どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(8)

2024年03月24日 10:01

1級の合否結果が発表されましたね。
今回は論述試験対策ですが、第13回でどう変わったか分析から入ってみます。

8.1級キャリアコンサルティング技能士論述試験対策

(1)第12回論述問題と第13回論述問題の比較

解答制限時間:第12回までは100分でしたが、第13回から80分に短くなりました。
問題数:第12回が必須問題3問、選択問題3問で計6問でしたが、第13回から5問に減りました。
問題を読む量:第12回が必須問題、選択問題で計4ページでしたが、第13回から2ページに半減しました。
解答欄の行数:第12回が必須問題22行、選択問題17行計39行でしたが、第13回から26行に減りました。 
問題の説明内容:第12回に比べ第13回から【相談者A】に加え、【事例相談者B】、【事例相談者Bが事例指導者に相談したいこと】【事例】、【事例相談者Bの所感】となり、文章全体がA、Bに分けて書かれ少しスッキリしています。

以上、時間的なプレッシャー(2問100分が1問80分)が少し緩和したのではないかと思います。 

(2)論述問題(問い)中身の比較

第12回左図から第13回右図に以下のように変わりました。

 

第13回は第12回の必須問題と選択問題を合わせたような【問い】に変わっています。
問1は第12回の必須問題の問1の一部です。
問2は第12回の必須問題の問1の一部+必須問題の問3です。
ここまでは2級問題と同じですが、ここからが2級にはない問いです。
問3は第12回の選択問題の問3ほぼ同じです。
問4は第12回の必須問題の問2または選択問題の問1と同じです。
問5は第12回の選択問題の問2と同じです。

以上、1級と2級の違いは、1級は事例相談者Bが相談者Aにどのようなカウンセリングを行ったか事例相談者Bの問題が問われています。
同時に相談者Aの問題もあなただったらどうするかを問われています。
論述試験問題はこの考え方が面接試験(ロールプレイと口頭試問)に繋がっていることが分かると思います。

次回はどう問題を解けば良いのか考えてみます。