現在も含め今後の糧になっていくと確信しています。

実技試験当日は「いつも通りに、自信を持って!」と励ましてくださった言葉を胸に、とにかくCLに集中しました。反省点は多いですが、CLの「今ここ」を丁寧に聴くことを心掛けたことが合格につながったと思っています。
木原先生、本当にありがとうございました!

YKさん、合格おめでとうございます。
合格後も頑張っておられ、安心しました。
合格はまさに人生の転機になりましたね!(^^♪
今も「自己一致」「今ここ」を大切にされているのをおききし、嬉しいです。
これからも熟練レベル(2級)を目指し、頑張りましょう!

第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KYさん)の声「木原先生との授業を通じて学んだこと」

2026年01月18日 13:15

第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KYさん)の声が届きましたのでご紹介します。

木原先生との授業を通じて学んだこと

木原先生の授業を受けようと思ったきっかけは、養成講座期間中に先生のブログを拝見したことでした。

キャリアコンサルタントの養成講座を受講するまで、一切面接を実施する側の経験がなく、面接ロープレでは大変苦戦しており、クライアントへのかかわりのどの部分に課題があるのかもいまいち理解できていない状況でした。

そんな中、木原先生のブログのノウハウ集を見て、分かりやすい解説だったことが印象に残り、養成講座終了後からロープレと論述のご指導をお願いしました。

毎回のロープレ、振り返りでは「クライアントの今ここに丁寧にかかわること」「受容・共感・一致を常に意識すること」を理論と関連付けながら丁寧にご指導いただきました。

特に、ロープレのかかわりの一言から、「どの部分がよかったか、どの部分で改善が必要か」をご指導いただいたことで、少しづつ自信を積み重ねることができました。

また、論述では、ロープレでご教示いただいたことを解答用紙にいかに端的にまとめていくかを構造的にご教示いただいたおかげで、短期間で解答の質がぐんと上がりました。

当日の面接は、想定外の出来事が発生してうまくいかなかったのですが、論述では39/50点と今までで一番いい評価をいただき、合格への大きな助けになりました。

木原先生のご指導全体を通じて、面談と理論を関連付けてを深められたことに加え、「キャリアコンサルタントとして、何を大切にしていくべきなのか」という心構えや覚悟も学ぶことができました。

まだまだこれからですが、私も木原先生のように常に温かいかかわりができるキャリアコンサルタントを目指して行きたいと思います。

大変お世話になりました。ありがとうございました。

KYさん、合格おめでとうございます。
合格まで数々の壁を乗り越えられ、合格されましたね。
さて、合格は人生の転機だと思います。
これからの将来にそれを活かし、益々のご活躍を祈念致します。(^^♪ 

第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KMさん)の声「考えを整理し、言語化する力」

2026年01月04日 12:13

2026年新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KMさん)の声が届きましたのでご紹介します。

第30回国家資格キャリアコンサルタント試験を受験するにあたり、私は論述試験が最も不安でした。

「何を書けばよいのか分からない」「頭では分かっているのに、文章にできない」という状態で、論述試験に強い苦手意識を持っていました。

そのような中、知り合いのキャリアコンサルタントの方から木原先生をご紹介いただき、論述試験対策のご指導を受けました。

木原先生の指導は、単なる文章添削ではなく、「論述試験で何を評価されているのか」「限られた文字数の中で、何を必ず書かなければならないのか」を非常に分かりやすく構造化して教えてくださるものでした。

特に、設問①②の2行という厳しい制約の中で、どの視点を押さえ、どの言葉を選ぶのかを具体的に示していただいたことで、初めて論述試験の"書き方"が腑に落ちました。

その結果、平均点31.9点の中で35点を取ることができ、論述試験に対する不安を大きく払拭することができました。

さらに、論述試験対策で身につけた「考えを整理し、言語化する力」は、実技試験の口頭試問にも直結し、自分の考えを落ち着いて伝えられるようになったと実感しています。

論述試験への向き合い方が変わり、結果だけでなく自分自身の成長を実感できるはずです。

この度は本当にありがとうございました。

KMさん、キャリアコンサルタント国家試験、合格おめでとうございます。
論述問題の添削を中心に丁寧に関わり、合格に繋がったことに嬉しく思います。
これからは悩みや問題を抱えておられるたくさんのクライエントに「味方になって」支えてあげてください。
これからも益々の成長とご活躍を祈念致します。

第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KHさん)の声「素直な心で誠実に向き合う」

2025年12月24日 19:30

後進の指導の意味を込めてお願いしたところ、「第30回キャリアコンサルタント国家試験合格者(KHさん)の声」が届きましたのでご紹介します。  

今回、キャリアコンサルタント試験に合格できたのは、先生から学んだ「受容・共感・自己一致」の姿勢が、論述と面接の両方で私の軸になったからだと感じています。

面接では緊張の中でも、自分をよく見せようとするのではなく、「先入観を持たず素直な心で誠実に向き合う」ことを意識しました。

評価を恐れず、相手の言葉に共感し、そのままの自分で応答できたことが、結果につながったと思います。

技術以前に、支援者としての在り方を教えてくださった先生に、心より感謝申し上げます。

KHさん合格おめでとうございます。
「受容・共感・一致の姿勢が論述と面接の両方で軸」とKHさんが初めてですが実はその通りです。
当初別物として見ていましたが、文章からも傾聴からも同様に一致の姿勢で関わると問題が見えてきます。
さて、KHさんにとって合格は人生の転機ですね。
これからはプロとしてキャリアコンサルタントの道を極めて頂きたいと思っています。
引き続き、スカイプ塾でお待ちしています。(^^♪

2級キャリアコンサルティング技能士試験「面接試験の取り組み方」

2025年11月24日 11:35

まもなく2級キャリアコンサルティング技能士試験が始まりますね。

そこで今日は「面接試験の取り組み方」について私の体験をまじえ考えてみます。

私が初めて2級を受験するにあたって、2級取得者の仲間から指導を受けました。

特に印象に残ったのは「(バンバン)提案し、最後は合意しなさい」でした。
(今は決して真似しないでください!)

実際、初受験の面接試験は基本的態度で臨み関係性が深まり、問題が見えたとことで、CLに提案したところ「それでやってみます!」と合意ができました。

後はクロージングまで行き、時間が余ったのでおさらいし終了となりました。

合意ができた時は試験官が互いに見合わせザワザワされた記憶が残りました。

確かに面接試験は65,60,70,65で合格点が出ていました。 

先にあった論述試験はサッと仕上げて一番早く教室を退室しました。

論述試験の結果は合格点とは程遠く「あれ?」と思いながら注意書きを読み直したところ、下線からはみ出し、余白に追記などをしていました。

今思えば笑い話ですね。

それから実技試験は白島塾の仲間と切磋琢磨し、論述試験も70点台に達し、面接試験は75,70,70,65で2級に合格しました。

その間、1級取得者を尋ねたりしましたが、結局は「自分らしくやればよい」ことに気が付きました。

(1級合格した時も面接試験でこの経験は生かせました)

さて、まとめです。
「心掛け」

今の面接試験では「提案して合意」までは時間的に厳しいと思います。

10分前だからこうして、5分前だからこれをしなければとは決して思わないでください。 

間違っても、問題解決には走らないでください。

①ロールプレイケースを読んだだけでは決してわからず、「目の前CLの話を丁寧に聴く」こと。

②そのため、「来談目的」から(基本的態度、関係構築)「問題把握」までは時間がかかります。

③その上でCL自ら気付き行動変容が見られたら、はじめて合意し「展開」に進めます。

④CL次第なので、無理に「展開」に至らなくても口頭試問で答えれば良いと思っています。

「CLの関わり方」

①いつも「今ここ」の目の前のCLにリアル感で臨んでください。

②なぜCLが相談にきたのか「来談目的」がわかったら、それを伝え返し確認してください。

③CLの問題探しだけでなく、「CLの味方になってわかってあげること」「CLの肯定的資質」を見つけてください。

④これからのCLの「ストーリー」が詰まっていますので、それがわかると「合意」しやすく、無理なく「展開」に向かえると思います。

「改めてマイクロカウンセリングの特徴」参照

来月早々、学科・論述試験がありますね。そして、来年早々の面接試験に向けて、最後まで粘り強く頑張ってください。
特に面接試験後はすぐに逐語録に落として振り返りをしてください。
どうして不合格だったのか?どうして合格したのか振り返ることで成長に繋がります。応援しています!(^^♪

キャリアコンサルタント国家試験「面接試験の取り組み方」

2025年10月19日 14:10

今日は面接試験の取り組み方について、「キャリア・カウンセリングの実際」の中にこんなことが書かれていましたので紹介します。

カウンセラーの基本的な態度によって、クライアントとの間に「暖かい人間関係」ができ、「人間関係の質」が高まる。それによってクライアントは「よい心の状態」になる。


クライアントが「よい心の状態」なれば、人は自ら自己実現に歩み出すという理論(感情的アプローチ)に立てば、カウンセリングはこれで終わるか、これを繰り返せばよい。

しかし、キャリア・カウンセリングは、人が「よい心の状態」になっただけでは終わらない。
進路相談、職業相談、自己理解を深め、よい意思決定というかたちで行動がとれるように援助すること。

となっています。

つまり、キャリコンサルタント国家資格の面接試験では、
まず前半は①基本的態度②関係構築がとても重要視されます。
(このことは最近、キャリアコンサルティング技能士2級面接試験でも言えます)

後半は③自己理解を深め、④問題を把握して、⑤よい意思決定(行動変容)が出来るようになることですが、
特に④からはクライアント次第なので焦る必要はなく、口頭試問で答えられればOKです。

いかがでしょうか?(^^♪

第34回2級キャリアコンサルティング技能士合格者(USさん)の声「本物の自己一致を身につける」

2025年09月22日 22:23

合格者の振返りの後、合格者USさんの声を頂きましたのでご紹介します。

私が木原先生のもとで学びたいと考えたのは、ネットサーフィンでこのサイトを見つけ、先生の熱心なブログの内容と、この合格者の声を読んだ時でした。そしてチャレンジ中は何度もこの合格者の声を読み、ここにメッセージを書く自分をイメージして取り組んできました。

丁寧に記しますので、今後、これを読む誰かの挑戦する力や、木原先生のもとで学ぶきっかけになれたらうれしいです。

◆合格までの経緯

産育休中に資格を取得しようと挑戦する中で、5回目(結果的に復職後)の受験で合格しました。初回は、具体的展開のみ-5点だったので手ごたえを感じていたものの、そこから苦戦し、特に2回目はプレッシャーで「試験」ということを頭から切り離すことができず、目の前の相談者に集中できないまま結果も散々でした。応援・協力してくれる家族がいる手前、そんな言い訳も本音も誰にも話せずに苦しい想いを抱えていた中で、木原先生に打ち明けた時、「待っていました」とその言葉を全て受け止めてくださったことが、この約2年半の中で一番強く印象に残っていることです。先生には、本当に感謝しかありません。

◆スカイプ塾での一番の学び

木原先生のもとで学んだ「自己一致」です。私は周囲に気を遣うタイプなので、日常の中では思ったことも口にせず様子をみたり流すことも多くあります。ただそのままでは相談者の本当の理解(主訴の把握)はできない・・・その必要性と問いかけ方を先生に徹底的に指導いただきました。これが不合格時でも基本的態度・関係構築力・問題把握力の3つが70点以上を取れた理由だと思います。

◆勉強法

産育休中(1-4回)は、毎回RPの文字起こしを作成し、問いかけ方の振り返り記載→木原先生への添削依頼をしていました。RP直後にもFBをいただけるのですが、ここまで徹底的に振り返ることで、会話のパターンごとに自分の特性や返答の引き出しが着実に増えていくことを感じました。そして毎回【振り返り総論】と【次回取り組むこと】を記載し、次回のRPに臨んでいました。5回目は復職後で時間がとれずここまでできていませんが、今はAI活用で簡単にできるので、タイパもよい効果的な勉強法だと思っています。

◆試験日の合格RPの要因振り返り

一つは、自己一致の先の主訴確認&合意形成です。

「〇〇さんは~~という悩みを抱えて今日こうして相談に来られたんですね?」

「そうですそうです!」

「では~~や~~を一緒に整理していきたいと思いますがいかがですか?」

「ぜひお願いします!!」

と回答いただけたときに、前に進めた感覚があり、いい意味で鳥肌が立ちました。

一方で、少しその瞬間に緊張も解け、そのあとの展開には課題がありました。

そこで二つ目の、口頭試問です。

受験当初は口頭試問について、「綺麗に整えて言わなくてはならない」と思い、本音よりも建前の回答を考え発言していました。ただ木原先生から、口頭試問はできなかったことをフォローして見てもらえる挽回の場であり試験官は味方だ、という教えをいただいたこと、また白島塾にて口頭試問次第で合格できると教えてくださった2級保有者のT様の存在もあり、当日正直に振り返りを伝えたことも、評価いただけたのではないかと思います。

◆スカイプ塾と白島塾

木原先生には、合格という試験の結果だけでなく、日々のご連絡から本当にいろいろなものをいただきました。

先生の指導に対する感謝のメールを送っていたはずが、その返信で私の家族の協力への感謝を大切にするようお言葉をいただいたり、RP数日後に質問していた内容の補足を参考URLと共に連絡くださったり・・作業としての指導ではなく、本当に自分の状況や悩みに向き合っていただいたと感じております。

私が東京在住という中で、先生のいらっしゃる広島とはつながることもなかなか無い中で、このような形で指導いただけたことを感謝しております。

またスカイプ塾をきっかけに参加させていただいた白島塾でご一緒させていただいた皆様には、本当に感謝です。おそらく一人では"試験合格"だけをみて学びも苦しくなっていたと思いますが、1級2級合格者も熱心に学ぶ白島塾の環境の中で、この資格の奥深さと面白さを感じながら向き合うことができました。

長くなりましたが、これまで諦めずに向き合い続け、合格できたことが心からうれしいです。

木原先生、関わった皆様、本当にありがとうございました。

USさん、合格おめでとうございます。
長いようで短い2年間でした。成長されましたね!
合格まで1対1のスカイプ塾と仲間と学ぶ白島塾にも参加していただきました。
もう辞めようかと何度も考えたこともあると打ち明けていただきました。
それでもついて来られたのは、生来の粘り強さと白島塾先輩方の励ましは大きかったと推察します。
今回の合格は人生の転機だと思います。
これからも将来に活かし、益々のご活躍を祈念致します。(^^♪

第28回合格者KNさんの声「その人と同じ世界をみる」

2025年08月10日 13:24

KNさんの合格の振返り後、後進の指導を込めてお願いしたところ、合格者の声を頂きましたのでご紹介します。

木原先生、実技のご指導ありがとうございました。

25回の試験で筆記のみ合格していて、28回(1回未試験がありました)で実技も合格しました。

筆記試験を受けてから自分としては長い道のりでしたが、あきらめないで良かったと心から思っております。

不合格になった原因は解決思考型だったからだと痛感します。

木原先生を知ったのは、偶然でした。

悩んでいるときに木原先生と出会って目の前が開けたというブログに知り合ったからです。

その前も有資格者の方とロープレをやって意見をいただいておりましたが、やればやるほど泥沼にはまっていっておりました。

藁をもすがる思いで、思い切って木原先生に連絡をとっている自分がいました。

最初の一声から優しいお声で安心したのを覚えております。

私自身話を切り替える癖などもあり、悪いところは優しく指摘していただいたので、納得して前に進むことができました。

逐語を起こした時にも自分が気づかない指摘を丁寧にしてくださり、勉強になりました。

「その人と同じ世界をみる」先生はよくおっしゃっておりました。それには自己一致が大事なこと。

それは学校で学んでいるときにも指導はされておりましたが、その時は頭でわかっていただけでした。

木原先生とロープレを繰り返す中で身についていった感があります。

不合格の時は合格が目標になっていましたが、合格してからがスタートとあらためて感じております。

木原先生と知り合えたことはキャリコンとしての道を歩いていく中で私の財産となっております。

大変遅くなりましたが、合格の報告ができたことは本当に良かったです。

KNさん、合格おめでとうございます。
そうですね。合格は人生の転機だと思います。
これからは心理学の勉強をし、資格取得を目指されると伺いました。大賛成です!
実際のカウンセリング現場でクライエントに関わる時、戸惑うことも多いと思いますが、「肯定的資質」捉え方の幅が広がると思っています。

これからも引き続き応援していますので、気軽にスカイプ塾を尋ねてください。
お待ちしています(^^♪

改めてマイクロカウンセリングの特徴

2025年07月24日 20:08

今日は「改めてマイクロカウンセリングの特徴」をテーマに振り返ってみたいと思います。

カウンセリング力を高める「番外編」で少し触れましたが、「自己一致」だけでは説明できないことが書かれています。



マイクロカウンセリング技法には例えば、
1.傾聴には、「各面接の場面では、その人がどのような世界で生きてきたのか、そして今どのような問題を抱え、その問題をどのように捉え、どのように感じ、どうしたいと思っているのかなどを理解していくためにストーリーを引き出すことが重要」とあります。

2.肯定的資質には、「マイクロカウンセリングの根底にある肯定的な人間観です。マイクロカウンセリングでは、従来のような個人の病理に注目してそれを治療していくという考え方とは異なり、個人の可能性や潜在能力に目を向け、「肯定的資質」を積極的に引き出していく〈かかわり〉が行われます。」とあります。

それでは「Q1-3:「インテーク面談」を逐語録で教えて?」を例にして紐解いてみます。

CC1:宇梶様、今日はどのようなご相談で見えられましたか?

CL1:はい、私は今ですね、化学素材メーカーの研究所に勤めてるんですね(はい)、それで取り組んでいる研究も順調に進んでおりましてねえ(はい)、やりがいを持って働けていたんですけれど、...先日ですね(はい)、知的財産部の方へ異動の打診があったんですね(打診...)。えー、私はこれからもずっと研究職の仕事を続けられると思ってたんですけど(えーえー)、戸惑っていましてね(戸惑う...)、えー、私自身は専門の研究者を続けられるところに(はい)、転職した方が良いのか、今の会社に残るべきか(えーえー)...迷ってまして、相談に来ました。

では続けて、ここからがCCにとって非常に重要な「リフレクション(伝え返し)」です。

CC2:宇梶様は化学素材メーカーの研究所にお勤めで、取り組んでおられる研究も順調に進んでおられ、やりがいを持って働かれていたが...先日、知的財産部の方へ異動の打診があったのですね。...ご自身はこれからもずっと研究職の仕事を続けられると思ってたが、戸惑っておらる。...それで、専門の研究者を続けられるところに転職した方が良いのか、今の会社に残るべきか、...迷っておられ、相談に来られたのですね。…どんなことに迷っておられますか?

と私ならオープンにシンプルに問います。それは、どうして?何を迷っているのか?どこから迷いがきているのか?CLの事実や状況の理解の「今ここ」が聴けるのではないかと思うからです。

CCにとってはこのCLの「人となり」「自己概念」「キャリアアンカー」「経験」に繋がると思います。
同時に、CLにとってはCCに問われることで「振り返る」そして「気付きが生まれる」ことに繋がってくると思います。

ここからが本題ですね。

CL2:そうですね。一つは知的財産部へ異動すると、これまで築いてきた研究職が続けられなくなると思うんですね。...

CC3:研究職が続けられなくなる...それはどうしてなのでしょうか?

CL3:知的財産部の仕事そのものは知らないのですが、私たちの研究を進める上でなくてはならない特許情報などを一括管理していますので、おそらく管理的な仕事になってしまうのではないかと思っています。

CC4:そうでしたか。今の研究職から管理的な仕事へ変わるのではないかと...そのことについて宇梶様はどう思われていますか?

「そのことについて宇梶様はどう思われていますか?」ですね。これがクライエント自身が問題を掘り下げる切っ掛けになってくると思います。これを「自己探索の支援」と言います。

続けます。

CL4:私は大学院で博士号を取り助手を7年続けていましたが、妻と結婚し子供ができ養うのが厳しく、相談したところ上司である教授の紹介もあり、今の会社の研究職に就き9年、誇りを持って続けてきました。それができないなら研究職を続けられるところへ転職した方が良いのではないかと思っています。

CC5:そうでしたか、今の研究職に誇りを持っておられるのですね。...転職についてはどう思われていますか?

CL5:自分なりに当てはありますが、今の住居を変わることも覚悟して考えないといけないんです...。

CC6:覚悟と言いますと?...。

CL6:住居が遠方になることを、妻や家族にどう話そうかと...。

CC7:奥様も含めご家族に相談できていないのですね。(はい、そうなんです)

宇梶様は...今の研究職を続けるには転職しかない(はい)。当てはあるが遠方に引っ越す必要があり(えー)、...今の幸せな暮らし(はい)を続けられるのか不安で(はい)、奥様にどう話そうか迷って(はい)、...それで今日こちらに相談に来られたのですね。

CL7:はい!そう!そうなんです!

いかがでしょうか?

1.傾聴の「ストーリーを引き出すことが重要」まだ十分ではありませんが、CL宇梶様の自己概念と経験からストーリー引き出していますね!

2.「肯定的資質」を積極的に引き出していく〈かかわり〉」 CL宇梶様の誇りを大切にし、家族と共に研究職を続けたい思いに寄り添い肯定的資質を大事にしているところから、宇梶様の可能性を引き出していますね。

もし、CCが管理職という安直な方向に舵を切っていたら決してカウンセリングは上手くいかなかったでしょうね。

いかがでしょうか(^^♪

実際のカウンセリング

2025年07月13日 11:42

今日は実際の現場のキャリアカウンセリングについてのお話しです。

私:実務でのカウンセリングはいかがですか?
A:そうですね。私のところに来られる窓口にはいろんな人がいらっしゃいますが、
 やっぱり心を開いた接し方はあまりできなくてですね、ちょっと頭を切り替えたいですね。

私:どうしても制約(時間、ノルマ、成果等)が多いので、大変ですね。
 ただし、特に初対面の面談は気をつけるようにしてください。
 ここがうまくいかないと、二度と来られなくなるかも知れませんので。
 やっぱり話しやすい雰囲気で優しさみたいなところは必要と思いますが、最初からはあまり褒めません。
 最初は『わかってあげたい』気持ちは大切ですね。

A:うん、そうですよね。

私:優しく『どのようなのご相談で来られましたか?』っていう話しやすいところから入ってもらう。

A:うんうんうん。

私:その人の像(内的世界)を描いて描いて、自己一致(自己概念と経験を伝え)させる。
 同時に信頼関係を深めて行く。

A:はい

私:信頼関係がないとカウンセリングは無理なんですよね。

A:そうですね。やはり信頼関係を築くために、私からまず信じるってことですか?

私:そうです。そうですね。ただ、直感的にあれ?
 ちょっと変だなって思う時は、それを確認して「自己一致」させる。
 信じるにはそのステップが欠かせませんね。
 『深める』ことが関係構築を築くことに繋がって行きます。

A:うんうん。

私:直感的にあれ?変だなと思ったら、『こう言われましたが、どういう意味ですか?』と聴く。
 自分の中で矛盾が起きないように、することです。

A:そうですね。できるだけ自分も自己一致している必要がありますね。

私:そうなんですよ。自己一致はカウンセリングの基本的ところなんです。

A:うん、うん。

私:多くの方が身につけられないまま、キャリアコンサルティングの仕事に就かれ苦労されておられます。
 もう一つはクライアントの自己概念を理解することですね。
 その人が一体どういう人か?何を大事にして来たのか?
 つまり、自己概念(性格、能力、価値観、特徴、役割等)がわかると、次の問題の解決まで行きますね。

A:そうですね。なんか自然に進むような、無理なく進むことが、やっぱり大切だなって思います。

私:実際のクライアントさんは目的を持って来られていますので、それに沿うことが現実的だと思います。

(次回もお楽しみに(^^♪)

カウンセリング力を高める⑤-2「展開力(行動変容、方向性)」

2025年06月20日 15:22

今日のテーマは前回の続き⑤-2「展開力(行動変容、方向性)」です。

CC6:結婚すること、会社を辞めること、今後の働き方が見えないとおっしゃられますが、少し整理させていただけますか?
CL7:はい、お願いします!
CC7:結婚はいつ頃をお考えですか?

CL8:来年10月になると思います。
CC8:来年10月というと、1年と少しありますね。
  これからまず先に考えるのは会社を辞めるか。転職をするのか。今後の働き方を考えることなんですね。

CL9:1年はありますね。そうですね…。
CC9:キャリアアップするために今の会社に残るか、編集職として転職するかということですが、いかがでしょうか?

CL10:そうですね。どちらかというと編集職として転職を考えているのですが、すぐに今見つかるかどうか心配です。
CC10:すぐ見つかるかご心配なのですね。キャリアアップするために今の会社に残るとしたらいかがでしょうか?

CL11:それができないから相談に来たんです!
CC11:そうでしたね…営業に苦手意識がありましたね。
   言いにくいかも知れませんが、苦手意識とはどんなことか教えていただけますか?

CL12:…人と関わることは苦手ではないです。…大抵の営業マンや上司はお酒やゴルフなどを通して信頼関係を築いておられますが、私は一滴もお酒が飲めませんし、ゴルフは嫌いです。自分が悪くないのに謝ったりすることはできなかったです……
CC12:そうでしたか…ではこれまで編集職として出版するまでどうやって信頼関係を築いてこられたのですか?

CL13:いつもは応接室や仕事部屋の片隅で、時には作家の方の御自宅で、対等に「本音」で話して来ました。
CC13:「本音」で語り合うですね!それができていればいいのではないですか!

CL14:はぁ〜
CC14:野口様のスタイルで営業に自信をつけ、営業と編集力を今の会社で生かされませんか?

CL15:やれますかね〜。
CC15:ロールモデルはいらっしゃいませんか?

CL16:入社当初型破りな編集長がおられ、お手本にして来ましたが、だいぶ前に退職されました。

CC16:型破りな編集長さんですね。今の会社でキャリアアップすることを考えられませんか?

CL17:確かに転職よりだいぶリスクが少ないですね…キャリアアップですね…分かりました!

いかがでしょうか?

実際はこんなにスムーズには行きませんが、CLが冷静になれた時は行動変容(意識変容)があり、方向性も少し見えてきましたね。

行動変容・方向性は大切ですが、ここまでしないと2級面接試験は合格しないのでなく、口頭試問で答えることもできます。

2級キャリアコンサルティング第34回面接試験!頑張ってください!

カウンセリング力を高める⑤-1「展開力(行動変容、方向性)」

2025年06月19日 19:49

2級コンサルティング技能士第34回学科・論述試験が終わり、これから面接試験ですね。

今日のテーマはカウンセリング力を高める⑤-1「展開力(行動変容、方向性)」です。

まず、「行動変容」とは①「気持ちが前向きになる」→②「行動する気持ちが起こる」→③「実際行動する」ことですね。
カウンセリングの前の段階でクライアントの本質的な問題が捉えられることが前提です。

例えば

CL1:出版会社に入社し、編集職として13年やりがいを持って働いていましたが、今年4月から営業中心の仕事に変わり、元々営業には苦手でモチベーションが低下しています。

CC1:「元々営業には苦手」とはどういう意味ですか?

CL2:志望した出版社に就職し、ずっと編集の仕事に携わってきました。世の中に書物として出版し、読者に喜んで頂いた時はやってきて良かったと思うのですが、営業の仕事にやりがいとか喜びとかにあるのかと入社以来、ずっと思っていました。

CC2:編集職には喜びややりがいは感じるが、営業職には感じられず、モチベーションが低下しているということですね。
  営業中心のお仕事に変わったのは、どうしてなのでしょうか?

CL3:それは出版業界もデジタル化で出版部数が減り、売り上げが減り、業績も悪化しつつあるのも原因だと思っています。それで編集に時間を掛けるより営業して商品を数多く出して、その中でヒットすれば売上が上がるような流れに変わっています。

CC3:それで?

CL4:編集に時間を掛けないで営業中心の働く流れにやりがいを感じません。…そんな折、交際相手から転勤するかもしれないとの話があり、今後の働き方について色々と考えるようになって、相談に来ました。

CC4:交際相手が転勤するかもしれない…今後の働き方について色々と考えるとは?

CL5:実はゆくゆくは結婚を考えていて、同時に今の会社を辞めたいと思っており、今後の働き方が見えずこの先どうしようかわからなくなっています。

CC5:ゆくゆくは…ご結婚を考えておられ、…会社をお辞めになると、今後の働き方が見えなくなる…それで相談に見えられたのですね。

CL6:そうです…。

CC6:結婚すること、会社を辞めること、今後の働き方が見えないとおっしゃられますが、少し整理させていただけますか?

CL7:はい、お願いします!

(ちょっと長くなりましたので、続きをお楽しみに!) 

カウンセリング力を高める④「問題の把握」

2025年06月08日 15:00

今日のテーマはカウンセリング力を高める④「問題の把握」です。

まずはクライアントの来談目的から主訴を把握して行きますね。
実際のロールプレイから主訴はある程度掴めますが、本質的なクライアントの問題の把握は難儀です。
クライアントの本質的な問題を全て把握することはできません。

面接試験では20分のロールプレイで把握することは厳しいですが、実際には口頭試問と合わせ答え、70点台を取ることはできます。
本質的な問題を理解するには、クライアントの人となり、価値観、経験、キャリアアンカー、やりがい等自己概念を理解し、現実とのギャップが何処にあるかもう少し時間がかかります。
でも、主訴を理解し、これまでのエピソードから知ることができるし、クライアントに確認することで立体像が現れてきます。

100点は無理にしても70点台は取れると思います。それにはこれまでの①「リアル感」②「自己一致」③「関係を深める」のステップを大切にして下さい。

問題解決に思考が動くとクライアントの本質的な問題点の把握は不可能です。
「上司に相談されましたか?」クライアントは『相談できたらここには来ないよ!』と関係構築はあっという間に崩れます。
問題把握がある程度でき始めたら、ここでは是非「なぜ行動に移せないかわかってあげること」が重要な要素です。

クライアントに「行動変容に動く」ことが効果的です。次のテーマですね。

カウンセリング力を高める③「関係を深める」

2025年06月07日 20:00

2級キャリアコンサルティング技能士第34回面接試験ロールプレイケースが届き始めましたね。
ざっと内容を読むと今回もクライアントに聞かないとわからない内容ばかりと感じます。

そこで今日のテーマはカウンセリング力を高める③「関係を深める」です。

感情も大切ですが、何があったのか出来事も聴き、どうしてそれが問題なのかクライアントの自己概念(人となり、経験、価値観、スキル、生きがい、やりがい等)がわからないと関係は深まりません。

そこで、関係構築を築きます。

分かりやすさで言えば、例えば、カールロジャーズの来談者中心療法で、クライアントの中で自己概念と経験のギャップがどれくらい離れているのかを知り、それを自己一致の姿勢で自己概念と経験を知覚するまで近づける。

その過程でクライアントと関係を深めながら関係構築を行う。

こんな図を思い出してください。



例えば、転機:クライアントが編集職12年のキャリアを持ち、13年目4月異動があり、営業中心の仕事内容になった。

①注意して欲しいのがリアル感をもって現状を十分理解することから始めてください。

 リアル感ですから今の現状から聞くこと「今ここの経験」例えば、「営業中心の仕事内容になって今いかがでしょうか?」

②次は自己一致すること。

・「元々営業には苦手意識があり」どういうこと。価値観か?いやな経験か?

・「モチベーションが低下している。」どういうこと。嫌な経験があったのか?自己概念の1つ1つ丁寧に自己一致しながら、確認して答えて上げてください。

③これで今の辛い事情が呑み込め、関係が深まったところで、やっと過去のことも話してもらってください。

・「編集職はいかがでしたか?」

・「交際相手が転勤するかもしれないとは?」

④少し未来のこれからの事を話してもらってください。

・「今後の働き方について色々と考えるようになった」とは?  

・「どうしたら良いかわからなくなり」とは? 
いかがでしょうか?

焦らず丁寧に自己一致しながら、それを確認し、辛い思いを共有しながら、関係を深めることです。

カウンセリング力を高める「番外編」

2025年06月04日 17:09

もうすぐ2級第34回キャリアコンサルティング技能士試験受験票が手元に届きますね。

そのことは一旦さておき、今日はカウンセリング力を高める「番外編」です。
先日、広島白島塾サロンで(KTさんから)、マイクロカウンセリング技法の「傾聴」「肯定的資質」が話題になりました。
早速、いつか読んだマイクロカウンセリング技法(byアイビー)福原眞知監修の書籍を開いてみると最初に以下のことが書かれています。

①「傾聴することはクライアントのストーリーを引き出す」「ナラティヴ※への関心に比例してストーリー※を引き出す」
②「個人の可能性や潜在能力に目を向け、「肯定的資質」を積極的に引き出していく〈かかわり〉」

※ナラティブは、語り手自身の視点や経験を通して物語を紡いでいくことを指し、ストーリーは、物語の内容や筋書きを指します

いかがでしょうか。

「傾聴のかかわり行動はノンバーバルね!」くらいにしか思っていませんでした。

私は今も10年以上現場でキャリアカウンセリングを行っています。
初回面談で真っ先に行うのは
「今日はどのようなことでご相談に来られましたか?」
「この先何かお考えですか?」

確かにこの①「傾聴」と②「肯定的資質」を意識しています。

実際にはクライアントの「問題点」を探すだけでなく、クライアントの良いところ②を意識し、カウンセリングを進めると、クライアントがとても活き活きと話して頂けます。
さらに関係が深まってくると、①「これからどうしたいの?」とストーリーを引き出すことで、「それはどうして?」とナラティヴに繋がるのでしょうね。
実際、成長している姿(変化)を見ることで、それがやりがいに繋がっているのだと感じています。

面接試験でも「問題探し」を一旦棚にあげて、クライアントの「肯定的資質」は何か?クライアントのストーリーを引き出すこと。
わかってあげることから、信頼関係が深まり、新たな展開が広がるのでしょうね。
コーヒーカップ理論の①関係構築を深め、②本質的問題の把握と表現していますが、改めてマイクロカウンセリング技法には深い意味が込められていますね。

いかがでしょうか!

カウンセリング力を高める②「自己一致」

2025年06月01日 07:52

今日はカウンセリングで「自己一致」をどう行っているのか私のやり方を説明します。

CC:織田様、今日はどのようなご相談でいらっしゃいましたか?


CL:私は飲食店のチェーン展開する会社に勤めているのですが、(はい)昨年の10月まで関連会社に出向していました。(えーえー)戻ってきたら本社の業務かと思っていたら、(はい)エリアマネージャー職だったんです。(えー)夜も遅くや休日の対応も多くて、(はい)家のことも妻に任せてばかりで全然できていなくて。(えー)転職した方が良いかとも思っていて、(えー)どうしたら良いかわからなくてきました。(そうでしたか)


CC1:織田様のお話で…「戻ってきたら本社の業務かと思っていたらエリアマネージャー職だった」とはどういう意味でしょうか?(自己一致できないところを問う)


CL1:2年間関連のマーケティング会社に出向し、戻ったら本社業務のマーケティング職に異動になると思っていたのにエリアマネージャー職だったんです。


CC2:そうでしたか、希望していたマーケティング職ではなく、エリアマネージャー職だったのですね。…それを今どう思いますか?(自己一致を深める)


CL2:(肩を落として)とても戸惑っています。


CC3:とても戸惑っている。…エリアマネージャー職に就かれてから、夜も遅く休日の対応も多く…家のことも妻に任せてばかり…こんなはずではなかった…と思っておられるのでしょうか?(自己一致の確認)


CL3:そうなんです!(自己一致)

今日はここまでですが、自己一致することで、CLの内的世界・思い(感情)が少しわかってきました。

CLにとっては、CCに話すことで「戸惑っている自分」を深めており、CCにとってはCLに内省を深めて頂いているのです。

私自身は言葉だけではなく、CLの内的世界を映像(右脳を使って)にして見ています。
私にとって「自己一致」とは見えないところを、CLに問うことで「自己一致」し、それを言葉で確認しています。

結果的にCL自身が「戸惑っている」ことを自己理解し、深めているのだと思います。
ところで、「感情を捉えなさい」と言われますが、私は「事柄を聞くこと」でCLの「感情が顕れる」ことも忘れないでくださいね。
いかがでしょうか? 

PS.エピソードですが、1級面接試験の場面で私(SV)にCCから「どうすれば自己一致ができるか?」聞かれたので最後には心を込めて「CLになってください!」と伝えたところ、CCが「分かりました!」と返事が返ってきたのには驚きました!(^^♪

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       Carmel's beach(California)