キャリアコンサルタント「共感とはクライエントになるつもり」
今朝も第11回塾生とロープレを行いました。
これまで「共感とはリアル感を持って行いましょう」と言ってきました。
今日のロープレも私がCL役で塾生がCC役です。
C L1:私は今55歳で後5年で定年退職を迎えるのですが、最近不安でしょうがないんです。
CC1:どんなことが不安なのですか?
C L2:それはやはり定年後のことなんですよ。
CC2:定年後が不安なのですか?
C L3:そうなんです。
塾生は来談目的に添って話を進めるのですが、話が進みません。
ではここで、「最近」「不安でしょうがない」を繋いで聴いてみましょう。
C L1:私は今55歳で後5年で定年退職を迎えるのですが、最近不安でしょうがないんです。CC1:最近不安とは何かあったのですか?
CL2:先日、会社主催のライフプランセミナーがあって、そこで久しぶりに同期と会ってランチョンミーティングをしましてね。(えーえー)
皆さん先々の事を考えていて、私は何にも考えてないことがわかって不安が募ってきたんですよ。
いかがですか?進み方が全然違うでしょ。
この違いはどこからくるのでしょう。
私は一言「リアル感」の違いと言ってきましたが、「クライエントになるつもりで聴く」この違いが出てくるのではないでしょうか?
CLの言った言葉を「リアル感」を持って「クライエントになるつもりで聴く」一つ一つ漏らさない気持ちで共感的に理解することではないかと思います。
いかがでしょうか?