どうやって1級キャリアコンサルティング技能士試験に合格したか?(9)

2024年03月30日 14:35

今回の論述試験対策は「解き方の指標」として一旦終わりますが、思い出したらこのWebにアップしたいと思います。

9.1級キャリアコンサルティング技能士論述試験対策

(3)第13回論述問題の解き方の指標


問1は2級の論述問題と同じですね。
指標1:相談者Aが訴えた「問題」つまり主訴を3行のスペースにまとめて書きます。
(1)相談者Aの状況、感情、選択肢を元にコンパクトにまとめる。
(2)「相談者は・・・・・・以上のことから・・・・・の事が問題である。」

問2も2級の論述問題の問2、問3と同じですね。
指標2:相談者Aが言ったことから根拠を拾い、大きな問題から捉えます。
(1)スペースが5行しかありませんので相当コンパクトにまとめて書きます。
(2)キーワードを選択し肉付けする。①自己理解不足②仕事理解不足③コミュニケーション不足④中長期視点のキャリアプラン不足
指標2-1:相談者Aの見立てた問題から相談者の<目標>と<方策>を記述します。

問3からは1級ならではの問いですね。
指標3:相談者Aを支援するために必要なネットワークとは
例①キャリア関連専門機関が開催するセミナーや研修会への参加。例②キャリアコンサルタント仲間との事例検討会やスーパービジョンへの参加。etc

指標3-1:相談者Aの置かれた環境への働きかけとは
例①会社の上司や社内外のロールモデルへのヒアリング。例②夫・両親とのコミュニケーション。etc

問4は事例相談者Bの相談者Aへの対応ついての「問題」も1級ならではの問いですね。
指標4:常に事例指導者(SV)の視点で事例相談者B(CC)の問題を一般化・概念化して書く。
(1)CCが認識している問題を捉える。
(2)CCが認識していない問題を大きな問題から捉える。

問5は「問題4で挙げた事例相談者Bの問題だと思うことの中から優先するものを取り上げ、具体的な指導方法」も1級ならではの問いですね。
指標5:常に事例指導者(SV)の視点で事例相談者B(CC)の問題を一般化・概念化して述べる。
(1)論述試験問題を読んだ直後のロールプレイを意識し、目の前の事例相談者Bの目標と方策を具体的に書く。
(2)問4に即した問5として一貫性を持つ<目標>と<方策>を書く。

以上ですが、特に問4と問5の考え方は面接試験に共有出来ますので、論述問題を解きながら活かして下さい。

マーク・L・サビカスは「自己は外側から内に向かって作られ、内側から外に向かって作られるものではない。」と言っています。 

SVがCCに関わることで、CCが振り返り、自ら自己実現に向けて行動変容(気持ちが変わり、行動喚起し、行動する)し、結果的に成長することなんでしょうね。
ここから先は、個別指導のスカイプ塾(Skype)、勉強会形式の広島白島塾(Teams)でスキルと指導力を切磋琢磨しながら身につけて頂きたいと思っています。
お待ちしています。(^^♪