キャリアコンサルタント面接試験「話さないクライアント(CL)」
JCDAのキャリアコンサルタント面接試験がもうすぐ終わります。今度の土日がキャリ協の面接試験ですね。
今朝ほど塾生とロープレしていて「話さないCL」のことが気になってブログにしました。
これまで塾生(JCDA)に「話さないCLに当たり、不合格だった!」ことをよく聞きます。
キャリ協の塾生からは「話さないCLに当たって・・・」うんぬんは一度も聞いたことがありません。
想像ですが、JCDAは「傾聴」を重んじ、キャリ協は「プロセス」を重んじている気がしています。
タイトルと外れそうなので元に戻します。
下図は以前説明した「カウンセリングの基本プロセス」これを「コーヒーカップ方式」と呼びます。
カウンセリングは①関係形成期→②自己探索期→③行動計画期を辿ります。
「話さないCL」と「話すCLの違い」は何でしょうか?
一言でいうと関係構築の違いです。
思い出してください。仲間とのロープレはいかがでしたか?
関係構築有りきだったのではないでしょうか?
試験でも実務でも初対面のCLはお互いしらない同士、緊張しています。
包み込むような笑顔で迎え「何を困っていらっしゃるのかどうぞ思いのまま話してください」態度と表情とゆっくりめのテンポで語りかけます。
CC:「こんにちは、キャリアコンサルタントの桐原と言います。(玉里です)玉理様ですね。今日はどのようなご相談で見えられましたか?」
CL:「はい、私は今SEをしており、先日上司から主任への昇進を打診されたのですが、責任も重くなるし、残業も今以上増えるし、ストレスも大きくなると思い、返事を悩んでいます。それで相談に参りました」
CC:「玉理様は、上司から主任への昇進を打診されたのですね。(はい…(間))でも受けると、責任も重くなるし、残業も今以上増えるし、ストレスも大きくなると思い、返事に悩んでおられるのですね。(えー…(間))もう少し詳しく教えていただけますか?」
このようなスタートが切れるかどうかで関係構築が「できはじめるか」「できないままか」の分かれ道ではないでしょうか?
私の結論はCLが話してくれないと思ったのは関係構築が深まらないのでCLは話したくても話せないのです。
コーヒーカップ底に行くためには上記の姿勢でスタートし、 CLの話をしっかり受け止め、関係性を深める必要があったからです。
いかがでしょうか?
今回は第5回キャリアコンサルタント試験の受験生の皆さんへ、先輩塾生に代わってお話ししました。
頑張りましょう。いつもブログで応援しています。