CDA2次試験「共感」について補足
CDA2次試験「共感的理解」を補足してみました。
今回は諸富祥彦著「ほんものの傾聴を学ぶ」から考えてみます。
「共感的理解 CLの私的な世界を、その微妙なニュアンスまで、あたかもその人自身になったかのような姿勢でーつまり、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりでその人の心の世界をその人自身の内側からー感じとり、そこで感じとったことをていねいに相手に『伝え返していく』こと」
と書かれています。
再度河合隼雄氏と比較してみましょう。
「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その違う体験を共通に感じ合おうとしてこそ、二人は深い理解に至る」
諸富祥彦氏はより具体的に示されていますね。
例えば「その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方をしているようなつもりで(略)感じとったことをていねいに相手に伝え返していく」
しかし、「その人の心の世界をその人自身の内側から感じとり」を初めて読んだときさっぱり理解できませんでした。
そこで私なりに上記2つをミックスしてみました。
「共感的理解というのは、その人(CL)のされたことと、私(CDA)のしたことがよく似ていて共感できるのでなくて、その人のしたことと、私の体験とは相当違うのだが、あるいは、違うが故に、その人と同じ価値観やものの見方、考え方、感じ方を共通に感じ合おうとして、丁寧に相手に伝え返していく」
いかがですか?
少しわかり易くなりましたか?