CDA2次試験「苦労されている方へのメッセージ」

2015年11月22日 20:05

第48回2次試験の日まで1ヶ月を切りましたね。

先日、第47回2次試験に合格されたNさんから「私の事をブログにアップして構いません」とメッセ―ジが届きました。

これからのお話しは、私の自慢話でもなくNさんと私のかかわりを通して、今2次試験で苦労されている方へ一助になればと思ったからです。

初めての出会いは今年3月末に「スカイプでCL役をお願いできないか?」とのメールが届きました。
Nさんによれば2次試験の4回目の不合格通知が届き、ネットを頼って私のブログにたどり着いたとのこと。

早速4月初めスカイプで今までの講評結果を拝見し、どんなロープレされてきたのか何が不足しているのかヒアリングをしました。
4回目(第45回2次試験)の講評は1(主訴・問題の把握),2(自己探索の支援),3(傾聴・非言語),4(傾聴・言語),5(傾聴・かかわり方)全てにチェックが入っていました。

かなり厳しいことを予想しながら、その日のうちに第1回目のロープレに入りました。
有料の講座を2回受けたとの事でしたが、結果はロープレの基本をまったくご存じないことでした。

それからロジャーズのCL中心療法と伝え返しを中心にロープレ+逐語録+添削を8回実施。
結果は、5回目(第46回)の2次試験も不合格でしたが、講評のチェックが2つ(傾聴)減っていました。

次の受験がNさん曰く「崖っぷち」でした。
つまり、6回目で不合格だったら、再度1次試験からやり直すしかありません。
その気力は誰も残っていないでしょう、CDAを断念するでしょう。

そこから、また、毎週の木曜日ロープレと逐語録の添削を13回実施。
ここまでやっても厳しい結果が予想できました。

1つはリアルのロープレをできる環境がないと固持されたこと。
2つは傾聴はある程度できてきたが、毎回添削のチェックを入れなければならず安定していない。
3つは特に主訴の把握にムラ(できたり、できなかったり)がある。

そして第47回2次試験の受験前後にメールが届きました。
試験直前のメッセージ

「本日も有り難う御座いました。
出来が悪い生徒で、それなのに長く付き合って頂き、沢山の事も教えていただきました。
感謝しております。当日は力を出しきって終わらせたいと思います。」

試験直後のメッセージ

「自己採点65点。
何度やっても別世界の位置に座らされてる様な気分になります。
特に緊張はしません。CLさんは意外にCDAの顔を見て話をしません。
なので目線を合わせるのは難しいです。
そこに違和感を感じると恐らく試験に影響を与え始めます。」

このメールを受取って意味がよく分らないまま、厳しい結果を予感しました。
結果は「崖っぷち」で「桜咲く」CDA2次試験合格の報告を受けました。

合格後スカイプで報告を受けたとき、はじめてNさんの凄さが理解できました。

私とのロープレ以外に息子さんとロープレ練習をされていたこと
CL役の声を私の声にイメージ変換しロープレに臨んだこと
CL役の顔を初め真っ白にイメージし、ロープレしながら自分で色を付け確認して行ったこと。
「ダメだったらまたCDA1次試験を受ける気で準備をしていました」

と最後にサラっと言われたことでした。

Nさんからの2次試験対策で苦労されている方へのメッセージは
・決して諦めないこと
・日々自分なりに工夫しロープレを重ねること
だったと思います。

頑張りましょう、応援しています。
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