1.1級キャリアコンサルティング技能士試験の中身
これから何回になるかわかりませんが、私がどうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか振り返ってみます。
1.1級キャリアコンサルティング技能士試験の中身
ご存じのようにキャリアコンサルタント国家試験と2級キャリアコンサルティング技能士試験と同様に1級キャリアコンサルティング技能士試験も①学科試験、②論述試験、③面接試験にわかれ、②と③を実技試験(④)と呼びます。
また、学科試験は70点以上(共通)、実技試験は国キャリが合計点90点以上、2級、1級は論述試験が60点以上でしかも、面接試験は各評価(基本的態度、関係構築力、問題把握力、具体的展開力)が60点以上ないと合格になりません。
そして、学科試験、実技試験のどちらかに合格すると「一部合格者」として、次の受験機会に残りを受験し、合格すれば技能士合格者となります。
ただし、国キャリは免除期間の制限はありませんが、技能士は合格した試験実施日の翌々年度末までとなっており、2級は試験が年2回なので、残されたチャンスは4回です。1級は試験が年1回なので、チャンスは2回しか残されていません。
試験内容以外に合格のチャンスが制限されています。
チャンスといえば学科・論述試験は主要都市(札幌、仙台、東京*、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄)で開催されていますが、1級の面接試験は東京と大阪に限られており、開催場所が制限されています。
さて、キャリアコンサルタント国家資格者がいきなり1級キャリアコンサルティング技能士試験を受けるのは可能だと思いますか?
受験資格が「10年以上の実務経験を有する者」「8年以上の実務経験を有する者で、キャリアコンサルタント試験に合格したもの、又はキャリアコンサルタントであるもの」「2級の技能検定に合格した者で、その後、3年以上の実務経験を有するもの」などとなっていますので、該当すれば可能です。
その上で考えると①学科試験は時間を掛ければ合格は可能だと思いますし、②論述試験は時間を掛けてコツさえ掴めれば合格の可能性はあると思います。
問題は③面接試験ですね。「指導者レベル」となっているので、そのスキルをどうやって身につけるかとういことです。
私は2級キャリアコンサルティング技能士に合格してから1級キャリアコンサルティング技能士を目指されるのが早道だと思います。
それは問題に共通点(評価基準、カウンセリングの進め方、システマチックアプローチ等)が多いので、それを熟練レベルの2級で身につけ、教える力も養って頂きたいと思うからです。
今回はさわりでしたが少しずつ中身に入っていきますので、次回も楽しみにお待ちください。
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