CDA2次試験「伝え返しの意味に迫る」

2015年10月22日 06:54

夕暮れが早く、通り越して冬が近いと感じますが、もう少し秋を楽しみたいですね。

さて今日のテーマは「伝え返しの意味に迫る」です。
先日、Aさんから依頼があり、久しぶりに私がCDA役をやった後のインタビューを紹介します。

私「Aさん、クライエント役をやられてどう感じられましたか?」

Aさん「そうですね。今CL役をやって思ったのは、ほんとうに伝え返しとういうのが多くって、CDAが確認したり聴いて行かれたのですが、CLの立場で伝え返しを丁寧していただけると、ほんとうに丁寧に丁寧に話を聴いてくださっているのだと感じました」
Aさん「それにプラス、自分が使った言葉が入っているので、『自分の気持ちがここにあって、こういう言葉で表現しているのだ』というのを相手から聞き直す感じですね」

私「そうなんですね。”ミラーリング=伝え返し”と言って、何か自分の言った言葉がエコーして返ってくる」
「そうすると自分の胸にスーと留まってくる感じです」
私「CDAが意識しているわけではないのですが”CLに
丁寧に返すとCLに返っていく"この感覚がCDAは必要です。ただ技法だけでやっているわけではないのです」

いかがですか?
以前、ブログで紹介した「ロジャーズの伝え返し」を覚えていますか?

「クライアントの側から見れば、現在体験しつつあることの鏡を提供している。その鏡に映し出され、別の人の目を通して見られた感情や個人的意味は、よりシャープになっていくとのことです」

Aさんが感じた事が何となくというより同じ感じですね。
シャープとは「鋭い」という意味ですが、私は「より深く自分を見つめられる」という意味だと思います。
同時にCDAに対しては「受け入れていただいた思い〈受容〉」を感じ、信頼構築が進むのでしょうね。

ロープレ10分の序盤は「伝え返し」を意識しましたが、良い出来とは言えませんでした。
でも、Aさんには「伝え返し」の意味が十分伝わったと思いました。

一度試してみる価値があると思いませんか?

(つづきはこちら)