CDA2次試験ロールプレイ練習について

2015年06月23日 08:02

ロープレ練習は順調に進んでいますか?

以前から1つ気になっていることが「ロールプレイ」のことでした。

河合隼雄著「カウンセリングの実際問題」にロールプレイのことが書かれていますので紹介します。

「ロールプレイというのは何かの役割を演ずるということだから自分の問題をそこで言ってはならない。
自分の問題は大切にしなければならず、公開する必要はない。」

したがって

「クライエント(役)は自分以外の人にならねばならない」
「他人になったとしても自分。
他人になりながら自分がその中に入ってゆくことは意味があり、まったく自分そのものでないという点で無意味な危険性を除く」

もう1つは

「二人だけのロールプレイはしないほうがいい。
ロールプレイを誤るとよくないことがでてくる。
「遊び」が入ってくること。
少しカウンセラー役を困らせてやろう、無理に黙ってみたり、いろいろ難しいことをやって困らせてやろう。
これではあまり練習にはならない。
一番いいのは適切な指導者がいてロールプレイをすること」

と言っておられます。

ロープレ練習を振り返ると
私がCDA役をやっていたとき、CL役が急に話されなくなってしまったことが2回ありました。
わたしの中で「何が起こったの?」「どうしたんだろう?」という感情がわき混乱したことがあります。
ロープレが終わりCL役(男性)が「意識的に黙ってみた」と言われました。
「え~~何それ!(と私)」
反対にCL役がCDA役に意識的に(手を差し伸べようと)話すことも練習にならないと思います。
ロープレ練習では、CL役は「聴かれたら自然に答える」のが良いと思います。

もう1つの体験はCL役(女性)が中盤から口数が少なくなり黙ってしまわれ、そのまま終わったことがありました。
未熟なCDA役の私が問い詰めてしまい、癇に障ったのかも知れません。
CL役のご自分の問題だったのではないかと思っています。

私も自分の問題をロープレで話すのは良くないと思っています。
それに自分のことだとレパートリーも限られます。
何十回も話しているとそれこそ遊び心が湧いてくるかも知れません。
それに比べロープレ事例は結構巷に溢れています。
ある程度自分で自由に変えられますので、私はこちらをお勧めします。
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最後にもう一度

「クライエント(役)は自分以外の人にならねばならない」
「他人になったとしても自分。
他人になりながら自分がその中に入ってゆくことは意味があり、まったく自分そのものでないという点で無意味な危険性を除く」

頑張りましょう!