カウンセリング力を高める「番外編」

2025年06月04日 17:09

もうすぐ2級第34回キャリアコンサルティング技能士試験受験票が手元に届きますね。

そのことは一旦さておき、今日はカウンセリング力を高める「番外編」です。
先日、広島白島塾でサロン的な話の中で(KTさんから)、マイクロカウンセリング技法の「傾聴」「肯定的資質」が話題になりました。
早速、いつか読んだマイクロカウンセリング技法(byアイビー)福原眞知監修の書籍を開いてみると最初に以下のことが書かれています。

①「傾聴することはクライアントのストーリーを引き出す」「ナラティヴ※への関心に比例してストーリー※を引き出す
②「個人の可能性や潜在能力に目を向け、「肯定的資質」を積極的に引き出していく〈かかわり〉」

※ナラティブは、語り手自身の視点や経験を通して物語を紡いでいくことを指し、ストーリーは、物語の内容や筋書きを指します

いかがでしょうか。

「傾聴のかかわり行動はノンバーバルね!」くらいにしか思っていませんでした。

私は今も10年以上現場でキャリアカウンセリングを行っています。
初回面談で真っ先に行うのは
「今日はどのようなことでご相談に来られましたか?」
「この先何かお考えですか?」

確かにこの①「傾聴」と②「肯定的資質」を意識しています。

実際にはクライアントの「問題点」を探すだけでなく、クライアントの良いところ②を意識し、カウンセリングを進めると、クライアントがとても活き活きと話して頂けます。
さらに関係が深まってくると、①「これからどうしたいの?」とストーリーを引き出すことで、「それはどうして?」とナラティヴに繋がるのでしょうね。
実際、成長している姿(変化)を見ることで、それがやりがいに繋がっているのだと感じています。

面接試験でも「問題探し」を一旦棚にあげて、クライアントの「肯定的資質」は何か?クライアントのストーリーを引き出すこと。
わかってあげることから、信頼関係が深まり、新たな展開が広がるのでしょうね。
コーヒーカップ理論の①関係構築を深め、②本質的問題の把握と表現していますが、改めてマイクロカウンセリング技法には深い意味が込められていますね!。

いかがでしょうか!