1級技能士を振り返って「総括編③あなたは行動変容をもたらすカウンセリングができますか?」
間もなく国キャリア(8/23)、2級技能士(9/2)試験結果が発表されますね。
そこでこれからも引き続きカウンセリング力を磨く意味でブログに書いてみました。
⒈これまでのカウンセリングのまとめ
「カウンセリングとは、①問題解決の援助、②パーソナリティ成長の援助のいずれかを主目標にした人間関係である。」
もう少し具体化すると、
①は治療的カウンセリングのめざす行動変容によって問題を解決すること。
②は開発的カウンセリングによって成長を援助し、「思考の変容によって今まで考えなかったことを考えるようになる。」「行動の変容によって今までしなかったことをするようになる。」「感情の変化によって感情表現が豊かになる。」
⒉行動変容をもたらすカウンセリング技法
ここで最も大事なことは、相談者との関係構築が出来ていることです。
◎具体的には、相談者の主訴が理解(自己一致)できていること。カウンセラーから見た相談者の問題(自己概念と環境の不一致)が理解できていること。
そこで次が私が身につけて欲しいのは、以下の2つの技法です。
特に軽めの順で「情報提供」「自己開示:アイメッセージ」「解釈:リフレーミング」「フィードバック」は有効です。
相談者の中にある矛盾を抽出し、両面性を持った複雑な感情であるアンビバレンス(例えば、旧友と会う約束をしたが、会いたい気持ちと会いたくない気持ち)を探って明らかにし、矛盾を解消する方向に相談者が向かう(行動変容)ようにしていく。
以上2つは1級技能士(2級技能士から身につけて欲しい)に求められるカウンセリングスキルだと思っています。
普段のカウンセリングやロールプレイを通し身につけて頂きたいと思います。(^^♪