Q4-2:「来談目的を芯で捉える」を教えて?
A4-2:はい、「来談目的を芯で捉える」意味をお答えします。
これまで、「ロープレの進め方は"来談目的"を頭に置いて進めてください」と言ってきました。
では、例えば
(1)上間「車の営業マンをやっていまして、半年がたつんですね。自分は向いてないんじゃないかと思って相談にきました。」
(2)桐原「私、高校卒業後22年スーパ―に勤めていまして今店長やっているんですが、3か月前にコンピュータによる商品管理が導入されまして、なかなかなじめなくてご相談にきました」
(3)大城「先日上司に呼び出され、係長に昇進を打診されたんです。それはうれしいことでもあるんですが、昇進するにあったては、東京の本社に少なくとも3年は勤務してくれと言われ、私としては家族と一緒に転勤したいと思って、その晩話したんですね。ところが妻は『東京に行きたいんだったら、ひとりで行ってください。3人一緒に暮らしたいんだったら、昇進しないでいいから、沖縄にいてください』って、ぴしゃりと言われて、それ以上何も言えなくてですね、相談にきました。」
来談目的は短く要点を捉え頭に刻み込むように覚えます。
(1)車の営業に向いていない
(2)導入された商品管理が馴染めない
では(3)はどう捉えればよいでしょうか。
少し時間を差し上げますので考えて下さい。
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はい、時間です!
(3)家族3人で東京に転勤したいが妻の反対で困っている。
わかりましたか?
このように捉えるか捉えないかでスタートでぶれてしまう恐れがあります。
来談目的をコンパクトに捉え、CL中心療法(受容・共感・一致)で進めば良いです。
来談目的を捉えなさいと言ってきましたが、長いお話の時は的確に捉えないといけませんね。
私も良い勉強になりました。
後日談です。
ある塾生さんと話していたら「来談目的を芯で捉えるのですね」と言われハッとしました。
野球の選手がボールをバットの芯で捉えると、ボールが遠くへ飛んでいくのと似てますね。
「来談目的のとらえ方ー芯で捉えるー」
いかがでしょうか?
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