実際のカウンセリング
今日は実際の現場のキャリアカウンセリングについてのお話しです。
私:実務でのカウンセリングはいかがですか?
A:そうですね。私のところに来られる窓口にはいろんな人がいらっしゃいますが、
やっぱり心を開いた接し方はあまりできなくてですね、ちょっと頭を切り替えたいですね。
私:どうしても制約(時間、ノルマ、成果等)が多いので、大変ですね。
ただし、特に初対面の面談は気をつけるようにしてください。
ここがうまくいかないと、二度と来られなくなるかも知れませんので。
やっぱり話しやすい雰囲気で優しさみたいなところは必要と思いますが、最初からはあまり褒めません。
最初は『わかってあげたい』気持ちは大切ですね。
A:うん、そうですよね。
私:優しく『どのようなのご相談で来られましたか?』っていう話しやすいところから入ってもらう。
A:うんうんうん。
私:その人の像(内的世界)を描いて描いて、自己一致(自己概念と経験を伝え)させる。
同時に信頼関係を深めて行く。
A:はい
私:信頼関係がないとカウンセリングは無理なんですよね。
A:そうですね。やはり信頼関係を築くために、私からまず信じるってことですか?
私:そうです。そうですね。ただ、直感的にあれ?
ちょっと変だなって思う時は、それを確認して「自己一致」させる。
信じるにはそのステップが欠かせませんね。
『深める』ことが関係構築を築くことに繋がって行きます。
A:うんうん。
私:直感的にあれ?変だなと思ったら、『こう言われましたが、どういう意味ですか?』と聴く。
自分の中で矛盾が起きないように、することです。
A:そうですね。できるだけ自分も自己一致している必要がありますね。
私:そうなんですよ。自己一致はカウンセリングの基本的ところなんです。
A:うん、うん。
私:多くの方が身につけられないまま、キャリアコンサルティングの仕事に就かれ苦労されておられます。
もう一つはクライアントの自己概念を理解することですね。
その人が一体どういう人か?何を大事にして来たのか?
つまり、自己概念(性格、能力、価値観、特徴、役割等)がわかると、次の問題の解決まで行きますね。
A:そうですね。なんか自然に進むような、無理なく進むことが、やっぱり大切だなって思います。
私:実際のクライアントさんは目的を持って来られていますので、それに沿うことが現実的だと思います。
(次回もお楽しみに(^^♪)