CDA2次試験でやってはいけないこと

2015年06月17日 07:24

CDA1次試験の結果はまだでていませんね。
CDA2次試験に向けてロープレ練習は進んでいますか?

今日は、私の失敗体験を振り返ってどうしてそれがダメだったのかを考えます。

失敗事例1)
育児休暇中のIT企業企画グループ長(女性)、復帰をしたいが仕事と育児(家庭)の両立が出来そうにない

このとき頭の中では「自分の経験からアドバイス」「解決してあげたい」思いが駆け巡っていました。

★やってはいけないこと(→理由)
自分の経験をベースに話しを進めた→①CDAが主導してはいけない
アドバイスしたい気持ちで話した→①CDAが主導してはいけない
解決したいしたい気持ちで話した→①CDAが主導してはいけない
役に立ちたい気持ちで話した→①CDAが主導してはいけない

失敗事例2)
銀行に就職(事務職、女性)し数年になるが自分には合っていないと思いはじめた

「はい」「ええ」としっかり傾聴を心掛けていたら、父親、姉の誘いで何となく銀行に入ったとのこと
それからどんどん辛い思いを話されいつの間にか10分経ってしまった

★やってはいけないこと(→理由)
あいづちだけで終わった→②言語的傾聴スキル他③④やるべきことができていない
口頭試問で主訴を自分の思いで答えた→⑤主訴が間違っている

失敗事例3)
定年を2年後にした図書館職員(女性)、義母の介護で辞めざるをえないが・・・

CDA:そうすると定年前にやめて介護しようと思われている?
CL:えー・・・(困った顔)
(沈黙10秒)
CDA:ところで娘さんが同居されていますね

★やってはいけないこと(→理由)
割り切れないCLの気持ちをくみ取れていない→①自己一致できていない
長く間勤務した仕事への思いが聴けていない→③経験を促していない
CLの感情を捉えられていない→④自己探索の支援ができていない
CLの沈黙に耐えられず話題を変えてしまった→①CDAが主導してはいけない

★以上からのまとめ
①クライエント中心療法「受容」「共感」「一致」の3つの態度ができていない
②傾聴(言語的表現)スキルができていない
③経験代謝ができていない

④自己探索の支援ができていない
主訴の把握ができていない

第1ステップのスキルとして「クライエント中心療法の3つの態度」がいかに重要かおわかりでしょう
ではどうやれば「3つの態度」を身に付けられるのでしょう?

次回も自分を振り返り考えてみます
では!