キャリアカウンセリングの進め方「インテーク面談」
キャリアコンサルタント国家試験が終わり、2級キャリアコンサルティング技能士試験が始まりますね。
特に捉えて欲しいキャリアカウンセリングの進め方「インテーク面談」についてご紹介します。
1.カウンセラー の質問は、クライエントの気持ちの流れに添っていくことが必要で、事実や状況についての理解がまだ不十分だと思われたときに、質問して確認するという姿勢が大切である。
2.質問は単にカウンセラーが情報を得るためではなく、クライエントが自身の問題を掘り下げるのを援助するために用いられる。また、質問されることでクライエントは、それだけで関心を持たれていると感じることにもなる。
3.カウンセラーとして、クライエントの話がよく理解できたと思われたときには、自分がどのように理解したかを伝え、逆に良く理解できないときは、もう一度話してくれるように求める、といった形で積極的に応答しつつ傾聴することが大切である。
4.カウンセラーが応答しつつ確認することは、クライエントにとってきちんと聴いてもらっていることをしることになり、カウンセラーへの安心感や信頼感を増すことになる。
5.質問は、カウンセラーの興味主導にならないようにし、カウンセラーの持っている枠組みを確かめようとしたり、自分の関心を満たすための質問は避けなければならない。6.カウンセラーはクライエントがキャリアカウンセリングを必要とした理由(目標あるいは問題)をみきわめていくこと。
7.称賛は、自分が気づいた相手のプラスの面を伝えることで、相手の心をほぐし、気持ちを和らげることにもつながる。ただし、面接初期には、クライエントの言動を「称賛」しない方がいいということもある。褒めるということは、カウンセラーの好み、価値観の期待を明らかにすることであり、クライエントが無理をしてカウンセラーに合わせようとして、クライエントの自己表現を方向付けてしまう危険性があるからである。
出典1級キャリアコンサルティング技能検定問題解説集キャリアコンサルティング協議会より