キャリアコンサルティングのイメージ

2018年09月25日 18:45

第10回キャリアコンサルタントの養成講座も終わり、受験に向けてロープレ練習に励んでいらっしゃると思います。

そこで今日は整理する意味でキャリアコンサルティングをイメージ図にしてみました。


少し字がボケていますがイメージは分かりますね。

<面談(ロールプレイ)の範囲>
①来談目的を芯で捉える。また曖昧なら明確する。
 これが方向なので見失わないよう最後まで忘れない。
②来談者(クライエント)中心療法(パーソンセンタード・アプローチ)
 「どうしてそう思うのですか?教えてください」という気持ちで問う。
 受容(受け止める)・共感(リアル感)・一致(偽りのない心)の姿勢で関係構築に努める。 

来談目的が「車の営業に向いていない」であれば、「一致(純粋)」の心で聴いていくのです。

・どうして向いていないのか?

・いつからそう思うのか?

・どんな車の営業をされているのか?

・なぜ車の営業マンになったのか?

・車の営業に向いていないというこの人はどんなひとだろう?

大事なことは常に来談目的に戻ることです。

③自己探索の支援でCLに気づきを促す。
④主訴が見えたところで確認する。
ここでまでで大体15分がかかります。
⑤キャリアコンサルタントの目、つまり常に冷静な姿勢です。
・営業に向いていないといいながらなぜ営業に就かれたのだろうか?
・管理職の昇進の試験を受けてみないか打診を受けたが自信がないのは経験がないだけだろうか?
・店長に相談したいが会う機会がないと言われるが、なぜ作れないのだろうか?
⑥見立てる キャリアコンサルタントの棚に上記のように感じたことは置いておきます。
⑦方向性の合意 もし、主訴を確認しある程度見立てができたとしたら、続けて方向性を合意し目標を絞る。

 CC「上間さんは営業の役割をご存知ですか?」

 CL「それが、正直わからないまま営業に就いたんですよ」

 CC「そうだったのですね。それでは少し営業の役割や会社の営業方針も含め一緒に整理し今後どうしたいのか一緒に考えていきませんか?」

 CL「わかりました!是非お願いします!」(合意) 

<口頭試問の範囲>
①できたところ/できなかったところ
 ロープレを振り返りながら「強い思い」「自己概念」「拘り」寄り添い感、関係性を話す。
 価値観、拘り、この次の展開を聴こうと思ったが時間の中ででできなかったことを話す。

②主訴(CLの訴えた問題)
 来談目的(例.営業が向いていない)+理由(例.頑張っているがノルマが達成できない)。
③見立て(キャリアコンサルタント視点のCLの問題)
 ロープレ中に置いておいた(感じた)キャリアコンサルタントの棚から取り出して見立てましょう。
・営業の役割がわかっていない仕事理解不足と思われる。
・自分の希望した仕事と営業の仕事が合っていない自己理解不足と思われる。
・中長期のキャリアプランが描けていないと思われる
目標と方策(この先の45分の面談の進め方)
【目標】スモールステップで答えましょう。(ここはCCではなくCLがどうするのか目標を定めます。)

今の車の営業の仕事をつづけるのかどうか納得できる働き方を自分で決める。

【方策】見立てと対応して答えましょう。

まず、今の営業の役割や会社の営業方針も含め一緒に考え整理し、仕事理解を深める。

次にそれでも営業を続けるより転職を考えるならリスク(経済的、可能性、メリット/デメリット等)を一緒に洗い出し、気付きを促すことで自己理解を深める。また、なりたい自分を中長期視点で考えたキャリアプランを描けるよう一緒に整理する。その上で、どちらを選ぶのか自己決定できるよう支援する。

いかがですか?

ざっとまとめてみましたが、いかがでしょうか?
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