CDA2次試験逐語録からのフィードバック

2014年12月18日 20:57

逐語録を送った後届いた3人の仲間からのフィードバックを紹介します。
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CDA Gさん
CLは家族から押しつけられているような思いが強いのではないかと感じます。
義理の母親の介護をするために仕事を辞めることを納得してないのではないでしょうか?
夫、娘など周りの協力でみんなでやって行く道もあるのではないかと悩んでいるのではないかと思います。
特に、ご主人の言葉は、CLがどう受け止めているかというCLの気持ちを聞いてもよかったのではないか。
そこの掘り下げが足りないのではないか、と感じます。

CDA Hさん
あと2年で定年なんです。という言葉は、あと2年はやり遂げたい、というCLの思いが強いのではないかと思います。
そこをもっとき聞いてよかったのではないか、と思います。
その言葉の後で、何か求めているような顔をしていたようなのであれば、そこをスルーせずにその感情にもっと寄り添うべき質問や投げかけをするべきではなかったかと感じました。

CDA Nさん
・まず、手法的にはCDA6番目の発言で、「退職して介護しなければと」と言われている部分は、それまでのCLの言葉に、そんな発言や言葉はないように思います。思い込みでは?
まず、気持ちをCLの言葉で聞き、それを返すことから始めることが基本だと思います。
・CLの3番目の発言で、「このまま続けられそうにないなぁと・・・」を受けて、「・・・不規則なんですね」と返しておられ、もう少しCLの沈黙を待つか、「このまま続けられそうにない」という気持ちを聞くべきであったと感じます。
・逐語録で、CDAの発言部分だけを抜き取って見てみると、CLの事実や事情を繰り返しておられ、CLの感情や気持ちを伝え返している部分や言葉がとても少ないと感じます。
共感的理解の点でどうかと感じます。
つまり、そのCLの感情の言葉を伝え返してないのでCLの自己探索が続かないのではないか、そこを講評で指摘されているような気がしました。
・多分、CLは、結局、自分が、義理の母親のために仕事を辞めて世話をしなければいけないとは、なんとなくは多分感じてはいるが、自分がしてきた今までの仕事人生自体や、夫の一方的な言葉に対して、イマイチ素直に受け入れられないさみしさがあるのではないかと思います。
それをカウンセラーか、家族か誰かが、認めて共感してもらえれば、CL自身は受け入れられるのではないかと私は感じました。
・最後に、多くのCLは何かに悩み、意思決定できずに相談に来ます。
それは何なのか?どんな感情なのか?に関心を寄せることに注意されることをお勧めします。
口頭試問で答えられているように、介護しなければ、と決心ができておればここに相談には来てない様にも思います。
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それぞれの視点でとてもありがたいフィードバックでした。
特にNさんは1から教示していただいており、この時もとても具体的で理論的なフィードバックで納得できます。

以前も紹介しましたがCDA2次試験不合格通知は以下の通りでした。


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ロールプレィの今後の課題
■2.自己探索の支援 :クライエントの問題の背景にある感情、考え、
    価値観などをクライエント自身が把握できるように促す
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試験委員からのコメント
・リラックスしており、受容的、共感的な態度は良かったと思います。
今後は、問題を深めるような自己探索の支援を、もう少し深めて展開して
ほしいと思います。
・しっかり聴こうとする姿勢やうなずきは好感が持てました。
今回、最初にクライエントが「もやもや」している気持ちを訴えましたが、
そのことについて深く、クライエントが自分のことを見つめる促しや、
きっかけがほしかったです。娘さんの話題などに問題を解決しようとする
姿勢が感じられ、少し気になりました。
振り返りで言っていた「やめてでも母を支援したい」という気持ちには、
まだなっていないようです。
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今更ながら試験官の方はつくづくよく見ておられ指摘も納得できます。

もし、不合格で納得いかない方がいらっしゃるかも知れません。
その時までに逐語録に作成しておくことをお勧めします。
また、不合格になったとしてもどこをどう改善すればよいのか理解でき、次回に活かせるからです。
そして合格されても決してまぐれではないことが理解でき、CDAとして自信が持てると思っています。

いかがですか?