キャリアコンサルタント面接試験「具体的展開」

2016年11月17日 19:18

何とか実技試験までに間に合いましたね。今日はキャリアコンサルタント面接試験「具体的展開」についてお話します。

以前も説明しましたがキャリコン2級の「具体的展開」は以下の通りです。

「相談者との関係性を意識しながら面談を進め、相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定し、キャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、自分または重要な他者に対する認知の変化、自己の表面的な表現から内面表現への変化、具体的行動や意欲の変化など)が起こること。」

ここの目標設定はキャリアコンサルタントの面接試験の15分では少し無理がある気がします。
また、相談者の気づき、変化が起こることも無理があると思います。

私はキャリアコンサルタント試験の面接試験は面談を回す力が試されていると感じています。
①関係構築→②主訴の把握→③問題の把握(見立て)→④目標の設定と具体的対策

おおざっぱに言えば①から④に進める力を具体的展開と言うのではないかと思います。
・悩みが深くあまり話をしないCLであれば、傾聴をし、①関係構築をしっかり築き、②主訴を確認する力。
・比較的話してくれるCLであれば、①関係構築し、②主訴を確認し、拘り・思い込み(自己概念)を確認し、気づきを促し、③問題の把握(見立て)を確認する力。

つまり、具体的展開は面談を回す力、キャリアコンサルタント力を問われているのではないかと思います。
また、15分の面談は途中で終わりますが、残りは口頭試問「残り50分であれば、この後どう進めますか?」で①→②→③→④のプロセスを頭に置いて答えられれば良いと思います。

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