CDA2次試験経験代謝の考え方について

2015年07月20日 10:23

今日は晴れ時々雨との予報、梅雨明けか予報官も困っておられるこの頃ですね。

試験まで1ヶ月とちょっと、ロープレに励んでおられると思います。
私もそうでしたが、地方にいてロープレの機会がなくクライアント役が必要な方はこちらからリクエストをどうぞ!

さて、今日はJCDAの「キャリアカウンセリングとは何か?」を読んで経験代謝についてお話しします。
経験代謝の考え方はロジャーズの「カウンセリングとは自己概念の成長を促す」この理論を前提にしていると思います。

ロジャーズの理論である自己概念と経験の不一致(未分化)が「悩み」「不安」「問題」を生じさせることを学びました。
それを第3者であるCDAが受容、共感、自己一致の3つの態度をもってCLの話を傾聴し関係構築を築いていきます。
その課程で経験の再現を試み経験代謝サイクルを回すことで意味が出現し、その意味を実現に向けてCLの成長を促す働きかけがキャリアカウンリングの役割です。(「カウンセリングの意図」を参考まで)
結果、CLは自己概念と経験の重なり合いがより深い状態に向かうことだと思います。

具体的には、信頼関係を前提にCDAはCLに経験の再現を試みます。
描かれた経験には、CLの"思考"や"感情"の「自己概念の影」が現れ、CDAはその"影"の部分に問いかけ、「自己探索の支援」つまりCLに自問自答を促します。
さらに経験代謝サイクルを回し、やがてCLの考え方、信念、価値観が現れることを「意味の出現」と呼びます。
CLはこの「意味の出現」により、自己概念に気づきそれを受け入れ(自己概念の再構築)、「意味の実現」に向けて、CLは自分の人生に立ち向かうことができ「自己概念の成長」を見ることができます。

ちょっと難しかったでしょうか。
「ロープレの場では何をどうすれば良いの?」と声が聞こえてきそうですね。
次は実践の場で経験代謝の理解を深めてみましょう。

では!
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