CDA2次試験口頭試問-どう見立てましたか?
台風が迫ってきています、早め早めの対応しかありませんね。
さて、今日の口頭試問は「CLをどう見立てましたか?」です。
私は一度も聴かれたことはありませんでしたが、ある方から2回聴かれたとのこと。
以前ブログで少し書きましたが、
広辞苑ー見立てとは「見て選び定めること」、「選定」、「鑑定」、「診断」
とあります。
お医者さんに行くと問診があって聴診器等で調べ、場合によっては精密検査(CT、内視鏡等)後、診断されますね。
あの「診断」のことを「見立てる」と同じ意味だと思います。
カウンセリングに置き換えると、CLの来談目的に始まり状況、経験の再現、自己探索によって感情から価値観や拘りがわかりやがて主訴・問題が掴めていきます。
私は「見立て」とは「主訴・問題の定義化」と考えています。
これではちょっとわかりにくいので例を上げましょう。
主訴は
「CLは仕事をつづけることでご主人に迷惑をかけている思いと仕事を辞めることで同僚に迷惑をかける板挟みの状態に悩んでいる」
さっさと辞められないので悩む理由は
1つは人に迷惑を掛けたくない。
2つは人に頼まれると断れない。
3つは人に良く思われたい。
これがCLの価値観や強い思い(拘り)だとします。
では
口頭試問「CLをどう見立てはましたか?」
見立ては
「CLはご主人にこれ以上迷惑を掛けられないので辞めたいが、自分が辞めることで同僚に迷惑をかけ悪く思われたくない強い思いがあり、どうしても断れず悩んでいる」
主訴と比べさらに一歩踏み込んで答えていますね。
これがCLの見立て、CLの主訴・問題の定義化ではないでしょうか。
カウンセリングにおいてCDAがCLを正しく「見立てる」とCLに対し目標や選択肢が見えてきますね。
それと同様な意味がこの口頭試問「CLをどう見立てましたか?」にあるのでしょうね。
「CLをどう見立てましたか?」
私には気取った感じに聞こえますが皆さんはいかがでしょうか?