2級キャリアコンサルティング技能士試験「面接試験の取り組み方」
まもなく2級キャリアコンサルティング技能士試験が始まりますね。
そこで今日は「面接試験の取り組み方」について私の体験をまじえ考えてみます。
私が初めて2級を受験するにあたって、2級合格者の仲間から指導を受けました。
特に印象に残ったのは「(バンバン)提案し、最後は合意しなさい」でした。
実際、初受験の面接試験は基本的態度で臨み関係性が深まり、問題が見えたとことで、CLに提案したところ「それでやってみます!」と合意ができました。
後はクロージングまで行き、時間が余ったのでおさらいし終了となりました。
合意ができた時は試験官が互いに見合わせザワザワされた記憶が残りました。
確かに面接試験は65,60,70,65で合格点が出ていました。
先にあった論述試験はサッと仕上げて一番早く教室を退室しました。
論述試験の結果は合格点とは程遠く「あれ?」と思いながら注意書きを読み直したところ、下線からはみ出し、余白に追記などをしていました。
今思えば笑い話ですね。
それから実技試験は白島塾の仲間と切磋琢磨し、論述試験も70点台に達し、面接試験は75,70,70,65で2級に合格しました。
その間、1級取得者を尋ねたりしましたが、結局は「自分らしくやればよい」ことに気が付きました。
(1級合格した時も面接試験でこの経験は生かせました)
さて、まとめです。
「心掛け」
今の面接試験では「提案して合意」までは時間的に厳しいと思います。
10分前だからこうして、5分前だからこれをしなければとは決して思わないでください。
①ロールプレイケースを読んだだけでは決してわからず、「目の前CLの話を丁寧に聴く」こと。
②そのため、「来談目的」から(基本的態度、関係構築)「問題把握」までは時間がかかります。
③その上でCL自ら気付き行動変容が見られたら、はじめて「展開」に進めます。
④CL次第なので、無理に「展開」に至らなくても口頭試問で答えれば良いと思っています。
「CLの関わり方」
①いつも「今ここ」の目の前のCLにリアル感で臨んでください。
②なぜCLが相談にきたのか「来談目的」がわかったら、それを伝え返し確認してください。
③CLの問題探しだけでなく、「CLの味方になってわかってあげること」「CLの肯定的資質」を見つけてください。
④これからのCLの「ストーリー」が詰まっていますので、それがわかると「合意」しやすく、無理なく「展開」に向かえると思います。
来月早々、学科・論述試験がありますね。そして、来年早々の面接試験に向けて、最後まで粘り強く頑張ってください。
特に面接試験後はすぐに逐語録に落として振り返りをしください。
どうして不合格だったのか?どうして合格したのか振り返ることで成長に繋がります。応援しています!(^^♪