キャリアコンサルタント面接試験「面談の終盤は合意と提案(方向性)」
新年あけましておめでとうございます。
今年もブログ、スカイプ塾、広島白島塾をよろしくお願いします。
さて、年末年始の休みを利用して、キャリアコンサルタント面接試験「面談の終盤の問い」を考えて見ました。(よくある質問(FAQ)Q5:キャリアコンサルタント面接試験「面談の段階的(序盤→中盤→終盤)問い」とは何?」にもアップしました。)
(前回)
前回の続きにCLは次のように答えました 前回)CL5「そうですね・・・扱いやすい人、・・・何でも聞いてくれる人・・・ではないでしょうか」
CC5「それって、玉里さんの良いところでもあり、時には自分を犠牲にしていませんか?」
CL「そうだと思います。お客から言われると何とかしたいと、結果的に残業が増えるのだと思います。私はもともと人を補佐するような事務職が向いており、SEのようなぐいぐい引っ張るタイプではないと思います。」
皆さんはここで合意と提案の支援をどのようにされますか?
①CC「SEには向いていないのですね。では、この際思い切って転職されたらいかがでしょうか?」
②CC「人を補佐する仕事が向いているのですね。では、上司に事務職の転属願いを出されたらいかがでしょうか?」
③CC「SEタイプではないので残業が増えるのですね。では、昔のPGに戻ったらいかがでしょうか?」
④CC「玉里さんは人を補佐するような仕事が向いていると思っていらっしゃるのですね。例えば、今の立場で補佐するような仕事は考えられませんか?」
CLがどう答えるか見てみましょう。
①CL「はあー・・・、考えておきます」
→×それができるなら相談にきませんね。
②CL「はあー・・・、それができればいいのですが・・・・」
→×上司に主任の打診の返事が先ですね。
③CL「はあー・・・、PGに戻る・・・年齢的には厳しい気がします・・・」
→×否定的な返事ですね。
④CL「今の立場で補佐する仕事ですね。・・・・プロジェクトマネジャーの下で補佐をする仕事・・・PGを育成するようなインストラクターの仕事があるかも知れません!」
→〇CLが前向きな返事にかわりましたね。これで方向性が少し見えてきましたね。
CL「そうだと思います。お客から言われると何とかしたいと、結果的に残業が増えるのだと思います。私はもともと人を補佐するような事務職が向いており、SEのようなぐいぐい引っ張るタイプではないと思います。」
CC「玉里さんは人を補佐するような仕事が向いていると思っていらっしゃるのですね。例えば、今の立場で補佐するような仕事は考えられませんか?」
CL「今の立場で補佐する仕事ですね。・・・・プロジェクトマネジャーの下で補佐をする仕事・・・PGを育成するようなインストラクターの仕事があるかも知れません!」
いずれにしても上司に主任になることに返事をするにあたって、主任の仕事の内容や立場をしっかり把握し、自分の思いを相談できるように前向きな行動が取れるよう支援をすることですね。
キャリアコンサルタント面接試験の15分の面談ではここまで行かないことが多いとは思いますが、常にここまで行うことを意識し面談を進めてください。行かなかったとしても口頭試問で答えなくてはなりませんので意識する必要がありますね。
いかがでしょうか?