ちょっと苦手なクライエント!
塾生さんとロープレをしますが、ちょっと苦手なクライエントさんがいます。
キャリ協でもJCDAでも本番であたって戸惑うことのないよう是非面接試験までに会得をしてください。
それは、以下のようなクライエントのケースです。
ケース1.就活している大学4年生(22歳)「1社も内定がもらえない」
ケース2.高校を卒業し就職したが結婚を機に退職しブランクの長い専業主婦(43歳)「就活をしているが受かる自信がない」
ケース3.派遣やアルバイトしかしていない郵便配達員(35歳)「正社員になりたいがどうしたらよいかわからない」
上記の共通点は、
◎自己肯定感や自己効力感が低下している方です。
◎就職活動の経験が少ない方です。
ではロールプレイではどうすればよいのでしょうか?
1.論述試験の問4と同じで、そのような人はまず自己肯定感、自己効力感を高めます。
・経験を語ってもらうと必ず褒めるところが見つかりますので、それを心から褒める。称賛する。
ただし、簡単ではありませんので粘り強く聴いてください。
2.就職活動はどの程度やってきたか、就活経験の情報収集が必要です。
・例えば何社受けたか?どういう方法で応募したか?どうしてその会社を選んだか?応募倍率は?大手か?
3.自分の強みはわかっているのか情報収集が必要ですし、分かっていなければ一緒に探すアプローチも必要です。
・「真面目なところです!」ではだめで、裏付けるエピソードなどを聴く必要があります。
4.応募の動機はどの程度強いのかどうか、情報収集が必要です。
・どうしてそこに拘りがあるのかないのか?
決して「就活がわかっているだろう」と思って進めるとうまく行きません。
うまく行かないと焦ったりすると「この人は私を試しているのでは?」「悪意があるのでは?」と頭をもたげてくるかも知れませんが、クライエントを決して疑わないこと。
そうなるとロールプレイがうまく行きません。
「一致の姿勢」を忘れないで「もしかしたら就活の経験が少ないのでは?」とわかってくると「一致」してくると思います。
したがって、情報収集のアプローチがワンステップ必要なのです。
言い忘れていましたが、キャリアコンサルタント国家試験では学生のクライエントに当たったとまだ聞いたことがありません。
でも、練習するとしたら良い機会だと思いますので、是非、試してみてください。
一週間後に始まる面接試験対策に備え、最後の最後まで頑張りましょう!