第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験間もなく!③面接試験の終盤の関わり方
第29回キャリアコンサルティング技能士2級面接試験まで時間がないので、次へ移ります。
③面接試験の終盤の関わり方
9.次はCLの気付いていない問題にCLに気付きを促し、CLに気づいてもらうことです。
私はこの辺りから積極技法を使いますが、以下のことが条件です。
・関係構築が築けていること。
・CLの問題を深く理解できていること。
・ある程度CLのやりがい、自己概念(興味、能力、価値観等)、キャリアアンカーが分かっていること。
10.積極技法について
私は結構「助言、情報提供、教示」「解釈」「フィードバック」
「自己開示」等を使います。
これは後でわかったのですが『マイクロカウンセリング技法の本(福原眞智子監修)』の
「基本的傾聴技法と積極技法の連鎖」の「良い例」が参考になります。
私はCLに気づきを促すことを意識し、「情報提供」や「自己開示」(軽めの積極技法)辺りから行います。
11.次がCLの明るい方向性について一緒に考え、これが目標に繋がりますのでCLに同意を得ることです。
・CLの「なりたい姿」を一緒に考える。
・CLが「こうだったら行動できると思える」こと。
・CLが「やってみたいと思える」こと。
実際は手をかえ品をかえ、CLに同意を得ることは簡単ではなく、抵抗があることを覚悟してください。
決して「相談したらどうですか?」と方策は言いません。
もし、20分のタイムオーバーになったとしても口頭試問で目標と方策を答えてください。
12.目標の設定を行い、CLと合意に至ること。
ここまでで20分の時間に達したら、残りの方策は口頭試問で答えることになります。
序盤、中盤ができ終盤でCLに気付きが生まれて初めて可能となりますので、無理やり合意はできません。
13.方策の設定とクロージング
目の前のCLに確認しながら方策を述べましょう。
「CLが次の面談の機会までに方策を実行した成果を伺うこと」を約束して終了します。
私の実際の試験ではCLと次の面談期日までに方策を約束し、クロージングし、20分間で終了しましたが、
CLの気持ちに合わせ絶対に無理やり進めないで、最後までCLとの関係を維持してください。
14.残りの口頭試問は行ったロールプレイに捕捉しながら答えましょう。
口頭試問はとても大切ですね。挽回することができますので最後まで諦めず頑張ってください。
以上、序盤、中盤、終盤に対し、私の経験をベースにCLの関わり方を述べました。
実際の私のRP指導を受けたい方はこちらのスカイプ塾にお申し込みください。