CDA2次試験「もう1つの伝え返し」

2016年02月13日 07:43

今日は朝から雨です。立春後暖かい日が続いていますね。
でも、週明けから寒さが戻ってきますが、これを余寒(よかん)というそうです。

さて、今日は「もう1つの伝え返し」の話です。
CLの話した事をそのまま伝え返すのではなく、自分なりに解釈して伝え返します

ロジャーズのCL中心療法をご存じですね。
CDAは「受容・共感・一致」の3つの姿勢でCLに関わることが求められていますね。
CDAはCLに「一致」や「共感」の姿勢で質問をし、CLはそれに答えます。
その時CDAは自分なりに解釈し伝え返して下さい。
例えば(前回の逐語録)

「CL:入社してすぐに上司と同行して営業するのですが、(えー)上司は口八丁手八丁でお客に売りつけるんですね。(はい)
 お客が200万円の車が欲しいと言えばオプションをあれやこれや付けて、結局280万円で売るんですよ。(んーん)
 その上司のやり方に何か違和感を感じるんです・・・・(んーん)」

「CDA:上司が口八丁手八丁ですか?お客の要望以上に口車に乗せて高く売りつけるやり方に違和感を感じていらっしゃるのですね。
 上間さんはそんなのは営業じゃない、お客のニーズをしっかり聴き、その客に相応しい車を売って喜んでいただくことと思っていらっしゃるのですね」

「CL:えー!そうなんです!私には上司の営業のやり方に納得できないんですよ。(そうなんですね)」

これ(上記アンダーライン部)が「もう1つの伝え返し」です。

そうすることによってCDAはCLの立体像を描きながら「CLになる」のです。
CDAがCLになる(または近づく)と、CLの発する言葉を敏感に受け止めることができます。
そして、CDAは自己探索や経験代謝によって、CLに気づきを促していくことができるのです。

伝え返しが上手に出来るだけでは、CLの心を掴むことができません。
是非、「もう1つの伝え返し」を意識しロープレで試してください。

春(ひらめき)の「よかん」がしてきませんか?
頑張って下さい、応援しています。
(つづきはこちら)