カウンセリング力を高める④「問題の把握」

2025年06月08日 15:00

今日のテーマはカウンセリング力を高める④「問題の把握」です。

まずはクライアントの来談目的から主訴を把握して行きますね。
実際のロールプレイから主訴はある程度掴めますが、本質的なクライアントの問題の把握は難儀です。
クライアントの本質的な問題を全て把握することはできません。

面接試験では20分のロールプレイで把握することは厳しいですが、実際には口頭試問と合わせ答え、70点台を取ることはできます。
本質的な問題を理解するには、クライアントの人となり、価値観、経験、キャリアアンカー、やりがい等自己概念を理解し、現実とのギャップが何処にあるかもう少し時間がかかります。
でも、主訴を理解し、これまでのエピソードから知ることができるし、クライアントに確認することで立体像が現れてきます。

100点は無理にしても70点台は取れると思います。それにはこれまでの①「リアル感」②「自己一致」③「関係を深める」のステップを大切にして下さい。

問題解決に思考が動くとクライアントの本質的な問題点の把握は不可能です。
「上司に相談されましたか?」クライアントは『相談できたらここには来ないよ!』と関係構築はあっという間に崩れます。
問題把握がある程度でき始めたら、ここでは是非「なぜ行動に移せないかわかってあげること」が重要な要素です。

クライアントに「行動変容に動く」ことが効果的です。次のテーマですね。